機動戦士ガンダムSEED〜日本国自衛隊〜

第十七話・ヘリオポリス崩壊の翌日

遅くなりました。

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“ヘリオポリス崩壊、星の海丸攻撃され大破“

ヘリオポリス崩壊の翌日、日本の新聞では、大体このような見出しが一面を飾り、他では、“ヘリオポリス崩壊、日本政府、ザフトに宣戦布告“などがあるが、某新聞では、“ヘリオポリス崩壊、自衛隊が介入か“などという、自衛隊がヘリオポリスを崩壊させたと誤解されるような文を載せる新聞もあった。

更には、宇宙海賊が出没、自衛隊と交戦すると言う事態まで起きており、それらも記事として新聞に載った。

そして、ネットも大騒ぎとなる。

名無し01 1/26 6:23

プラントと戦争キターーー！

名無し02 1/26 6:30

まじかよ……てか、なんで東アジアとは戦争にならんのにこっちではなるんだろうな…

名無し03 1/26 7:00

民間人に被害があるか否か、又は……わからん

名無し04 1/26 7:05

分からんのかい！w

名無し05 1/26 7:10

ただ一つ言えることがある…。 プラントオワタ \(^｡^)/

名無し06 1/26 7:15

ホントそれなwwwあと海賊について誰も触れない件www

名無し07 1/26 7:18

自衛隊を敵にした時点でお察しw

と言う感じでスレッドが立っていた。

また、星の海丸は、大破した状態で発見され、生存者は絶望視されたが、乗客 194名 乗員 34名の内、乗客128名 乗員 20名が生還した。

しかし、問題はその後、26日になってから発覚した。

その問題とは、回収した脱出艇の記録映像に、遠目にだが、連合のMSが別の脱出艇を回収する場面が写っていたのである。

また、それが、自衛隊がアークエンジェルから避難民を移送された後であることが確認されると、政府は直ぐに行動を開始した。

アークエンジェルまずは、ユーラシア連邦の宇宙要塞アルテミスに向かうと考えられたが、自衛隊の艦隊が向かうには、時間が足りない。

自衛隊がついた頃には既に出航していましたではシャレにならないのだ。

そのため、政府は、連合側の国で唯一友好的な関係であるユーラシア連邦と協議しアークエンジェルを一時拘束してもらい、その間に自衛隊をアルテミスに向かわせ避難民を収容する手はずを整える。

しかし、事態は思わぬ方向へと進んでしまうのだった…。

数日後、日本政府にアルテミス壊滅と言う衝撃的な情報が伝えられる。

それにより、政府は緊急の国家安全保障会議を招集した。

「これより、緊急の国家安全保障会議を始めたいと思う、まずは資料に目を通して貰いたい」

「これは本当ですか総理！？アルテミス壊滅…それもたった1部隊になんて…」

発見したのは、新しく任命された外務大臣

「残念だが…事実だ。また、アークエンジェルに関しては、今後、どういった行動に出るか…防衛省の意見が聞きたい」

「防衛省としては、アークエンジェルは地球の低軌道上にて地球軍第8艦隊と合流を目指すものと分析しており、実際、第8艦隊にもその様な動きが見られております。また、地球軍第10艦隊にも動きが見られており、両艦隊に対し、監視体制を強化しております」

「そうか…ユーラシア連邦からは何か言ってきていないか？」

「ユーラシア連邦から外務省に対して、なんらそれらしいものは伝えられておりませんが…ユーラシア連邦から今後接触もあるかもしれないため、連絡などは強化する様にいたします」

「わかった、今後の方針を決定したいが…意見はあるか？」

「ザフトに対しては宣戦布告は致しましたが…未だ具体的な行動をとるにはMSの配備などの準備が足りませんのでしばらくは様子を見るしかありません。

今回のアークエンジェルの事態に関しては、直接、自衛隊の艦隊を向かわせ、アークエンジェルから避難民を収容するしかないと思います」

と、防衛大臣

「…そうか…他に意見は？…無いようだな、なら、アークエンジェルからの避難民回収を最優先とし、ザフトに関しては当分は様子見と言うこととする。あとは、防衛省はMSの生産と配備を出来うる限り急ぐようにお願いしたい」

かくして、日本の行動方針は決定されたのである。

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