機動戦士ガンダムSEED〜日本国自衛隊〜   作:名無之助

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SATが頑張ります。

拉致被害者救出作戦はもう直ぐです。

スパロボファンならわかるキャラが名前だけ出てきます。




第九話(中)・救出作戦前

総理大臣官邸でのTV電話での話し合いの翌日、

 

東京都 午後6時35分 世田谷区のとある三階建てのビル、そこに何台もの警察車両が停車し、その上空には警察ヘリが飛び交っていた。

 

警察は、世田谷区のこのビルに某国の工作員が多数潜んでいるということを突き止め、準備を重ねてきたが、張り込みをしていた警察官から工作員と思われる男が12人程ビルに入ったとの報告を受け、警察官が撮影した画像により其れが工作員と確認されたため、行動を開始した。

 

警察が行動を開始して十数分でビルは警察の機動隊により包囲され、彼ら工作員が気づいた時には既に脱出困難な状況となっていた。

 

警察車両が大量に来ていることで、近所には何事かと野次馬ができており、その様子を撮影する者までいた。

 

午後6時50分 警視庁特殊強襲部隊<SAT>約24名が現場に到着、現場にて簡易的な作戦会議を行い、作戦を決定する。

 

「こちら現本、各員持ち場につけ、SATは突入準備、ユニット1は正面、ユニット2は裏口、ユニット3はヘリにて屋上より侵入する、各員はSATの突入を援護する」

 

現場にて指揮を取る内藤 浩二警視正の指示のもとSATを含む警官隊は迅速に行動する。

 

そして、午後7時25分、突入命令が発令された。

 

「…各員行動開始、SATは突入せよ!」

 

その号令のもと、ユニット1が正面玄関の窓を割り突入し、其れを合図にユニット2が裏口のドアを壊し、ユニット3はヘリにて屋上より降下しビルに突入していく。

 

ーー

 

突入から数分…ビルの中は戦場となっていた…。

「こちらユニット2!一階西側非常階段付近にて接敵!被疑者人数4名、軽機関銃と思われる武装にて攻撃を受けた!現在応戦中!」

 

「伏せろぉ‼︎」

ダダダダと銃の撃ち合う音が鳴り響く中、無線で連絡を入れていたSATの隊員の耳に突然怒鳴り声が聞こえ、顔を上げると、目の前にロケット弾の弾が迫ってきているのが見え、一瞬の衝撃のあと彼の意識は闇に消え、二度と目覚めることの無い眠りについた…。

 

ユニット2とは反対側の正面玄関から突入したユニット1は、ユニット2の支援に向かう班と、二階へ向かう班とで分かれ進んだが、ユニット2が攻撃を受けてから直ぐに二階へ向かうユニット1の隊員達にも不運が襲う。

 

二階へ向かったユニット1の隊員達は、二階のクリアリングをしていくが、3部屋目のドアを開けた瞬間、その隊員達を銃弾の雨が襲う…最初に倒れたのは閃光弾を投げ入れようとした隊員で頭部を撃ち抜かれ即死、2人目はその隊員のフォローに入った隊員で腕と脚に銃弾をくらい転倒、二階へ向かった隊員達は一時交代を余儀なくされた。

 

ビルの外では突入部隊の凶報が次々に入って来ており、混乱の中にあった。

 

「殉職者…だと?」

 

報告を受けている内藤は呆然としていた…まさか相手がこれほど重装備とは考えていなかったのだ。

 

「殉職者は、東 悟巡査、禿山 三山巡査部長の2名、負傷者は他に4名で、犯人は2名を射殺しましたが、ユニット3以外は被害甚大です」

 

「一時退却も考慮した方が…」

「そうです、死者をこれ以上出したら責任問題ですから!」

 

内藤は副官達のその言葉に、副官達へ冷たい視線を向け、口を開いた。

 

「退却はない、作戦は継続する…責任問題以前に犯罪者に警察が負けちゃあいかんだろ?」

 

 

ビルの三階はユニット3により制圧され、ユニット3は二階へ向かうが、そこで後退してきたユニット1の隊員と合流、犯人が篭る部屋を確認すると、ユニット3の隊員2名が即座にドアを蹴破り直ぐに身を引くど、その瞬間、それまで隊員達がいた地点を銃弾が通過が掠めていく。

 

少しして射撃ぐ止み、その瞬間を逃さず閃光弾を投入、激しい閃光とともに隊員達が部屋へと突入し、部屋にいた6名の工作員の内3名を射殺、残りを拘束した。工作員の抵抗でさらに一名が負傷するも部屋を制圧、工作員の国内での工作活動の書かれた書類などを確認した。

 

そして、一階で苦戦していたユニット2は、ユニット1の隊員が支援に来た事で態勢を立て直し反撃に出て犯人を一名拘束し、もう一名を射殺した。

 

 

この事件での警察の死傷者は7名、内殉職者は2名であった。

 

 

「警視正、ビル内で押収した書類です。」

 

内藤はSAT隊長から受け取った書類を見て固まった。

 

其れにはこう書かれついた。

 

【特殊実験体候補拉致名簿】

 

内容は、特殊な実験のために、特殊な素質のある人間を世界中から拉致し、実験体として使用するというもので、今回押収した物には100人を超える日本人の名前が書かれ、三つの名前に✖️印が描かれていた。

 

✖️印が書いてあった名前 中島 天山 、桜花 凪紗、伊達 雪子

 

其れらは、伊達 雪子は、技術者であり、拉致された事は分かっていたが、他の2名にいたっては失踪扱いであり、直ぐに総理大臣、官邸へと報告された…。

 

彼ら、彼女らの解放される日は近い。

 

 




感想待ってます。

注意、今回の話はもしかしたら一回消すかもです。

変なテンションで書いてしまったので変なとこもあるかもしれません。

また、SATが弱いのではなく、相手が予想外な装備とかを持っていたがために苦戦したのだとご理解ください。

完結も見えてきたので、今後についてアンケートを実施します。

  • destinyルートへ行く
  • 宇宙戦艦ルートへ行く
  • 連載停止中のほかの作品を続き書けや
  • 新連載しつつゆっくり続きでOK
  • 徳田くんのR18

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