悪魔の店   作:執筆使い

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リクエストスペシャル。今回は健全な小学生を過ごしていた人ならば誰もが知っているであろうあのじーさんとのコラボです。
ぶっちゃけギャグです。別のコロコロ漫画入っちゃってます。というか全部イナイレです。オールイナズマイレブンです。世代微妙過ぎィ!? なネタですのでご了承願います。多分居ないとは思いますが、コロコロコミック全く読んでいない人にはピンとこない子供向けな文体ですので、どうしてもわからないという方はコンビニか書店へ600円を持ってgo!! して下さい。今なら、なんとお釣りでうまい棒が5個買えます。

地の文無しなんざ小説じゃないし、俺はそんなガキの落書きみたいなの見たくねぇよ、という子供に戻れないオトナな方...ああ、うん。まぁその内良いこと有ると思いますんで頑張って下さい。ストレスのタメすぎは良くないですよ。


※ゴリ押し展開注意








リクエストスペシャル『Dangerous じーさん』

 

 

 

 

 

 

 

「サッカーやろうぜ! 俺はやらないけどな!!」

 

 

 

 

 

〜SP63 世紀のサッカー対決! なのじゃ!!〜

 

 

『さぁ、始まりました悪魔vsじーさんの絶対絶命! PK対決!! 実況は私こと通りすがりの通行人A! 解説も私こと通りすがり(ryでお送りします。では解説の私、何かコメントを』

 

 

『いやぁ、面白そうな展開になりそうですねぇ。何せギャグキャラとシリアスキャラの対決ですから。他作者の作品やこの小説のコラボ話ではギャグに負けてることが多いので、是非とも今回は悪魔さんには勝ってもらいたいところです』

 

 

『コメントありがとうございます。おっと、どうやら両者が入場したようです。ここで2人の意気込みを聞いてみましょう』

 

 

 

 

 

 

「やるからには悔いのなく。勝負事ですから、正々堂々とやるとしましょう。それが私のモットーですので」

 

 

『悪魔店員。まともな意気込みでした。流石人としても悪魔としても史実で職務や約束事には忠実だった方! ぶっちゃけラスボス系キャラの癖に、数ある主要キャラやコラボキャラの中ではかなりまともな部類に入るんじゃねぇの? と言われるのも納得です!! そして一方、こちらはじーさんですが...』

 

 

 

「マカロニ食べたい」

 

 

 

『おぉっと! 意気込みかと思ったらただ思った事を口にしているだけだ!? 流石は屈指のギャグキャラ、セリフも行動も予測できません!! 両者互いに握手をしつつそれぞれの立ち位置に入ります。3本勝負、先攻は悪魔です!!...っと、どうやら悪魔選手、何やら上半身を後ろに逸らして妙なポーズを取っていますが?』

 

 

『ルーティーンですね。ここぞと決める際にやる動作ですが...最初から使用するとは、悪魔選手もかなり本気だと思います。見てください、後ろに黄色い背後霊の様なオーラが薄っすらと現れているのがその証拠です』

 

 

『解説ありがとうございます。おっと、どうやらルーティーンが終わった様です。ホイッスルが鳴り、構えを取った! 行った! 動き出した!! 蹴ったァァァァァ!!』

 

 

 

 

 

─バシイッッッッッッ!!─

 

 

「ほう...止めましたか」

 

 

 

『なんと! じーさん選手尻で止めたァァァァ!!』

 

 

『悪魔選手の全てを吹き飛ばすシュートを敢えて弾力性のある尻で止めたといったところでしょうか? なにより突筆すべきはじーさん選手の躊躇ない判断です。普通あのようなシュートがくれば萎縮してしまう。だというのにすぐさま尻で受け止める勇気は流石だと思います』

 

 

『解説ありがとうございます。さてさて、次は攻守交代してじーさんの番! おぉっと、尻に力を入れ、なんと、そのまま挟んであったボールを放つぅぅぅ!?』

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ...(これはボールこれはボールこれはボール。ばっちくないばっちくない。尻から放たれようがこれはボール)」

 

 

『これを難なく止めた悪魔選手、心なしか嫌そうな顔です!』

 

 

『無理もないでしょう。何せ尻から放たれたシュートです。止めるのは精神的に至難の技、止めるには大切なナニカを少し失う覚悟がなければ出来ません』

 

 

『しかし冷静沈着! 私だったら絶対に怒るかツッコミを入れるかします!! さてさて一本目は両者共に決められず。ここからは2本目という事もあり、本気を出してくると思われますが解説の私?』

 

 

『ええ、動き出すとしたらここからでしょうね。具体的には()()()が飛び交います。方やディフェンス、オフェンス、ゲームメイクなんでもござれのオールランドミッドフィルダー。方やボケ、ツッコミ、ノリツッコミなんでもござれの予測不可能なトリッキーディフェンダー...どの様な結果になるかは私ですら予想できません』

 

 

『おっと、そうこうしているうちに悪魔選手、構えを取る。これは必殺技の構えだ! 体全体を大きくしならせ捻りを加える! そして、バネの原理だ!! まるで時折出没する悪質クレーマーの心みたく、大きく捻らせた体を戻す勢いでボールに蹴りの衝撃を加える!! 光り輝くシュートだァーーー!!』

 

 

 

 

 

「【真 パラディンストライク】...さて、止められますか?」

 

 

 

 

 

『これはパラディンストライクですね。英国では伝統的な技で、通常の威力としては世界を基準として中の上。ですがこれは見かけからしてそれ以上。恐らく相当な回数を重ねた結果これほどまでの威力になったのだと思います』

 

 

『解説ありがとうございます! おっと! じーさん選手も何やら動き始めている...あ! あの構えは!?』

 

 

 

 

 

「ばっかもーん!!」

 

 

 

 

『地面をひっくり返して、これはまさしく【ちゃぶ台返し】だ!! 巨人の星! サッカーではなく野球!! 出す作品を間違えていないかァァァァ!?』

 

 

『いえ、あれはれっきとしたサッカーの必殺技です。公式でも大海原中学がFF地区大会予選で使っていた記録がありますよ』

 

 

『あ、それは失礼しました。兎も角両必殺技が激突した! 勝つのは伝統か! オヤジか!!』

 

 

 

─バチィッッッ!! ジリジリ...ジリジリ!!─

 

 

 

「ヌォォオオオオオオオオオオ!!

オ!

オ!!

オ!?

ワシをナメるなァァァァァァァァァ!!」

 

 

 

 

 

 

『止めたァァァァァァ! 勝ったのはオヤジ! 勝ったのはオヤジだァァァァ!!』

 

 

『これは【ラッキー】ですね。じーさん選手、試合でも妙に運とブロックが強いので今回はそれが良い方向に働いた様です』

 

 

『ここでの得点失敗は少し痛いか!? 悪魔選手!!』

 

 

『いえ、あの表情、どうやらまだ隠し玉があるみたいですね。止められたというのに驚き一つ出さないどころか、不敵な笑みを浮かべています』

 

 

 

 

「そうこなくては面白くありませんね。では、そろそろ本腰を入れましょうか」

 

 

 

『悪魔選手、再びキーパーに入ります。ここでじーさん選手が得点をいれれば殆ど勝ちが確定するこの状況! 相当なプレッシャーがかかっている筈です!! 会場からは彼のファンが今まで以上の応援コールを行なっております!! 具体的に言うと黄色い声援! 自覚無しのハンサムなモテ男はギルティ!! 何はともあれ、じーさん選手の番となりました!!』

 

 

『ふむ...ただやはり彼はどちらかといえばディフェンスタイプの選手なので、真面目なシュートは苦手な筈です。果たしてどの様な奇想天外な方法で決めに行くのやら』

 

 

 

「さて、どう来ますか?」

 

 

 

『おっと、何やらじーさん選手の後ろに黒い竜の様なものが見え...あ!? あれは?! あの竜は?!』

 

 

 

 

「こ! ろ!! ど!!! ら!!!!」

 

 

 

『コロドラゴン!! コロドラゴンが現れたァァァァァァ!!』

 

 

『【コロドラシュート】一部の小柄な選手しか扱えないレアな技ですが...まさかじーさん選手が覚えているとは思いませんでした』

 

 

『小学生の夢を描いた本の象徴となっているドラゴン!! そして今! その黒い竜の雷鳴と共にシュートを放つ!!』

 

 

 

 

「ほう...そう来ましたか」

 

 

 

『あーっと!! どうした事だ悪魔選手? 腕を組んだまま動かない!! ボールはそのまま真っ直ぐゴールへと向かって行く!!』

 

 

 

「コロコロコミックのマスコットを足蹴にするのは物凄く気が引けますが、仕方ありませんね」

 

 

【真 さばきのてっつい】

 

 

 

 

『嫌、空から何かが降ってくる!? 鳥か? 飛行機か? 巨大な足だァァァ!! 足が、竜を押し潰した!!』

 

 

『やりますねぇ。あれは本来デフェンスの技ですが、シュートブロックが出来る特性を活かしてキーパー技として使った。何はともあれこれで2回目は終わりました』

 

 

『ここで今の所両者無失点! 次が最後! どちらに勝利の女神は微笑むのか...おお? 悪魔選手の番ですが、どんどん、どんどんゴールから離れています。どうしたんだ?』

 

 

「さて...今度は止められますかね?」

 

 

『そのまま相手ゴールまで下がったァ! ペナルティエリア外であればどこで打っても良いというルール上、問題はありませんが意図がわかりません!! 一体何を考えているのだ彼は!!』

 

 

『これは...成る程、そう言う事ですか』

 

 

『お、何か、彼の思惑に気付いたのですか? 解説の私』

 

 

『ええ。ですが、今言ってしまうとネタバレになってしまうので暫く様子を見ましょう。ほら、彼が動きましたよ』

 

 

『おっと!! これは! 彼の右足が輝いている!!』

 

 

 

 

「束ねるは星の息吹──輝ける命の奔流...受けてみよ」

 

 

 

 

『輝く足のオーラが巨大な剣へと変わッてイクゥゥゥゥ!! そして跳んだ!! 高く飛び、黄金の剣を天へ掲げて──』

 

 

 

 

「【神 エクスカリバー(約束された勝利の剣)】ァァァァァァァ!!」

 

 

 

 

『そのまま振り下ろしたァァァァァァァァ!! ボールは真っ直ぐゴールへ向かっていく!! 心なしか進むたびに加速しているぞ!!』

 

 

『ええ、その通りです。彼の十八番であるあの技は、ある特性を持っており...距離が離れれば離れるほど威力が増します』

 

 

『と言うことは...』

 

 

『はい、今彼が放っているあのシュートは、まず止められるものは居ないでしょう。黄金の域に達している時点の、最大威力なのですから』

 

 

『なんという隠し球だァァァァ!! じーさん選手止められるか!? このシュートを止める事は出来るのか?! それとも止められないまま決まってしまうのか?!』

 

 

 

「さて、どう止めますか?」

 

 

「ふっ...こんなの楽勝じゃい!! 食らえ! 秘技!!」

 

 

【ゴールずらし】

 

 

 

「え?」

 

 

『え?』

 

 

『え?』

 

 

 

 

 

「『『え?』』」

 

 

 

 

『何と?! 前代未聞!? ゴールをずらしてボールを外させた!? どんなに凄いシュートでもゴールに入らなければ得点にならない?! ですがこんな技大丈夫なんでしょうか?! 心なしか会場はブーイングだ!!』

 

 

『一応、公式というか非公式といいますか...FF地区予選で使われた記録があります』

 

 

『つまりはセーフ!! しかしあまりな展開に悪魔選手も少し動揺している!!』

 

 

 

「流石に...えぇ...予想外といいますか...それはないでしょうに」

 

 

 

『しかしながら無失点は無失点! 渋々と悪魔選手キーパーに入る!! ここで止めれば引き分けに持ち込めます。何とか止めたいところだ!! っと、じーさん選手いきなり必殺技を出し──』

 

 

 

 

 

【最強さん召喚】

 

 

「」

 

 

『』

 

 

『』

 

 

 

 

 

「ワシの勝ちじゃ」

 

 

「流石にそれは反則──」

 

 

 

──ゴシャァッッッッッ!!──

 

 

 

『ゴール! 勝者、じーさん選手!! やはりギャグキャラには勝てない、店員選手ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ...』

 

 

 

 

 

 

....................................

 

..........................

 

................

 

......

 

 

 

「...ハッッッッッ!? また夢か?! あーもう、リクエスト多いこんな時期に寝落ちしてる場合じゃないってのに、クソッタレ」

 

 

 

これは夢の中での話

絶対にありえないからこそ見てしまう一つの物語...

 

 

 

 

 

 

 








※ふざけた技名とか結構あっただろ? 実は全部イナイレ公式の技なんだぜ…はい、本当すいません。



【キャラ紹介: ユメ店員】
とある小説家が見た夢に登場する店員の事。あくまで夢の中の存在である為、実在しない、実体化しない、実体化されない、といった特徴がある。現実とは違い、性質は善より。なので(ギャグ的な意味で)ノリが良い。習得する必殺技が全てを物語っている。


その善性から、彼はある悲劇を体験しなかったもしもの姿なのではないか? と噂されているが...




ポジション【MF】
習得できる必殺技

パラディンストライク(シュート)

ヘブンズタイム(ドリブル)

さばきのてっつい(ブロック)

エクスカリバー(シュート)



はい、でんぢゃらすじーさんじゃなくてイナズマイレブンっぽい回になってしまって本当すいません。じーさんのセリフほとんどなくてすいません。



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