機動戦士ガンダムSEED〜日本国自衛隊〜   作:名無之助

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兵器紹介 MS名称を白雷に変更 、自戒登場予定の艦艇を兵器紹介に追加しました。


第五話・日本のMS

日本国 月面基地、通称ムーンクレイドル、

 

ここは言わば実験場の性質が強い基地であり、数々の試作兵器や装備が保管されている。

 

さらに、防諜にも並々ならぬ力が入れられており、とある国の諜報員曰く…諜報員の処刑場らしい…殺してはいないのだが……。

 

そんな基地にも一応艦隊は存在する、それが、ここを母港とする航宙自衛隊第二航宙艦隊と基地防衛艦隊である。

 

そして、それらの艦隊が停泊するドックで、艦艇を眺めている男がいた。

 

「まだ、防御面では改良の余地がありそうだな、意見具申でもしておこう。」

 

そう呟いたのは、この基地に新兵器であるMSを試験のため運んで来た際になぜかそれと一緒に来た、自衛隊統合司令部、技術開発局局長、 真田 士郎 特務一佐である。

 

そして、そんな彼に、声をかける存在がいた。

 

彼の部下であり、MS開発の現場責任者である氷川 諒斗 特務一尉である。

 

「真田局長、ここにいましたか、試験教導隊のテストパイロットが到着したので、そろそろ試験を始めたいのですが」

 

「ん?氷川君か、わざわざすまんね、分かった、実験場へ移ろう」

 

ーー

 

その頃、実験場では、テストパイロットの徳田新 二等宙尉と、もう一人、試験教導隊隊長である南部 響介 三等宙佐である。

 

そう、教導隊の隊長自らテストパイロットになっていたのだ。

 

「…これが、日本のMSですか?」

 

「そうだ、徳田二尉の機体にはシュラッシュリッパー(以降Sリッパー)と言う武装が装備されているらしいな、ほら、あれだ」

 

そう言って南部三佐はMSを見上げていた徳田二尉に、ある場所を指指し、徳田二尉もそこに視線を移すと、其処には、背中に円状の装備が付けられている機体が目に入った。

 

「あれは一式歩行戦術機 白雷のSリッパー装備型である丙型だ、これから君に乗ってもらう機体でもある。」

 

背後から、突然現れた人物が徳田二尉と南部三佐にそう話しかけた。

 

「貴方は…?」

 

「私は技術開発局局長、真田士郎特務一佐、でこっちがこの機体の開発を手がけている現場責任者の氷川 諒斗特務一尉、これからよろしく頼む、早速だが、今の時点で君たちがどれだけMSを動かせるのか、シミュレーターで見せてもらいたい、シミュレーターの場所へは諒斗君が案内してくれる。私はモニター室でシミュレーターの内容を見学させてもらうよ」

 

そう言って真田局長はモニター室へ向かい、徳田二尉と南部三佐は氷川一尉の案内で、シミュレーター室へと向かうのだった。

 

シミュレーター室へと着くと、二人は直ぐにシミュレーターへと搭乗し、氷川一尉が直ぐそばにあるコンソールを操作し、シミュレーターを起動させた。

 

「それではシミュレーターを開始します。設定は対MS戦、宇宙空間においての、ザフトのジンを想定します。難易度は真田局長の判断でハードとなります。何か質問は?」

 

『いや大丈夫だ。始めてくれ』

 

『こちらも大丈夫です』

 

シミュレーターの二人からの了承を得て、シミュレーションは開始された。

 

その結果は、関係者を大いに喜ばせるものとなった。

 

ーー

 

シミュレーションが開始されると、画面に広大な宇宙空間が映し出され、前方から無数のMSが接近してきた。

 

俺はそれらのMSから撃ち出される弾丸を機体をそらすことで紙一重でかわし、近づいてきた一機を、ビームスプレーガンで撃ち墜とし、次いで近接戦を挑んできた機体の胴体に盾をめり込ませ撃破する。

 

ふと、徳田二尉の機体に目を向けると、徳田二尉は近接戦ではなく、中距離戦でうまくSリッパーを使いこなし、敵機に接近されない様に戦っていた。

 

と、徳田二尉に気を取られていると、アラームが鳴り、咄嗟にスラスターを吹かし上方へ回避すると、今までいた地点を弾丸が通り過ぎていく。

 

冷や汗を感じながら撃ってきた方向に向き直り、なおも連射してくる弾丸を僅かに機体を逸らし躱しながら敵機へと接近、ビームサーベルを抜き胴体を切り裂くと、更にアラームが鳴り、増援を知らされる。

 

其処で再度徳田機を見ると、彼方はSリッパーを失った様で、ビームスプレーガンとバルカンを巧みに使い何とか敵機と渡り合っていた。

 

すると、徳田機の背後から攻撃をしようとしている敵機を見つけ、咄嗟にビームスプレーガンで牽制射撃を行い、徳田機も気づいたのか背後を向きバルカンで敵機を撃破した。

 

ーー

 

南部三佐からの援護射撃で何とか敵機を撃破した俺は、即座に機体を南部三佐の方へと向け、南部三佐と連携して、更に敵機を撃破、俺が敵機を射撃で牽制し、南部三佐が近接戦でこれを撃破する戦法で更に4機を撃破した所で、シュミレーションは終了した。

 

「お疲れ様でした、南部三佐」

 

「ああ、ただ、徳田二尉は背後への警戒をもっと注意して行うべきだ。シミュレーションだから良いが、少なくとも2回は撃破される心配があったぞ」

 

「はい、肝に命じます。ただ、あのSリッパーは使うと、何故か普通よりも疲労を感じてしまうのですが…」

 

「そうか、真田局長に聞いてみよう、丁度さっきのシミュレーションに関するデブリーフィングで顔を合わせるだろうからな」

 

「はい、」

 

そして、デブリーフィングで、真田局長は予想以上の戦果だと俺たちに伝え、良いデータも取れた事を話してくれた。

 

また、早くも明日には実機による試験を開始する旨も伝えられた。

 

あと、Sリッパーについて質問したら、あれは脳波を利用して操作する兵器で、その分疲労も感じやすく、シミュレーションでも予想される疲労感を体感できる様にしてあったらしい。

 

ただ、日本のMSはシミュレーションで感じたが、近接戦に高い能力を持っている様に感じた、これは南部三佐の方がより強く感じた事だろうと思う。

 

実機に乗るのが楽しみだ。

 

 

 




介護士試験の勉強の為、これから投稿が遅れがちになると思います。

完結も見えてきたので、今後についてアンケートを実施します。

  • destinyルートへ行く
  • 宇宙戦艦ルートへ行く
  • 連載停止中のほかの作品を続き書けや
  • 新連載しつつゆっくり続きでOK
  • 徳田くんのR18
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