悪魔の店   作:執筆使い

109 / 202
コラボスペシャルもいつの間にか第三弾となって来ました。
今回は、名前変更予定のライア・レウスさんの「師匠はヤムチャ!?突然来たドラゴンボールの世界」とのコラボ作品となっております。

生憎私は戦闘描写は苦手でございますが、どうか楽しんでもらえると幸いです。

それでは、どうぞごゆっくり。





コラボスペシャル「師匠はヤムチャ!?突然来たドラゴンボールの世界」

 

 

「さて...と。私は一切攻撃は致しません。今から三十分、貴方が一撃でも私を喰らわせる事が出来ればさっきの事は訂正しましょう。」

 

 

「後悔するなよ...!」

 

 

悪魔と狼の弟子が今

 

 

「狼牙風風拳!!」

 

 

激突する

 

 

 

 

 

カランと鳴るはドアの音

コロンと鳴るはベルの音

 

 

悪魔の店には何でもあります

お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます

 

 

さてさて、今日のお客様は?

 

 

〜SP3 狼の弟子〜

 

 

「本日はどういったご用件でしょうか?お客様。」

 

 

「...その前に聞きたいのですが、此処はどういったお店ですか?いつの間にか気が付いたら此処に来てしまって...」

 

 

「おっと、そうでしたか...それではわかりやすく説明致しましょう。」

 

 

..............................

 

.....................

 

............

 

 

「と、まぁ、こんな感じです。」

 

 

「どんな願いも叶う店...まるで「ドラゴンボールみたいだ」!?」

 

 

「こう見えてかなーーーり長く生きていましてね...相手の考えは大体ならば表情を見ればわかるのですよ。」

 

 

「貴方...一体何者ですか?」

 

 

「さぁて...ねぇ。それにしても本当に勿体無い。」

 

 

「何がですか?」

 

 

「貴方の師匠ですよ。貴方はどうも...恵まれていない様だ。」

 

 

「...」

 

 

「所詮は何の取り柄もない、唯の人間...せいぜいがメインディッシュの前の前菜(噛ませ犬)と言った所でしょうか?そんな師匠の元にいた所で、たかが知れますよ。」

 

 

瞬間、男の目の前に拳が止まる

 

 

「...取り消してください。」

 

 

「だったら証明してみてはいかがでしょうか?薄汚いハイエナの弟子が。」

 

 

「っつ!!」

 

 

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.....................

 

............

 

 

「さて...後残り五分となりましたが、どうしました?それでは私どころか...猿達にも勝てませんよ?」

 

 

「まだ...まだぁ!!」

 

 

瞬間、武闘家の目が赤く染まる

 

 

「む...!」

 

 

「操気弾!!」

 

 

少しだけ口角を上げる男

 

 

「頑張りますねぇ。」

 

 

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.....................

 

............

 

 

「ぜぇ...はぁ...」

 

 

「そうですね...どうも貴方は荒い。恐らく師匠の影響でしょうが、まぁ今更直せと言われても土台無理な話でしょうねぇ。」

 

 

「何を...言ってるんだ...」

 

 

「狼の武器は何と言っても牙と爪でございます。ですが貴方がやっているのは歯と拳を用いた真似事。後は自分で考えて見てください。」

 

 

「...」

 

 

狼の弟子は考えた

 

その様はまるで狩の仕方を考える野生のソレ

 

そして気が付いた

 

 

「...」スゥゥゥゥゥ

 

 

「あと1分。」

 

 

「狼牙...手装拳!」

 

 

「あと」

 

 

瞬間、懐に飛び込む狼

男はギリギリで躱そうとする

だがしかし狼の爪が、牙が、僅かに男に傷を付ける

 

 

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.....................

 

............

 

 

「...先程の約束通り、取り消しましょうか。貴方の師匠を馬鹿にした事、どうかお詫び申し上げます。」

 

 

「...最初から全てお見通しだったんですか?俺を態と怒らせて、敢えて戦いに持ち込んで...」

 

 

「さぁて、どうでしょうか?それにしても良かったではありませんか。猿達と戦う為の手札が増えて。」

 

 

「...本当に貴方は一体」

 

 

男は正体を現す

 

 

「生憎今の貴方には不安や悩みがありませんので...元の世界に帰って貰いますよ。ライア・レウス様。」

 

 

「待ってください?!」

 

 

「待てませんよ。お客様ではありませんので。」

 

 

悪魔は笑い出す

 

 

「誠にありがとうございました。」

 

 

..............................

 

.....................

 

............

 

 

「...さて、何しにこんな所まで来たのですか?破壊神。」

 

 

「いや何、イレギュラーの様子を見に来たまでだ。悪魔。」

 

 

「嘘ですね。破壊神ともあろう貴方がたかだか1人のイレギュラーの為に来る筈がないでしょう。ましてや付き人...嫌師匠というべきでしょうか?彼がいない所を見るに」

 

 

「あー、解った。どうやら何もかもお見通しってわけか。」

 

 

「...第七宇宙の破壊神が、まさか1人の悪魔に興味本位でやって来るとは。」

 

 

「よく言うねぇ...僕を前にしてそんな余裕を見せながら言えたセリフかい?」

 

 

「...場所を変えましょう。一戦だけですからね。」

 

 

今日も彼は戦いの後に店を営む

破壊神との戦いを終えても休みなく働く...

 

 

 




...はい。と言うわけでコラボ第三弾でございました。

唯戦っただけな上に最後に破壊神を出してしまい申し訳ありません。

どうも私コラボとなりますとキャラの扱いが雑になる傾向がありますね...

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