悪魔の店   作:執筆使い

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18話

カランと鳴るはドアの音

コロンと鳴るはベルの音

 

 

 

悪魔の店には何でもあります

お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます

 

 

 

さてさて、今日のお客様は?

 

 

 

 

〜ep18 恋〜

 

 

「今日はどういったご用件でしょうか?お客様。」

 

 

『実は私...好きな方がいるんですが、この通り喋る事が出来なくて...』

 

 

「そうでしたか...貴方程美しい方が勿体無い。少々お待ちを。」

 

 

..................................

 

........................

 

............

 

 

「こちらの、瓶に入っているお薬をお飲みください。」

 

 

「...!」

 

 

「喋れますか?」

 

 

「はい...凄い...ところで幾らなんでしょうか?」

 

 

「お代は結構です。忠告を聞いてさえくれれば。」

 

 

「忠告...ですか...」

 

 

「これの効き目は一週間となっております。効果が切れる前に思いを伝える事です。」

 

 

 

 

 

 

Side C

 

 

「あー...あー...」

 

 

うぅ...あれからかれこれ6日経っているけど駄目だよ...

 

 

「いざ話そうとすると恥ずかしいよ...//」

 

 

どうすれb「〇〇さん?」

 

 

「わっひゃい?!」

 

 

へ、変な声が出ちゃったよ〜。どうしよう...嫌われちゃったかな?

 

 

「喋れる様になったんだね。それに前より明るくなって...良かったら明日一緒に映画でもどう?」

 

 

えっ...それって...デート?!

 

 

「はい...」

 

 

チャンスが回ってきた!店員さん、ありがとうございます!!

 

 

......................................

 

..........................

 

...............

 

 

「緊張するな...」

 

 

一応、服も考えに考え抜いた奴だし。匂い対策もバッチリ。そして...勝負下着に//

 

 

「(お母さん...幾ら何でも恥ずかしいよ...)」

 

 

そろそろ...あっ!

 

 

「□□さん!おーい!!」

 

 

あ、こっちに...!?

 

 

「危ない?!」

 

 

キキィィィィ ドン

 

 

「嘘...」

 

 

嫌だ...嫌だよ...

 

 

「□□君!起きて!起きてよ!!」

 

 

もしかして私が声なんて望んだから...

 

 

「嫌だよ!死なないで!!□□君!!」

 

 

声なんて要らない!!神様!!□□君を救ってください!!

 

 

「...ん。〇〇さん?」

 

 

『良かった...でも私...もう喋れない...』

 

 

「...いいんだよ。僕は、声が無くなったとしても君の事が好きだから。」

 

 

『□□さん...』

 

 

.................................

 

.......................

 

............

 

 

「ふぅ...返品の代わりにサービスとして人間を助けたはいいですが」

 

 

悪魔は微笑む

 

 

「これでは恋のキューピットですねぇ。」

 

 

今日も彼は店を営む

あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...

 

 

 

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