毎度お馴染みリクエストスペシャル。今回は他作品のキャラでは無く、普通の(まぁ普通っちゃ普通...一応)のキャラが出て来ます。
最近巷で話題になっている踏み台転生...所で踏み台転生って何ですか?
『...え? 知らないで書いてたんですか?』
字面から想像して書いたんですが、問題ありますかね...?
『...問題しかありません』
...えーと、読者の皆様。もし解釈が間違ってたらすいません、感想欄等でご指摘お願いします。
生き返りたい...
「ならばこ奴を殺せ。さすれば貴様の願いを叶えてやろう」
生き返りたいんだ...だから...
「そして望む力であれば与えてやろう...神殺しの悪魔を殺すのだ!!」
俺はもう一度、人殺しにだってなってやる。
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「さて...今時珍しくもないですが、態々この様な場所にやって来て私に挑みかかった訳を教えて貰いたいですねぇ。転生者さん」
「...える...生き返るんだ...生き返って俺は...」
〜SP34 神に利用されし者〜
「被告人、貴様は多くのものを残虐な方法でもって殺害し...」
嗚呼、こうなったか。俺はヒトデナシ...この世に生きる価値すらない。
「よって、貴様の刑は...」
...妹は、どうしているだろうか? あいつは俺のやっている事を知らない筈だ...俺が居なくなれば、あいつはたった1人で生きていかなければならない。
...しくじらなければ、もう少しだけあいつが生きていける...だがもう遅い。俺はこれから死ぬのだろうな。この両手は、赤色ですらない...ドス黒く染まってしまった。
「猶予は1ヶ月とする」
嗚呼...最後に一回見たかったなぁ。笑顔を...
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「出所不明の手紙が態々お前宛に届いた。読みたいか?冷酷非道な大罪人」
「...そこに置いとけ、親切な看守さんよ」
いよいよか...俺も。しかし手紙...大方、俺への恨み辛みが書かれたやつだろう。この薄汚い殺人鬼が!! とか...ははっ。
「どれ...後悔しかない人生。罵声罵言の1つぐらいは大人しく読んでやろうじゃねぇか」
『拝啓 兄』
「...これは...馬鹿な...」
『ずっと、知らないふりをしていてごめんなさい。私の為にやっている事はわかってたけど、何も言えなくて、何もしてあげられなくて...最後に一度でも良いから、お兄ちゃんの笑顔を見たかったです』
「...ははっ。そうか...」
俺は、クソ野郎だな...最後の最期で...
ポタッ ポタッ
「何だ...全部...全部知ってたのか...馬鹿みてぇだな。俺、妹にこんな迷惑かけて...本当...」
ポタッ ポタッ
「ばがみでぇだよ!!」
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「何か、言い残す事は無いか?」
「...一つだけ、恥を忍んで言わせてもらっても良いか?」
「ああ...断頭準備!!」
ギチギチギチギチ...
「もう一度、妹に会って...謝りたい」
ガタン! ブシャ、コロコロ...
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「例えあの野郎の踏み台として利用されてんだとしても...俺はアンタを殺すんだ!!」
「...」
男は正体を現さない
「もうすっかり汚れちまったけど...それでも、俺は!!」
「...」
男は答えない
「俺は...俺は...!!」
「...馬鹿だ。実に馬鹿ですよ、貴方は」
悪魔は笑わない
「そんな馬鹿な魂...食べる価値も、消す価値も無い」
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「...何が神様転生だ。最も残酷な行為ですよ...命を弄び、道理を弄ぶ...それを悪魔ではなく、聖なる象徴である彼らがやっているのだから、実に反吐がでる」
今日も彼は店を営む
ありとあらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...
転生云々が関係無い風になってしまい申し訳ありません!!