ハイスクールD×D 喧嘩番長の新たな喧嘩   作:白の牙

6 / 14
第04話

 

 

 

 はぐれ悪魔バイザーの討伐から数日後、イッセーとマサルは本日の依頼者の所に向かっている。何故マサルがイッセーと一緒にいるかは、イッセーが依頼者の所に向かう前にマサルがイッセーに『今日は俺も連れていけ。・・・何か嫌な予感がするんだ』っと言いイッセーについてきたのだ。依頼者の家に着いた二人は家のブザーを鳴らそうとした時、玄関が開いていることに気が付いた

 「・・・・ちわーす。グレモリー様の使いの悪魔ですけど・・・・。依頼者の方、いらっしゃいます?」

 イッセーは玄関先から大声で言ったが、返事が返ってこなかった

 『兄貴、奥のほうから血の匂いがするぜ』

 アグモンがマサルに教えた

 「・・・イッセー、お前はここで待ってろ」

 マサルがイッセーにそういうと

 「・・・いや、俺も行くよ。もしかしたら怪我をしてるのかもしれないし」

 二人は家に上がり、灯火がある場所に向かった。その場所はリビングらしく、普通の家と大差はなかった。・・・・ある一点を除いて

 「ウブ!?」

 イッセーはそれを見て吐いてしまった。マサルはイッセーのように吐きはしなかったが、顔を青ざめていた。二人が見たのは両手、両足、胴体に釘を打ちつけられた男性が壁に貼り付けられていた。床には血の海が出来ており、壁には文字が書かれていた

 「な、なんだ、これは・・・」

 「『悪い子にはおしおきよー』って、聖なるお方のお言葉を借りたものさ」

 後方から声が聞こえ振り向くと、白髪の男がいた

 「んーんー。これはこれは、悪魔君ではあーりませんかー」

 男は嬉しそうな声で言った

 「俺のお名前はフリード・セルゼン。少年神父であり、とある悪魔祓い組織に所属してる末端ででございますですよ」

 男、フリードは二人に自己紹介をした

 「・・・これは、お前がやったのか?」

 マサルが聞くと

 「イェスイェス、俺が殺っちゃいました。だってー、悪魔を呼び出す常習犯だったみたいだしぃ、殺すしかないっしょ」

 フリードそういうと

 「・・・ドラグナー・ギア」

 マサルは神器を発動し拳を強く握りしめた

 「たったそれだけの理由で殺したってのか?」

 「イェスイェス」

 フリードは笑いながら頷いた

 「・・・・命の重さをその程度にしか思わないお前に・・・神父を名乗る資格なねぇ!!」

 マサルがそういうと

 「はははは、悪魔に説教されちゃったぜ。つーか、てめえには言われたくねえよ!」

 フリードは服から剣の柄のようなものを取出し、光の刃を形成するとマサルに斬りかかった

 「・・・・・」

 マサルは動かずじっとその場に留まった

 「切り捨て御免って奴ですよ」

 フリードが振り下ろしてきた剣をマサルは右手で掴み、力を籠め光の剣を粉々に砕いた

 「嘘でしょう!?」

 フリードは剣を離し、懐から銃を取出し撃とうとしたが

 「遅ぇっ!!」

 「ひでぶ!?」

 フリードが銃を撃つよりも早く、マサルの拳がフリードの顔面に突き刺さり、フリードは壁を突き破って外に飛んで行った

 「マサル、殺したのか!?」

 イッセーが聞くと

 「いや、殺してねえよ。気を失ってるだけだろう、イッセー警察に殺人犯がいますって連絡しろ。ついでに写真も撮っておけ」

 「お、おう」

 「き、きゃぁあああああああっ!?」

 イッセーが携帯を取出し、フリードの写真を撮りに行こうとした時、女の子の悲鳴が部屋に響いた

「ア、 アーシア!?」

 「知り合いなのか?」

 「あ、ああ。前に話しただろう金髪のシスターを教会に案内したって。それが、この子なんだ」

 「イ、イッセーさん。まさか、イッセーさんがこの人を・・・」

 「違う違う、俺達じゃないよ!?殺ったのはアイツだからね」

 イッセーは外で気絶しているフリードを指さして言った

 「フ、フリード神父!?」

 アーシアが驚いていると、床が光り2つの魔法陣が描かれ紅い魔方陣からはリアス達が金色の魔方陣からはフェイトが現れた

 「兵藤君、大君助けに来たよ・・・ってもう終わってるの?」

 「あらあら」

 「・・・・心配損」

 祐斗達はもう終わっていたことに驚いた

 「あ、悪魔がいっぱい・・・きゅぅ~~~」

 「アーシア」

 気絶したアーシアを慌ててイッセーが受け止めた

 「イッセー、マサルごめんなさい。まさか、この依頼主のもとに『はぐれ悪魔祓い』の者が訪れるなんて計算外だったの」

 リアスがイッセーと大に謝った

 

 「マサル、大丈夫だった?」

 「ああ」

 

 フェイトがマサルに無事かどうか尋ねる

 「部長、この家に堕天使らしきもの達が複数近づいてますわ。このままではこちらが不利になります」

 朱乃が堕天使が近づいていることを察しリアスに言った

 「朱乃、ジャンプの準備を。フェイト、ここに転送してきたときに使った魔法は貴方だけにしか使えないの」

 「いいえ、他の人も転移できます」

 「なら、貴方はマサルと一緒に部室に戻って頂戴」

 「はい」

 フェイトがリアスに返事をすると

 

 「部長、アーシアも一緒に」

 

 イッセーがアーシアも一緒にと言う

 「ダメよ。その子は教会のシスター、私達の敵なのよ。それにこの魔法陣を移動できるのは悪魔だけ。しかもこの魔法陣は私の眷属しかジャンプ出来ないわ」

 「そ、そんな」

 「それじゃあ、マサル、フェイト部室で会いましょう」

 そう言い、リアス達はその場から居なくなった

 「・・・・・・」

 リアス達がいなくなったのを確認した大は気を失っているアーシアをじっと見る

 

 「フェイト、少しの間この子を頼む」

 

 「・・・うん」

 

 フェイトはマサルに返事をし、アーシアを抱えると、外に出て行った

 『兄貴、堕天使の数は4人だ』

 「そうか」

 マサルは両手を組み堕天使が来るのを待った。そして、空間の一部が歪み、4人の堕天使が現れた

 「貴様はこの間の!?」

 帽子を被った男がマサルに気づき構えた

 「あら、誰かと思えばあの時私を殴り飛ばした生意気な人間じゃない」

 イッセーを殺した堕天使レイナーレは笑ってはいたが体からは殺気があふれ出ていた

 「所でここに派遣したシスターを知らないかしら?あの子は私たちの計画に必要な子なの」

 レイナーレがマサルに聞いた

 「計画?」

 「そうね、どうせここで死ぬのだから手土産に教えてあげる。アーシアが持つ神器『聖母の微笑』は限度はあるけど完璧な治療を施してくれるの。神の加護を失った私達堕天使にとって夢のような神器。私はそれを手に入れて至高の堕天使になるのよ」

 「・・・神器の所有者から神器を抜き取ったら死ぬって知っていながらしようとしてるのか」

 「そうよ、全ては私が至高の堕天使になるため。ドーナシーク、ミッテルト、カラワーナこの子の始末は任せるわ。私はアーシアを探しに行く」

 そう言い、レイナーレはマサルが空けた穴から外に出てアーシアを探しに行った

 

 「(・・・・見つかってもフェイトならあの子を守りつつあいつを倒せるな)」

 

 マサルはレイナーレの力量を直観で見抜き、後を追おうとしなかった

 「さて、貴様にはあの時の借りがある。すぐに終わらせてもらおう」

 ドーナシーク、ミッテルト、カラワーナは光の槍を作りマサルに向けて投げた

 「ふざけるな・・・・ふざけるな!!」

 『drain』

 マサルは右手を前に突出しドーナシーク達の投げた光の槍を吸収した

 「なっ!?きゅ、吸収しただと!?」

 ドーナシークが驚いていると、マサルが3人の目の前から消えた

 「き、消え・・・・がぁっ!」

 カラワーナはマサルが消えたことに驚いた瞬間、吹き飛び壁にめり込んだ

 ドーナシークとミッテルトがカワラーナのいた場所に振り向くとそこには拳を振り切ったマサルの姿があった

 「こいつよくもカワラーナを!!」

 ミッテルトは光の槍をマサルに向かって投げた

 「おらぁっ!!」

 マサルはデジソウルを左拳に纏わせ、光の槍を殴り粉々に砕いた

 「そ、そんな・・・ただの人間が堕天使の光の槍を壊した!?」

 「次はテメエだ!!」

 マサルは驚いているミッテルトに近づき拳をどてっ腹に打ち込み天井へと殴り飛ばした

 「ば、馬鹿な。下級とはいえただの人間が我ら堕天使を凌駕するだと!?」

 「お前で最後だ。・・・・覚悟はいいか?」

 マサルはドーナシークを睨んだ

 「っく」

 ドーナシークは外に出て逃げようとしたが

 「逃がすか!」

 追いかけてきたマサルに片足を掴まれ

 「おぉおおおらぁああああっ!!」

 ドーナシークを引き寄せると、拳を振りドーナシークを地面に殴り飛ばす

 「もういっちょう!!」

更に落下の勢いを利用した一撃を腹に打ち込んだ

 「がぁっ!!」

 防御できずマサルの拳をもろに喰らったドーナシークは気を失った

 「・・・・・・」

 マサルは家に戻りカラワーナとミッテルトを連れてくるとドーナシークの上に乗せ、右手を3人に向けた

 「メガフレイム!」

 右手から巨大な炎の塊が放たれ、3人の堕天使を一瞬で灰にした

 「ちぃ、こんな後味悪い喧嘩は久しぶりだ」

 『兄貴』

 「部室に戻るぞ。あの堕天使から聞いた話をあいつ等に話す」

 マサルは家の近くで待っていたフェイトといまだ気を失っているアーシアと共にフェイトの転移魔法で部室に戻った

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。