イカれ軍人どもの戦国ネーションズ! 作:サンドワーム愛好家
久しぶりに投稿する事が出来ました。お待たせしてしまい(待ってる人はいるのだろうか……)申し訳ないです。
えーと、それと今から言い訳をさせて貰いたいです。あ、面倒な方は無視して本編見てくださってオッケーです。
えー、実はこの二週間なぜ投稿出来なかったかというとですね、兵士図鑑を完成させていたからです。
作中でも兵士に簡単には触れていますが、どれ程の火力を持つのかとか、どんな装備なのかを省略してあります。変に説明するとややこしくなりますしね。
それに9/28で原作(であってるよね?)の方も使えなくなるので、可能な限り早めに作りたかったんです。
まあ、ここまでダラダラと言い訳を垂れ流しにしましたが、結局何が言いたいのかというとですね……
「兵士図鑑ができましたー! 是非見ていってください!」
……って事です。やっと図鑑と少量の解説が書き終わったので、報告です。
本当はリンク貼りたかったのですが、やり方が分からないので、各自で検索して貰えると有り難いです。
チラ裏の方で 原作:設定 と検索かけて頂ければ一発で出ると思います。
宣伝の方は終わりました。では、本編どうぞ。
俺は目を瞑っていた。これから来るであろう痛みから目を逸らそうとして。——だが、そんな痛みなどいつまで経っても来なかった。
俺は頭に疑問符を浮かべながらも目を開ける。するとそこには救世主がいた。俺の、俺たちの天才がそこにはいた。
「おーい、大尉ー! 大丈夫〜?」
我らが技術斑リーダー、ゾーイが四つ足の巨体の肩に立ってこちらに手を振っていた。知らずうちに涙が溢れてくる。
「ああ! まだ俺たちは死んでねえぜ!!」
背中と肩の痛みを我慢しながらも答える。まだ俺たちは死んでいないと。
「良かった! 大尉が生きていてホントに良かったよ!」
「ああ、そうだな! 俺もまだ生きていていて良かったと思うぜ!」
「そうだね! それじゃあ大尉! そこで治療を受けながら待っていてね! あんなロボットなんか私の
そう言ってゾーイは先程吹き飛ばされた狙撃兵達を守るように佇んでいた
破は、その4脚に取り付けられた車輪を高速回転させてガンダムに近づいていく。
そしてその破と交代するかのように中型戦車が入れ替わる。どうやら盾役を引き受けるようだ。
しばらくして、一人の兵士? が近づいてくる。何故か学ランを羽織って入る。何故だ?
「た、大尉! は、初めましてです! 俺は
学ランガスマスクが挨拶と共に敬礼をしてきた。ふむ、なんか硬いな。
「そんなに硬くならなくていいぞ、相良」
「い、いえ! そんな事したらモーガン中尉に何を言われるか……」
「ならモーガンには俺から言っておく。だから硬くなるなよ」
「え⁉︎ いや、ですが……」
それでもなお食いしばる学ガス。正直言ってなんでそこまで硬くなるのか意味がわからない。
その後粘った結果、グミワーム3つで納得してくれた。なんでワイロ払ってるんだろ、俺?
「えーと、大尉? ちょっと遅くなりましたが早速治療させて頂きます。左腕からやらせて頂きますね?」
「え? な、なにを……?」
そう言って何かの注射を取り出す学ラン。何か嫌な予感が……。
と思ったらやっぱり俺の左腕の切断された場所付近にブッスリしやがった。くそったれ! 超痛ぇじゃねえか!
しばらくなんか緑色の液体を俺の中に注入した後に相良は注射針を俺の腕から引き抜いた。その緑色の奴はなんですかね?
「っと、これで大丈夫です。あと数時間もすれば身体の機能の大部分は完治するでしょう」
「おい相良、お前俺に何を入れた……?」
「ええまあ、簡単に言えば化学物質、ですかね? 基本的には血液の生産スピード、バランス制御、認知能力を強化します。因みに継続的に残るのは後者2つのみ、ですね」
そう学ランは説明した。
ふむ、するとこれはある一種の治療薬なのか。
ゲームで言えば、HPを回復せずに自動回復を強化したりフラフラを治したり。結構便利だな。
「まあ、基地に帰れば大きな設備があるのですぐに治療室に運ばれましょう。それはそうと、戦闘の方も決着がつきそうですね」
そう言って俺を守るよう陣取っている戦車から顔を出して指をさす。ふむ、どれどれ……
俺は戦車から顔を出す。そして学ランが指差した方向には、五体満足の破と右腕をもぎ取られ左脚の損傷が激しいガンダムの姿があった。……マジかよ。
学ランは言う。あれくらい出来て当然だと。詳しく聞いてみた所、
「大尉、
「生体装甲、とかいうやつだろ?」
「ええ、そうです。ではそれが何かご存知ですか?」
「……なあ、もしかしてこの聞く答える聞く答えるって長くなる?」
「はい」
「じゃあ手短に話してくれ」
そこで相良に聞いたことを簡単に纏めてみると、
・破に使われている生体装甲は再生能力が人間の何十倍もある。
・損傷するであろう箇所を攻撃を受ける前に硬化させ装甲を固める事が出来る。
・ENや指示の伝達率が高い。
・空気の流れを読むセンサーのような特性がある。
……言ってる意味がよく分からない。なんだこの万能金属。再生する金属なんて初めて聞いたぞ。
「まあ、あのゾーイさんが作ったオリジナルの機体ですしね。調整はバッチリですよ」
「……ガンダム相手にあそこまでやるって強すぎないか?」
その呟きに応えるものは誰もいない。目の前にある物が事実だからだ。
流石にキラーマもどきがガンダムを圧倒しているなんて思わねえだろ、マジで。
そんな事を思っていると、相良は急に思い出したように話を切り出した。
「あ、そういえば大尉、今日の夕飯どうします? 一応基地にはステーキとかのストックがありますよ」
「お、そうか。じゃあ今日の夕飯はステ——」
そして俺はステーキにしようと答える……前に邪魔が入ってしまった。地震のような地響きが突如として起こったのだ。
そしてその地震のような地響きを起こしたであろうデカ物、ガンダムが仰向けのなって倒れていたのだ。俺の隣で。その顔をこっちに向けないでください。怖いです。
そして数秒しない内に破が近づいて来る。あくまで撃破するつもりのようだ。
「……大尉、今すぐに避難しましょう」
「は? 避難? 一体何の為に……」
そんな疑問が浮かんだが、すぐに答えは知ることになった。その身を持って、だがな!
破が今まで結構遠くで戦闘をしていたわけだが、そこからここに全速力で向かってきたらどうなるかはもう、分かるよな。
そう、破が全力で向かってきたせいで、俺は風圧で吹き飛ばされてしまったのだ。相良も同じく。俺の盾になっていた軽戦車なんて横に倒れてしまっている。もうハチャメチャだ。
「……うぅ……痛てて…。だ、大丈夫ですか? 大尉?」
「この状態を見て大丈夫って言えるとでも思うか? あ、とりあえず太ももに刺さってるパイプ引っこ抜いてくんない? もう感覚ないから全然痛くないんだけさ」
そう言って右太ももに刺さっている鈍く黒光りする円柱状のものを指差す。
んん? 相良の様子がおかしい。おい大丈夫かよ、顔が青いぞ。蜂にでも刺されたか?
「おい大丈夫かよ、相良。お前病院行ってこいよ」
「な、何言っているんですか大尉! びょ、病院に行くべきなのは大尉ですよ!」
「は? 別にこんなのはまだ大丈夫だよ。それよりも早く引っこ抜いてくんない?」
そう言われ、顔を青ざめながらも鉄パイプを引っこ抜く相良。マジで大丈夫か?
右脚の感覚が無いので先ほど相良に引っこ抜いて貰った鉄パイプを杖代わりにする。まだ少しふらつくが、大丈夫だろう。
ふと先ほどのガンダムの方を向く。するとそこには……破の腕に取り付けられたドリルで腹部をガリガリやられているガンダムがいた。今更だけど、なんか帝国軍って凄いな。
「さてと、じゃあとりあえずゾーイと合流でも……おっとっと」
足を進めたばかりなのに、もう転びそうになってしまった。なんか身体が言うことを聞かないな。視界も常時歪みっぱなしだが、大丈夫か?
「まあ、大丈夫だろう。問題ない」
「いやいや、マジでムリしないでくださいよ! それにそっちはゾーイさんのいる所と逆方向ですよ!」
なに? でもあっちにゾーイがいるじゃないか。俺が幻覚でも見てんのか? いやいや、そんなバカな……。
ん、あれは何だ? あの空に浮かんでいる緑色の人形は……。
俺の後ろにいるであろう相良が叫ぶ。
「た、大尉! 危ない!」
そして地面に顔面を強打した俺は今度こそ意識を失った。
俺は今、闇の中にいるようだ。この感覚、前にも味わったような気がするが……思い出せない。
この感覚が何なのかを必死に思い出そうとしている俺は腕を組もうとして……組めた。
そこでふと何故か疑問が浮かんだ。何故腕を組めるんだろうか、と。
何故こんな疑問が産まれたのかが意味がわからないのだが、すぐに頭を切り替える事にした。こんな暗闇の中だ。何かあったら大変な事になるだろう。
そして数秒の間目が慣れるのを待っていたのだが……一向に慣れる気がしない。くそ、何も見えねえ。
「貴君が今宵の挑戦者か?」
「はい?」
どこからともなく、渋い声が聞こえてきた。おかしい、声は聞こえるのに姿が見えない。どうなっているんだ。
俺が声の主を必死に探している間に声の主は何かに納得したようで、ふむ……そうか…、とか黄昏ている。声だけで黄昏ているって分かるんだな。
「それでは貴君に道を示してやろう。奥に化け物がいる。ソイツを倒してくるのだ」
「もうちょっと説明してください」
「すまぬがそれはできないのだ。せめてもの詫びとして、最低限の装備を渡させてくれ」
そう言った直後に周りの闇が晴れた。闇が晴れた直後に現れたその景色は……寂れた古城のようだった。それにそこら中に血飛沫の跡や西洋の鎧が崩れている。何があったんだよ。
「そこの台座にいくつかのアイテムがある。持っていてくれ」
「台座? アイテム?」
そう言われて周りを見渡す。そして古城の手すり(血の付いたトゲトゲがたくさんある手すり)の近くに台形の置物がぽつんと配置されている。もしかしてこいつの事か?
俺はその台座に近づいていく。そして台座の上にある盾や剣を発見した。もしかしてコレが最低限の装備って奴か。
早速剣を手に取る。するとその剣は青緑のような色の粒子になってフワフワとなくなってしまった。どういうこっちゃ?
気を取り直して盾を手に取った俺だったが……直後グシャァ! という音と共に俺の意識はブラックアウトした。そこから先は何があったのかは今の俺にはわからなかった。
「……酷い夢だった」
「もう、まだ言ってるの? 大尉」
場所は変わってここは本拠点の食料生産班の食堂。そこで俺とゾーイは一緒に朝食を取っていた。俺は左腕がない状態で。ゾーイには、フロイドが
そうそう、ゾーイに聞いたところ、どうやら俺は数週間の間眠っていたらしい。まあ、俺が眠っているその間に何も無かったのが幸いだ。病院施設等は俺のスマホ頼りだからな。
で、更にあの戦場で俺が倒れた後に何があったかを聞いた。それを軽く纏めて見ると、
・俺が倒れた原因は2体目のガンダムの攻撃を相良が無理やり交わさせたから。
・一体目のガンダムは大破寸前まで追い込んだ(片腕ぶった斬り、左側大破、カメラユニット破壊)
・破の損傷は軽微。
・ガンダム2体は撤退していった。
と、言うことだった。
いやいや、損傷軽微ならば追撃してくれ、と思ったが、どうやらエネルギーの問題で追撃が出来なかったらしい。だからある意味撤退してくれて良かったとゾーイは言っていた。
それにしてもやっぱり破は凄いな。00系ガンダムをあそこまで追い込むんだから。敵じゃなくてホントに良かった。
「「ごちそうさまでした」」
さて、食べ終わった事だし、さっさと食器を下ろしてフロイドの所へ行こう。
俺たちは食堂を出て、フロイドのラプター小屋を目指した。
先ほどの食堂があった食料生産班の区域の通りを進み、農場エリアに来た。途中途中で兵士から挨拶をされて思ったことだが、なんだか俺もここでの生活に慣れたんだなぁ、と偉そうな事を思っていた。なんか申し訳ない。
さてと、という訳で来ましたラプター小屋。フロイドはその横に建てられたサブカルハウスに住んで貰っている。流石にゲームのようにラプター小屋で住んで貰うのは、な。
ゾーイが少し建てつけが甘い扉を叩いてノックをする。ゾーイに叩いかれた扉はいい音を響かせながら悲鳴をあげている。
しばらくすると、ガチャ、という音と共にその扉が開かれた。向かい入れてくれたのは、白髪が目立つヘルメットを被ったじいさん(本人は否定している)のフロイドだ。
軽くを挨拶を交わして家の中に入れて貰った。相変わらず部屋が少し汚い。資料が部屋に散りばめられている。
「それで今回は何の用ですかな、大尉」
「言わなくても分かるだろう? フロイド」
「まあ、そうじゃな。大尉のその、失われた左腕についてじゃろう?」
俺は首を縦に振る。するとフロイドは机の上の無造作にばら撒かれた資料の中から、一枚の書類を渡してきた。
タイトルは、「義手のプラン」
「いま渡したその資料には幾つかのプランが載っておる。少し目を通してくれんかの」
言われる前からすぐに読んでいるぞ、フロイド。ついでに言えばもう大体読み終えている。
俺はフロイドにもう読み終わったという事を伝えた。
「おお、もう読み終えたのですか。少し驚きましたぞ」
そんな風に、わざとらしくフロイドは答えた。なんかムカつくな。
「まあ、今はそんな事はいいか。
それじゃあ、義手はプランEでやってくれ」
「分かりました、プランEでs……すみません、今なんて?」
「プランEで頼むって言ったんだ」
「……本気ですか?」
その質問には勿論イエスと答えてやったさ。一番面白そうなのがEだしな。
サンドワームや蜘蛛蜂の伸縮性・耐久性共に高い筋肉をブレンドした合成筋肉を主軸にしたフルメタル腕部。想像するだけでそそるぜ……!
「で、ですが大尉! プランEはゾーイが提案したものじゃ! 信頼性などは皆無……!」
「だったら俺が一番最初となる訳だな。余計にいいじゃないか!」
「さっすが大尉! 分かってるじゃん!」
その勢いで俺とゾーイはジャンプハイタッチをかましてやった。着地した時ドシンって音が聞こえた気がするが、気にしない。別にフロイドの家が壊れかけていても気にしない。いつもの事だしな。
「はぁ……それじゃあ義手の作成プランはEという事で。作成まではこちらの簡易義手で代用しておいてくれ」
そう言ってフロイドは俺に近づき、3本指の義手を左腕の接続ユニットに取り付けた。不思議と痛みは無かった。ハガレン見てた時は随分痛そうだったが、そうでもないな。
ああ、因みにこの接続ユニットは俺が起きた時には既に付いていた。本人の許可なしにこんなの取り付けるとか、流石帝国軍って感じだな。
とりあえず指の関節を動かしたり、腕を振り回してみたりと、軽く動作チェックをしてみる。不具合があったら大変だしな。
「どうじゃ、大尉? なかなかのものじゃろう」
「ああ、流石だな。3本指というのは少し慣れないが……」
「まあ、そればっかりは仕方ないの。装備の携行数や伝達率を考えると、3本指が限界だったのじゃ」
ふむ、装備の携行数や伝達率を考えると3本指になってしまうのか。そればかりは仕方な……装備の携行数?
「おいフロイド、装備の携行数ってなんだ」
「何って、言わなくても分かるじゃろう? 義手に埋め込まれている武器の事じゃよ」
「……どんなのが入っているんだ」
「基本的には3つ搭載しておる。
刃渡り45cmの合金ダガー、
内蔵式マガジンに込められたケースレス弾を使用する円筒銃、
義手に内蔵されている2枚の強化合金を展開する事で使う軽量盾の3つじゃ」
語り終えたフロイドは実に幸せそうな顔をしていた。随分と嬉しそうだな、おい。
というか、そんな機能いらないから普通の義手を作ってくれ。簡易的な義手っていうか実験的な義手だろ、これ。
「あ、その義手はあんまり雑に扱わないでね。もしかしたら中の火薬が
「は? って事は、この装備作ったのお前かよ、ゾーイ。というか安全が確認できてない品を義手とかに取り付けんな」
「えへへ」
「えへへ、じゃねえよ!」
くそ、こんな戦争暗殺なんでもござれの世の中で義手だけ被弾させないのは流石に無理があると思うのだが……。
……まあ、いいか。当たらなければなんとやら、って言葉もあるしな。大丈夫だろ、多分。
「あ、そう言えばフロイド、あの粒子の事なんだけど、もう解析出来た?」
「いや、実はそれがまだまだかかりそうなのじゃよ。もしかしたらもっと大掛かりな設備が必要かもしれんのう」
「えー、まだ解析出来てないのー? 早く破の装備作りたいのに〜」
「……お前らは一体何の話をしているんだ……」
俺は