悪魔の店   作:執筆使い

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最近ケツアゴさんの作品に悪魔を出さして貰って、かなり上機嫌な作者でございます。

「この度は本当にありがとうございました。ケツアゴ様」

...前書きにこんなことを書いてすいません。


第38話

 

 

カランと鳴るはドアの音

コロンと鳴るはベルの音

 

 

悪魔の店には何でもあります

お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます

 

 

さてさて、今日のお客様は?

 

 

〜ep38 料理〜

 

 

「本日はどう言ったご用件ですか?お客様。」

 

 

「俺...料理が上手くなりたいんです。それで皆が笑顔になる様な料理が作りたい。」

 

 

「そうですか...少々お待ちを。」

 

 

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「こちらでございます。」

 

 

「エプロンに...三角巾?」

 

 

「この二つを付けて頂ければあら不思議!多くの人が貴方様の料理に舌鼓を打つでしょう。」

 

 

「買います!お幾らですか?」

 

 

「お代は結構ですよ。忠告を聞いてさえくれれば。」

 

 

「忠告...ですか?」

 

 

「決して、綺麗な心を忘れずに。後、饂飩だけは料理しないでください。」

 

 

「饂飩?なんd「お客様。この世には知らない方が幸せな事があります。」は、はぁ...」

 

 

「こほん。兎に角忠告は守ってくださいね?」

 

 

「(うどんに何かトラウマでもあるのだろうか?)」

 

 

 

 

SideC

 

「ありがとうございました!!」

 

 

「おう!また来るよ!!」

 

 

「ふぅ...今ので最後か。本当に凄い効き目だな。」

 

 

あれから俺の店は繁盛し、沢山の笑顔を見る様になった。やっぱり自分が作る料理でお客さんを笑顔にするのを見るとこっちも幸せだな...

 

 

『〇〇、お前の料理は皆を笑顔にするんだ。だから胸張って行きな』

 

 

「お袋...天国で見ていてくれよ。」

 

 

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「ふぁ〜。さて、仕込みを...あれ?!エプロンと三角巾が無い!?」

 

 

あれが無かったら俺は...

 

 

「...嫌。お袋が言ってたな。料理は腕じゃなくて心だって。」

 

 

エプロンや三角巾がなくても...俺なりに頑張って客を笑顔にしてみせる!!

 

 

「良し、頑張るぞ!!」

 

 

 

 

Another side

 

「クソ...最近客が来ねぇと思ったらボロ店が繁盛とか...ざっけんじゃねぇぞ!!」

 

 

だが、どうもこのエプロンと三角巾に秘密があるみてぇだからな...盗み聞きして正解だったぜ!!

 

 

「楽しみだなぁ。今日が。」

 

 

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「なん...だと...」

 

 

俺の所には来ず、あのボロ店の所に来るだと...

 

 

「クソ!?こうなったらこいつを使って!!」

 

 

これさえあれば俺は...!?

 

 

「な、何だこれは?!クソ、来るな...ギャアアアアアァァァァァ...」

 

 

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「予定と違いますが...まぁ良いでしょう。しかしまぁ、自分の作った料理に食べられるとは。人の心は意外にも料理に現れるものだというのが...」

 

 

悪魔はある事を思い出す

 

 

「...まぁ物にもよりますが、人の心は料理に現れるのです。」

 

 

今日も彼は店を営む

あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...

 

 


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