投稿したつもりでしてませんでしたすいません!
後、第九話(前)を一部の書き直しをしました。
矛盾とかない様に気をつけては居ますが、もし変な所や矛盾とかあれば教えてください。
あの世田谷区でのSATと、某国工作員らとの戦闘から一夜明け、首相は閣僚と会議を行っていた。
「警察からの報告では、少なくとも3名が東アジアに拉致されている。私としては出来うる限り早く拉致被害者を救出したい、よって特殊作戦群の派遣を検討したい」
本田総理がそう切り出すと、一部の閣僚が険しい表情を浮かべ、その中の、外務大臣が発言する。
「外務省は特殊作戦群の派遣には慎重な考えです。これは私も含めての考えですが、もし特殊作戦群を派遣したことが東アジアとの戦争に繋がったらどう責任を取るのですか?」
「内務省としても、外務省の意見に同意します……が、明確に反対とは、言えませんな」
内務大臣は同意すると言おうとして、そこで、オブザーバーとして出席している警察庁長官、海上保安庁長官からの視線に気づき、意見を変える。
「防衛省は賛成します。外務大臣に聞きたいのだが、国内に武器を多量に持ち込み反社会的組織に渡し、更に警官を殺害し挙句国民を拉致されているのに何もしないのが国際的常識なのかな?
私はこの前リクセント公国の国防大臣と会談した際には、その大臣は他国の公的機関により犯罪目的で自国民を拉致されたら、外交で無理なら実力行使も視野に入れると言っていたのだが」
「外務省としても努力はしているが、相手側がそんな事は知らぬ存ぜぬを通し、証拠を出しても、証拠が間違いだと言い張られてはどうしようもない、ここは少し様子を見…」
「鳩川大臣、そんな時間はないのがわからないのかね?そして、総理は出来うる限り早く国民を救いたいと言って居るのだよ、あんたは国民を救うなと言いたいのかね?」
外務大臣の発言を途中で遮ったのは、内閣官房長官 近藤 優一郎 である、彼はかつて首相候補でもあった、その手腕は相当なもので、御年71にして官房長官を見事に勤め上げている。
そんな彼に睨まれた外務大臣は顔を青くし、目を伏せ黙り込んでしまう。
「近藤さんそれくらいで、この問題に関しては一刻を争う、これを見て欲しい」
そう言って総理は室内のディスプレイにUSBを接続し、映像を流す。
「これは、東アジアにある被害者が拉致されていると思われる研究施設に潜入している内閣情報調査局の調査官から送られてきた映像データで、この映像データを送ってきた調査官とはこれ以降連絡不能となっているが、恐らくそれは潜入が相手にばれたためと思われる」
「……っこれは…これではまるで……」
実験動物の様ではないか…と、防衛大臣は出かかる言葉を飲み込む。
この映像データには音声も付いており、映像からは叫び声などが絶えず流れ続ける。
場面は変わり、ベレー帽の様な帽子をかぶっている老人と、その老人の前に、拘束椅子に拘束され、電極などを大量に取り付けられている青年が映されてた。
『ぐ、あ…あ…プチプチ…プチ…潰す、虫、潰す…情報…は、私はヒヒ…プチ…あははは、あははははは‼︎』
『…チ、有益な素材の情報があるかと思い期待したが…喋らずに壊れおって…こ奴はゲイムシステムに組み込んで使い潰すしかないのう……資源は無駄には出来んからの…フェフェ』
『貴様‼︎そこで何をしている‼︎』
『…っ!』
そこまでで映像は途切れてしまう。
「………今の映像データに映されていた青年は…」
防衛大臣が呟く、それを本田総理が引き取り言葉を続ける。
「そうだ、私も初めに確認した際は目を背けたくなったよ、我々がもたもたしていたが為に、彼は壊されてしまった」
なんとも言えない空気が会議室を包み込む……そして、沈黙が数分間続き、沈黙を破ったのは、本田総理だった。
「皆わかったと思うが、もうこれ以上時間はかける訳には行かない。一刻を争う事態だと認識し、直ぐに行動に移さなければ、他の被害者もああなるかもしれん……どうか、特殊作戦群の派遣に賛同して欲しい」
この日、外務大臣以外の閣僚が賛成したため、国民を救出するための自衛隊、特殊作戦群の出動が決定された。
時に CE71年 1月 7日の出来事である。
翌日の午前1時、習志野駐屯地から、数機のステルス仕様のVTOL輸送機が飛び立つ姿があった。
彼らは使命を果たすため、目的の地へと向かって行くのだった…。
その彼らの名は…【特殊作戦群】
本当は2日前に投稿してるはずでした。
次回からお待ちかねのお仕置きタイムです。
ご意見、感想お待ちしてます。
完結も見えてきたので、今後についてアンケートを実施します。
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destinyルートへ行く
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宇宙戦艦ルートへ行く
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連載停止中のほかの作品を続き書けや
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新連載しつつゆっくり続きでOK
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徳田くんのR18