学校で特殊な実習が始まり+文化祭の準備+モンハンにハマった=執筆時間がゴリゴリ削られる=進まない。
すみません、モンハンが楽しすぎて。父は私と一緒にゲームできるのが嬉しいらしくてずっと「ひと狩り行こうぜ!」って誘ってくるので中々止められません笑
それにノる私も私なんですが。
楽しいんですよね、ほんと。今更かも知れませんがオススメですよ←
そんな感じで今回もグダる可能性(((((
初めてのクリスマス休暇に入るとグリフィンドール塔内は人が極端に減り、残っているのはハリーとウィーズリー兄弟、それから私だけだった。ハーマイオニーは酷く名残惜しそうに1人、ホグワーツ特急に乗り込んだ。
「ああ、寂しいわ。プレゼントはふくろう便で送るからね」
やたらと強いハグのあと、彼女は何度も振り返りながらホグズミード駅を後にした。
永遠の別れでもないのに、なんて興醒めする言葉は飲み込んで列車が見えなくなるまで手を振ったのはつい先日のはずなのに、いざ休暇に入ってみると、彼女との別れはもう何ヶ月も前のことのような気がする。
他に誰もいない談話室で、暖炉の目の前の特等席に居座ってマシュマロやパン、他にもおよそ火で炙って食べられるものを色々と串に刺して炙りながら、私は読書したりハリーとロンのチェスの対局を見守ったり、気ままに過ごした。
たまにハリーの代わりにロンと対局したりもしてみたが、中々、互角の戦いだった。一方でハリーはロンに教えてもらっていたが今のところ全戦全敗だ。
ぱちぱちと火が爆ぜる音に、ハリーの「ああっ…」という残念そうな声が混じる。ハリーのクイーンがロンのナイトによって、粉々に蹴散らされたところだった。
毎回のことながら、彼を全く信用していないナイトやルークは、ハリーが少しでも進めようとする度に勝手なことを喚いていた。
「私をそこに進めないで。あそこに敵のナイトがいるのが見えないの?あの駒を進めて頂戴。あれなら取られても構わないから」
クリスマス・イブの夜、明日の朝にほんの少しの心配と期待を寄せながらベッドに潜り込んだ。
シリウスが一体どんなプレゼントと送ってくるのか。今年はリーマスがいるからまだ多少なりともまともかも知れないが、去年は明らかに玄人向けの頑固なチェスセット(今でも極たまにだが言うことを聞いてくれないことがある)と私が少しでも興味を示した本(12冊)、イタズラ用のなんちゃって透明マント(2枚)だった。嬉しいと言えば嬉しいのだが、多いのと一部マニアックなのとで、正直言ってお金の無駄遣いだ。
プレゼントの内容が決められないのなら聞けばいいのに聞かないのは彼の性分のせいだが流石に、今年もあんなテンションだと困ってしまう。
今年こそ厳選してくれればいいのだが、と憂鬱にすらなりながら、だった。
翌朝、すっきりと晴れた冬の高い空にはふくろうが忙しく飛び交っていた。
私しかいない寝室はしん、とした静けさに包まれていた。吐息が白く凍り、窓は結露に朝日を受けてキラキラと煌めいている。寂しいが、落ち着いたクリスマス。
ネグリジェから白いセーターに着替えながら去年までの騒がしいクリスマスを思い出して苦笑した。
こうしてみれば、こんなクリスマスは初めてだ。毎年、シリウスがオジーやクリーチャーと共に大騒ぎしていたからこんなのもまた新鮮で不思議な気持ちだ。
「うわぁあああ!!!」
突然、階下から悲鳴が響く。咄嗟に枕元の杖に手を伸ばした。全身が冷えるのを気にする間もなく階段を転がるように、半分飛び下りながら談話室に走る。
そうして駆け付けた談話室には、見事なクリスマスツリー。それから尻餅をついたロン、唖然としたハリー、そして頭にピンクのリボンを結んだ見覚えしかない屋敷妖精━━━━
「オジー!?」
「お嬢様!お久しぶりでございます」
「何!?」
「屋敷妖精?!」
全員が同時に喋り、オジーは嬉々として深々と頭を下げた。次に男子寮の方からバタバタと足音が響いた。
「今の情けない悲鳴はロニー坊やかい?」
挨拶をする間もなくジョージが言った。フレッドと2人して、慌てて出てきたせいで頭はボサボサ、パジャマは乱れたままだ。
「わお、なんてこった!そいつ━━━妖精か?」
「妖精ってどういうこと?」
ハリーはほとんど理解していないようだったがそれだけは聞き取れたようだった。
「はい、歴史ある旧家にお仕えする、屋敷妖精でございます。ハリー・ポッター様。しかしオジーめはレジーナお嬢様にお仕え━━━」
「ちょっと、ちょっと待って、説明は後にして━━━オジー、どうして貴女がここに?」
2人と、何か言葉を発しようとしたロンも遮ってオジーに尋ねた。彼女は嬉しそうに微笑み、自慢気に胸を張ってキーキー言った。
「始まりは1ヶ月前のことでございます。旦那様はお嬢様へのプレゼントのことでお悩みになられているようでした。そこで旦那様はこのオジーめにお嬢様へのクリスマスプレゼントは何が良いかとお尋ねになられたのです。私めはいくつか例を挙げさせて頂きました。それからです!お優しい旦那様はオジーめにもプレゼントは何がいいかとお尋ねになられたのです!」
私の知る原作ではあり得ない言葉だ。そのことが本当に嬉しかったのか、オジーは目を光らせて言った。
「オジーめはこう言いました。『お嬢様のお側でお仕えしたい』と!旦那様はその時は何も仰りませんでしたが、深く頷いておられました。その4日後です!旦那様はお仕事からお帰りになるとオジーめにこう仰ったのです。『クリスマスの朝にホグワーツに行くと良い』と。私めへのプレゼントだと仰りました!ダンブルドア校長先生様のお許しも頂いております。私めはこれからここでお仕えさせていただくのでございます!」
なるほど、リボンはそれで…自分が(?)プレゼントだと。間違っているような、いないような。
「……もう質問してもいいかい?」
ロンが尋ねた。いつの間にか彼は疲れたようにソファに座っていた。
「その━━━オジー?は君の屋敷妖精なの?」
彼はオジーを顎でしゃくりながら言った。対してオジーは礼儀正しく微笑みながら彼にお辞儀を返した。
「ええ。家にはこの子も合わせて2人いるから、母から受け継いだの」
「「2人だって!?」」
双子は髪の毛を直しながら素っ頓狂な声をあげた。
「1家につき1人じゃないのかい?!」
「あー、そうね、そうだわ。この子は━━━元はホグワーツの妖精だったのだけれど━━━私の両親が結婚するときに、2人と仲が良かったものだから、是非お仕えしたいってダンブルドア先生に直談判したそうなの」
「ウワー…いいなぁ、僕らも仲良くなれば1人くらいもらえるかな?」
ロンは羨ましそうにオジーを見るが、オジー自身、ドビー並の変わった妖精だということを忘れてはならない。普通、屋敷妖精とは自分から転職を言い出したりはせず、言い渡された仕事だけをただ黙々とこなす、虚しく忠実な生き物なのだ。
「そうね、でも、いくらホグワーツには屋敷妖精が沢山いるからと言っても、オジーみたいな子は少ないでしょうね」
苦笑いでそう答えればロンは残念そうに目を伏せた。すると、ずっと立ちっぱなしで話を聞いていたハリーが手を挙げた。
「━━━━ところで、屋敷妖精って何なの?」
ハリーに屋敷妖精について基本的なことを説明する間に、オジーは人数分、つまり5人分の少し豪華めの朝食とモーニングティーを用意してくれ、そうこうするうちにパーシーも起きてきて、朝食を追加してオジーを紹介、説明すると談話室の柱時計の針は、もう8時を指そうとしていた。
「これで一応、基本的なことは全部かしら。わかった?」
ハリーは「んー」と考え込むと、ゆっくりとぎこちなく頷いた。
「簡単に言えば、自由じゃないけど奴隷じゃなくて、働くのがすごく好きなんだよね」
間違いではない。でもまあ、この短時間なら及第点だろう。
「あと、それから僕らとは違った魔法が使えるんだ」
ロンはフレンチトーストをもちゃもちゃと咀嚼しながら口を挟んだ。
「ええ、そうよ。でもロン、食べながら喋るのは良くないわ」
「ああ━━━━ごめん」
暖炉には火が燃え盛る暖かな談話室から一歩も外に出ることなく、一同は朝食を食べ終えると食後のお茶を楽しみながらまったりと過ごし、そしてプレゼントの開封に取り掛かった。一人ずつプレゼントの山が築かれている。
それぞれの宛名を確認し、1番小さな山に自分の宛名を見つけたハリーが呟くのが聞こえた。
「うわあ…見て、これ、プレゼントがある」
どれだけ酷いクリスマスを過ごしてきたんだと聞きたくなるような彼の声に、ロンはジョークを交えて返しながら、ハリーのよりかなり高い自分のプレゼントの山を開け始めた。
ちなみに私へのプレゼントはオジーを含め、7人からだった。
1番上はシリウスからの『高級箒磨きセット』だ。次の包みには杖のメンテナンスセット。これもシリウスだった。
次に手をかけた包みは然程大きくはなかったがやけに重く、中身はいくつかの本だった。それらはリーマスからで、面白そうなタイトルが並んでいた。
ハーマイオニーからは淡いピンクのバレッタと手紙(『ついこの間お店で見つけたの!とっても可愛いから、貴方に似合うと思って。もし使い方がわからなかったら、また今度教えるわ。是非着けて見せてね』)。
次はとても小さな軽い包み。開けて見ると、中には何も書かれていない羊皮紙が1枚とメモが1枚入っていた。メモにはシリウスの筆跡で『誰もいないところで紙を杖で2回叩きながら「我、ここに誓う。我、良からぬことを企む者なり」と心の中で唱えてみなさい』と書かれていた。
十中八九忍びの地図の派生だろうから羊皮紙だけをポケットに突っ込み、何もなかったかのように次の包みに手をかけた。今度も小さな、掌ほどの四角い箱だった。封筒が貼りつけられている。
ふと、隣で小さな山を崩していたハリーの手が止まり、その指の隙間からするすると銀色の液体のような滑らかな布が床に滑り落ち、きらきらと折り重なった。銀でも溶かしたような、滑らかな光沢だ。
ロンがはっと息を飲んだ。
「僕、これが何なのか聞いたことあるよ」
声を潜めて言った。向こうで、ウィーズリー夫人お手製のセーターを着たパーシーをイジるのに忙しい双子はこちらの様子には気付いていないようだった。
「もし僕が考えてるものだとしたら━━━━すごく珍しくて、貴重なものだよ」
「そうなの…?ジーナは?どう思う?」
ハリーは床から布を拾い上げ、私に見せた。
「…私もたぶん、ロンと同じ考えね」
「そんなに貴重なものなの?」
布を確かめるように触りながら、ハリーは信じられないとでも言うようにそれを眺めた。
「当たり前だろう?たぶん、透明マントだよ、それ。偽物でも十分珍しいけど本物は、世界に一つしかないって言われてる」
ロンはそう言い切ると、ハリーに腕だけでも被せて見て、と促した。
「わお…」
そのマントはハリーの腕を完全に隠して見せた。彼の肘から先が消え、代わりにその向こうのロンのプレゼントの山がはっきりと見えた。
「うわぁ、ほんとに消えた…」
ハリーは呟くと、さっとその布を腕から取り払い、自分の腕を触って確かめた。
「……『透明マント』って言うの?」
「ええ、そうよ。全てを隠せて、マントを直接掴みでもしない限り魔法では取り除けないわ。いいものを貰ったわね」
ハリーは微笑み、ふと、足元に落ちた手紙を拾って裏返した。そこには、エメラルド色の縦に伸びたような細い字が並んでいた。
「『君のお父さんが亡くなる前にこれを私に預けた。君に返す時が来たようだ。上手に使いなさい。メリークリスマス』だって。誰からだろう?凄く、見たことがある字なんだけど……」
ホグワーツ特急で見たもんね、なんてことは言わずに私は肩を竦めて見せた。ロンは手紙に興味を示すことなく、恍惚とマントに見惚れている。
「このマントを手に入れるためだったら僕、なんだってあげるよ。ほんとに『なんでも』だよ。…どうしたんだい?」
「うぅん、なんでもないよ」
ハリーが深く考え込む前に、ツリーのところでパーシーをイジっていたはずの双子がやって来た。私は、ハリーが咄嗟に、且つさりげなくマントをゴミの山に隠すのを見た。
「屋敷妖精の騒ぎで挨拶がまだだったよな、メリークリスマス!」
2人は律儀にそう言いながら、ハリーの脇にいくつか積んである小さなプレゼントの山の一番上に乗っている、エメラルドグリーンのセーターに目をつけた。2人は揃ってブルーのセーターに身を包んでいた。ただ、黄色で大きく編まれて、見分けを付けられるようにするはずのイニシャルが逆だ。フレッドが『G』、ジョージが『F』を着ていた。
「おい、見ろよ━━━ハリーもウィーズリー家のセーターを持ってるぜ!」
「ああ、でも、ハリーのほうが上等だな」
フレッドがハリーのセーターを拾い上げて言った。
「ママは身内じゃないとますます力が入るんだよ」
今度はジョージが、ロンに目をつけた。にやりと笑った。
「なあ、ロン、どうして着ないんだい?とっても暖かいじゃないか」
「僕、栗色は嫌いなんだ」
気乗りしない様子で彼はセーターを頭から被りながらもごもごと言った。
「あら、似合ってるわよ。素敵な色ね」
そう追い討ちを掛けるとロンは首から耳までサッと赤らめ、またもごもごと何かを言った。フレッドとジョージは良くやったと言わんばかりに私にウィンクをして、にやにやと笑った。
「真っ赤だぞ、ロン━━━ん?イニシャルは付いてないのか?」
ジョージが気づいた。
「ママはお前なら自分の名前を忘れないと思ったんだろう。でも僕たちだってバカじゃないさ━━━自分の名前くらい覚えてるよ。グレッドとフォージさ」
「フレッド、ジョージ!ちゃんと自分のを着ろと何度も━━━━」
パーシーが乱入して来た。腕には、ロンのより少し赤っぽい茶色のセーターをかけている。
「パーシーこそ、ちゃんと着ろよ。少なくとも僕たちは着ているだろう?折角ママが編んでくれたんだから」
双子はパーシーからセーターを奪い取ると頭から無理矢理被せ、押さえつけるようにしてジタバタ暴れる彼を、男子寮に強制連行して行った。
「━━━いつも思うけど、2人は嵐みたいな人だよね」
ハリーの声にロンと2人で、全くだと頷いて、プレゼントの続きに手をかけた。
ふぅ。長い?からここで切ります。
レジーナちゃんのイメカラが中々決まらず…バレッタの色で結構長引きました←
ところで、バレッタって良いですよね。可愛いし、時に大人っぽくて。使い方で普段使いからちょっと良い服まで、色々合わせられるのが好みです。
閲覧ありがとうございます