カランと鳴るはドアの音
コロンと鳴るはベルの音
悪魔の店には何でもあります
お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます
はてさて、今日のお客様は?
~ep61 無駄~
「本日はどういったご用件ですか?お客様」
「この世界には無駄が多すぎる。だからその無駄を全て無くしたいんだ」
「成る程...そういう事でしたら少々お待ちを」
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「こちらでございます」
「...コンピューター?」
「こちらの白紙のウィンドウに消したい無駄なワードを入れてエンターキーを押せばあら不思議!それはこの世から消えてなくなります」
「買います!?お幾らですか?!」
「お代は結構ですよ。それと多分持ち運びが大変だろうと思いますので亜魔損にてすぐお送りしましょう」
「ありがとうござ「但し」
「決して、途中で諦めないでください。すべての無駄が消えるまで」
Side C
早速、亜魔損...嫌なネーミングだな。兎に角あの店から例のコンピューターが届いたのでセッティングを完了して使うことにした。
「とりあえず最初は...」
カタカタカタカタ
『政治家〇〇がスポンサーのゴルフ場』
「これで...良しっ!あとは...」
カタン
後は数日待とう...無料で送られてきたとはいえ完全に信用できるわけじゃないからな
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「まじかよ...」
次の日、インターネットで調べてみるとまるで最初から存在しなかったかみたいに出てこなかった。私は大いに喜んだ。
「噂は本当だったのか...素晴らしい!」
早速さまざまな無駄を書き込んでやる
カタカタカタカタ
『無能な警察 秩序を守らないヤクザ』
カタカタカタカタ
『第9条 宗教』
カタカタカタカタ
『執筆使「それだけはやめて!?」
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「無駄...無駄...」
カタ...カタ...
「無駄無駄無駄...」
カタカタカタ...
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
「無駄ァ!!!」
バシィ!!
「ぜぇ...ぜぇ...何故だ」
どんなに消しても...どんなに消しても...すぐさま無駄なものが発生する...
「何故だ...」
何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ
「何故だぁぁァァァァァァァァ...」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ...
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「様子を見に来てみれば...ありゃまぁ」
「無駄...無...」
「どうやら忠告を守れなかったようですねぇ」
男は正体を現す
「どうして無くなら...」
男は答える
「全く、少し考えれば答えはわかると思いましたが」
悪魔は笑い出す
「まぁ、約束は約束です。お代はお客様の魂とさせていただきます」
「何故だ...な...」
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「この世界には無駄なものが多すぎる。数十億はありますからねぇ」
悪魔は首をかしげる
「? 何をぼーっと、リラックスした感じで、安心した風に読んでいるのですか?」
悪魔はこちらを見る
「私が言ってる数十億の無駄とは」
人間の事ですよ?
今日も彼は店を営む
ありとあらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...