ラブライブ School idol EXTRA   作:naogran

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μ`s「前回のラブライブ!」

ナレーション希「予選を突破し、最終予選に向けて気合の入る私達。でも、にこっちだけは練習を早退、尾行してみると。」

こころ「矢澤こころです。」
ここあ「お姉ちゃん!」
虎太郎「ばっくだんさー。」

ナレーション希「妹たちに嘘を付いていたにこっち、そこには悲しい過去が!」

にこ「この9人で居られる時が、一番輝けるの!一人でいる時より、ずっと、ずっと!」

ナレーション希「にこっちの心の扉が開き、μ'sはより結束を深めた。」






穂乃果達2年生生徒達は修学旅行で沖縄に来ていた。漣と千幸も同行している。松山と1年生と3年生は音ノ木坂学院で留守番。

沖縄の浜辺。

穂乃果「海だ!海だ!海だー!!」

海未「もう!人の名前を何度も叫ばないで下さい!」

穂乃果「違うよー。海未ちゃんじゃなくて、海!」

目の前に広がる海を指差す穂乃果。

ことり「綺麗だねー!」

海未「流石沖縄!蒼さが違います!」

穂乃果「ねぇ!せーので入ろ!せーので!」

ことり「うん!」

穂乃果「よーし!じゃあ行くよー!せーの!」






同じ頃、凛と花陽と真姫はプールにいた。プールで遊ぶ凛。プールサイドに花陽と真姫。

凛「真姫ちゃんとかよちんもおいでよー!」

真姫「穂乃果が修学旅行だからって対抗する事ないんじゃない?」

花陽「そうだよ。もう秋だよ?」

凛「良いの!さぁ泳ごう!せーの!行っくにゃー!」

2人をプールに押し出す凛。楽しんでる凛にある一つのトラウマを克服する日が近付いている。

OP「RAY」
  歌・EXTRA


13話「Rの過去/新しいわたし」

翌日の部室。今日の天気は生憎の雨で止まない様子だった。凛は退屈だった。

 

凛「はぁー、止まないねー。」

 

真姫「そろそろ練習時間よ。」

 

凛「って言っても今日もこの7人。もう飽きたにゃ。」

 

にこ「それはこっちの台詞!」

 

松山「確かに退屈だな。何も無い休日と同じくらい。」

 

にこ「て言うかあんた留守番なの?」

 

松山「誰か顧問1人でもいなきゃ意味無えだろ。それに沖縄なんて何度も行った事あるしな。」

 

花陽「仕方無いよ凛ちゃん。2年生は修学旅行だし、絵里ちゃんと希ちゃんはその間生徒会のフォローを。」

 

絵里「そうよ。気合いが入らないのは分かるけど、やる事はやっておかなきゃ。」

 

真姫「今日も生徒会?」

 

絵里「まあね。?こんな所にあった。」

 

生徒会の資料を見付けた。

 

希「5人が戻って来たら運営しやすいように整理しとくって張り切ってるんや。」

 

凛「えー!?また練習凛達だけー!?」

 

松山「しょうがねえだろ?今はお前達しかいないんだ。」

 

絵里「そうよ。それに今週末は例のイベントでしょ?穂乃果達が修学旅行から帰って来た次の日よ。こっちでフォーメーションの確認して、合流したらすぐ出来るようにしておかなきゃ。」

 

真姫「でも、まさかファッションショーで歌って欲しいって言われるなんて。」

 

花陽「きっとモデルさん達と一緒のステージって事だよね?気後れしちゃうね。」

 

松山「そうだな。絵里と希は良いけどな。」

 

すると松山がジッとにこを見る。

 

にこ「ん?なーに?」

 

松山「別に。」

 

絵里「別に気にする事は無いわ。じゃあね。」

 

松山「おう。」

 

希「穂乃果ちゃん達は野生のちんすこう探しに夢中で、ライブの事なんてすっかり忘れているやろうから、にこっち達がしっかりしといてね。」

 

絵里と希は部室を後にした。

 

にこ「野生のちんすこうって何?」

 

松山「ちんすこうは沖縄の伝統のお菓子だ。野生は無いけどな。」

 

凛「はぁー、沖縄か。今頃穂乃果ちゃん達、楽しんでるだろうなー。」

 

 

 

 

 

 

だが沖縄の天気は最悪だった。季節外れの台風が直撃間近だった。

 

旅館。穂乃果、ことり、海未の3人の部屋。

 

穂乃果「何で雨なのー!?」

 

ことり「台風直撃するかもって。」

 

穂乃果「えー?海は?真夏の太陽は?」

 

海未「諦めるしかありませんね。」

 

穂乃果「嫌だよ!高校の修学旅行だよ!一生に一度きりだよ!」

 

漣「季節外れだからしゃあねえだろ。」

 

2人が3人の部屋に入って来た。

 

ことり「漣さん千幸さん。天気どうだったの?」

 

漣「台風直撃間近の速報が来た。皆テンション下がっていたよ。まあ暫く様子を見ようか。」

 

千幸「にしても、まさか修学旅行で生憎の台風とは、今までに無い体験だ。俺達の修学旅行は満開の晴れだったけどな。」

 

穂乃果「もうこうなったら!反れろー!反れろー!反れろー!」

 

ことりの携帯に強く念じる。

 

海未「そんな事しても意味無いと思いますが。」

 

穂乃果「そっか。反れろー!反れろー!」

 

今度は外に向かって強く念じる。

 

ことり「それも同じ事だと・・・」

 

千幸「いい加減諦めろ。」

 

すると穂乃果の携帯の着信音が鳴った。

 

穂乃果「絵里ちゃんだ。もしもし?」

 

通話相手は絵里だった。

 

絵里「あ!穂乃果?どう?楽しんでる?」

 

穂乃果「嫌味?」

 

絵里「え?何で?」

 

穂乃果「んもう良いよもう。それより何?」

 

絵里「今週末のイベントでちょっと相談があって。」

 

穂乃果「うん!そっか!確かにそうした方が良いかも!」

 

絵里「それで、誰にするかなんだけど。」

 

穂乃果「んー、誰が良いかな?」

 

絵里「私と希で話したんだけどね。」

 

穂乃果「うん。」

 

 

 

 

 

 

そして1年生の教室。

 

凛「ええええええ!?凛が!凛がリーダー!?」

 

先程穂乃果に話した事とは、穂乃果がいない間の代理リーダーを誰にするかの事だった。そしてその代理リーダーは凛に決まったのだった。

 

絵里「そう。暫定でもリーダーを決めておいた方が纏まるだろうし、練習にも力が入るだろうって思って。勿論穂乃果達が修学旅行から帰って来るまでよ。」

 

凛「で、でも・・・」

 

希「穂乃果ちゃん達も連絡して相談した結果なんよ。うちとエリチも皆、凛ちゃんが良いって。3人はどう?」

 

真姫「良いんじゃない?」

 

花陽「私も凛ちゃんが良いと思う。」

 

松山「ああ。代理リーダーは凛にぴったりだ。」

 

凛「ちょ、ちょっと待ってよー!何で凛?絶対他の人の方が良いよー!絵里ちゃんとか!」

 

絵里「私は生徒会の手伝いがあるし、今後のμ`sのことを考えたら1年生がやった方が良いでしょ?」

 

凛「じゃあ松山さん!」

 

松山「俺は顧問だ。リーダーやっても意味が無い。」

 

真姫「だったら真姫ちゃんが良いにゃ!歌も上手いしリーダーっぽいし!真姫ちゃんで決まり!」

 

絵里「凛?」

 

絵里「話聞いてなかった?皆凛が良いって言ってるのよ!」

 

凛「でも凛は・・・」

 

花陽「嫌なの?」

 

凛「嫌って言うか、凛はそう言うの向いてないよ。」

 

にこ「意外ね、凛だったら調子良く引き受けるかと思ってたけど。」

 

花陽「凛ちゃん結構引っ込み思案な所もあるから。」

 

真姫「特に、自分の事に関してはね。」

 

絵里「凛?いきなり言われて戸惑うのは分かるけど、皆凛が適任だと考えてるのよ。その言葉、ちょっとだけでも信じてみない?」

 

凛「でも・・・分かったよ。絵里ちゃんがそこまで言うなら。」

 

戸惑いながらも凛が決意した。

 

花陽「凛ちゃん!」

 

絵里「さあ!そろそろ雨も止みそうだし、放課後の練習始めて!」

 

 

 

 

雨が止んで満開の青空。屋上で練習を始める5人。

 

松山「じゃあ凛、試しにやってみろ。」

 

凛「え、ええっと、では練習を始めたいと、思います。」

 

花陽「わぁーっ。」

 

拍手する花陽。

 

真姫「拍手する所じゃないでしょ?」

 

花陽「えへへ。」

 

凛「え、えへへっとでは最初にストレッチから始めていきますわ。皆さんお広がりになって。それが終わったら次は発生ですわ。」

 

にこ「何それ?」

 

花陽「凛ちゃん!」

 

凛「え?何ですの?」

 

真姫「その口調一体誰よ。」

 

凛「え?ああ、凛何か変なこと言ってた?」

 

にこ「別にリーダーだからって!畏まる事無いでしょ?普通にしてなさい!」

 

凛「そ、そっか。ええっと、では、ストレッチを始めるにゃー!」

 

真姫「もう、巫山戯てる場合じゃないでしょ?」

 

松山「これじゃ体育の先生みたいだな。」

 

 

 

 

始めはストレッチ。

 

花陽「ねぇ、ちょっと緊張してる?」

 

凛「ちょっとじゃないにゃー。」

 

次はダンス。凛がリズム指導する。

 

凛「ワンツースリーフォー!ワンツースリー!」

 

真姫「凛?ちょっとずれてるわよ?」

 

凛「にゃーにゃー。にゃにゃにゃっにゃにゃにゃにゃっ!」

 

真姫「ねぇ、私ここから後ろに下がって行った方が良いと思うんだけど。」

 

にこ「何言ってんの逆よ!ステージの広さを考えたら前に出て目立った方が良いわ!」

 

真姫「だからこそ引いて大きくステージを使った方が良いって言ってるんじゃない!」

 

にこ「いーや!絶対前に出るべきよ!」

 

結果口論になってしまった。

 

花陽「ちょ、ちょっと2人とも、落ち着いてよ。」

 

松山「お前ら些細なことで口論するなよ。そうだ!凛ならどう思う?」

 

凛「ええっ!?」

 

にこ「そうよ!リーダー!」

 

花陽「凛ちゃん!」

 

凛「え、あぁ、穂乃果ちゃんに聞いたら良いんじゃないかなぁ?」

 

真姫「それじゃ間に合わないでしょ?」

 

凛「じゃあ、絵里ちゃんに。」

 

にこ「凛!」

 

凛「はいっ!?」

 

にこ「リーダーはあなたよ!あなたが決めなさい!」

 

凛「そ、そっか。ええっと・・・あ、明日までに、考えてくるよ。」

 

 

 

 

 

 

夕方になり下校する。

 

凛「はぁ、疲れるにゃー。やっぱり凛にリーダーは無理だよー。」

 

花陽「そんな事ないよ。きっとだんだん慣れていくよ。」

 

松山「最初から上手くないからな人それぞれ。経験を積めば上手く出来る。」

 

真姫「そうよ。まだ初日でしょ?」

 

凛「そんな事言って、3人とも自分がリーダーになりたくないから凛に押し付けたんでしょ?」

 

花陽「え!?」

 

真姫「何言ってるの?本当に向いてると思ったから、凛を推薦したの。」

 

花陽「そうだよ。私穂乃果ちゃん達が別の人推薦しても、凛ちゃんが良いって言ってたと思うよ。」

 

凛「えー嘘だぁ。だって凛なんて全然リーダーに向いてないよ。」

 

花陽「どうして?」

 

凛「だってほら凛、中心にいるようなタイプじゃないし。」

 

すると真姫が凛を軽く叩く。

 

凛「イテテテ・・・真姫ちゃん?」

 

真姫「あなた!自分の事そんな風に思ってたの?」

 

花陽「そうだよ!μ`sに脇役も中心も無いの!グループにいる限り皆一緒だよ!」

 

凛「それはそうだけども。でも、凛は別だよ?ほら全然アイドルっぽく無いし。」

 

花陽「それ言ったら!私の方がアイドルっぽく無いよ!」

 

凛「そんな事ないよ。だってかよちんは可愛いし、女の子っぽい。」

 

花陽「ええ!?凛ちゃんの方が可愛いよぉ!」

 

凛「そんな事無ーいー!」

 

松山「凛、お前余程の自惚れ屋でもない限り、自分より他人の方が可愛いって思ってるだろ?」

 

凛「違うよ!凛は違うの!」

 

真姫「凛・・・」

 

凛「引き受けちゃったし、穂乃果ちゃんが帰って来るまでリーダーはやるよ。でも、向いてるなんて事は絶対無い!」

 

そう言って凛は走り去った。

 

花陽「凛ちゃん!もしかしたら、まだ昔の事。」

 

真姫「え?」

 

松山「昔?凛の過去か?」

 

花陽「はい。凛ちゃん小学校の頃ずっと男の子みたいって言われてて、スカートとか履いてくとからかわれたりして、もう気にして無いと思ってたんですけど。」

 

真姫「そう言えば、私服でスカート履いてる所見た事無いわね。」

 

松山「それで、からかった奴らはその後どうしたんだ?」

 

花陽「からかった後に先生にバレて親に怒られて翌日に「からかってごめんなさい」反省してくれました。私はホッとしたんですが、凛ちゃんはまだ克服出来てなくて。」

 

松山「何れトラウマも克服出来る日が近いかもな。」

 

 

 

 

 

 

CM〜ラブライブ!〜

 

 

 

 

 

 

一方穂乃果達はババ抜きしていた。

 

海未「次こそ、次こそ勝ちます!」

 

ことり「ええっと・・・」

 

海未「え!?」

 

スペードのハートを選ぶと海未が困り顔をする。

 

ことり「こっちかな?」

 

海未「うわぁ。」

 

ジョーカーを選ぶと喜び顔になる。

 

ことり「えい!」

 

海未「うわ!!」

 

だがことりがスペードのハートを引き、海未が負けた。

 

ことり「やったぁ!上がりー!」

 

穂乃果・ことり「イエーイ!」

 

海未「どうして負けるのです!!」

 

悔しがってジョーカーのカードを強く握る海未を見て怯える2人。

 

ことり「もうそろそろ寝た方が良いんじゃない?」

 

 

 

 

穂乃果達3人がババ抜きをやってる同じ頃、漣と千幸は誰かと話をしていた。

 

漣「まさかお前までこの旅館に居るとはな。」

 

千幸「本当久し振りだな結羽介。」

 

結羽介「本当だよー。」

 

彼は比良坂結羽介。漣と千幸EXTRAの同期のアイドルで、2人の姉達と同じ事務所に所属している。

 

漣「それで何で沖縄に?」

 

結羽介「しばらくの間休業を申し込んだんだ。来年の春に戻る予定だ。気分転換に沖縄に来てたんだ。にしても音ノ木坂学院でμ`sの顧問になるとはなお前ら。」

 

千幸「ちょっとした偶然から始まったんだ。お前も来るか?」

 

結羽介「ああ、少し後になってからにするわ。じゃあな。」

 

そう言って立ち去る結羽介。

 

千幸「凄いポジティブは前と変わんねえな彼奴。」

 

漣「彼奴の良い長所だ。」

 

するとそこに山田先生が2人の方に来た。

 

山田先生「朝霧先生!城戸先生!ちょっと良いですか?」

 

千幸「どうしたんですか?」

 

 

 

 

場所が変わり穂乃果達の部屋。千幸がノックして入る。

 

千幸「おい皆、ちょっと良いか?」

 

ことり「どうしたの?」

 

 

 

 

 

 

同じ頃の音ノ木坂学院。

 

凛「えええ!?帰って来れない!?」

 

絵里「そうなの。飛行機が欠航になるみたいで。」

 

何と飛行機が台風の影響で欠航になってしまったのだ。

 

 

 

 

 

 

そして旅館では。

 

千幸「後朗報だ。明日は快晴になるからビーチや観光巡りを再開すると山田先生が言ってた。」

 

穂乃果「本当!?」

 

朗報を聞いた穂乃果が喜んだ。

 

 

 

 

 

 

同じ頃部室では。

 

花陽「じゃあファッションショーのイベントは?」

 

絵里「残念だけど、6人で歌うしかないわね。」

 

真姫「急な話ね。」

 

にこ「でもやるしかないでしょ!アイドルはどんな時も最高のパフォーマンスをするものよ!にこ!」

 

希「そうやね!」

 

絵里「それで、センターなんだけど。」

 

凛を見る絵里。

 

凛「ええっ!?」

 

松山「皆到着したぞー!」

 

 

 

 

隣の部室に衣装となるドレスが用意されてあった。凛が動揺して花陽が感動する。

 

凛「ううううううそぉ・・・」

 

花陽「わぁっ!」

 

絵里「ファッションショーだから、センターで歌う人はこの衣装でって指定が来たのよ。」

 

松山「どうだ綺麗だろ?しかも職人の手で作られたドレスだ。」

 

花陽「綺麗!す・て・き!」

 

希「女の子の憧れって感じやね。」

 

凛「これを着て・・・歌う?凛が・・・?」

 

にこ「穂乃果が居ないとなると!今はあなたがリーダーでしょ!」

 

凛「こ、これを、凛が・・・ははっハハははっハハハハ!」

 

突然凛が狂ったかのように笑い出した。

 

にこ「何笑ってるのよ!?」

 

凛「シャーッ!」

 

そして猫の真似でにこを脅す。にこは尻餅付いた。

 

真姫「凛が壊れた!」

 

にこ「もーどうにかしなさいよー!」

 

凛「あ!野生のちんすこうが!」

 

希「何処!?」

 

花陽「あ!凛ちゃん!」

 

凛が部室から脱出を図るが。

 

凛「な!鍵が!何でにゃ!?」

 

にこ「何でだと思う?」

 

凛「さ・・・さぁ?」

 

にこ「それは何時もあなたに、捕まえられてるからよー!」

 

凛「わー!!うにゃーーーー!!」

 

にこ「待ちなさーい!」

 

脱出した凛。しかし、松山が一瞬で凛の前に立ち止まった。

 

凛「にゃ!?」

 

松山「こう見えて俺は小学から高校まで陸上部のエースで学校で一番足が速かったからな。」

 

凛「初耳にゃ・・・」

 

松山「観念しろ凛。」

 

 

 

 

全員屋上へ向かった。

 

凛「無理だよ!どう考えても似合わないもん!」

 

絵里「そんな事無いわ。」

 

凛「そんな事ある!だって凛、こんなに髪短いんだよ。」

 

希「ショートカットの花嫁さんなんていくらでもいるよ?」

 

松山「ショートカットの花嫁が居たらさぞかし人気高いかもな。」

 

凛「そうじゃなくて、こんな女の子っぽい服、凛は似合わないって話。」

 

真姫「普段はともかく、ステージじゃスカート履いてるじゃない。」

 

凛「それは皆と同じ一緒だし、端っこだから。兎に角!μ`sの為にも凛じゃない方が良い!」

 

希「でも実際、衣装は穂乃果ちゃんに合わせて作ってあるから、凛ちゃんだと手直しが必要無いよね?」

 

凛「でしょでしょ!やっぱり凛じゃない方が良いよ!ね?」

 

希「この中で穂乃果ちゃんに近いとなると・・・花陽ちゃん?」

 

花陽「私!?」

 

凛「そうにゃ!かよちんなら歌も上手いしぴったりにゃー!」

 

花陽「ええっ!?」

 

絵里「確かに、急遽リーダーになった凛に全部任せるって言うのもちょっと負担を掛けすぎな気もするわね。花陽?どう?」

 

花陽「私は・・・」

 

凛「やった方が良いにゃ!かよちん可愛いし、センターにぴったりにゃ!」

 

花陽「でも、凛ちゃん?良いの?」

 

凛「良いに決まってるにゃ!」

 

花陽「本当に?」

 

凛「勿論!」

 

真姫「凛・・・」

 

絵里「決まりみたいね。」

 

花陽「え?でも・・・」

 

凛「うんうん!」

 

松山「・・・・・」

 

だが松山は黙っていた。

 

 

 

 

 

 

一方穂乃果達の部屋では、海未がトランプタワーに挑戦していた。千幸が絵里と通話する。

 

千幸「天気?あぁ、相変わらずだ。明日には快晴になる。それよりイベントの準備は順調か?」

 

絵里「ええ、センターは花陽で行く事になったわ。」

 

千幸「え?花陽が?そっか・・・」

 

途中でトランプタワーが崩れ、海未はショックで固まった。

 

絵里「ん?どうかしたの?」

 

千幸「あいや、頑張れよ!」

 

ことりが海未を撫でる。通話終了。

 

漣「どうだ?」

 

千幸「何か花陽がセンターで行くって絵里が言ってた。」

 

穂乃果「花陽ちゃんが?」

 

漣「花陽が?凛体調を崩したのか?」

 

千幸「いや平常だって言ってた。」

 

 

 

 

 

 

部室では衣装に着替えた花陽が鏡で今の自分の姿を見ていた。

 

凛「わぁー!かよちん綺麗!」

 

花陽「そ、そうかな?」

 

凛「うん!やっぱりかよちんが一番似合うにゃー!頑張ってね!凛!応援してるから!」

 

にこ「あなたも歌うのよ!」

 

凛「そっか、あはは。」

 

希「予想通りぴったりやね!」

 

絵里「脇をちょっとだけ絞った方が良いかもしれないわね。さぁ!後はやっておくから皆は練習行って。」

 

凛「分かったにゃー!さぁ行くにゃー!」

 

にこ「なーに急に元気になってんのよ?」

 

凛「凛は何時も元気にゃー♪」

 

部室を出ようとするが、衣装を見て何かを思った凛。

 

花陽「凛ちゃん・・・」

 

 

 

 

部室を出た凛は屋上に着いた。そこに松山がいた。

 

松山「何動揺してんだよ。」

 

凛「松山さん・・・」

 

松山「確かにあの衣装は花陽のにぴったり。だが凛、あの衣装を着ずに似合わないとか言ってると、お前の昔のトラウマに勝てない。まさに食わず嫌いだな。」

 

凛「え?」

 

松山「花陽から聞いたぞ。過去にトラウマがあったって。」

 

凛「・・・」

 

松山「1回でも良いから、試したらどうだ?気持ちがスカッとするぞ。」

 

 

 

 

 

 

その夜。穂乃果と花陽が電話で話し合っていた。

 

花陽「それで結局私が。」

 

穂乃果「そっか。ごめんね、急に電話して気になっちゃって。」

 

花陽「ううん。私も話したかったから。」

 

穂乃果「それで、どうするつもり?」

 

花陽「うん。良く分からなくて。真姫ちゃんにも言われたの。ここままで良いのかって。でも凛ちゃん困ってるみたいだし、無理に言ったら可哀想になって。」

 

穂乃果「そっか。」

 

花陽「穂乃果ちゃんだったらどうする?」

 

穂乃果「え?私だったら?んーそれは花陽ちゃんが決めなきゃ!」

 

花陽「え?」

 

穂乃果「うん!花陽ちゃんが決める事だよ!」

 

 

 

 

 

 

そしてファッションショー当日。会場は大きな盛り上がりで溢れていた。

 

花陽「凄いねー。」

 

真姫「流石モデルねー。」

 

にこ「そ、そうね・・・」

 

花陽「凛ちゃん!そろそろ準備しないと!」

 

凛「あ!うん!」

 

スタッフと話している絵里を松山が見る。

 

松山「絵里、スカウトされてるな。」

 

 

 

 

控え室に移動した一行。

 

凛「じゃあ皆!着替えて最後にもう一度!踊りを合わせるにゃ!」

 

全員「はいっ!!」

 

松山「じゃあ皆、着替えたら知らせてくれ。俺退室するから。」

 

花陽「はい!凛ちゃんの衣装はそっちね!」

 

凛「分かったにゃ!」

 

更衣室のカーテンを開けると、あの衣装があった。

 

凛「え!?あれ?かよちん間違って・・・あ!」

 

そして花陽達は燕尾服に着替えていた。

 

花陽「間違ってないよ!」

 

真姫「あなたがそれを着るのよ。凛。」

 

凛「な!何言ってるの!センターはかよちんで決まったでしょ?それで練習もそうして来たし。」

 

絵里「大丈夫よ。ちゃんと今朝皆で合わせて来たから凛がセンターで歌うように。」

 

凛「そ、そんな、冗談やめてよ!」

 

にこ「冗談で言ってると思う?」

 

希「うふっ。」

 

凛「で、でも・・・」

 

すると花陽が凛の両手を握る。

 

花陽「凛ちゃん!私ね、凛ちゃんの気持ち考えて困っているだろうなって思って、引き受けたの。でも思い出したよ。私がμ`sに入った時の事。今度は私の番!凛ちゃん!凛ちゃんは可愛いよ!」

 

凛「え!?」

 

真姫「皆言ってたわよ。μ`sで一番女の子っぽいのは凛かもしれないって。」

 

凛「そ、そんな事・・・」

 

花陽「そんな事ある!だって、私が可愛いって思ってるもん!抱き締めちゃいたいって思うくらい可愛いって思ってるもん!」

 

凛「!!」

 

花陽「あ!うぅっ・・・」

 

真姫「花陽の気持ちも分かるわ。見てみなさいよ。あの衣装、一番似合うわよ。凛が。」

 

凛「真姫ちゃん・・・」

 

衣装を見つめる凛は決意した。早速衣装に着替えた。

 

絵里「松山さん。良いわよ。」

 

ドアを開けた松山が入室して凛を絶賛した。

 

松山「おー!やっぱり凛にぴったりだ!準備しておいて良かった。」

 

凛「でも松山さん、凛は・・・」

 

松山「まだ言ってるのか。良いか凛?昔のトラウマの記憶なんて水で洗い流せばスッキリする。楽しい事を考えればもっと楽しくなって辛い事なんて吹き飛ぶ。」

 

凛「松山さん・・・うん!」

 

 

 

 

 

 

そして凛がステージに立つ。

 

観客達「わぁーっ!」

 

凛「は、初めまして!音ノ木坂学院スクールアイドルμ`sです!」

 

観客達「可愛いー!綺麗ー!」

 

凛「あ、え、いや、あははは・・・///」

 

観客達から評価は絶大だった。

 

絵里「ハラショー!」

 

花陽「可愛いよ。」

 

松山「新たなプリンセス誕生だな。」

 

凛「あ、ありがとうございます。えっと、本来メンバーは9人なんですが、今日は都合により6人で歌わせてもらいます。でも、残り3人の思いを込めて歌います!それでは!一番可愛い私達を見て行って下さい!」

 

挿入歌「Love wing bell」

 

 

 

 

 

 

一方沖縄は満開の快晴。穂乃果達は浜辺で遊んでいた。漣が穂乃果達が遊んでる風景をデジカメで撮る。

 

漣「流石沖縄。綺麗だな。」

 

千幸「なあ漣、俺達沖縄で遊んだ事あったか?」

 

漣「無いな。ツアーライブしか無かったから良い都合だ。そう言えば結羽介は?」

 

千幸「彼奴もう朝一の飛行機で帰ったぞ。」

 

穂乃果「2人も一緒に遊ぼうよ!」

 

漣「悪いな!俺達は高みの見物客だ!」

 

すると、穂乃果が漣に向けてビーチボールを飛ばした。

 

漣「グヘッ!?」

 

ビーチボールが漣の顔面にジャストミートした。

 

穂乃果「早く遊ぼうよー!」

 

ことり「漣さん大丈夫?」

 

海未「穂乃果、わざとやりましたね?」

 

穂乃果「あバレた?」

 

漣「良いだろう。受けてやろうじゃねぇか!」

 

そう言うと漣は服を脱いだ。服を脱ぐと既にウェットスーツを着ていた。

 

千幸「お前遊ぶ気MAXだろ?」

 

漣「千幸もウェット着てんじゃねえのか?」

 

千幸「お前鋭いな。」

 

服を脱いだ。既にウェットスーツに着替えていた。

 

漣「行くぜ千幸!」

 

千幸「よっしゃ!」

 

こうして漣と千幸も遊んだ。その後沖縄の観光巡りをした。

 

 

 

 

 

 

そして遂に秋葉に帰って来た。

 

数日後、凛が屋上に来ると皆が注目した。凛の練習着が、オレンジ色のブラウスと白色の可愛いワンピースに変わっていた。

 

漣「可愛くなったじゃねえか凛!」

 

千幸「凛らしくなったじゃねえか!」

 

凛「えへへ。」

 

松山「着てみたら可愛かっただろ?」

 

凛「うん!松山さんありがとうにゃ!よーし!今日も練習行っくにゃー!」

 

こうして自分のトラウマを乗り越え、スカートを履くようになった凛であった。

 

「END」

 

ED「どんなときもずっと」

  歌・μ`s




         キャスト

       朝霧漣:荒井敦史

      城戸千幸:池岡亮介

      松山博之:細谷佳正

     高坂穂乃果:新田恵海
      絢瀬絵里:南條愛乃
      南ことり:内田彩
      園田海未:三森すずこ
       星空凛:飯田里穂
     西木野真姫:Pile
       東條希:楠田亜衣奈
      小泉花陽:久保ユリカ
      矢澤にこ:徳井青空

      山田先生:美名

    比良坂結羽介:島崎信長

今回も新しいオリキャラが出ました。凛ちゃん可愛いですね。
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