ラブライブ School idol EXTRA 作:naogran
虐待を受けた少女『高内夏希』を引き取ってから3日が経った。
漣と千幸はSTAR RINGでレッスンをしていた。そこに、夏希がレッスン風景を見ていた。
数分前。
星野『虐待?』
漣『はい。実はこの子、両親から虐待を受けてたらしくて、顔とか見て下さい。』
星野『・・・痣が出来てる・・・』
千幸『ですからこの子に、しばらく俺達の傍から離れないように言ったんです。この子の両親に見付からないように。』
星野『そうだったのね。なんて可哀想なのかしら・・・子供を虐待する親って本当バカよね。』
漣『俺もそう思います。』
千幸『社長、無茶な話ですが、仕事が終わるまでこの子をここに居させて良いですか?』
星野『勿論よ。ゆっくりしていってね?』
夏希が頷く。
そして現在。
麻衣「じゃあここまで。皆、休憩しましょ。」
漣「ふぅ〜。」
千幸「あ〜やっぱダンスは良いね〜。」
花苗「お疲れ様です。」
漣「おう。お疲れ。」
にこ「ねぇ漣、千幸、あの子をここに居て良いの?」
漣「夏希ちゃんは虐待を受けてるんだ。家に返す訳にはいかねえんだ。にこもこの気持ち分かるだろ?」
にこ「まあ・・・分からなくはないけど・・・」
漣「それに夏希ちゃんを見ろよ。皆と遊んでるぜ。」
夏希は、他のアイドル達と楽しく遊んでる。
花苗「楽しそうですね。」
千幸「ああ。」
にこ「けどどうやってあの子を引き取ったのよ?」
漣「最初、俺の親友の家の玄関前に居ってな。それで俺が遊びに来た時に引き取ってくれないかって頼まれたんだ。事件が解決するまでだけど。」
にこ「成る程ね〜。」
それから数日が経ち、漣と千幸と愛美達が公園に居た。愛美が夏希と遊んでる。
漣「あれから数日が経ったが、宮内からの情報は無しか。」
千幸「このまま何も無ければ良いんだけどな。」
菜津美「大丈夫かしら?」
飛鳥「私も不安が溜まってるよ・・・」
愛美「何言ってるのよ皆!今は楽しい事を考えれば大丈夫だよ!」
菜津美「愛美らしいな。」
飛鳥「そうだね!ここでネガティブになったらダメだね!」
漣「確かにそうだな。」
千幸「楽しい事で嫌な事を忘れようか。」
皆で微笑み合ってるその時。
???「夏希ちゃん?」
???「夏希か?」
そこに、2人の老夫婦と2人の男女が夏希を見付けた。
愛美「ん?夏希ちゃんを知ってるのですか?」
お爺ちゃん「あなたは?」
漣「どうした姉ちゃん?」
愛美「漣、丁度良かった。」
漣「ん?あなた達は?」
すると夏希が老夫婦に向かって走って、抱き着いた。
お爺ちゃん「やっぱり夏希だったか!良かった・・・!」
漣「あなた達は?」
男性「もしかして、あなたが朝霧漣ですか?」
漣「はい。そうですけど。」
女性「やっぱり!夏希を助けてくれてありがとうございます!」
お爺ちゃん「私達は、夏希の祖父母と親戚達です。」
漣「そうだったんですか!」
6人に今までの事を話した。
夏希の祖父「そうだったんですか。夏希を匿ってくれてありがとうございます。」
漣「いえいえどういたしまして。」
千幸「あなた達も大変だったでしょう?この子の両親に拒否されるばかりで。」
親戚の男性「ええ。あの2人は何を考えてるんだ?遊びに来ただけだってのに。」
親戚の女性「夏希ちゃんをこんな痛い目に遭わせるなんて許せないわ。」
飛鳥「でもどうして、漣の名前を知ってるんですか?」
親戚の男性「この前警察に尋ねた所、銀髪の若い刑事さんから、朝霧漣が引き取ってるって言ってたんです。」
漣「宮内から聞いたんですね。その銀髪の刑事さん、俺の親友なんです。」
親戚の祖母「そうだったんですか〜。」
するとそこに。
???「夏希!」
別の男女2人が現れた。
男性「探したぞ。」
漣「あの2人、親戚ですか?」
夏希の祖父「いえ、夏希の両親です。」
漣「両親!?」
この2人は、夏希を虐待した両親だった。
夏希の母「勝手に外へ行くなんて行儀悪い子ね!」
夏希の父「早く帰るぞ!親父、夏希を返せ。」
夏希の祖父「いや!お前らに返す訳にはいかない!」
親戚の女性「そうよ!この子を痛い目に遭わせる訳にはいかないわよ!」
夏希の母「何生意気な事言ってるのよ!」
夏希の父「っで、朝霧漣って男は誰だ?」
漣「俺の事か?」
夏希の父「よくも娘を攫ってくれたな。」
漣「どの口が言うんだ。自分の娘に虐待を仕掛けた癖に。」
夏希の母「虐待?虐待なんてしてないわよ。その子が言う事聞かなかったから躾を教えてあげただけよ。」
漣「躾ねぇ〜。俺が夏希ちゃんの親だったら優しく教えてあげてる所だ。こんな風に。」
笑顔で夏希を撫で撫でする。
夏希の父「黙れ!早く娘を返せ!」
愛美「虐待は止めなさい!」
菜津美「あの子が死んでも良いの!?」
飛鳥「そうだよ!」
夏希の両親「分かったような口を出すな!!」
愛美・菜津美・飛鳥「きゃああ!!」
3人を強く押し倒した。
漣「姉ちゃん!」
千幸「姉貴!」
2人が夏希の両親に立ち向かうが、父親がナイフを取り出した。
夏希の父「それ以上近付くと、お前らを皆殺しするぞ!」
漣・千幸「っ!!」
両親が、祖父母と親戚を払い退けようとしてる。
夏希の父「いいから早く返せクソ親父!」
夏希の祖父「絶対に渡さん!私達の大事な孫だ!」
夏希の祖母「大事な孫を絶対手放す訳にはいかない!」
夏希の父「五月蝿え!!いいから退け!!」
親戚の男性「昔の優しいお前は何処へ行ったんだ!」
夏希の母「何それ?そんな昔あったっけ?」
親戚の女性「惚けないで!思い出してよ!」
夏希の母「だからそんな昔の記憶なんか無いわよ!!」
そして祖父母と親戚をナイフで切り付け、夏希の腕を掴んだ。
夏希の父「夏希、帰るぞ。」
だが夏希は抵抗してる。
夏希の母「早く帰るわよ!!この小娘が!!」
そして、夏希に強く平手打ちした。そして、夏希を袋の中に詰め込ませた。
菜津美「なっ!!」
飛鳥「酷い・・・!」
夏希を担いで、連れ戻そうとしたその時。
???「おっとそこまでだ。」
見覚えのある人物が両親の道を塞いだ。
漣「宮内!」
宮内「よう朝霧、城戸。」
夏希の母「誰ですか?そこを退いて下さい。」
宮内「私は警視庁捜査一課の宮内です。」
夏希の父「刑事さんでしたか。丁度良かった。あの方達がうちの娘を誘拐したんです。逮捕して下さい。」
宮内「それより、あなたが担いでるその袋は何ですか?」
夏希の父「これですか?近くのスーパーで買った米です。」
夏希の母「帰って夕食の支度をしなきゃならないのよ。そこを退いて下さい。」
宮内「本当に米ですか?中身を確認させて下さい。」
夏希の母「だから米ですって!早く帰りたいんです!」
すると袋に入れられた夏希がバタバタ足掻いた。
宮内「ん?袋の中の米が足掻いてるようですが?」
夏希の父「き、気のせいですよ。」
宮内「そうでしょうか?朝霧!」
漣「おっしゃ!!」
ダッシュして、父親が担いでる袋を奪った。
夏希の父「なっ!?」
漣「宮内、取り返したぜ。」
袋を開けて、夏希を救出した。
宮内「よし。お手柄だぞ朝霧。」
漣「夏希ちゃん、早く逃げて。」
夏希が頷いて、祖父母と親戚の方へ走った。
漣「どうだ。俺達の連携は。」
すると、夏希の両親の怒りが頂点に達した。
夏希の父「ふざけやがって!!!」
夏希の母「このゲスがーーー!!!」
漣「かなり怒ってるな〜。宮内どうする?」
宮内「決まってる。虐待の容疑と、もう1つの容疑で逮捕する方針だ。」
漣「もう1つの容疑?」
宮内「後で教える。お前達2人に逮捕状が出てる!大人しく投降しろ!」
夏希の父「もう我慢出来ない!!貴様達から殺してやる!!」
激怒したまま、漣と宮内を襲う。
漣・宮内「遅い!!」
軽々と避けて、夏希の両親に背負い投げして成敗させた。
2人に手錠を掛けた。
宮内「幼児虐待と薬物使用の容疑で逮捕する!」
夏希の父「な!?」
夏希の母「何故それを!?」
宮内「2人が留守の間、近隣の住民から有力な情報を得たからな。窓から薬を飲んでる所を見た事があるって言ってたんだ。大家さんから合鍵を貰って調べた所、コカインやヘロインやマリファナが大量にあったからな。それに、麻薬密売もやってるらしいじゃないか。押し入れに大量の札束が入った金庫があった。通りで麻薬中毒になって有頂天になって虐待するはずだ。勿論ガサ入れの令状もある。」
夏希の母「くっ!!」
夏樹の父「・・・・」
しばらくして、パトカーが到着した。
千幸「これで事件解決か?」
漣「いや、まだ解決してない事件が1つだけがある。」
愛美「何?」
漣「夏希ちゃんが喋る事だ。」
飛鳥「そうだったね!」
千幸「夏希ちゃん、何か喋ってみて?」
夏希の母「ダメよ!喋ったら殺すわよ!!」
夏樹の父「もう止めろ。俺はお前の脅しにうんざりなんだよ!」
夏樹の母「黙りなさい!!」
宮内「脅し?どう言う事だ?」
夏樹の父「俺は妻に脅されて、夏樹を虐待してしまったんだ。娘を庇ったら、アンタを訴えてやると言われて・・・その証拠は俺の部屋の机の中に入ってる。もし見付けたら、それを見てくれ。」
宮内「そうか。分かった。」
夏樹の母「余計な口出すんじゃないわよ!!」
宮内「大人しくしろ!朝霧、続けろ。」
漣「おう。遠慮しなくて良いよ。一言でも良いから喋って?」
夏希「助けてくれて・・・ありがとう・・・」
遂に夏希が言葉を取り戻した。
漣「よし!よく言ってくれた。偉いね〜。」
褒めて夏希の頭を撫でる。
夏希の母「夏希!!!!喋るなって言ったじゃない!!!!」
宮内「大人しくしろって言ってんだろ!!」
夏希の母「五月蝿い!!離しなさいよ!!彼奴らが夏希を誘拐したのよ!!」
宮内「今更否定しても無駄だぞ。言い逃れは出来ねえからな。」
パトカーに2人を乗せて連行した。
漣「ふぅ〜・・・今度こそ解決したな。」
夏希の祖母「本当にありがとうございました・・・」
夏希の祖父「なんてお礼をすれば・・・」
漣「いえ、お礼なんていりません。」
親戚の男性「お爺さん、夏希をどうしますか?」
夏希の祖父「勿論、私達と一緒に暮らす。夏希、これからお爺ちゃんとお婆ちゃんと一緒に暮らそうな?欲しい物があればお爺ちゃんが何でも買ってあげるぞ。」
夏希の祖母「良かったね、夏希。」
夏希「・・・うん!お兄ちゃん!お姉ちゃん!ありがとう!」
漣「いえいえ。幸せに暮らしてね。」
数日後夏希は、祖父母の家庭で幸せに暮らしてる。親戚の男女は、夏希の祖父母の家の近くに引っ越しをし、夏希と楽しく遊んでるようだ。祖父母は夏希の欲しい物を買ってあげた。
そして逮捕された。2人は調べに対し。
夏樹の父「間違いありません・・・取り返しの付かない事をしてしまった・・・」
容疑を認めた。更に、父が残した証拠は日記とビデオカメラだった。ビデオカメラには、虐待を受けていた夏樹と楽しく遊び、優しく学ばせてあげてる父の姿があり、日記には、妻に脅された経緯や、夏樹との打ち合わせの時に話した内容が事細かく記されていた。
夏樹の母「巫山戯るんじゃないよ!!」
容疑を否認。
裁判で父に懲役3年、母に懲役20年の判決が言い渡された。父は受け入れ、母はまだ無罪だと主張し続けてる。麻薬の過剰摂取で精神がイカれているであろう。
更に数日後、STAR RINGでは。
星野「そうか〜。夏希ちゃんが助かって良かったね。」
漣「はい。今は祖父母の家庭に住んでいます。親戚の2人は祖父母の家の近くに引っ越しをしたそうです。」
千幸「もうあの子に災いが来る事はないでしょう。」
星野「良かった良かった。あ、今度夏希ちゃんをスカウトしようかな〜?」
漣「社長、その癖直したらどうですか・・・?」
星野「でも〜、あの子凄く可愛かったし〜。絶対歌とか上手いと思うよ!」
千幸「はぁ〜・・・」
その後仕事を終えて、STAR RINGを出た。
漣「さぁ〜て、今日の晩飯どうする?」
千幸「外食するか?」
にこ「あんた達って本当自由人ね。」
漣「誰にでも自由があるからな。」
???「あ!漣お兄ちゃん!千幸お兄ちゃん!」
そこに、聞き覚えのある声と見覚えのある少女が居た。
漣・千幸「夏希ちゃん!」
その少女の正体は、高内夏希だった。祖父も一緒だった。
漣「久し振り!元気してる?」
夏希「うん!」
夏希の祖父「この前は本当にありがとうございました。」
千幸「元気になって良かったです。」
漣「お爺さん、傷と痣はどうですか?」
夏希の祖父「もうすっかり良くなりました。西木野総合病院で沢山薬を貰いました。」
漣「そうでしたか。夏樹ちゃん、まさか親父さんが証拠を残してくれてたなんてね。」
夏樹「お父さんは元々優しいお父さんだったから。」
漣「またお父さんに会いたい?」
夏樹「うん!」
漣「そっか。」
夏希「じゃあね〜!」
漣「またね〜。」
2人は帰って行った。
にこ「あの子、すっかり元気になったじゃない。」
漣「ああ。俺達が居なかったらずっと暗いままだったかもな。」
千幸「さぁて、そろそろ飯食いに行こうぜ。」
漣「そうだな。にこも一緒に行くか?」
にこ「え?」
漣「折角だしたまには良いだろ?俺達が奢ってやるからよ。」
にこ「・・・じゃあ一緒に行くわよ。」
バンディット1250F ABSににこを乗せて、外食へ行った。
「END」
キャスト
朝霧漣:荒井敦史
城戸千幸:池岡亮介
矢澤にこ:徳井青空
赤崎花苗:結名美月
西木野真姫:Pile
和田潤一郎:増田俊樹
朝霧愛美:内田真礼
城戸菜津美:種田梨沙
城戸飛鳥:石川由依
高内夏希:遠藤璃菜
夏希の祖父:井上和彦
夏希の祖母:勝生真沙子
親戚の男性:梅津秀行
親戚の男性:早水リサ
夏希の父:竹内良太
夏希の母:大原さやか
星野倫子:高橋美佳子