「あなた一体何者?」
ある公園で、紅い髪の女性が青年に尋ねた。周りをよく見ると地面には何かが突き刺さった跡や木が伐り倒されている所を見て激しい戦いがあったのだと理解できた
「見て解らないか?ただの人間さ」
青年は笑って答える
「まぁ、俺のことについてはあとで教えてやるよ・・・・取りあえず今はそいつのこと何とかしてもらえねえか?」
青年は地面に倒れ血を流している青年を指さして言う
「馬鹿でエロくてとことんお人よしな奴だけど・・・・俺の一番のダチなんだよ」
青年は死にかけている親友を見て女性に頼んだ
「そうね、まずはこっちが優先ね。どうやら面白い物を宿しているようだし」
女性はそういい、服から赤い駒を取り出した。その駒を死にかけている青年に1個、2個、3個と次々と乗せていく。8個目の駒を置くと駒が輝き青年の体を包み込む、やがて光がやむと傷は塞がり、青白かった顔は元へと戻っていた
「まさか駒を8個も消費する事になるなんて」
少女は驚きの表情で言う
「まぁ、良いわ。これでこの子は大丈夫よ」
「サンキューな。こいつは俺が家まで連れて行く」
そう言い、青年は倒れている青年を背負った
「・・・私が何者か聞かないの?」
少女が聞くと
「大体わかってるからなアンタの正体は。まぁ、詳しいことはこいつと一緒に聞かせてもらうぜ。俺の話はその時で構わないだろう?」
「ええ、構わないわ。そういえば、自己紹介がまだだったわね。私はリアス・グレモリー。駒王学園の3年生よ」
少女、リアス・グレモリーは青年に自分の名前を言った
「俺は大門マサル。あんたと同じ駒王学園の2年で・・・喧嘩番長って言われている」
青年、大門マサルはリアス・グレモリーに挨拶をした
「そう、貴方がその事は違う意味での噂の子ね」
マサルの名前を聞き、学校の問題児が噂通り義理堅い子だと解りリアスは笑みを浮かべる
「どんな噂が裏で流れてるか知らねぇが、こっちにしてはいい迷惑だぜ。碌な喧嘩が出来ないからよ。まぁいいや。そんじゃまたな~~」
マサルはため息を吐くと、手を振りながら気を失っている親友を担いで公園から出て行った
「ふふふ、面白い子。それにあのマサルって子も私が助けた子と同じで凄い物をもっているわね。これから面白くなりそうだわ」
リアスはふふふと笑い、公園を後にした
これがデジタルワールドと現実世界を救った英雄、大門マサルとリアス・グレモリーの最初のコンタクトであると同時にマサルの新たな戦い(喧嘩)の始まりでもあった