...それでは、始めます。
カランコロン
「いらっしゃいませ。本日はどう言ったご用件でしょうか?」
「此処、何処、?」
「...あー、そういう手合いですか。」
カランと鳴るはドアの音
コロンと鳴るはベルの音
悪魔の店には何でもあります
お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます
さてさて、今日のお客様は?
〜SP2
「...つまり、此処は、平行世界」
「まぁ便宜上そういう事になりますねぇ。しかしまさか...まぁいいでしょう。」
「...戻れる、のか、?」
「少々時間はかかりますが、精々1時間ぐらいと言ったところでしょうか。ちょっとお待ちを」
「嫌、良い、自分で、戻れる」
「あら、そうでしたか。」
「「...」」
両者はお互いを観察する
「...どうやら、考えてる事は同じようですね。」
「お前、何者、?」
「それは此方のセリフですよ。」
両者は互いに警戒する
「貴方の魂は随分と珍しい。これ程までに純粋で、歪とは...」
「お前も、大分、珍しい」
「「...」」
両者は睨み合う
「...やめましょう。私争いごとは余り好きではありませんので。折角のお客様でもありますし、何か欲しい物はありますか?」
「ボルシチ...」
「おやおや、それだけで宜しいのですか?」
「...うん」
「そうですか...少々お待ちを。」
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「こちらでございます。」
「...いただきます」
「いい食べっぷりですねぇ。そんなに好きなのですか?」
「...食事中、会話、不躾、教養、無いの?」
「おっと、これは失礼しました。どうぞごゆっくり。」
ー数分後ー
「...ケプ。ん、ありがと」
「いえいえ、こちらこそ。そんなに美味しそうに食べて貰えると私としても嬉しい限りです。」
「...レーキュ・ウェィメレン・ツィオーネ」
「ふむ?」
「さっきの、質問、答え、名前」
「...そういう事でしたか。漸く思い出しました。」
「?」
「こちらの話ですのでお気になさらず。それでは私も貴方の質問に答えましょうか。」
男は正体を現す
「私は唯のしがない悪魔。それ以上でもそれ以下でもありません。」
「
「おっと、どうやら時間切れの様です。」
突如、空間が歪み出す
「まだ、興味、沢山」
「忠告しておきましょう。この世には知らない方が良いことがあります。ですから、これ以上は...」
「待って」
「...ご利用、ありがとうございました。」
パチン
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「昔々...通りすがりの悪魔は自分が作った商品を、その世界にばら撒きました。」
悪魔は昔を思い出す
「...それは破壊と、進化をもたらしました...」
それは...彼がまだ店を建てる前の話
「隕石は多くの都市と人々の命を奪い、そこにあった元素は多くの可能性を同時に与えた。」
悪魔が旅をしていた頃の話
「...皮肉なものですねぇ。恐らく彼がこの店に来てしまったのは...」
悪魔は...
「...もしこの事を知ってしまえば彼は、どうなってたのでしょうか?」
今日も彼は店を営む
あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...
...はい。大分時間が掛かってしまった上に唯会話をするだけで終わってしまい、すいませんでした。
もしご不満がありましたら、感想欄にて文句を言って結構です(覚悟はできています)
...天魔九天様、本当に申し訳ありませんでした!!