ハリー・ポッターと半純血の予見者   作:ななじぃ

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学校が忙しくて時間がないのでコンパクトに←
進まないので16話ではなく15.5話です。

とりあえず意味はない回になる予定←笑
繋ぎみたいなものです。


第15.5話 大勝利のその後で

「勝った!グリフィンドールが勝った!あのスリザリンに!!完全試合だ!!ポッター!!ブラック!!」

 

歓声に湧く競技場。ウッドは地面に降り立つなりハリーを抱き締め(ハリーは危うく窒息しそうだった)次に私に、そのキツい抱擁をお見舞いしそうだったがそこはアンジェリーナが横取りするようにハグして助けてくれた。

 

「素晴らしいゴールだったわ、ジーナ!」

 

アンジェリーナは私の頭をこねくり回しながら満面の笑みを浮かべた。一方でウッドはまだハリーの側で双子と共に狂ったように叫んでいる。

 

「完全試合だ!!ポッター!!!」

 

競技場の真ん中でそのまま、パーティでも始めてしまいそうなほど浮かれた空気を察知してか、すぐにマクゴナガル先生が駆け付けた。

 

「素晴らしい試合でした!ですがパーティは談話室でするように!ミスター・ウィーズリー、2人で厨房へでも行ってご馳走を貰って来なさい」

 

「「了解です!」」

 

2人は見事な敬礼を決めるとすぐさま更衣室に走って行った。

 

マクゴナガル先生はもしかしたら双子のあれやこれやを認めているのかも知れないと思ったが口にはしなかった。

 

先生は残った選手たちに向き直った。メガネの奥で目がキラキラと輝いている。

 

「何度も言うようですが、素晴らしい試合でした。ブラック、特に貴女には目を見張るものがあります。そのバランスもそうですが常に冷静な判断ができるのも貴女の強みです。次の試合も是非、お願いしますよ。次にポッター ━━━━」

 

マクゴナガル先生による選手の講評は続き、最後に長々と試合全体の講評が終わる頃には時計の針は2時を指していた。

 

ユニフォームに着替える前に食べたはずのトーストやサラダはもうないらしく、私の胃はしきりに空腹を訴えていた。ハリーも同じなようで、互いにお腹が鳴る度に顔を見合わせクスクスと笑い合った。

 

「━━━本当に素晴らしい試合でした。この調子で是非、優勝トロフィーを腕に抱きたいものです。…あらまあ、もうこんな時間ですか。皆さん、すぐに寮にお戻りなさい、双子のウィーズリーがご馳走を用意しているでしょう。くれぐれも、廊下でお祭り騒ぎはしないように」

 

 

 

更衣室に戻りユニフォームを脱いで制服に着替える。その間も、アンジェリーナとケイティはそわそわして、黙って騒がないようにしていてもやはり嬉しさは各所に滲んでいた。

 

先生に言われた通り、それぞれに嬉しさを押し殺し静かに寮に向かった(ウッドはそれがかなり難しかったらしく、半分息を止めながらの移動だった)。

 

ウッドがうきうきと合言葉を言えば太った婦人は微笑んで、寮への扉を開けた。その瞬間、どかん、と歓声が廊下へ溢れ出た。入学してすぐのハリーの組み分けのときを彷彿とさせるほどの大音量に思わず怯み、驚いていると寮の中から何本もの手が伸びてきて、呆然としている選手たちの腕を掴んでその中へと引き込んだ。

 

「主役たちの凱旋だ!!」

 

談話室は文字通りのお祭り騒ぎだった。誰もがクィディッチの話で盛り上がり、やっと入場したヒーローたちを見ると拍手喝采を浴びせた。パンッ!パパンッ!とどこからかクラッカーが鳴り、小さなニンバス2000やら、コメットやらクリーンスイープなんかが飛び出してみんなの頭上を飛び回る。

 

「ジーナ!ほんとに素晴らしかったわ!ハリーも!あのダイビングはすごかったわ!」

 

ハーマイオニーが満面の笑みで言う。その手には小さなクラッカー。

 

「おつかれさん、お姫様!どうだい?俺たち特製のクラッカーは。よく出来てるだろう?」

 

次はジョージ。フレッドと共にハーマイオニーのと同じクラッカーを手に持っていた。答えようと口を開くと今度はネビルが話しかけてきた。

 

「ジーナ!凄かったよ!やっぱり君ってなんでもできるんだね」

 

彼は興奮に頬を上気させ、目を輝かせている。ありがとうと微笑むと、彼の向こうにはハリーの横顔が見えた。皆に褒められ、彼らの興奮した感想を聞き、嬉しそうに笑っている。

 

「パーティだ!!」

 

誰かの声を合図に、そこからはもう一々覚えてすらいられないほどに忙しいパーティが始まった。

 

色々な、普段なら話しさえしないような上級生に話しかけられ好評を貰い、ご馳走を勧められフレッドとジョージ、それから今回の実況解説を務めたリー・ジョーダンによるどんちゃん騒ぎをみんなと笑いながら鑑賞し、時に参加し、気が付けば時計の針は消灯時間を過ぎて、パーシーがみんなを寝かせようと奮闘したが誰も相手にせず、結局パーティが終わるまで彼も起きていたことにまた笑い、そうしてくたくたになってベッドに潜り込む頃にはもう日付は変わってしまっていた。

 

いつもなら夜ふかしなんて大嫌いだが、今日はとても楽しかったと、またハーマイオニーやラベンダー、パーバティと笑って眠りについた。

 

 

 

 




書いてから思う。あの競技の後に日付が変わるまで起きてられるって凄いと思います。私たちには到底わからないことでしょうけど、きっと体力云々のことじゃないんでしょうね。
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