まさかいきなり凄い人から依頼をされるとは...感動のあまり小説を書いている手が震えている作者でございます。
興味のある方がいらっしゃれば「自由大熊猫アンノウン」を読むことをお勧めします。一応忠告しておきましょう。笑いすぎて腹筋を壊さないようにしてください。
...と、長話が過ぎてしまいましたね。それでは始めます。
カランコロン
「いらっしゃいま...まさか貴方が来るとは...そろそろ引っ越し時ですかねぇ?」
「いきなり言ってくれるね~。僕と君の仲じゃないか、ジャッ君。」
「...一応忠告しておきますが、出来るだけふざけないで下さいよ。」
カランと鳴るはドアの音
コロンと鳴るはベルの音
悪魔の店には何でもあります
お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます
さてさて、今日のお客様は?
~SP1 UNKNOWN~
「...君がまさか喫茶店の店員をやってるなんてね。しかもそんな丁寧口調とは。初恋の人間相手と初対面で混よk「おっと、それ以上言いますと魂を抉り出しますよ?」素直じゃないな~。相変わらず。」
「貴方も相変わらず自由ですねぇ。まさか着ぐるみで現れるとは...」
悪魔は紅茶を差し出す。
「これが今のお気に入りなのさ。」
喋るパンダはそれを飲む。
「...こうやって話すと昔を思い出しますねぇ。私がまだ若かった頃を。」
「僕も丁度同じ事を考えていたよ。様々な世界を渡り歩いていた頃を。」
両者は正体を現す。
「貴方がついやり過ぎるたびに私がそれを止めていた...思い出すだけでも頭痛がしますよ。」
「僕は楽しかったけどな~。それに君も人のこと言えないじゃないか。出会う前はあんなに荒れていたというのに。」
「...今でもそうですよ。私は傲慢な人間と」
悪魔は右手に黒い炎を発生させる
「薄汚い神が大嫌いなのですから。」
同時に正体不明も攻撃をする
...入口にいた一人の男に
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「さて...本当に引っ越し時ですかねぇ。さしずめ、神の刺客といった所でしょうか?」
「クソ...何故ばれたんだ!?ジャッカルはともかく、たかが喋るパンダ如きに!?」
「唯の喋るパンダじゃないんだな~、これが。ほれ。」
「何!?『元英国スパイのパンダ』だとぉ!?どおりでバレる筈だ!?」
「...すいませんが、少し席を外してくれませんか?貴方が居るとややこしくなりますので。」
悪魔は呆れた声色でそう言う。
「了解~」ポテポテ
「...はぁ。とりあえず貴方に聞きたいことがあります。何故、この店にやって来たのですか?」
「簡単だ。お前みたいな凶悪な神殺しの悪魔を、我々が野放しにしておくわけが無いだろ!!」
「凶悪な悪魔...ですか。貴方が私の何を知っているというのですか?」
悪魔は怒りを露わにする。
「ぐが...貴様...」
「私の事をこれっぽっちも知らない若造が、勝手に私の事を決めつけないでください。そもそも私よりも薄汚い連中でしょう、あなた方は。それを棚に上げて何様のつもりですか?」
「黙れ...悪魔如きが...」
「貴方こそ黙って下さい。天使風情が」
悪魔は右手を振り上げる
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「...何故?止めたのですか?」
「これ以上やれば、この世界そのものが消える可能性があったからね~。君はいつだってそうだ。真面目でいながら一度火が付くと止まらない。悪魔なのに感情的だ。」
「...貴方はいつだってそうだ。ふざけた態度でいながら、肝心な時には私を止める。誰よりも孤独なはずなのに誰よりも人生を楽しんでいる。」
「それが僕の生きがいだからね。」
「...今日は何の用で来たのですか?」
「実は今面白い世界にいるんだけど、一緒に来てみないかと誘いたくてね。あの時みたく。」
「誠に残念ですが、私は貴方に振り回されるのはもうこりごりですよ。」
「そうかい。ま、気が変わったらいつでも来てよ。ジャッ君。あ、それとこれが住所ね。」
そう言って正体不明は消える。
「...本当に人騒がせですねぇ。お互い。」
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「彼は本当に明るい人ですよ。こんな私相手でも、そのふざけた態度で...」
悪魔は
「...彼の言うとおりですね。どうも私は素直じゃないらしい。」
昔を思い出す...楽しかった日々を。
悲しい記憶を胸の奥にしまい、旅をしていた日々を。
「そして同時に頑固でもある。もう止めることは無いでしょうね...復讐劇を。」
それでも
今日も彼は店を営む
あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...
...はい。初めてのコラボ作品ということもあり、滅茶苦茶緊張してしまいました。
もしご不満があったら本当に申し訳ありません。
というか折角のゲストキャラなのに悪魔が中心となってしまい、本当に申し訳ありませんでした。