「ふむ…コレがIS学園の制服か…私の趣味に合わないな、後で黒に染めておくか」
と私、レーツェル・ファインスメッカーはIS学園の制服に着替えて体育館にあるVIPルームに来ていた。
「なるほど…ここから入学式に参加とはな、まぁ…その方が都合がいい」
と私はそう呟きながら、入学式をこのVIPルームで過ごした後に近くにいた先生方からクラス表を貰った。
「ふむ…私が所属することになるクラスは一組か、担任は織斑千冬…やれやれ、これも縁か何かか…」
そのクラス表を見るとそこには私の名前が一組にあり、そこには担任が織斑千冬…そして、あいつの名前があった。
「織斑春人…」
そう、私の弟だった織斑春人だ…それを見た私は少しフラッシュバックしそうになったが、今の私は織斑一夏では無くレーツェル・ファインシュメッカーだということを再確認出来たのであった。
「私はこの一年一組の副担任の山田真耶です、よろしくお願いします、あとあ行の人から自己紹介をお願いします」
「はい!私は…」
その後、私は教室に入り副担任の先生が来て自己紹介をした後に周りの生徒も自己紹介を始めていた、そして…
「織斑春人です、趣味は剣道をしています…皆さんと仲良くなりたいと思ってます、あと世界初のIS男性操縦者として責任を強く持とうと考えています」
ヤツの番が来た、ヤツの本性を知らない者から見れば好意を持てるかもしれないだが…知っていればヤツの好意を持てない…
「ほう、中々いい自己紹介だな…春人」
「あ、ちふ…いや織斑先生、これぐらいは当然です」
「ふ…そうか、流石は私の弟だ」
とヤツが自己紹介を終えたところを見計らってこのクラスの担任である織斑千冬が入ってきて教壇の上に立った。
「私が貴様らの担任になった織斑千冬だ、私は貴様らを三年間で立派なIS乗りに育てることだ、私が言ったことは全てはいで答えろいいな!」
と俺は織斑先生の自己紹介を終えた後に耳栓をした、その直後だった。
「「「「キャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ‼︎‼︎‼︎」」」」
「私は千冬様に憧れてここに入りました!」
「千冬様!こっちを向いて下さい!」
「あぁ…千冬様に抱かれたい…」
「千冬様ぁぁぁぁぁぁ!」
黄色い声援が教室中に飛び交い、最早騒音となっていたからだ。
「貴様ら!静かにしろ!まだ自己紹介は終わってないぞ!」
「「「「はい!」」」」
とその後に織斑先生からの注意を聞いて黙り、再び自己紹介を始めた、暫くして…
「レーツェル君、次は君の番ですよ」
「はい、山田先生…私の名はレーツェル、レーツェル・ファインシュメッカー…趣味は料理だ、よろしく頼む」
私の番が来たのでそう答えて席に座った、少しは黄色い声援が飛び交ったが耳栓をしていたから何も聞こえなかったのでそのまま席に着いた、その時に私はある一人の少女が目に入った。
「……」
「彼女は確か…」
そう、その少女は篠ノ之箒…だが私が知ってる彼女とは大分雰囲気が違っていた、彼女との接点は同じ剣道場に通っていたぐらいにしかなくその時には既に彼女には恋人が出来ていた、その恋人の名前はアリスター・クーランジュ…彼の母親のカルヴィナ・クーランジュは今は形骸化しているドイツ航空機部隊に所属しておりそこの元エースでホワイト・リンクスという異名で呼ばれていた、まぁ…知ってるも何もアリスター・クーランジュとは私がDCに所属していた時に再開して、その時に彼女の話を聞いたからだ、だが…話を聞いた時とはまるっきり違う彼女を見て少し怖くなったが…
「……」ギロリ…
「……」
こちらの視線に気が付いたか、まぁ…こんなにジトッと見つめてたら気付くか…だが、彼女のあの眼は復讐者の眼だぞ、アリスターの野郎…何をしでかしたんだ。
「これで自己紹介はすみましたね、次の授業からは普通に始めまくので、教科書の準備をお願いします」
キーンコーンカーンコーン!キーンコーンカーンコーン!
と考えているといつの間にか自己紹介が終わっていて、更に授業終了のベルが鳴り響いていた。
スタスタスタ…
「おい、そこのお前…少しいいか?」
「分かった、いいだろう」
その後に少し殺気を放たれながらも俺は彼女と共に屋上へと向かった、屋上に着くとそこには誰もおらずとても静かで話をするのに丁度いい舞台だった。
「久しぶりだな、織斑一夏…いや、今はレーツェル・ファインシュメッカーだったな」
「俺のことを覚えていたとは…君とはあまり接点は無かった筈なんだが…」
と篠ノ之箒はそう言って来た、それを聞いた俺は少し驚いていた。何故ならあそこでは大分影が薄かったからだ。
「何を言っている、お前の才能はあの中でかなりズバ抜けていたからな、私もお前に抜かれないようにしていた」
「そこまで私を過大評価してくれるとは、アリーと同じだな」
「アリー…そうだ、お前ならアリーがどこにいるのか知ってるのだろう?ディバインクルセイダーズに所属しているお前なら」
「……そこまで知っているのか、分かった話そう」
と私はそう言うと箒はアリーことアリスター・クーランジュのことを尋ねてきた。
「彼は今…ドイツのDC支部であり企業でもあるアシュアリー・クロイツ社で万能型試作型特機ラフトクランズのテストパイロットをしている、臨海学校の始まる数日前ぐらいには来るはずだ」
「そうか、なら頼みがある…私をDCに入れてくれないか?私はアリーを近くで支えたいんだ」
と箒は私にDCに入れてくれるように頼んできた、それを聞いた私は迷うことなくこう言った。
「分かった、一応尋ねてみよう…だが、どんな結果になっても文句は言うなよ」
「ありがとう、レーツェル」
「そろそろ、教室に戻ろう」
「ああ」
こうして私達は教室へと戻った、その後は普通に授業を受けていた、だが…その途中である問題が起きる、それは五時間目のある授業だった。
「お前たちに話がある、実はクラス代表を誰にするかを決めていなかった、だからこの時間で決めようとおもう…誰でもいい、自薦、推薦でも構わないぞ」
そう、それはクラス代表…大体は何処にでもいる学級委員の様なものだと考えれば早い、多分このクラスの場合だと十中八九の確率で男子である俺と春人が選ばれるからだ。
「はい!自薦します!」
と思ったら、織斑先生がそう説明してから直ぐに箒が自分から手を上げてそう言った…てっきり私は周りの女子が私たちを推薦してくると思ったからだ。
「そうか…なら決まりだな、篠ノ之クラス委員長をたの…」
「お待ちください!私も立候補しますわ!」
とその直後にイギリスの代表候補生であるセシリア・オルコットが手を上げてそういった。
「……ほう、推薦待ちをしていたザコが私と戦うのか?」
とその直後に箒はそう言ってセシリアに挑発して来た、それを聞いたセシリア・オルコットは少し顔を赤くしてこう言った。
「貴女…今、私のことをザコと言ったのですか?」
「ああ、言ったぞ?なんせ実力がある自分が選ばれるという自惚れたヤツに私は負けないと言ったんだ…なぁ、イギリスの代表候補生さん?」
と更に箒は煽るようにそう言った、それを聞いたセシリアは更に憤慨したのか大きな声でそう言った。
「ならば!決闘ですわ!貴女に私の実力を拝ませて差し上げますわ!」
「GOOD…なら来週にしよう、その方が私も本当の実力を貴様に見せつけることが出来るからな…よろしいですよね、織斑先生」
箒はそう言って織斑先生に尋ねると彼女はコクッとうなづいてこう言った。
「では、来週、第一アリーナにて模擬戦を開始する…授業をするから座れ」
「「はい」」
そして、その後…織斑先生は授業を始めたのだった、その中で私は一つの疑問を覚えていた…何故箒は来週にしようとしたのかを、今は考えても仕方ないので授業を受けることにしたのだった。
ーーーー☆
「姉さん…アレは出来た?」
夜中のアリーナ…そこで私、篠ノ之箒はある人物に連絡していた。
『うん…出来たよ、性能については第3.5世代かな?展開装甲を着けて無いとはいえ、ここまで高性能の機体を箒ちゃんは良く考えたよね』
その人物の名前は篠ノ之束…私の姉でありISの製作者だ。
「姉さん…そんなことよりも、【ブリガンディ】の方は何時完成する?」
『林間学校が始まる前後かな?まぁ…その時はその時で連絡するよ、またね』
「ああ、姉さんこそ身体に気を付けて」
ピッ!
と私はそう言うと星空を眺めて月を見た、来週に始まる戦いに勝利を得る為に…
to be continue…
感想、アドバイス…お待しております。