悪魔の店   作:執筆使い

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リクエストスペシャルでございます。


リクエストスペシャル『造られし者達』

Side C

 

 

「馬鹿な...」

 

 

孫悟空、そして孫悟飯を超えた力を手に入れたこの私が負けるだと?

 

 

「私が...」

 

 

何故だ...何故私は...

 

 

 

 

 

Side B

 

 

『鼻血が出てるぞ。前みたいに鼻がない方が良かったんじゃないか?』

 

 

黙れ...

 

 

『ほれほれどうした?テメェなんか足だけで充分だぜ?』

 

 

黙れ...

 

 

『もっと本気でやって欲しいな、それとも本気でやってこのザマだったかな?だったら失礼な事を言って悪かったな。謝るよ』

 

 

黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ

 

 

「黙れえええええええええ!!!」

 

 

ピシッ

 

 

 

 

 

カランと鳴るはドアの音

コロンと鳴るはベルの音

 

 

悪魔の店には何でもあります

お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます

 

 

さてさて、今日のお客様は?

 

 

〜SP4 What is perfect?〜

 

 

「全く...次元のヒビが発生したかと思えば、魔人に人造人間がこの店に来るとは。」

 

 

「貴様...まさかあの時の旅人?」

 

 

「...はて?お客様、私は唯の店員でございます。旅なんてこれっぽちもした事が有りません。」

 

 

「嘘をつくな!私は...貴様g「おい」

 

 

「何でございますか?もう1人のお客様。」

 

 

「此処は何処だ?俺は確かベジットとか言う奴と戦っていた筈だ。」

 

 

「此処は願いが叶う店。ありとあらゆる道具が揃っている店でございます。」

 

 

「...ならば美味しいお菓子を沢山出せ。出来なければお前をキャンディにして食べる。」

 

 

「お安い御用です。」パチン

 

 

男が指を鳴らすと、大小様々なお菓子がそこに出現する

 

 

「パフェにケーキに...こいつは何だ?」

 

 

「クリームブリュレでございます。幾らでもありますので、どうぞ遠慮なさらずに。」

 

 

「おお...ありがたく頂こう。運が良かったな。」

 

 

「セルさんもどうです?丁度ハロウィンの時にとある方から頂いた仙豆茶がありますよ。」

 

 

「...遠慮なく貰うとしよう。」

 

 

そう言って美味しそうに食べるピンクの魔人

おずおずとお茶を飲む緑の人造人間

悪魔は笑顔でその様子を見ていた

 

 

..................................

 

....................

 

............

 

 

「さて...と。本題といきましょうか。」

 

 

悪魔は正体を現す

 

 

「「!?」」

 

 

「どうやら同じ悩みをお持ちのようですねぇ。二人共、完璧な強さを求めている様だ。だが、どうも強さというものを解っていない。」

 

 

「どういう事だ?私は誰よりも最強の魔人となった...一人を除いて。」

 

 

「私も...油断さえしなければ宇宙最強となっていただろう。」

 

 

「それですよ。自分が最強だと思い込んでいる内は、成長なんて無い。最弱なのです。」

 

 

悪魔は語り出す

 

 

「『生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。最も自分から変化するものが生き残るのである』...猿真似や他人の力を奪った程度で満足する様では貴方達は最強ではありません。」

 

 

悪魔は瞬時に二人の喉元に手刀を突きつける

 

 

「ほら...私に簡単に接近される様では、最強なんて夢のまた夢でございます。」

 

 

「「黙れ!!俺(私)は...最強の魔人(人造人間)なんだ!!」」

 

 

二人は拳を突き出すも指一本で止められる

 

 

「セルさんは地獄に送るとして、ブウさんは...元の場所に戻しますか。」

 

 

「私は...」

 

 

「俺は...」

 

 

「一応お二方に忠告をしましょう。」

 

 

悪魔は笑い出す

 

 

「完璧な存在など存在しない。そう心に持ち続ける事です。」

 

 

..................................

 

....................

 

............

 

 

「はぁ...彼らを見てると昔を思い出しますねぇ。たった一人で全王に挑んでいた頃を。」

 

 

悪魔は苦笑いを浮かべる

 

 

「お陰で6つの宇宙ごと消されかけたのですから...」

 

 

今日も彼は店を営む

あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...

 

 

 




あいも変わらずキャラの雑な扱い...どうも悪魔が強すぎてしまう。

因みに軽く解説しますとセルは死んで魂となってあの世へ行くはずが、魔人ブウが引き起こした時空のヒビ(アニメを見ればわかると思います)によって悪魔の店にやって来たという訳です。

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