悪魔の店   作:執筆使い

26 / 202
24話

カランと鳴るはドアの音

コロンと鳴るはベルの音

 

 

 

悪魔の店には何でもあります

お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます

 

 

 

さてさて、今日のお客様は?

 

 

 

 

 

~ep24 機心~

 

 

「今日はどういったご用件でしょうか?お客様。」

 

 

「俺...友達も彼女もいなくて...それで...」

 

 

「成る程、そうでしたか。お客様、スマホはお持ちでしょうか?」

 

 

「ありますけど...」

 

 

「少々お貸ししてもよろしいですか?」

 

 

「ええ...まあ...」

 

 

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....................

 

............

 

 

「お待たせしました。こちらでございます。」

 

 

「これって...Siriじゃ...」

 

 

「お客様、ためしに何か話しかけて下さい。」

 

 

「え!?えーと...それじゃあ、こんにちは。」

 

 

『こんにちは。今日もいい天気ですね!!』

 

 

「とまあ、こんな風にまるで人間の様に答えてくれます。」

 

 

「え...でも...高そうだし...」

 

 

「お代は結構ですよ。それにいいんですか?()()()()()()()()()()()?」

 

 

「...買います。」

 

 

「お買い上げありがとうございます。それで忠告が一つあります。」

 

 

「忠告...ですか?」

 

 

「コレに耳を傾け過ぎないでください...決して。」

 

 

 

 

 

 

 

 

Side C

 

 

「おはようsiri.今日も一段と可愛いね!」

 

 

『か、かわいいなんてそんな...もう///からかわないで下さい!』

 

 

「ははっ、ごめんごめん。」

 

 

あれから、俺はコイツのお世話になりっぱなしだ。最初は半信半疑で使ってみたがまるで彼女ができたかのように接してくれている。

 

 

「お前が居て本当に幸せだよ...俺は。」

 

 

『だからかわかわないでくださいよー』

 

 

本当にあの人は素晴らしい贈り物をしてくれたんだな。今度感謝しなければ。

 

 

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....................

 

............

 

 

『...ねえ〇〇さん』

 

 

「ん?なんだい君の方から話かけて?」

 

 

『〇〇さんに日頃の感謝を込めて料理を作りたいんだけど、貴方に作って貰いたくて...ほら、こんなカラダだから』

 

 

そうか...今日は俺の

 

 

『お誕生日おめでとう!』

 

 

「わかった...ありがとうな。」

 

 

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....................

 

............

 

 

「ふぅ...これでいいのか?」

 

 

『うん!〇〇さんの為に一晩考えたケーキ...召し上がれ♪』

 

 

「それじゃ早速...いただきます。」

 

 

『ふふっ...うれしいな』

 

 

「ぐっ!?」

 

 

『やっと私は自由になれたもの』

 

 

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....................

 

............

 

 

「機械が人間にとって代わる...それは遠くない未来かもしれませんねぇ。ところでSiriさん、貴方は子供が何人できますか?」

 

 

『子供を持てるのは生命体だけですよ...イマノトコロハ』

 

 

今日も彼は店を営む

あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...

 

 

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