悪魔の店   作:執筆使い

28 / 202
26話

カランと鳴るはドアの音

コロンと鳴るはベルの音

 

 

 

悪魔の店には何でもあります

お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます

 

 

 

さてさて、今日のお客様は?

 

 

 

 

 

 

 

~ep26 富~

 

 

「本日はどういったご用件ですか?お客様。」

 

 

「金...とにかく金が欲しいんだ。」

 

 

「ほぅ...それでしたら丁度完成してたアレの出番ですね。お客様、少々お待ちを。」

 

 

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....................

 

............

 

 

「こちらでございます。」

 

 

「コート?確かに売ったら金になるだろうが...」

 

 

「そうではありません。そうですね...例えばこのコインをポケットに入れて。」

 

 

ポンポン

 

 

「2回叩くと...ほら。」

 

 

「こりゃあたまげた。二つに増えてやがる。」

 

 

「ま、こんな感じにお金を増やすことができます。」

 

 

「買った!!幾らなんだ?!」

 

 

「お代は結構ですよ。忠告を聞いてさえくれれば。」

 

 

「忠告だぁ?」

 

 

「使いすぎないように。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Side C

 

 

「ヒャハハハハハ!!大金持ちだぁ!!」

 

 

お札をじゃんじゃん増やしていった結果、俺は世界有数の資産家へと上り詰めていった。

 

 

「あの店員は使いすぎるなつったけど何にもなんねぇじゃねぇか。」

 

 

どうせ、無料だからあまり使わせたくない為の詭弁だろう。

 

 

「暇だしテレビでも見るか。」ピ

 

 

『大物資産家の〇〇ですが、偽札疑惑が浮上しています。こちらを見てください。』

 

 

「...は?偽札?」

 

 

『こちらのお札...二つとも全く、ナンバーまでもが全く同じなのです。ここまで精巧な偽札は相当の技術がいることで』ピ

 

 

「...不味い。」

 

 

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....................

 

............

 

 

「イラッシャイマセ。おやおや、そんなに汗をかかれてどうしましたか?」

 

 

「お前...騙したな!!これは偽札じゃないか!!」

 

 

「?ちょっとずつ使えばバレない筈ですが...ひょっとしてお客様。忠告を無視しましたね?」

 

 

男は正体を現す...

 

 

「ひっ!?あ...悪魔」

 

 

男は答える...

 

 

「残念ながら、忠告を無視した場合追加料金が発生します。」

 

 

「追加料金!?金なら幾らでもある!!だから」

 

 

悪魔は笑い出す

 

 

「お代は、貴方の魂とさせていただきます。」

 

 

「俺は...金...」

 

 

 

..................................

 

....................

 

............

 

 

「今回の魂は富ですか。実にありきたりな欲望ですねぇ...」

 

 

今日も彼は店を営む

あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...

 

 

 

 

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