自分がどんな話を書いたか殆ど把握出来てないのは、ボケが回ってきた証拠ですかね...
カランと鳴るはドアの音
コロンと鳴るはベルの音
悪魔の店には何でもあります
お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます
はてさて、今日のお客様は?
〜ep73 変身〜
「本日はどういったご用件でしょうか? お客様」
「自分を...こんな醜い自分を捨てたいのさ。妻や、子に良いように使い回されている私自身を」
「成る程それでしたら良いものがございます」
店員は懐から取り出す
「石で出来た...仮面?」
「...あー、失礼。これはただの頭蓋骨マッサージ機でした。何せこうやって普通に商売するのが1ヶ月ぶりですからねぇ...何処かの誰かさんがとある話の準備と評してサボってたお陰で。少々お待ちを」
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「こちらでございます」
「カラス色の...ナイフ?」
「言い得て妙ですねぇ。こちらのナイフで人を殺し、血を舐めればあら不思議! お客様は殺した人物そのものとなります」
「...買おう。幾ら出せばその得物は俺のものになるんだ?」
「お代は結構ですよ。忠告を守ってさえくれれば」
「忠告?」
「決して、素の自分を見失わない様に」
Side C
私自身が異常なのか、意外にも抵抗とか拒否反応とかそういったものは無かった。血の滴るナイフを私は舐める。
「これは...頭の中に情報が...!!」
わかる...わかるぞ! こいつが何者で、どんな人生を歩んで来たのかが!!
「俺...嫌、僕か...そろそろ家に帰らないとな。明日は折角の休日だし」
僕は〇〇...1人で平穏に暮らすサラリーマンだ
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「ふぅ...何の変哲も無い、平凡な暮らし。家族というしがらみが全く存在しないコレも...そろそろ飽きてきたから君の様な殺人鬼を殺そうと思ったんだ。人狼さん」
「ーーーーっ! ーーーーーっ!?」
人食い狼の生活はどんなものか...考えるだけでもゾクゾクしちゃうよ
「んーーーっ、美味しい。何度も味わったような...まるで大好物にありついたみたいだよ」
また...記憶が流れてくる...!!
「...成る程なぁ。刑事で、自分の部下とその恋人に手を掛けた...自分が言うのも難だが、相当えげつねぇな」
ま、いっか。こっからはスリリングで興奮する毎日だしな。
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「ひ、ひぃっ!? 来るなぁ?!」
ザクッ
「ふぅぅぅ...人を殺すってなぁ随分と楽しいもんだな」
わかるぜ...どうすれば追っ手から逃げれて、どうすればよりスリリングな殺人が出来るのかが...!!
「だが...屍肉を喰らうことが出来ないってのは些か問題があるな」
この身体、この記憶だからわかる。コイツァ人を殺し、そして喰らう時に最高の満足感を得るという事を...まさに人食い狼だな。そろそろ誰か食っちまうか...次ので
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「さーて、次は...」
...あの幸の薄そうな男にすっか。それにしても、あいつは...
「何となく俺に似てんな...自分そのものに絶望してたこの俺に...」
余計に腹が立ちつつ減ってきたな。とりあえず、食うぜ!!
「おい、お前さん」
「ひっ!? 殺さないで...殺さないでくれ!! 俺はもう...死にたくない!!」
「死にたくない? まるで何度も死んでる風な口振りだな...まぁいい。俺は人食い狼、今から」
ザクッ ザシュ グジュ
「お前さんを食...!? 一体どういう事だ?」
消えただと...わけがわからねぇ。どうすりゃあいい? 腹ペコだってのに...!!
「い、嫌...殺人鬼...」
っち、見られてしまったか。まぁいい。この際女だろうと構わないから食っちまうか!!
『eat you』
「嫌...来ないで...いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
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「食った食った....っつう!?」
記憶が...流れ込んで...
ーママ、お父さんはどうしたの?
〇...〇...? という事はまさか...
ーごめんね...あなた...ごめんね....
嘘だ...じゃあ何で俺は....
ー私は...私達はあなたを...ずっと...
嫌だ、やめろ、それ以上は...俺は...あ...ぁ....
ー愛しているわ
「あ、あぁぁぁぁ...ああああああああああアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ...」
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「イラッシャイマセ...おや? どうしましたか、お客様?」
「私を...殺して頂戴...私を...殺して頂戴!!」
「ふむ...どうやら、忠告を破ったみたいですねぇ?」
男は正体を現す
「私は...自分の...大切だったものを...」
男は答える
「自分を見失ったからでしょう。妻を殺したのは。今頃娘さんはさぞかし、悲しんでいるでしょうねぇ」
「この...この...悪魔が!!」
悪魔は笑い出す
「ええ、確かに私は悪魔。貴方と同類ですよ」
「私は...ただ...自分が...」
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「変身願望は誰にだってある。そして自分を失う事に人は一切の躊躇いを持たない...所詮そんなものなんですよ。自身が抱く自らの価値など」
今日も彼は店を営む
ありとあらゆる商品が並ぶ悪魔の店を営む...
海辺のカフカ...良い話ですよね〜。
...え? それはカフカ違いだって? 細かい事は(ry