ラブライブ School idol EXTRA   作:naogran

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今回はダイアリーのストーリーのオトノキ七不思議を公開します。


7話「恐怖!オトノキ七不思議!」

季節は夏中盤、部室で希がある話をする。

 

希「あのね漣君、オトノキ七不思議って言って、この学校にも一応怖〜い怪談があるの知ってる?」

 

漣「何だそれ?まあ夏つったら怪談話は付き物だけど、学校に七不思議なんて、それってあまりベタ過ぎねえか?」

 

希「そんな事ないよー、結構これがよく出来てるん♪その1!真夜中、学校の裏山の古井戸に水が張る時刻あり、そこに顔を映すと、水面に焼け爛れた貴方の顔が・・・」

 

花陽「きゃああああ!怖いよ希ちゃん!」

 

希「ああ、ごめん。ちょっとやり過ぎたかな?」

 

縮こまる花陽を希が撫でる。

 

凛「え〜?希ちゃん何それ?もしかしてオトノキに幽霊が出るの?うわぁー!凛、すっごい頭の良い幽霊に取り憑かれてみたいにゃ!お〜ば〜け〜だ〜ぞ〜!これで100点ま〜ち〜が〜い〜な〜し〜だ〜ぞ〜!なんて♪」

 

花陽「り、凛ちゃん、それはちょっと・・・」

 

真姫「ほらぁ、花陽が怖がってるでしょ?2人共いい加減にしなさいよ。大体そんな話嘘に決まってるのに。」

 

にこ「あ!ねぇねぇ希!って事はさ、このその3の所にある音楽室のピアノを弾くお化けって言うのも本当なの?」

 

希「勿論♪」

 

にこ「それってもしかしてオリジナル曲かな?もしその曲をゲット出来たら、幻の名曲って事でネットで超話題曲になるんじゃー♪」

 

 

 

 

 

 

そしてその夜。音ノ木坂学院に入る3人の人物がいた。その正体はにこと真姫。更に漣もいた。暗い廊下を漣がLEDライトとにこがひよこのライトを照らしながら歩く。

 

漣「だあもう!だからって何でこの俺と真姫がお前と一緒にこんなNIGHT SCHOOLにわざわざGHOSTが出るって言う噂の音楽室に行かなきゃならねぇんだよ!」

 

にこ「えー?だってその幽霊さんに、漣と真姫ちゃんだって会いたいでしょ?」

 

真姫「会いたくない!」

 

にこ「それにもし本当にそのお化けが出て来てピアノ弾いてくれても、ニコじゃあ採譜とか出来ないし、出来るのは真姫ちゃんだけじゃない?」

 

真姫「そ、それで私達を誘ったわけ!?そのお化けに会ったら一週間以内に高熱が出るって言うのに。」

 

漣「それとにこ、何で俺も誘ったんだ?」

 

にこ「2人じゃ怖いと思って漣を誘った♪」

 

漣「誘った♪じゃねぇよ!」

 

にこ「それに真姫ちゃんはお化けが居るの信じてるんだ。漣は?」

 

漣「まあそうだな、過去に心霊特番とかゲストで出てたけど、怪談は殆ど出任せだしな。」

 

にこ「なぁんだ!なら良いじゃん!でももし本当だったら凄いよ〜?ニコ絶対、その曲ゲットして帰るニコ!それでネットにアップして、μ`sの話題作りに使うんだ!皆怖い話大好きだから絶対物凄い再生数になるよ!」

 

真姫「それが目的なのね。」

 

 

 

 

歩き始めて5分経過。

 

にこ「ねぇ・・・真姫ちゃん、漣、夜の学校って、もっと冷んやりしてるのかと思ったら・・・意外と暑いのね。」

 

真姫「そりゃあ8月だもの。」

 

漣「8月だから暑いのは当たり前だろ?夏真っ只中だぞ?」

 

にこ「じゃあ、ニコがここでちょっと少し涼しくしてあげるよ。」

 

漣・真姫「?」

 

その場でピタッと止まるにこ。

 

 

 

 

 

 

にこ「お〜ば〜け〜だ〜ぞ〜!」

 

 

 

 

 

 

振り返ったと同時に顔の下からライトを照して怖がらす。

 

真姫「きゃああああ!!」

 

叫ぶ真姫。その叫び声が廊下をビリビリさせた。真姫は縮こまる。

 

にこ「ごめん!大丈夫!?」

 

漣「唐突に怖がらすなよ!」

 

真姫「やっぱり・・・駄目!」

 

漣「かぁー!もうやってらんね!あそうだにこ、俺と真姫ちょっくら野暮用を思い出したから、今日はこの辺で。」

 

にこ「あ、2人も?良かったーニコもなの!」

 

真姫「にこちゃんも!?一体どう言う事?」

 

にこ「実はニコもさっきからずっとトイレ我慢してたんだ!それなら一緒に行こ?3人ならトイレの花子さんなんか怖くない〜♪」

 

漣「ちょ!ちょっと待て!俺男だから女子トイレに入れる訳無ぇし、トイレの花子さんは危険だから止めとけ!」

 

そう言う漣だが、既ににこが女子トイレに直行した。

 

漣「彼奴・・・」

 

真姫「漣君、私が付いて行くわ。」

 

漣「分かった。俺は此処で待っとく。」

 

仕方なく真姫が女子トイレでにこを待つ事になった。漣は廊下で待つ事に。

 

 

 

 

漣「おいにこ!ちゃんと中にいるよな?お前の傍に真姫がおるから安心だけど、絶対1人でどっか行く訳無いよな?」

 

にこ「居る居る!居るにこよ〜♪って言うか、ニコは個室で、漣は廊下で、真姫ちゃんはそこに居るんだから、見逃す訳ないニコ♪」

 

真姫「そうねでもトイレの洗面所の辺りを見ると・・・きゃあああああ!」

 

漣「真姫どうした!?」

 

真姫「お化け、と思ったら鏡に映った私だった。」

 

漣「あー、あるよな。夜の鏡に自分が映ったら怖いってな。」

 

にこ「真姫ちゃん、怖がり過ぎニコ。もう少し落ち着いて。」

 

真姫「ねぇにこちゃん、もうそろそろ・・・」

 

にこ「もう!真姫ちゃんせっかち過ぎニコ!そんなに急かされるても困るニコ!」

 

真姫「ご、ごめん。あの・・・ねぇ、にこちゃん?」

 

にこ「だからもうちょっと待っててば!」

 

真姫「はい・・・」

 

 

 

 

そんな2人のやりとりをしている中、漣は周囲を気にし始めた。

 

漣(どうすんだ?こうやって待ってると、流石の俺でも徐々に恐怖心が舞い上がっていく。まあ希の七不思議なんて信じてないけどなー。)

 

するとその時、廊下にピアノの音が響いた。

 

漣(あれ?何か聞こえる?音楽室からか?フランスの有名な作曲家エリック・アルフレッド・レスリ・サティみたいで清らかで、まるで何処か不安を誘うようなピアノの音色。マズイ!希が言ってた七不思議その3!夜の音楽室に現れるピアノを弾く少女の幽霊、その音色に引き寄せられ目が合うと一週間以内に・・・)

 

真姫「きゃあああ!!」

 

突然叫び声を上げた真姫が女子トイレから逃げ出した。先程のピアノの音色を聴いたのか全速力で逃げる。

 

真姫「ママ!パパ!誰か助けてー!」

 

漣「おい真姫!」

 

真姫を追い掛ける漣。

 

 

 

 

 

 

逃げ出した真姫が辿り着いた場所は学校の中庭だった。

 

真姫「もう・・・お化けなんて嫌い・・・」

 

涙を流しながら呟く。そこに追い掛けてきた漣が真姫に近寄る。

 

漣「真姫、急に逃げるなよ・・・」

 

真姫「だって、怖かったのよ・・・」

 

漣「まあ突然あの音色が流れれば怖いよな。さて真姫、早く帰るか。」

 

真姫「うん・・・」

 

帰ろうとしたその時。

 

漣「あ!」

 

何かを思い出したかのように立ち止まる漣。

 

真姫「どうしたの漣君?」

 

漣「やべぇぞ真姫・・・」

 

 

 

 

 

 

「にこ置いて来ちまった。」

 

 

 

 

 

 

真姫「あ!」

 

にこが校舎内にいる事に気付いた2人。

 

漣「ヤバイな、にこが幽霊と目が合ったらえらい事になるな。」

 

真姫「どうしよう・・・もし私達にも目が合ってしまったら・・・」

 

漣「こうなったら速やかににこを探すぞ。俺から離れるなよ?」

 

真姫「わ、分かったわ。」

 

漣「そうと決まればにこ救出作戦開始!」

 

 

 

 

校舎の玄関辺りに到着した2人。

 

漣「にこー!何処だー!?」

 

真姫「居るなら返事してー!あ!」

 

そして2人は、段差に座って涙で両頬をべそべそに濡らして泣いているにこを発見した。

 

真姫「にこちゃん、大丈夫?泣いてるの?」

 

2人を見たにこは、更に涙を流して号泣した。

 

 

 

 

 

 

にこ「ウワアアアアアーーン!!」

 

 

 

 

 

 

漣・真姫「!?」

 

にこ「あんな怖い所に1人で置いていくなんて酷いー!」

 

漣「ほんっと悪い!真姫が突然のピアノの音色を聴いて逃げ出したから、多分にこは幽霊なんてへっちゃらだと思ったけど、違うのか?」

 

にこ「そんなの!漣と真姫ちゃんと一緒なら怖くないけど、1人になったら話は別だもん!!」

 

泣きじゃくるにこ。すると真姫は気付いた。にこの左足の膝に怪我していた。

 

真姫「にこちゃん、膝怪我してるの?」

 

にこ「転んじゃったニコ・・・」

 

すると真姫は自分のハンカチで、傷口を優しく拭く。

 

真姫「歩けそう?」

 

無言で頷くにこ。

 

漣「真姫、グラウンドへ行こう。」

 

 

 

 

グラウンドの水道の蛇口から水を出して、にこの膝の傷口を洗い、真姫がハンカチでにこの傷口に軽く結んだ。

 

漣「後は消毒して絆創膏を貼ればすぐ治る。よし帰るぞお2人さん。」

 

するとにこは真姫の左手をギュッと掴む。真姫が離そうとするが離れない。

 

真姫「は、離れない・・・」

 

涙を流すにこを見て、2人は微笑んだ。

 

漣(何かこうやって見ると、にこが甘えて泣いている可愛い妹みたいだな。)

 

真姫(そうね。ねぇ漣君、私の七不思議を見付けたの。)

 

漣(何だ?)

 

真姫(泣いているにこちゃんの横顔を見ると、幽霊も夜の校舎も馬鹿馬鹿しくなって来たのが私の七不思議なの。)

 

漣(成る程。確かにな。)

 

真姫(でも、あのピアノを弾く幽霊の正体は分からないままだね。)

 

漣(いや、俺は大体想像付いている。きっと彼奴だ。)

 

 

 

 

 

 

音ノ木坂学院・音楽室。

 

希「もう漣君も真姫ちゃんもにこっちもぜーんぜん来ないやん。退屈ー。」

 

ピアノを弾く幽霊の正体は、怪談話を勧めた希だった。

 

「END」




         キャスト

       朝霧漣:荒井敦史

     西木野真姫:Pile
       星空凛:飯田里穂
       東條希:楠田亜衣奈
      小泉花陽:久保ユリカ
      矢澤にこ:徳井青空
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