正直ドラクエに関しては所謂にわかですのでもしかしたら間違ってる所があるかも知れません。もしそういったのがありましたらどうぞ感想欄にてご指摘お願いします。
魔族の王は
「許さん...許さんぞ!人間どもめ!!例え私がどうなろうとも、1人残らずに...」
堕天使は
「人間どもに憎悪を...絶望を思い知らせてくれる。さあ始めよう」
「「根絶やしにしてくれん/世界の滅亡を!!」」
共通の嘆きを叫ぶのであった
カランと鳴るはドアの音
コロンと鳴るはベルの音
悪魔の店には何でもあります
お客様の願いや要望を必ずや叶えて差し上げます
はてさて、今日のお客様は?
〜SP8 中途半端〜
「本日は...っと、今日のお客様は凄いですねぇ。お二方、粗同じ願いとは。」
「...ここは何処だ。見た所お前は人間ではないみたいだが。」
魔族の王は店員を怪訝な目で見る
「...まさか、いやそんな。」
堕天使は店員を見て何やらブツブツと呟いている
「お二方、どうぞ腰掛けて。この店に入ったのも何かの縁ですし。」
「「...わかった。」」
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「成る程...お二方は人間に対して並々ならぬ恨みがあるようですねぇ。」
「罪...最早存在する事が罪なのだ。人間だけでない。神が作りしこの世界は罪に溢れている。だからこそ全てを消すべきなのだ...嘗てとある悪魔がそうした様に。」
「人間は私の大切なものを奪った。私はそんな奴らに復讐を誓った...それだけだ。」
「それはそれは大層な事ですねぇ!人に裏切られ、人に大切なものを奪われたからこその願い!!お二方の魂はまさに憎悪に満ちている!!だが...」
男は少し残念そうな顔になる
「やはり、中途半端だ。」
男は正体を現す
「やはり貴様は...」
「どうやら貴方は私の正体に気付いた様ですねぇ。流石は元上級天使。しかし残念だ。天使を捨てた筈の貴方は天使の理に縛られている。」
「私が...天使の理に縛られている?」
「現に貴方は私に攻撃できないでいる。本来ならば私に飛びかかる事も出来たはずだ。だがそれが出来ない。何故なら貴方はまだ天使であるから。」
悪魔は魔族の王を指差す
「貴方もですよ。」
「貴様...」
「貴方も何処か...何か思い止まっている節がある。人間を完全に憎んでいない所がある。」
「「...」」
「生憎私はそんな中途半端な者の願いを叶え気にはならない。だが、忠告をしてあげましょう。お二方のその心意気に免じて。」
「「忠告?」」
「人間とは...そんな単純な生き物ではない。汚く、純粋で、ずる賢く、正直で、とにかく一つの側面ではとても測りきれない。」
悪魔は笑う
「もう一度、冷静にじっくりと考え直すのも手ですよ。」
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「...今回のお客様には親近感が湧きましたねぇ。私を二で割った様な方々でしたから。」
今日も彼は店を営む
あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...
書いてて思ったのは、この2人は悪魔との共通点が多いという事ですね。
...折角のリクエスト、短めですいませんでした。