「増援はまだなのか!?」
「くそ!まだ中に人が残っているのに!」
「だが入口にこれだけ火がまわっていると」
入口を炎が包み消防隊員達が中に入れずにいた
何人かは救助されたがまだ中に残っている
それに加えて中に入ったままの消防隊員とも連絡が取れなくなった
もう中にいる人は助からない
誰もがそう思った
そこへ
「勇者特急隊、見参!」
機械の体をした8人が現れた
「な、何だお前達は!?」
消防隊員が一番大きな体に詰め寄る
「中の人を助けに来たのさ」
「正気か!?」
正気を疑うのも当然だった、入ったらもう出られないかもしれないのにそこにわざわざ行くなどと言うのだ
周りの消防隊員も「やめろ!」や「危険だ!」と言っている
「中に残っている人を助けに以外にこんな状況に来るわけないだろ?よし、ボンバーズとダイバーズと俺の三組に分かれて救助活動を行うぞ!」
「了解!」
そう言ってその八人は中に突入していった
中に突入し
「俺はバーニアで飛んで最上階から救助活動を始める、ボンバーズ、ダイバーズは要救助者を搜索し発見したら脱出しまた突入を繰り返してくれ。ダイバーズ、悪いが消火活動も並行して頼む!」
「了解!」
ボンバーズとダイバーズが一斉に言う
それを聞き、俺は最上階を目指してバーニアを吹かす
(クソ!ホーンボンバーとマイトカイザーがあれば…)
ホーンボンバーが居ればボンバーズはバトルボンバーに合体し飛行能力を獲得できる
マイトカイザーは単独での飛行が可能だ
それでどれだけ効率があがるだろうか?
「案外変わらないかもな」
マイトカイザーにはAIは無い、マイトガインにもAIが無いようだし結局マイトガインかマイトカイザーのどちらかになってただろうな
けれどホーンボンバーが居れば効率は少しは上がったはず
ボンバーズとダイバーズを作る際にマイトカイザー、マイトガンナー、ホーンボンバーを作ろうとしたのだがボンバーズ達の時と違い全く作れそうになかった
(まだ出せないってことなのか?)
などと考えている間に最上階につき要救助者がいないことを確認する
最上階から降りていくと
「…ね…ち……」
声がかすかに聞こえた
「お姉ちゃん…」
「あっちか」
声の聞こえた方向に走る
「お姉ちゃん…しっかりして…」
落ちてきた瓦礫から私を庇ってお姉ちゃんが瓦礫の下敷きになってしまって動けないでいる
「簪ちゃん…逃げて」
「でも…!」
お姉ちゃんを置いて行くなんて………
「簪ちゃん!上!」
と大きな声を出す
上?
見上げると
私達を覆うように巨大な瓦礫が落ちてくる
あぁ、死んじゃうのかな
そう思った
「でぇぇぇい!」
そんな声と共に巨体が瓦礫を弾き飛ばす
「大丈夫か?」
その巨体を私は多分忘れないだろう
この二人って………
小さいけど更識姉妹だよな?
あっぶねー!あと少しで原作キャラが死ぬところだったのかよ
「よいしょっと」
恐らく楯無であろう人の上のがれきをどけて更識姉妹を抱える
「え?」
「脱出するしっかり捕まっておくんだ」
「は、はい」
俺はバーニアを吹かせながら一階に降り外に出る
「救助者です、後を頼みます」
消防隊の人に二人を渡す
「あ、ああ。おい新しい救助者が来たぞ!」
「救急車まで運びます」
別の人が二人来て一人ずつ抱える
「じゃあ、救助活動を再開します」
「あ、あの」
呼び止められる
「何?」
「な…名前…教えて」
「マイトガイン、嵐を呼ぶナイスガイさ」
俺はそう言って中に入ってゆく
この事故での負傷者は多数出たが死者は奇跡どころかありえない0という数値で終わり
テレビと新聞では勇者特急隊がもちきりだった