問題児たち+桁外れな人間が異世界から来るそうですよ   作:写輪

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黒うさぎへの質問

「俺も助けろよ」

 

「スマン流石にいきなりだと難しい」

 

 

「まったく信じられないわ!いきなり呼びたしといた挙句、空に放り出すなんて」

 

ああ、確かにそうだな最悪4000mから落ちてグッチャになるだろうな

 

「右に同じだクソッタレ。下手すりゃその場でゲームオーバーだぜコレ!これなら石の中に呼び出された方が親切だ!」

 

頼むからこっちがんみしないでくれ

 

「いえ、石の中に呼び出されたら動けないでしょう?」

 

「「俺は問題ない」」

 

「そう…身勝手ね」

 

コイツとは気が合いそう。

 

「此処…何処だろう」

 

猫を抱えた子は小さめな声でつぶやいた

 

「さあな、世界の果てっぽいのが見えたし、何処ぞの大亀の背中なんじゃねえの?」

 

「あ〜確かにそんなのあったなあと蛇みたいなやつ見えたし」

 

「一応確認しておくが、お前らにもあの変な手紙が?」

 

「ああ、来た」

 

「ええ。それと、そのお前って呼び方訂正して。私は久遠飛鳥よ。以後気をつけて、そしてそこの猫を抱えている貴女は?」

 

うん、お嬢様だね

 

「…春日部耀。以下同文」

 

少し小さい声で話したのが春日部 耀ね、三毛猫となんか話してるっぽいから動物に関する力があるってところか?

 

「そう、よろしく春日部さん。そしてそこの野蛮で凶暴そうな貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪、快楽主義と三拍子揃った駄目人間なので、用量と用法を守った上で適正な態度で接してくれ よ、お嬢様」

 

なんだよその自己紹介www

 

「そう、取り扱い説明書を用意してくれたら、考えてあげてもいいわ十六夜君」

 

「ヤハハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しておけよ」

 

作るのかよ、ほっとけよ。

 

「それで、さっき助けてくれたそこのあなたは?」

 

 

「俺は大場 世那だ、まあよろしく」

 

「えぇよろしく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(うわあ...なんだか問題児ばかりですねえ...)

 

召喚して置いてなんだが彼等は約一名を除いて協力しているところがまったく想像できないのだ。まぁその一名が最も問題なのだが。

 

(なんか1人おかしいのですよ!それになんかすごい力を感じます!なんかすごい人来ちゃいました!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、呼び出されたはいいけどなんで誰もいねえんだよ、この状況だと、招待状に書かれていた箱庭とか言うものの説明をする人間が現れるもんじゃねえのか?」

 

十六夜がちょっと苛付きながら言う

 

「確かにそうだな」

 

ってあの木の後ろに入るけどな気配消せてないし

 

「なんの説明もないままでは動きようがないもの」

 

「……この状況に対して落ち着きすぎているのもどうかとも思うけど」

 

「それには同意する。」

 

みんな落ち着いてるななんで落ち着けるんだ?って俺が言えたことじゃないか

 

「――仕方がねえな。こうなったらそこに隠れているやつにでも話を聞くか?」

 

「なんだ貴方も気づいていたの?」

 

「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ?お前ら気づいていたんだろ?」

 

「……風上に立たれたら嫌でもわかる」

 

 

「これが出来なきゃ最悪人殺してる」

 

まあ事実出だしなってお2人さん!?引かないで!!

 

「へぇ……おもしれぇなお前……」

 

「目が笑ってないぞ、十六夜?」

 

「や、やだなあ御四人様。 そこの髪の色と目の色が違う人お願いしますからそんなに殺気を出さないでください黒ウサギはしんじゃいますよ? そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ 穏便にお話を聞いていただけたら嬉しいでございますョ?」

 

「「「「やだ」」」」

 

「あっは、取りつくシマもないですね♪」

 

バンザーイ、と降参のポーズを取る黒ウサギ。 しかし、黒ウサギの目は俺たちを値踏みするかのようにしていた。こいつ絶対何か隠してるだろ。

 

そんな中で春日部は黒ウサギに近づいて行き、その頭についているウサギ耳を掴むと力一杯引っ張った。

 

「えい」

 

「フギャ!」

 

ワォ、これは凄いこと面白そうだな洒落にならんと思うけど

 

「ちょ、ちょっとお待ちを! 触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」

 

「好奇心だから仕方が無い」

 

何かそれは酷いような気がする。

 

「自由にも程があります!フギャ!!尻尾も握るらないでください!?」

 

「スマンコスプレかと思ったから握った」

 

確かに。こいつらマジ問題児。って俺も問題児かwww

 

「へぇ?このウサ耳って本物なのか?」

 

今度は十六夜が春日部の逆に立ち掴んで引っ張る。

そして黒ウサギは必至にもがくだが逃げられなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして結局三十分立っても話が進まず。

十六夜と春日部に止めるように言って、後の三十分間は黒ウサギが涙目でひたすら泣いたため話が始まる頃には一時間たっていた。

 

「あ、あり得ない。あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに違いないのデス」

 

「世那のせいだろ。」

 

「いや俺なにもやっとらんしつかそれ言ったら十六夜とか耀もだろ」

 

「え?耀?」

 

「あ、ごめん下の名前で呼ばない方が良かった?」

 

「べ、別に大丈夫」

 

 

「それではいいですか、御四人様。定例文で言いますよ?言いm「さっさと言え」……ようこそ、【箱庭の世界】へ! 我々は御四人様にギフトを、与えられた者達をさだけが参加できる【ギフトゲーム】への参加資格をプレゼンさせて頂こうかと召喚いたしました!」

 

「ギフトゲーム?」

 

「そうです!既に気づいていらっしゃるでしょうが、御四人様は皆、普通の人間ではございません! その特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵なのでございます。【ギフトゲーム】はその【恩恵】を用いて競い合うためのゲーム。そしてこの箱庭 の世界は強大な力を持つギフト保持者がオモシロオカシク生活できる為に作られたステージなのでございますよ!」

 

あれ、俺無敵じゃね?戦闘に関しては普通に考えても遊びでも負けないし戦闘でも大体勝てると思うが。

 

十六夜相手ならまあ少し楽しめそう

 

「まず、初歩的な質問からしていい? 貴方の言う【我々】とは貴女を含めた誰かなの?」

 

「Yes!異世界から呼び出されたギフト保持者は箱庭で生活するにあたって、数多とある【コミュニティ】に属していただきます♪」

 

「嫌だね」

 

「俺もやだ」

 

十六夜が即答した。

 

やっぱり十六夜とはきがあいそうだ

 

「属していただきます!!! そして【ギフトゲーム】の勝者はゲームの【主催者】が提示した賞品をゲットできるというとってもシンプルな構造となっております」

 

「………【主催者】って誰?」

 

「様々ですね。暇を持て余した修羅神仏が人を試すための試練と称して開催されるゲームもあれば、コミュニティの力を誇示するために独自開発するグループもございます。 特徴として、前者は自由参加が多いですが【主催者】が修羅神仏なだけあって凶悪かつ難解なものが多く、命の危険もあるでしょう。 しかし、見返りはおおきいです。【主催者】次第ですが、新たな【恩恵】を手にすることも夢ではありません。 後者は参加のためにチップを用意する必要があります。参加者が敗退すればそれらは【主催者】のコミュニティに寄贈されるシステムです」

 

「後者は結構俗物ね……チップには何を?」

 

「それも様々ですね。金品、土地、利権、 名誉、人間、……そしてギフトを掛け合うこ とも可能でしょう。ただし、ギフトを掛けた戦いに負ければ当然ご自身の才能も失われるのであしか らず」

 

何か黒ウサギの笑顔が黒い。何企んでんだ?

 

「そう。なら最後に一つだけ質問させてもらってもいいかしら?」

 

「どうぞどうぞ♪」

 

「ゲームはどうやったらは始められるの?」

 

「コミュニティ同士のゲームを除けば、それぞれの期日内に登録していただければOK!商店街でも商店が小規模のゲームを開催しているのでよかったら参加して行ってくださいな」

 

「………つまり【ギフトゲーム】はこの世界の法そのもの、と考えてもいいのかしら?」

 

ほう、そこに気付くか。飛鳥って以外と頭キレるんだな。

 

「ふふん?なかなか鋭いですね。」

 

「ちょっと違うな恐らく強盗、窃盗は禁止だろう」

 

何か黒ウサギが俺と同じこと考えていた件について、なんか黒ウサギとスゲー仲良くやってけそうな気がする。

 

「 しかし、それは九割正解、一割間違いです。金品による物々交換も存在します。 ……が、しかし! 【ギフトゲーム】の本質は全く逆!!一方の勝者だけが全てを手にするシステムです。 店頭に置かれている賞品も、店側が提示したゲームやクリアすればタダで手に入れることも可能ということですね」

 

「そう。なかなか野蛮ね」

 

「ごもっとも。 しかし、【主催者】は全て自己責任でゲームを開催しております。 つまり奪われるのが嫌な腰ぬけは初めからゲー ムに参加しなければいいだけの話でございます」

 

そう言うと黒ウサギは一枚の封書を出した。

 

「さて、皆さんの召喚を依頼した黒ウサギ には、箱庭の世界における全ての質問に答える義務がございます。 ……が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。 新たな同士候補である皆さんを何時までと 野外に出しておくのは忍びない……。 ここから 先は我らのコミュニティでお話させていただきたいのですが………よろしいですか?」

 

「……待てよ、俺がまだ質問してないだろ?」

 

十六夜が黒ウサギに向かって真剣な顔で話しかけた。お前何で今まで喋らなかったんだよ。

 

「……どんな質問でしょうか?ルールですか?それともゲームそのものですか?」

 

「そんなのはどうでもいい。 俺が聞きたいことは一つ。 ――この世界は面白いか?」

 

十六夜の言葉に全員が黒ウサギを見詰め次の言葉に耳を傾けた。

 

「――Yes。【ギフトゲーム】は人を超えたものたちだけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」

 

成る程、ここなら俺も孤独でなく、みんなで楽しく暮らせそうだ。

つまり俺と同格なやつはこの世界にいるってことだなヤベェ面白くなってきた!!

 

「世那?黒い笑みが出てるよ?」

 

「あ?マジで?いやーつい楽しくなってきたから」

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