ラブライブ School idol EXTRA 作:naogran
ある日、漣が家でゴロゴロしていた。
漣「あ〜あ、今日は暇だなぁ〜。俺は今日フリーで、千幸は今バラエティ番組に出演してる。こんな休みも良いけど、やっぱり退屈だなぁ〜。」
すると漣のスマホの着信音が鳴った。
漣「ん?・・・和田!?」
相手は、高校時代の親友の「和田」と言う男だった。
漣「もしもし和田?・・・ああ久し振り。高校以来だな。・・・え!?マジで!?OKOK行く行く!丁度暇だったんだよ俺!じゃあ今から行くからな!」
その後ボンネビルT120に乗って、和田の家に向かった。
そして和田と言う男の家の前に到着して、インターホンを鳴らす。
漣「和田〜、来たぞ〜。」
すると玄関のドアが開いた。
???「よう朝霧!」
漣「元気そうだな和田。」
この男が「和田」。本名は「和田潤一郎」。漣と千幸の中学時代からの親友。髪型は黒髪でショートカット。
和田「久し振りだなぁ。外で話すのはあれだから、中へ入ってくれ。」
漣「おう。邪魔するぜ。」
和田の家の中をお邪魔する。
漣「両親は居ないのか?」
和田「今外出中だ。夕方頃に帰って来る。」
漣「そうか。所で、新しいモデルガンが入荷したって聞いたが。」
和田「おう。じゃあ来てくれ。」
2人は家のすぐ隣の店に入った。
漣「相変わらず凄えなお前の家は。」
和田「そうか?」
実は彼の家はミリタリーショップである。彼は高校卒業後に、家のミリタリーショップで働き始めたのだった。そして更に射撃場まであり、そこで購入したモデルガンや非売品のモデルガンまでも射撃体験出来る。
漣「お客さん多いなやっぱ。」
和田「まあな。ちょっと待っとれよ。」
すると和田が射撃場の倉庫に入った。そして、1丁の拳銃を持って出て来た。
和田「これだ。」
漣「凄え!M93R オート9Cじゃねえか!ロボコップが使用した奴だ!」
和田「これやっと手に入れたんだ。早速やってみるか?」
漣「やらせてくれ!」
マガジンにBB弾を入れて挿入して、スライドを引いて的に狙いを定めてトリガーを引いた。的の端に命中した。
漣「結構使い易いなこれ。」
和田「だろ?」
漣「片手で撃ってみるか。」
片手でトリガーを引いたが、的に当たらなかった。
和田「外れちまったな。」
漣「ありゃ?」
その後も射撃を楽しんだ漣だった。
それから3時間後、和田の部屋でゆったりする。
漣「いやぁ〜サンキュー和田。暇な俺を弄んでくれて。」
和田「どういたしましてだ。朝霧、今の仕事楽しいか?」
漣「ああ。今でも人気アイドルとして活躍してるからな。」
和田「そう言えば、あのμ`sの元メンバーの矢澤にこがお前と同じ事務所に所属したって?」
漣「そうだ。社長がにこをスカウトしてな。にこ自身も宇宙No. 1アイドルを夢見てるからな。」
和田「そうか。」
漣「じゃあ和田、招き入れてサンキューな。俺帰って飯の支度しなきゃならないんだ。」
和田「ちょっと待って朝霧。」
漣「どした?入荷した新しいモデルガンがまだあんのか?」
和田「いやそれじゃない。実は・・・お前に頼み事があるんだ。」
漣「頼み事?」
和田「ちょっと付いて来てくれ。」
そう言われた漣は、和田に付いて行く。
付いた場所は、和田の母親の部屋だった。
漣「ここは?」
和田「俺のお袋の部屋だ。ドアを開けるが、中を見て驚くなよ?」
そう言ってドアを開ける。そこには。
漣「!?」
何とまだ幼い少女が部屋に居た。
漣「お前どう言う事だ!?お前に妹なんておったか!?」
和田「おい落ち着けよ朝霧、お前のその反応をする気持ちは分かる。まぁ取り敢えず中へ入るか。」
母親の部屋に入る。少女は無表情だが驚いた。
和田「夏希ちゃん、この男は怪しい人じゃないよ。決してロリコンやストーカーでもないよ?」
漣「おい誰がロリコンとストーカーだゴルアァ!」
マウントポジションする。
和田「冗談冗談!許して!」
漣「はぁ、っで、この子は?」
和田「この前と言うか先週、うちの玄関前に突然立っていたんだ。」
漣「玄関前に?」
和田「ああ。この子の名前は高内夏希ちゃん。」
漣「高内夏希ちゃんかぁ。それで、この子をお前の家に入れたのか?」
和田「ああ。それを見てたお袋がこの子をうちに入れたんだ。朝霧、その子の顔を見てみろ。」
漣「顔?・・・・っ!?」
少女の顔に痣や傷があった。
和田「俺もこの子の顔を見て驚いたんだ。それだけじゃない。身体中にも傷と痣、更に両手首と両足首に鎖のような跡もあるだろ?」
両手首と両足首にうっすらと鎖のような跡が見えた。
漣「本当だ。何で?」
和田「どうやら親から酷い虐待や仕打ちを受けたとしか考えられないんだ。おまけにこの子は話す事も出来ないんだ。」
漣「どう言う事だ?」
和田「恐らく虐待による後遺症だろう。でも、紙に書いて会話する事が出来る。」
漣「紙かぁ。そう言えば、この子の年齢は?」
和田「会話を試みた結果、5歳って書いてた。」
漣「それって俺達の声も聞こえないのか?」
和田「いや、相手の言葉は聞こえる。ただ言葉が言えないだけだ。」
漣「よし。ちょっと試してみるか。君はお父さんとお母さんから何されたの?」
すると夏希は紙に、「わたしをたたいてきて、わたしをへやにとじこめたの」と書いた。
漣「酷いなぁ・・・何か喋れる事ない?」
夏希は、「おとうさんとおかあさんから、しゃべったらころすといわれたの」と書いた。
漣「・・・・・・・」
それを見た漣が、言葉を失った。
漣「マジかよ・・・完全に虐待だな・・・」
和田「俺もこの子の言葉を見て言葉を失ったんだ。」
漣「でもどうやって逃げて来たんだ?」
和田「この子曰く、「おとうさんとおかあさんがいないときににげた」って。多分鍵を閉め忘れたんだろう。」
漣「そうか。和田、俺達もこの子を助けたいんだ。何かしてやれる事はないか?」
和田「それだ。朝霧、お願いがあるんだ。」
漣「何でも言ってくれ。」
その後漣は、ボンネビルT120に乗って何処かへ向かっていた。彼の後ろには、夏希が乗っていた。
数分前。
漣『俺がこの子の保護を?』
和田『ああ。昨日、俺の両親がそう言ってたんだ。「誰か頼れる人に保護してあげてくれ」って言われたんだ。そこで思い付いたのがお前だったんだ。』
漣『でも良いのか?そんな事してたら誘拐扱いになるんじゃ・・・』
和田『大丈夫。こんな事もあろうかと、宮内に電話してたんだ。』
漣『宮内に電話、そう来たか。』
和田『宮内に「高内夏希ちゃんの両親について何か分かったら朝霧に電話してくれ。」って頼んだんだ。』
漣『そうか、サンキュー和田。』
そして現在、漣と夏希が向かった場所は、西木野総合病院だった。駐輪場に停車し、夏希が被ってるヘルメットを優しく外し、ゆっくり降ろした。
西木野総合病院・エントランス。
漣「さて、この子を診察させなきゃ。」
???「あら?漣君?」
漣「ん?」
そこに、見覚えのある人物が居た。
漣「真姫!!」
それは、西木野真姫だった。
真姫「久し振りね。」
漣「それはこっちの台詞だ真姫。学校帰りか?」
真姫「ええ。今日はママと外食する予定だからここに居るの。」
漣「そうか。」
真姫「あら?その子は?」
漣「ああ、俺の親友の家族に一時期引き取られた子だ。名前は高内夏希ちゃん。この子は両親から虐待を受けてたんだ。顔を見てみろよ。痣があるだろ?」
真姫「・・・酷いわね・・・」
漣「だろ?こんな事してる場合じゃねえ。ちょっと行って来る。」
その後夏希を診てもらう。診察が終わり、薬を貰う。
エントランスで、真姫と会話する。
真姫「それで、漣君と千幸君が引き取る事になったのね。」
漣「ああ。この子を虐待した親が逮捕されるまでだけどな。」
すると漣のスマホが振動した。
漣「宮内からか。もしもし?」
警視庁捜査一課の宮内昂汰が漣と通話した。
宮内『朝霧か。今何処に居る?』
漣「俺は今西木野総合病院に居る。夏希ちゃんの診察が終わった頃だ。」
宮内『丁度良い。今夏希ちゃんの両親が判明した。』
漣「本当か?」
宮内『父親は会社員、母親は近くの弁当屋のパートとして働いている。』
漣「他に何か分かった事は無いか?」
宮内『親戚が近くに居るんだ。その親戚の家族の話によると、遊びに行こうとしたが何時も拒否されるばかり。』
漣「ドタキャンか。」
宮内『ああ。それに祖父母も遊びに行こうとしたが、強い拒否を受けるばかりだったんだ。』
漣「祖父母までもか?」
宮内『それだけじゃない。近隣の住民の話によると、夜中に何時も怒鳴り声が聞こえたりしたんだ。文句を言いに行ったが、逆ギレされて怪我を負わされてしまった事もあったんだ。酷い時には、金属バットで殴られて骨折を追われたって。でも両親は反省の色すら見せなかったらしい。』
漣「どんだけ我儘なんだよその両親は・・・」
宮内『それで今度は俺が話に行ったが、両親は「帰って下さい」って言うばかりだったんだ。』
漣「成る程ねぇ。何か隠蔽している可能性があるって事か。」
宮内『それと面白いニュースが入ったんだ。』
漣「面白いニュース?」
宮内『ああ。夏希ちゃんの両親がさっき娘の行方不明届けを提出したんだ。』
漣「マジかよ。」
宮内『今夏希ちゃんを探し周ってる。見付けたら連れて帰って虐待を再開する恐れがある。朝霧、決して見付けさせんなよ?』
漣「分かってる。この子を見放す訳にはいかねえからな。」
宮内『何か分かったら連絡するから。』
漣「ああ。こっちも何か分かったら連絡するからな。」
宮内『分かった。じゃあな。』
漣「ああ。」
通話終了。
真姫「何か分かったの?」
漣「まあな。今はこの子を両親の虐待から解放してやらなきゃな。そうだ、千幸に今日の事をLINEするか。」
LINEで千幸に今日の事をメールした。
漣「よし。じゃあ帰るか。じゃあな真姫、また会おうぜ。」
真姫「ええ。また会いましょ。」
その後漣と千幸の家に帰って来た。
漣「夏希ちゃん、ここがお兄ちゃんの家だよ。」
ドアを開ける。
漣「ただいま〜。」
千幸「おう漣。おかえり。」
既に千幸が仕事から帰ってた。
漣「よう千幸。」
千幸「そしてこの子が?」
漣「ああ。高内夏希ちゃんだ。虐待両親から逃げ出した子だ。」
千幸「宜しく夏希ちゃん。俺は漣お兄ちゃんの幼馴染みの城戸千幸だ。」
夏希は頷いた。
漣「虐待の影響で喋る事すら許せない状態なんだ。」
千幸「そうか・・・」
漣「それでこれからどうする?俺達だけでこの子の慰めるのは気不味いと思うんだ。」
千幸「そうだなぁ・・・そうだ!姉貴達に頼めば?」
漣「姉ちゃん達を?・・・じゃあちょっと頼んでみるか。」
姉の愛美に電話してみる。
漣「もしもし姉ちゃん?俺だ。ちょっと頼み事があってな。俺達の家に虐待を受けた女の子が居るんだ。・・・うん。今宮内にその子の両親の行方を追ってるんだ。それで事件が解決するまで引き取る事になったんだ。・・・うん。・・・うん。それで俺達の家にしばらく泊まってくれないか?俺達だけでその子を慰めるのは気不味いと思うんだ。・・・そう?分かった。じゃあ後でな。」
通話終了。
千幸「どうだった?」
漣「すぐ行くって。」
千幸「そうか。」
漣「まあ早くでても数分掛かると思うがな。」
するとドアが開く音が聞こえた。ドアを開けた人物は、漣の姉で、人気アイドルグループ「ANGEL EARTH」のリーダーである『朝霧愛美』だった。その後ろには、千幸の姉で、ANGEL EARTHのメンバー『城戸菜津美』と『城戸飛鳥』が立っていた。
愛美「漣〜〜〜!!来たよ〜〜〜!!」
漣「早っ!!まだ10秒も経ってねえよ!!」
千幸「姉貴も姉ちゃんも来たか。」
菜津美「千幸来たぞ。」
飛鳥「お邪魔しまーす!」
その後愛美達に高内夏希の事を話した。
漣「と言う訳なんだ。」
菜津美「それは酷いわね。」
飛鳥「夏希ちゃん可哀想・・・」
愛美「本当に許せないわ!」
千幸「そこで、事件が解決するまであの子の面倒を見てくれるか?」
愛美「勿論よ。弟達の為なから何でもやるわ。」
菜津美「私も愛美に賛同するわ。」
飛鳥「私も私も!」
千幸「ありがとう。姉貴、姉ちゃん、愛美さん。」
漣「そうだ、今風呂沸いてるんだ。姉ちゃん、夏希ちゃんと一緒に入ってあげたら?この子、身体中凄く汚れてるんだ。温かい風呂で汚れを落としてあげてくれるか?」
愛美「お安い御用!夏希ちゃん早く行こ?」
飛鳥「私も私も!」
夏希を風呂へ連れて行った。飛鳥も風呂へ向かった。
菜津美「行っちゃったね。」
千幸「ああ。」
漣「じゃあ千幸、温かくて美味い料理を作るか。」
千幸「よっしゃ。」
菜津美「私も良いか?」
漣「勿論。」
浴室では、愛美が夏希を綺麗に洗ってあげてる。
愛美「夏希ちゃん、何処か痛い所無い?」
夏希は首を横に振った。
愛美「それにしても、背中の痣を見ると痛みを感じるわね・・・」
飛鳥「まだ幼いのに・・・許せないわ!」
愛美「でも大丈夫よ。お姉ちゃん達が守ってあげるからね。」
夏希は笑顔になった。
飛鳥「夏希ちゃん可愛いね。」
可愛いと言われた夏希は顔を赤くした。
飛鳥「あ!顔が赤い〜。」
愛美「飛鳥、あんまり意地悪しないの。」
飛鳥「ごめんごめん。」
その頃キッチンでは、漣と千幸と菜津美が晩飯を作っていた。
千幸「親戚や祖父母にも拒否?」
漣「ああ。遊びに来ただけなのに全て拒否したんだ。」
菜津美「どうして?」
千幸「虐待の現場を見せたくないだけじゃねえのか?」
漣「そうとしか考えれねえな。だからあの子が助かるまで一時保護してあげるって訳。」
その後愛美達が風呂から上がった。
愛美「良い湯だった〜。」
飛鳥「夏希ちゃんを綺麗にしたよ〜。」
漣「ありがとな。丁度飯が出来たぞ。」
晩飯が完成した。今日は卵焼き、ハンバーグ、唐揚げ。
漣「夏希ちゃん、温かいご飯だよ。」
しかし夏希は動揺していた。
菜津美「どうしたの?」
すると夏希は、近くのテーブルにあった紙とペンを使った。
愛美「何をしているの?」
漣「夏希ちゃんは虐待の影響で言葉を失ったんだ。その為ああやって紙とペンで会話をするんだ。」
そして書いた言葉は、「いつもごはんはサンドイッチとみずだけだったからこんなのはじめて」と書いた。
愛美「サンドイッチと水だけ!?」
菜津美「残酷過ぎる・・・」
漣「夏希ちゃん、そんな事を気にしたらダメだよ?君の為にご飯作ってあげたからいっぱい食べてね。」
夏希は動揺しながらも、フォークで唐揚げを食べる。すると夏希が涙を流した。
飛鳥「夏希ちゃんどうしたの!?熱かったの!?」
すると夏希はまた紙に言葉を書いた。書いたのは、「こんなにおいしいごはんははじめてだったからないているの」だった。
千幸「そうか。何時もサンドイッチしか食べれなかったから、美味い物食って嬉しくて泣いてるんだ。」
漣「だがここにあるのは超美味い料理ばかりだ!沢山食べてね!」
愛美「いっぱい食べてね!」
夏希は涙を流しながら晩飯を食べる。漣達も晩飯を食べる。
その日の夜。愛美と菜津美と飛鳥が夏希と一緒に寝てる。漣と千幸はそれぞれの部屋のベッドで寝てる。
「続く」