悪魔の店   作:執筆使い

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今回はある方の活動報告からのリクエスト話(多分皆さんが想像してるのとは別の活動報告)


18話と関連のある話となっておりますので、先にそちらを読むことを推奨します。


大変長らくお待たせして申し訳ありません。




第84話

「成る程...つまりは間違いという事ですか」

 

 

『すみません本当に申し訳ありませんごめんなさいご主人様!?』

 

 

「まさか一度道具を売ったお客様に間違えて届けるとは...しかも...よりにもよってあの道具を」

 

 

店員は笑い出す

 

 

『ひぃっ!? ごめんなさいご主人様!!』

 

 

「いえいえ、私はちっとも怒っていませんよ。ザイ」

 

 

まるで安心させてしまうかの笑み...だが助手は涙目であった。

 

 

「とりあえず送り届けた場所まで行って謝罪。そして元に戻してからお詫びの品を渡す...わかりましたか?」

 

 

何故なら彼の笑みは...

 

 

『はい!? わかりました!!』

 

 

全世界で歴史上最も恐ろしいソレだからである。

 

 

 

 

 

 

 

腕前まだまだ半人前

それでも主の為頑張ります

 

 

 

ポケットの中をご覧あれ

願いや要望叶うでしょう

 

 

 

今日の依頼主は誰ですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

~ep84 ミス~

 

 

 

 

 

Side ex-C

 

 

あれから□□さんもすっかり元気になって距離も一段と縮まった! だけど喋れなくなったのはちょっと残念だな...

 

 

『でも...そのお陰で□□さんは助かったから気にしない! うん、頑張れ私!!』

 

 

とりあえず明日はデートだから早く寝なきゃ/// 着る服、どんな事を話すのか、そして勝負下着...だから母さん何でこんなのが必要なの!! 勝負下着ってまだ私達そんな歳じゃないのに...

 

 

ピンポーン

 

 

『あ、はーい。今行きまーす...って手話で言っても意味ないんだった』

 

 

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それにしても小包なんて...私宛てって書いてあるし...はっ! まさか〇〇さんがサプライズプレゼントで!

 

 

『こ、これは...?』

 

 

薬瓶...? 飲み薬みたいだけど...あ、説明書。えーと何々、

 

 

【あなたの願いを叶えます】

 

 

『これだけ? 一体どんなのかしら...』

 

 

なんだか怪しいな...でも私宛てって書いてあるし...ええいままよ!! ちょびっと飲んで大丈夫か確かめてみよう!!

 

 

『...息ができないとか、喉が焼けるとか、一生喋れないとかそう言ったのは...あれ?」

 

 

声が出てる?! これってもしかして前に貰ったあの薬...!!

 

 

「ひょっとして...いやまさかね。これは夢だ。さっさと寝ましょう」

 

 

きっと朝になれば元どおり...

 

 

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....................

 

...........

 

 

「にならない...ですよね〜。何と無くわかっていました」

 

 

どうしよう...今日は□□さんとのお出かけだからずっと家に居るわけにも行かない。ましてや楽しみにしていたのに...

 

 

「□□さんに事情を説明しよう。こう言うことは正直に言わないと」

 

 

..................................

 

....................

 

........

 

 

「そうか...そんな事が...また君の声が聴けるのは嬉しいけど、大丈夫かい?」

 

 

「うん...ごめんね、心配かけちゃって...でも大丈夫!! 今日は一杯楽しみましょ! せっかくのいい天気だし」

 

 

「ああ、そうだね!! 折角の...」

 

 

「...」

 

 

「...あはは、そういう時もあるさ。まさか急に雨が降るなんて...よかったね、今日は水族館で」

 

 

「うん、そうだね」

 

 

良かった...□□さんが許してくれて...でもおかしいな。急に雨が降るなんて...気のせいかな?

 

 

『あ! 居た!! あの子だ「あら僕~、こんな所で一人? お姉ぇさんが相手」ちょっと黙ってろ変態!! 大体ボクは男じゃなくて...ああもう! 変な奴のせいで見失った!!』

 

 

「...? 何か声が聞こえたような...」

 

 

「気のせいだよ」

 

 

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....................

 

...........

 

 

「綺麗だね...」

 

 

「うん...あ、こんなところにペンギンが、可愛いくて癒される~」

 

 

まるで君みたい...

 

 

「ふぇ?」

 

 

「あ、あ嫌! 何でもない?!」

 

 

...? どうしたんだろう、そんなに慌てて...ひょっとして私何か恥ずかしいことでも?!

 

 

「(えと、身だしなみは大丈夫...特に変な事を言ったわけでもないし...はわわわわわ、わからないよ...)」

 

 

「(やばい、今の聞かれちゃったかな...どうしようどうしようどうしよう...なんであんな恥ずかしいセリフ言っちゃったんだ俺はぁぁぁぁぁぁぁ!?)」

 

 

 

『ぜぇ...ぜぇ...お子様料金なのは物凄く腹が立ちましたが漸く見つけ「あら君、迷子? 良かったら案内してあげるわ...お、と、な、の階段へ♡」結構です!! ていうか何でこんなのに何時も絡まれるんだ!! お陰でまた見失ったじゃないですか!!』

 

 

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....................

 

...........

 

 

「今日は楽しかったね...」

 

 

「うん...」

 

 

何故か私が何かつぶやくたびに不思議なことばかり起きたけど、今日は本当に楽しかった...熱いスープが冷たくなったり、逆に冷たいアイスが熱くなったり、いつまでも雨が止まないと思ったら急に止んだり...本当に不思議な日でもあったけど...って、此処って...

 

 

「今日はちゃんと伝えたいことがあるんだ...だからこの場所を...」

 

 

ーー...ん。〇〇さん?

 

 

ーー良かった...でも私...もう喋れない...

 

 

「...」

 

 

此処は...初めての場所...

 

 

「あの時の返事...まだ詳しく聞いてなかったから、聞かせてほしいんだ」

 

 

ーー...いいんだよ。僕は、

 

 

「ふぇ!? /// 私は...その...」

 

 

 

 

 

 

 

 

『あ!? ようやく見つけ...成程、そういう状況ですか...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー声が無くなったとしても君の事が好きだから

 

 

「そう言ってくれた貴方の事が、私も好きです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『...心に思ったことを呟くと反対の事が起こる薬...これはお詫びの品の代わりです...』

 

 

 

彼女は告白した。

二人は相思相愛のままである。

本来であればそうならない筈なのに、どうしてそうなったか...

 

 

 

『...羨ましいですよ、全く』

 

 

今日も助手はお客様の元へと向かう

あらゆる商品が詰まってるポケットを持ってお客様の元へと向かう...

 

 

 

 

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