イカれ軍人どもの戦国ネーションズ!   作:サンドワーム愛好家

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 ヤッタァぁぁ!! お気に入り増えたァァ!!!

 と言う訳でどうも皆さん。作者です。

 お気に入り登録ありがとうございます。感謝感激酸のあられでも降らせたい気分です。

 今回の話は蛇ちゃんと会うところまでです。この後どうなるのかは神のみぞ知る、といったところですかね?
 まあくだらない話は今はどうでもいいとして。本編、どうぞ。



美濃の蝮

 

「斎藤道三が会見を申し込んできたわ」

 

 その一言で周りがざわめき始める。

 なんか皆驚いているようだけど、そんなに凄い事なのか? 俺道三知らないからよく分からないんだけど。

 まあ一応驚きの声は上げておこう。

 

 

「すぅんごぉい!」

 

「ナヨ、煩いわよ!」

 

 

 信奈は俺のふざけにいち早く反応し、手元にあった太刀を投げナイフのように投げてきた。

 体を左におもいっきり捻らなかったら右腕に直撃する所だった……。あぶねぇ。

 

「わっ⁉︎ ば、バカ野郎! 太刀を投げ付けるってどういう事だよ!」

 

「あんたが変な事言うからで、しょ!」

 

「へぶしっ⁉︎」

 

 

 今度はまたしても顔面にドロップキックが炸裂した。

 少し黙っといた方が良さそうだ……。

 信奈は話を戻す。

 

 

「はぁ、ナヨの事はこの際どうでもいいわ。

 それでさっきも言ったけど、美濃の蝮が会見を申し込んできたの」

 

「しかし姫様、美濃とは宿敵の間柄の筈では……」

 

 

 ピンクリボンが俯きながら呟く。

 へえ、宿敵の間柄なのに会見を申し込んだのか。……面白いね。

 信奈はピンクリボンに向かい

 

 

「いや、そうでもないわよ」

 

「へぇ……。それはどういった意味で?」

 

 

 俺は試すような口調で問う。それに信奈は軽やかな口調で、

 

 

「だって私が組むとしたら蝮しか居ないと思っていたもの」

 

 

 と、きっぱりと言い切った。その瞳に迷いはないようだ。

 しかし斎藤道三か。あの信奈が認める相手ならば、かなりキレる者なのだろうな。……俺達もいくか。

 

 

「信奈、その会見に俺たちも連れていけ」

 

「なに……?」

 

 

 勝家が食いついてくる。まあ単純思考の勝家の事だ。たtだ単純に疑問なんだろうな、俺が少しマジメなのは。

 ま、俺もアイツ(H1)の死で今自分の置かれている状態を理解できているんだ。大事な時くらいマジメになるさ。

 

 

「ナヨさん、貴方は何ゆえ道三殿との会見に同行したいのですか? 回答によっては0点ですよ」

 

 

 ピンクリボンが軽く脅してくる。

 というか毎回思うけど、なんかピンクリボンって俺に心開いてくれないよね。何を警戒してるんだか。

 

 

「ああ、俺たちも美濃と同盟を結ぶ。そして基地を配置する事。コレが俺たちの目的だ」

 

 

 俺もきっぱりと言い切る。軽い迷いがあれば足元を見られるだろうしな。

 

「……これは驚きました。まさかそんな大胆な事をしようとするは……。50点」

 

「まあ、基地を配置するっていうのは美濃を防衛する趣旨も持つんだがな」

 

「ナヨ、どういう事?」

 

 

 信奈は本気で言っているようだ。目がマジだからな。

 まあ答えてやっていいだろう。

 

 

「先程の話を聞く限り、お前らと美濃は宿敵のようなものだったんだろ? それなのにいきなり会見、つまりは同盟だ。

 だがここで一つ問題がある。仮にこのまま同盟を結んでも美濃の国の奴らの誰かしらは反対する筈だ。何故織田と〜、とかな。

 そしてその際に暴動、謀反が起こる可能性が高い。

 まあ、その際の暴動を止めるのが今回の基地を配置する目的だ。もしその暴動で道三が殺されるなんて事になったら勿体無いしな」

 

 

 その説明をし終わった頃には、確かに、という声がぼそぼそ聞こえてきた。まあ、コレは建前なんですがね。

 そう、さっきのはあくまで建前だ。確かに暴動が起これば鎮圧するが、それでも建前だ。

 本当の目的は俺たちの基地を増やす事だ。つまりは領土拡張、といった訳だな。

 ついでに言えば道三も回収したい。道三を引き入れれば面白い事になりそうだしな。

 そんな事を内心思っていると、ついに信奈からのお許しがでた。

 

 

「分かったわ。同行を許すわ」

 

「了解〜。じゃあ俺は準備があるのでここら辺で〜」

 

 

 そう、俺には遠征用の部隊編成と、ねねにソーダを渡すという使命があるのだ! 家をコンクリで固めたし、家にはチェーンが掛かってるからな。ねねだけでは取りに行けないだろう。

 という訳で、俺はその場を後にした。

 因みに会合場所は正徳寺になったらしい。……どこだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、今現在は正徳寺に向かって森の中を俺たちは歩いております。日差しが暑いのがムカつくぜ。

 ま、その対策にアイスキューブ持ってきてますがね。ついでにソーダも。一応部隊全員には配れた。……織田兵の分? 知らんな

 

 それでは今回の部隊編成を紹介しましょう。あっちで作る予定の基地に配置する部隊でもある。

 まずは基本の兵士達、歩兵だ。彼らは五人構成の分隊を3つ組んで置いた。計15名だ。

 次にこちらも前回に引き続き、手榴弾兵だ。彼らはとりあえず10名連れてきた。今回も活躍してほしいものだ。

 因みに前回のお家騒動をきっかけに、バトルライフル用の麻酔弾と麻痺弾、催眠手榴弾を用意した。今回のは即効性を持たせるため〜、とか言ってフロイドが担当してた。失敗してない事を祈る。

 更にお家騒動の際に活躍した迫撃砲チーム。彼らは5チーム編入した。使用弾頭は通常弾と睡眠弾を持ってきた。

 

 そして今回使用するのが初めての兵士である、放火魔(・・・)。そう、放火魔である。帝国軍では放火魔ですら軍で訓練するのだ! 狂ってやがる。とりあえず5名編入しました。

 使用する兵器は、火炎瓶とサブマシンガンだ。だがSMGの威力は歩兵のバトルライフルの1/2程しかないためダメージはあまり期待出来ないだろう。まあそこは連射でカバー出来るが。

 因みに彼らは軍で訓練された放火魔であるため、ラムジーによって勤務中は放火しない事を約束したらしい。……勤務中は。

 

 という訳で計40名で今回は遠征する。軽い小隊規模はあるな。

 さてと、それじゃあ早速ソーダでも飲むか……ないだと⁉︎

 なんと信奈から借りた馬に吊るしていたクーラーボックスには、入れておいた筈のソーダが一本も無かった。あちらの初期配備分のソーダの為結構な数を入れて置いた筈なのに!

 すると今度は信奈たちの方向から、コレやっぱり美味しわね、や、……うまい、等の歓喜の声が。

 嫌な予感を感じつつそちらの方向を見る。するとそこには案の定、

 

 

「……やっぱりテメェらか! 犬千代!」

 

「……昨日唐揚げ忘れた罰」

 

「なんで俺がお前らに無償で供給してやってんのに、忘れたらペナルティがつくんだよ! おかしいだろ!」

 

「ナヨ、うるさいわよ!」

 

 

 すると今度は信奈が俺定めて種子島を撃つ。

 それを間一髪左ローリングでかわす。……あとちょっとで顔面当たるとこだった。

 俺は信奈にその際に湧き出た感情をぶつける。

 

 

「おい信奈! いきなり銃撃つとかあぶねえじゃねえか! なんでお前の攻撃方法日に日に凶悪になっていくんだよ!!」

 

「だまらっしゃい!」

 

「わっ! だからあぶねえって!」

 

 

 そんなこんなで俺が信奈の弾丸を交わし続けていった。

 そして、しばらくすると一人の歩兵が、

 

 

「大尉、進行方向に熊がいるのですが、どう致しますか?」

 

「ん? 熊?」

 

 

 報告してきた歩兵が指差す方向を見るとそこには報告通りおお振りの熊がいた。しかも3頭。

 そしていい事を俺は思いついたのだ。こいつら捕まえよう、と。

 早速部隊に指示を出す。

 

 

「よし、それじゃあお前らあの熊を捕まえてこい。少し前に渡したあの麻酔弾の実践テストにもなるしな。バンバン撃ってこい」

 

「了解です。……よし、歩兵第一分隊は熊退治いや、熊の捕獲に当たれ! 他の第二、第三分隊は周囲の警戒だ!」

 

「「「了解です!」」」

 

 

 すると各自が指示通りに動き始める。

 第一分隊は熊を半円状に囲みバトルライフルを乱射する。

 その後ろに背を預けて第二分隊が後方を警戒、ライフルを構える。

 そしてその二分隊の真横をカバーするように第三分隊が挟み込む。コレで大体360度の安全確認が出来るわけだ。森とかで役に立つ戦法なんじゃないか?

 

 さて、先ほどの並びで早速熊の捕獲を試みる第一分隊。

 まず全体に向かって各員が2連射で一斉攻撃を開始する。

 コレでなんと二頭を終わらせる事には成功したが、残りの一体の、一際大きいのが中々眠らない。もう既に四発も身体に受けているのに、だ。

 そしてその個体が今度はこちらの番だとでも言うように第一分隊向かって突進を仕掛けた!

 だがしかし今現在第一の全員は2連射を行った反動でリロード中だ。このままだと何も出来ずにやられてしまうだろう。だがあくまでこのままだと、だがな。

 第一分隊の各員は銃床で地面を勢いよく殴り各員に合図を送る。すると第一分隊の両サイドの者は近くにいた第三分隊の者と、内側の者は背を預けている第二分隊の者とクルッと居場所をチェンジする。

 そして第一分隊とチェンジされた者たちは素早く銃を猛突進してくる個体に対して構え、まるで思考共有でもしているんじゃないかと疑う程各員が各要所を撃ち抜いて行った。どれも重なり合うものはなかった。

 すると流石にこの数相手には敵わなかったのか、その熊はバタッ、と横に倒れてしまった。メタギアV見たいに寝るんじゃないんだな。

 ……っふ、流石は帝国軍だぜ。初期兵士でもここまで強いとは。感服したぜ。

 先ほどの歩兵が近づいてくる。

 

 

「大尉、捕獲完了しました。あの3匹はどうすれば良いでしょうか?」

 

「ん、それならば先ほどモーガン達に回収車を手配して置いた。

 元が偵察車だから少し手狭だろうが、我慢してくれ」

 

「了解です。……それでは第一分隊はココで待機だ! 回収車が来るまで熊を護衛しろ! 他の部隊はそのまま進軍だ!」

 

「「「了解!」」」

 

 

 さて、熊の確保もした事だし行くか。

 ん? こんなに遠くにいて基地と通信が出来るのか、だって? それならば先ほどからちょくちょく中継機を配置しているから大丈夫だ。

 因みにこの中継機、比較的小型の癖にやたらと高性能だ。現代科学じゃ無理だろ、ってレベルだ。流石ゾーイ様様、と言ったところだな。

 

 

「ナヨ、さっさと行くわよ!」

 

「了解〜」

 

「ほらっ、早くっ!」

 

「だ、だから撃つんじゃねぇ!」

 

 

 そんなこんなで正徳寺とやらを目指して進軍を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、あれから数時間掛けてどっかの古そうなお寺に到着した。信奈によると此処が正徳寺らしい。

 

 

「おいナヨ、道三殿と会うというのにまたそのナヨナヨした服装なのか?」

 

 

 勝家が俺を正すような口調で言った。

 うーん、そんなに凄い人物なのか? 道三って。俺知らないんだけど。

 まあそこまで言うなら着替えてやってもいい。……が、一つ重大な欠点を俺は抱えているのだ。それは

 

 

「なあ勝家、俺コレ一着しか持ってないんだが?」

 

「……はぁ、もう好きにしろ」

 

「なぬ?」

 

 

 くそ、なんだっていうんだ。俺のこの服装がダメだっていうのか⁉︎ ジャージズボンに学ランといったごく一般的な服装だってのに……。うぅ……。

 くそ、ならばいいさ! 即席で作って着替えてやるよ!

 

 俺はその場を去った。

 

 

 

 

 

 それから数十分後。

 先程から信奈を待ち続けている斎藤道三はふと、思った。——遅いのう、信奈とやらは……、と。

 右手にいるおでこちゃんこと、明智光秀も同じく、だ。

 それもそのはず、実は信奈達は会見予定時間よりも少しばかり遅れて到着したのだ。原因は勿論(・・)(じん)のせいである。

 神が途中で熊を捕獲したり、信奈達と乱闘をして進行をストップさせたり、定期的に森の奥に行ったり来たりしたり(実はこの時に中継機を置いてきていた)と、邪魔ばっかりしていたのだ。

 

 因みに今の道三の服装は至ってラフなものだ。軽い感じの着流しで、腰には刀を差している。そして今は扇子をパタパタと仰ぎながら呑気にあくびをかいている。

 その心は、相手もどうせラフな服装なのだから変な気を使わせる事もないだろう、と言うものだった。

 そして道三がお茶を口に含んだその時だった。

 

 

「待たせたわね! 美濃の蝮!」

 

「——ブフゥ⁉︎」

 

 

 ——信奈が現れたのは。

 信奈は本堂の扉をバタッ! と勢いよく開き、その姿を各員に披露した。

 因みにその時の姿を目にした道三は驚きの余り口の中のものを吐き出してしまった。汚い。

 

 彼女のその姿は普段のあのうつけの姿とは程遠い、美しい姿で現れた。

 キラキラと輝く美しく整えられた茶髪の長髪を下ろし、ピンク色の花柄の着物を着こなしたその姿は正に美少女というに相応しかった。

 道三は口元をゴシゴシと拭いながら言う。

 

「な、なぜ⁉︎ い、いやしかし何という美少女……!」

 

 

 その姿は正にエロジジイその物だった。

 信奈はススッと優雅な足取りで本堂に進み、道三の前へ向かい、腰を下ろした。

 

 

「私が織田上総介信奈よ!」

 

「う、うむ。儂が斎藤道三じゃ」

 

 

 信奈は、デアルカ! と気持ちよく笑う。

 その笑いを見て道三は年が意味なく照れる。どうやらいつの間にか余裕など何処かへ飛んでいったようだ。

 

 

「美濃の蝮の会うんだもの、普段の格好じゃマズイでしょ?」

 

「……なるほど」

 

 

 道三の目つきが変わる。所謂真面目モードという奴だ。

 道三は感心したのだ、信奈の『美しさ』だけでなく『器』にも。

 彼らは共に相手の事を思いやっていたのだ。道三は信奈に気を遣い、信奈は道三に敬意を。いわば似た者同士、と言うわけだ。

 では早速始めるとするかの、という道三の一声で会見は始まった。

 

 

 

 

 

 

 

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