カランと鳴るはドアの音
コロンと鳴るはベルの音
悪魔の店には何でもあります
お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます
さてさて、今日のお客様は?
〜ep15 紹介〜
「ふむ...来ませんねぇ。お客様。」
コツ...コツ...
「本来ならば商品の手入れをしたいところですが、それでは読者様もつまらない事でしょう。」
カタン
「ですから、本日はこの悪魔の店を紹介していこうと思います...とはいえ、私が口で説明しても伝わり辛いですからね...そうでした!読者様、これを」
スッ
「...はい。スマホでございます。こちらのスマホを使えばあら不思議!説明資料が現れます。勿論お代は結構ですよ。忠告を聞いてさえくれればですが。」
ギシ...
「決して、知りすぎない様に。では、私は商品の手入れに行って参ります。どうぞ、ごゆるりとお楽しみ下さい。」
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店員は一体何者ですか?
悪魔の店の店員
数百年もの間この店を運営している悪魔。誰よりも人間を知る人物でもある。この店にある商品は全て、彼の手作りである。因みに好きなものは紅茶。
この店について可能な限り教えて下さい。
悪魔の店
とある山の麓に存在する店で、見た目は古びた喫茶店。一階は所謂応接間となっており商品は並べられていない。店員曰く、商品を盗まれない様にする為。お客様が来た時に彼はその人の願いを聞き、それに見合った物を地下室から持ってきている。
地下室?詳しく教えてくれませんか?
地下室
店員は商品を手作りする際は必ず地下室で行う。そこには様々な設備が置かれてるのだ。悪魔の道具達が。
店員に出来ない事ってあるんですか?
この店...もっと言うと悪魔にはルールというものが存在する。
1.人間との契約以外で殺人を犯してはいけない
2.同じ人間に違う契約をしてはいけない
3.自らの為に力を使ってはいけない
これ以外であったら、彼は基本何でも出来る。
彼の...悪魔の過去を教えてくれませんか?
...昔の話です。彼はとある人間と出会いそしt「おやおや、何を聞いてるのですか?」
「...どうやら忠告を無視した様ですねぇ。」
男は正体を現す...
「残念ですが、忠告を破った場合追加料金が発生します。」
男は答える...
「ですが、それを貰うのは今ではありません。そうですね...」
悪魔は笑い出す
「貴方が死んだ時にいただきに参りましょう。楽しみですねぇ...たっぷりと恐怖を味わった魂が手に入るのですから。」
ギィィィィィ...
「本日は誠にありがとうございました。読者様。」
バタン
今日も彼は店を営む
あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...