悪魔の店   作:執筆使い

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もう1つのリクエストスペシャル

大分ゴチャゴチャしてわかり辛いですが、楽しんで頂けると幸いです。


リクエストスペシャル『悪魔と呼ばれし人間』

 

 

 

–???–

 

 

「奴を見つけただと?」

 

 

「ええ...我が主。命かながらとなりましたが何とか。」

 

 

「そうか...」

 

 

「行くのですか?」

 

 

「嫌、奴は普通の悪魔と違い神の気配に敏感だ。だから...」

 

 

男は水晶を見る

 

 

『カカロット...カカロットォォォォォ!!』

 

 

「利用するまで。」

 

 

 

 

 

カランと鳴るはドアの音

コロンと鳴るはベルの音

 

 

 

 

悪魔の店には何でもあります

お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます

 

 

 

 

はてさて、今日のお客様は?

 

 

 

〜SP11 人間vs悪魔〜

 

 

「っつつつ...やはり痛いものは痛い。」

 

 

男は包帯を巻いている

 

 

「最近どうも運動してばかりしてますねぇ...お陰でこの体も結構ガタが来始めた。」

 

 

男は席に腰掛ける

 

 

「...皮肉なものだ。神を欺く為に人に近いこの姿にならなければならないのだから。」

 

 

ー死ぬな...死なないでくれ...俺を...一人に...しないでくれ...

 

 

「私が嫌いな人間の姿にならなければならないから...」

 

 

 

ドゴオオオオオオン!!!

 

 

轟音。それとともに巨大な拳が店の壁を突き破った。

 

 

「ヌゥン!!!」

 

 

そして二撃目で店員はなす術も無く吹き飛ばされる

 

 

 

 

ギリギリギリギリ...

 

 

「誰の差し金だ?私と店に拳を向けて...」

 

 

「カカロット...」

 

 

「残念ながら人違いですよ...ですから」

 

 

ボコォ!!

 

 

店員は巨漢に拳をぶつけ吹き飛ばす

 

 

「とっととお帰り願います。」

 

 

 

 

 

 

–???–

 

「...どうやら僕のテリトリーに侵入した不届き者がいるらしいね。」

 

 

「どうしますか?ビルス様?」

 

 

「別にどうもはしないけど...やっぱりムカつくからそいつを破壊しに行く。ウィス。」

 

 

「はい。ビルス様。」

 

 

 

 

 

 

 

場面は店員達がいる世界へと戻る

 

 

「ゼェ...ゼェ...やはり駄目だ。仮初めの体の負担が...」

 

 

「もう終わりかぁ?」

 

 

「それにしてもタフだ。数十発は打ち込んだ筈なのに...まるで化け物ですねぇ。」

 

 

「俺が化け物?違う...俺は悪魔だ!!」

 

 

男の右手にエネルギーが集まる

 

 

「この星ごと私を壊すつもりか...何故そうまでして...」

 

 

「貴様が戦う意思を見せないのならば俺はこの星ごと貴様を破壊し尽くすだけだ。」

 

 

「憎しみと闘争心に包まれている悪魔ですか...自分を見てるようだ。」

 

 

 

 

 

Side ???

 

 

ー何故俺は憎む?

 

 

ー何故俺は自分を抑えられなくなる?

 

 

ー何故俺は愛されない?

 

 

ー何故俺は人に恐れられる?

 

 

俺にないものを...カカロットは持っていた。それが悔しかった。憎かった。だから俺は...

 

 

「ウォォォォォォ!!!」

 

 

悪魔になった。

 

 

 

 

–???–

 

 

「いいぞぉ!どんどん追い込め!!私の睨んだ通り奴はどうやら本来の力を生きている人間相手には使わないみたいだなぁ!!殺せ!!殺すのだ!!!私の憎む悪魔を殺すのだ!!!」

 

 

男は水晶を見る

 

 

「さぁ止めだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

悪魔の右手のエネルギーが徐々に溜まっていく

 

 

「...」

 

 

しかし悪魔はそれを撃とうとしない

 

 

 

「...俺に...命令するな!!」

 

 

悪魔は叫び出す

 

 

「俺は...俺の意思で...カカロットを...」

 

 

「自分の意思で支配を...とんでもない精神力だ。」

 

 

男は悪魔に近づく

 

 

「本当でしたら貴方様に敬意を評したいのですが...生憎そんな暇は無いようだ。ですから手短かに済まします。」

 

 

男は悪魔に触れる

 

 

「...第七宇宙ですか...何故そんな方が態々此処に?嫌、考えている暇はありませんねぇ。」

 

 

男と悪魔は消える

 

 

 

 

 

–???–

 

 

「一体どうしたというのだ?!何故下界の人間如きが私の支配を跳ね除けて...」

 

 

水晶を眺める男に2つの影が近付いていた

 

 

「どうやら君が犯人みたいだね。」

 

 

「!?...これはこれは第七宇宙の破壊神ビルス様。一体何の用でこちらまで?」

 

 

「なぁに。下級の神が随分とでしゃばった真似をしていると聞いたんでね。」

 

 

「確かめに来たのですよ。」

 

 

「で、ですがビルス様!?奴は神殺しの悪魔で危険な存在」

 

 

「言い訳は良いよ。破壊しちゃうから。」

 

 

下級の神と呼ばれた男は消滅した

 

 

「...良いのですか?私情で彼を破壊して。」

 

 

「彼は前々から色々と問題があったらしいじゃないか。自分の欲を満たすために卑怯な真似をする神って事で。」

 

 

「全く...」

 

 

 

 

.............................

 

..................

 

...........

 

 

「がふっ!?ごふっ?!...少し疲れましたねぇ。」

 

 

男は血を吐きながら悪魔の店へ戻る

 

 

「この体は大分不便だ。ですがこの姿だからこそ解る事もあります。」

 

 

男は笑い出す

 

 

「人間は弱く、強い生き物だと。」

 

 

今日も彼は店を営む

あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...

 

 




最近コラボとリクエストが雑になってしまい、本当にすいません。

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