ハイスクールD×D 喧嘩番長の新たな喧嘩   作:白の牙

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第10話

 

 

 

 

 「そんじゃあ、始めるとするか!」

 

 リアスが所有する別荘の外で動きやすい服装に着替えたグレモリー眷属対マサルの模擬戦闘が行われようとしている

 

 「お、おいマサル!本当に一人で部長たちの相手をするのか!?」

 

 アーシアと共に見学スペースにいるイッセーがマサルに聞く

 

 「まぁな」

 

 「あ、危ないですマサルさん」

 

 「大丈夫だよアーシア。マサルは絶対に負けないよ」

 

 ハラハラしているアーシアをフェイトが落ち着かせる

 

 「随分なもの言いねフェイト。まるで私達がマサルに負けるのが当然のように聞こえるのは私の聞き違いかしら?」

 

 フェイトの言葉を聞いていたリアスは少し怒気のこもった口調でフェイトに言う。よく見ると朱乃、佑斗、小猫の表情も強張っている

 

 「聞き違いじゃないよ。貴方達ではマサルには勝てない絶対に」

 

 「そう。なら、それを証明してもらうとしましょう。さぁ、私のかわいい下部たちマサルとフェイトに私達の強さを見せてあげましょう!」

 

 『はい!』

 

 「そ、それじゃあ模擬戦闘始め!」

 

 審判を務めることになったイッセーの合図で試合が始めった

 

 「行くよ、マサル君!」

 

 開始と共に『騎士』の駒の特性を使い人間では反応できない速さでマサルに近づき木刀を振う佑斗。だが、その剣戟はマサルには当たらなかった

 

 「っ!?はぁああああ!!」

 

 避けられたことに驚いた佑斗だが、直ぐに気を取り直し連続で木刀を振うが、マサルは最小限の動きで佑斗の剣戟を躱していく

 

 「(確かに速いが、メルクリモン達に比べれば遅すぎる)」

 

 かつてデジタルワールドでオリュンポス十二神の一人であるメルクリモンやロイヤルナイツの一人であるロードナイトモン、その他速さに自身のあるデジモン達と拳一つで戦ってきたマサルにしてみれば佑斗の動きは遅すぎるのある

 

 「らぁっ!!」

 

 マサルは横なぎの一閃を躱すと佑斗の懐に入り込みボディーに強烈な一撃を打ち込む。マサルの拳を喰らった佑斗は体をくの字に曲げ近くにある木に激突し行動不能となった

 

 「佑斗!!」

 

 リアスは行動不能になった佑斗に駆け寄ろうとしたが

 

 「試合中によそ見すんな。隙だらけだぜ」

 

 マサルがいつの間にか目の前におり、隙だらけの自身の体に拳を打ち込まれそうになったが

 

 「・・・・させません」

 

 二人の間に小猫が入り込みマサルの一撃を防いだ

 

 「・・・・『戦車』で防御に自身のある私がダメージを負っているのに、ダメージ無しだなんて・・・・マサル先輩、本当に人間ですか?」

 

 「正真正銘の人間だが?」

 

 小猫の質問に何喰わん顔で答えると。空から雷が降りマサルを包み込む

 

 「ふふふ、隙だらけですよマサル君」

 

 「よくやったわ朱乃。幾らマサルでも今の攻撃を喰らえばただじゃ済まないわ」

 

 朱乃は微笑みながらマサルに言い、リアスはそんな朱乃を褒めた。3人は今の一撃で勝敗が決したと思いイッセーに試合終了の合図を出すよう言おうとしたが

 

 「まだですよ」

 

 フェイトが待ったをかけた

 

 「まだマサルは倒れていませんよ」

 

 「その通りだ」

 

 フェイトの言葉と共に爆煙の中からマサルが歩いて出てきた。服は所々焦げているがマサル自身はピンピンしていた

 

 「う、嘘でしょう!?」

 

 「・・・・朱乃さんの雷に当たって無傷。・・・人間やめすぎてます」

 

 「あらあら」

 

 3人はあり得ない表情でマサルを見る

 

 「そろそろ終わりにするか」

 

 マサルは肩を少し回すと、一瞬で3人との距離を詰め腕を振るう。腕を振るったことで起きた拳圧を喰らい3人は吹き飛び木に激突する

 

 「まだやるか?」

 

 木にぶつかり動けないリアスにマサルが尋ねると

 

 「・・・・いいえ、この模擬戦・・・私達の負けよ」

 

 リアスは負けを認めた。どんな作戦を練ろうとマサルの前ではすべてが無駄だと直観で感じ取ったようだ。こうして、マサル対グレモリー眷属の初めての模擬戦はマサルの圧倒的な勝利で幕を下ろした

 

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