響の演奏会の翌日、マサルとフェイトは着替え等を持ってリアス達『オカルト研究部』が合宿をしている山にたどり着いた
「人一人いねぇな」
周りを見ながらマサルが呟くと
「多分、ここはグレモリー先輩の人間界での領土の一つなんだと思うよ。かすかだけど山全体に結界が張られてる」
「取りあえず行こうぜ。ここでぼーっとしてても何も始まらねぇからな」
「うん」
マサルとフェイトはリアスが渡してくれた地図を頼りに山道を進んで行く。その道中、野生の猪が襲ってきたが二人は難無く倒し、手土産として持っていくことにした
「ん?」
「どうしたのマサル」
不意に足を止めたマサルが気になったのかフェイトが尋ねる
「いや、何か聞こえたような」
マサルが辺りを見回していると
「ぬがぁああああ!!」
周りの木を突き破り何かがマサル達の方に飛んできた
「おらぁ!」
「ギャランドゥ!?」
何かは解らないが取りあえず殴ると飛んできた何かは変な声を上げ木にぶつかりずり落ちた
「何だ、何かと思ったらイッセーか」
ずり落ちた何かに近づき見るとイッセーが体を小刻みに震わせていた
「と、友達を殴っておいて・・言う事は・・・それ・・だけなのか?」
「おう」
マサルノ答えを聞くと、イッセーは気を失った
「どうするマサル?」
「ほっといても大丈夫だろう」
「・・・・先輩?」
イッセーをほっとき先に進もうとしたら森の奥から小猫がやってきた
「よぅ、塔城。もしかしてイッセーを探してるのか?」
マサルの話に頷いて答える小猫
「イッセーならここだ」
自分のしたを指さすと気を失っているイッセーを見てため息を吐く小猫
「・・・・・脆すぎです」
「止めを刺したのは俺だけどな」
気を失ったイッセーを引きずりながらマサルとフェイトは小猫と一緒にこの山にあるリアスの別荘まで一緒に歩いて行った。道中、引きずっているイッセーから変なうめき声が聞こえてきたが3人は無視して歩き続けた
「よく来てくれたわね二人とも。・・・所でマサルが持っているのは何かしら?」
「土産だ」
リアスの質問に返答し背負っていた猪を地面に降ろす。小猫に引きずられていたイッセーは現在、アーシアが治療中だ
「ふふふ、今夜の献立は猪のお鍋になりそうですわね」
「それじゃあ、特訓を始めましょう。メニューは・・・」
「その前に、お前らの実力を確かめてぇ」
「私達の?」
「そうだ。模擬戦をしようぜ、俺一人対お前ら全員だ」
不敵な笑みを浮かべマサルは堂々とそう言った。ここに史上最強の人外対若手悪魔の模擬戦が幕を開ける