カランと鳴るはドアの音
コロンと鳴るはベルの音
悪魔の店には何でもあります
お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます
さてさて、今日のお客様は?
〜ep39 身代わり〜
「本日はどう言ったご用件ですか?お客様。」
「毎日毎日残業に取り引きに...無理矢理二次会まで行かされて疲れるのはもうウンザリなんです!!」
「そういう事ですか...少々お待ちを。」
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「こちらになります。」
「マネキン...?」
「少々髪の毛を」ピン
「痛っ!?一体何...俺?!」
「このマネキンが貴方の身代わりとして、貴方をサポートしてくれるでしょう。」
「買います!!幾らですか?!」
「お代は結構ですよ。忠告を聞いてさえくれれば。」
「忠告?」
「決して、怠けない様に。」
Side C
「何時もごくろーさん。って言っても喋らないんだっけ?」
「...」
これのお陰で俺は休み放題。久々にこうやって羽を伸ばせるのがすっかり癖になってしまった。
「最初は少し不安だったけど、誰もこいつの事を疑問に思わないし俺よりも仕事の結果を出しているし最高だな。」
しかも家事や身の回りのお世話までやってくれるから良いな。
「ふぁ〜、もう一眠りすっか。そう言えば今日って何月何日だっけ?ま、いっか。んじゃ、後は宜しく。」
「...」コクン
「ん?なんか言った...訳ないか。ふぁ〜あ。」
「...」
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カタタ...タタ...
「ん?何の音...!?」
「...」ギギギギ...ギギ...
「おい!?何だこれは?!その手に持ってるのは何なんだ!?」
「オ...レ...オマエ...イレカワル...」ギギギギ...
「やめろ!?その鉈を下ろせ!?止めろ!?」ガシャガシャガシャガシャ
クソ、駄目だ?!動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け...クソ!!
「...」ギギギギ...ギ
...あれ?
「...止まった?良かっt「今日カラ俺ハオマエニ成リ替ワル」グチャ
「...ギギ...ギギ...」ギギ...ギギ...
ギギ...ギギ...ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ
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「これで何人目でしょうか?数え切れない程マネキンを作りましたからねぇ。」
悪魔は笑い出す
「耳を澄まして下さい。貴方の友人もひょっとしたらいつの間にか...」
ギギ...ギギ...
今日も彼は店を営む
あらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...