そして、相変わらず戦闘描写下手糞です。
CE71年 2月28日 この日、アフリカに置いて、この戦争中最大規模となる作戦が地球連合ユーラシア連邦アフリカ派遣軍により発動された。
作戦名は 砂漠の夜明け作戦
作戦目的
ユーラシア連邦アフリカ派遣軍全軍を持ってアフリカ、ザフト軍勢力圏内の友軍の救出及び、アフリカのザフト軍並びに集結した親プラント国家の軍部隊から成る連合軍を撃破し、アフリカを地球連合の勢力下とする事。
作戦開始は、アークエンジェルの行動開始と連動して発動された。
この時のザフト軍は、バルドフェルド隊の他、地上へと派遣されたクルーゼ隊メンバーからなる臨時編成の部隊であるザラ隊、その他複数のバルドフェルド隊指揮下の部隊と、親プラント国家の連合軍、これを含め、数でユーラシア連邦アフリカ派遣軍と比較すると、ユーラシア連邦軍とザフト軍で凡そ5対3となる、これはMSの存在を考えると、ユーラシア連邦の苦戦は必至であったが、それでも尚、この作戦は予定通り発動された。
2月28日、この日の砂漠は普段に増して暑く感じられた…。
同日 午前8時30分 アークエンジェル以下、レジスタンス行動開始
同時刻 ユーラシア連邦アフリカ派遣軍司令部
「閣下、アークエンジェル…行動開始!」
「よし、全軍に通信回線開け!」
「開きました!」
ユーラシア連邦アフリカ派遣軍総指揮官 ランドルフ・ベルグランド上級大将は、しっかりと前を見据え、年齢を感じさせないほどの覇気を持った声で、通信員から受け取ったマイクを手に話し始めた。
「総員傾注、これより我らアフリカ派遣軍は作戦行動を開始する、これまでよりも遥かに厳しく、辛い戦いになるだろう…しかし、私は諸君を信じている、諸君は決して諦めず必ず作戦を成功に導いてくれると。そして、私が諸君に求める事、それは諸君も私を信じて貰いたいと言う事だ。諸君が諦めない限り私も諦めない。そして、私が諦めない限り、敗北も、絶望も無い、有るのは勝利のみ、必ず作戦を成功させ、共に故郷への凱旋を行おう!!さあ、戦いの時間だ!作戦開始!!!全軍団前へ!!!」
演説が終わると、地面が揺れる程の歓声がアフリカ派遣軍の兵達から上がり、アフリカ派遣軍の全ての軍団が前進を開始した。
アフリカ派遣軍前進開始…この報告はアークエンジェルにも伝えられた。
そして、砂漠の虎にも知られる事となり、砂漠の虎は当初の作戦を変更し、自身もユーラシア連邦アフリカ派遣軍との決戦の場へと向かう。
そして、決戦は砂漠のほぼ中央部、アークエンジェルも、砂漠の虎を欠いたザフト軍の包囲部隊を突破し、砂漠の虎の後を追うように決戦の場へと向かうのだった…。
そして、ついにその時が来た。
『我、決戦ノ火蓋ヲ切リ、勝利へノ号砲トナス!!!』
ユーラシア連邦アフリカ派遣軍旗艦 ビック・テールのこの放送と共に放たれた46cm三連装砲二基、計六門の砲塔から放たれた砲撃が、決戦の始まりの合図となる。
『全軍前進!!!第十二戦車師団!!!他の部隊に遅れを取るな!!第十二戦車師団各戦車部隊前進開始!!!』
『敵MS部隊確認!!!第八戦車大隊戦闘開始!!!第二、第三戦闘ヘリ中隊ザフト軍ヘリ部隊と戦端を開きました!!!』
『こちら第012機械化歩兵連隊!!!連隊主力がザフトMS部隊と交戦開始!!!航空支援求む!!!』
『第15軍団より全軍団へ!親プラント国家連合部隊を補足!!!戦闘を開始!!!敵軍を圧倒しつつあり!!!』
『此方第16軍団第16機械化歩兵師団第三連隊!!!敵歩兵部隊と戦闘開始!!!』
『此方第16軍団 第16戦車連隊!!!敵MS部隊と戦闘開始!!!』
『第16機械化歩兵師団 第161歩兵連隊より救援要請!!!ザフト軍MS部隊の攻撃を受けつつあり!!!航空支援を要請!!!』
戦闘は苛烈を極め、ザフト軍の航空兵力による損害も甚大な物となりつつあった。
「くそ!此方第2戦車大隊!航空支援求む!!!上空に敵MS部隊!!!誰かいないか!!?」
『第1411戦闘飛行大隊壊滅!!!1416戦闘飛行大隊が向かう!!!』
『此方1411爆撃飛行大隊!!!敵陸上艦隊補足!!!これより攻撃をかいーーーーブッ!!!』
地上では苛烈な戦闘が各所で発生し、激戦を繰り広げていたが、空でも同様に激戦が展開されていた。
空では空戦MS部隊と、戦闘機部隊が激闘を演じていた。
『二番機がやられた!!!1413戦闘飛行大隊は残り二個小隊!!!救援まだか!!!』
『此方空中管制機サンダーヘッド!!!救援はもうすぐ、もうすぐ来るんだ!!!』
『早くしてくれよ!!!全滅しちまう!!!ちくしょう!!!後ろに…ッブ!!!』
『ミサイル!!!回避運動!!!ブレイク!』
『やった!一機撃h……っぎゃ⁉︎』
戦闘機部隊は一撃離脱に徹しているが、機動性で勝るMS部隊はそれを生かし反撃し、更には親プラント国家の航空部隊も乱入し、ユーラシア戦闘機部隊は苦戦どころか、完全な劣勢であったが、ある部隊が到着すると、ユーラシア戦闘機部隊は立ち直り、逆にザフト部隊に果敢に反撃にで始めた。
「……凄い激戦だな…」
「………生き残れ、これが我が隊の空戦規定だ」
「…確かにそうだな…ならやる事は一つ!戦って生き残る。相棒、あの中に突っ込むぞ!」
「全機敵空中MS部隊へ攻撃開始」
ユーラシア連邦第1418戦闘飛行大隊第2中隊第1小隊 幾度となくアフリカのザフト軍空戦MS部隊を、ユーラシアのアフリカ派遣軍が設定したアフリカ方面防空ライン、通称円卓にて撃退し続けたことからついた二つ名は円卓の鬼神……ユーラシア連邦空軍最強のアグレッサー部隊の一つ、ガルム隊が参戦した。
しかし、ガルム隊が参戦した戦線とは別の戦線では、ユーラシアの部隊が思わぬ奇襲を受けつつあり、壊滅の危機にあった…。
『第15軍団より作戦司令部!!!軍団司令部に敵MS部隊の奇襲攻撃!!!現在直掩部隊が応戦中!!!至急救援を乞う!!!』
それまで順調に作戦を遂行していた第15軍団だったが、主力部隊が功を焦り命令を無視し、親プラント国家の連合部隊を追撃した結果、司令部とその直掩部隊と、他の部隊の距離が空きすぎ、奇襲により完全に主力部隊と分断されてしまう…そして、第15軍団司令部を奇襲したのはザラ隊を主力とした部隊だった。
その彼らを迎え撃つのは司令部直掩の戦車一個中隊と歩兵一個大隊、更に戦闘ヘリ一個小隊のみ。
戦車部隊が必死に砲撃するが、巧みな操縦技術に加え、例え当ててもダメージを与える事すら出来ずに、戦車が次々と葬られ、歩兵部隊も四足歩行のMSに文字通りすり潰され、蹂躙されていく。
「……司令部が…」
「何?」
歩兵部隊の生き残りが呟くと、それを聞いた隊長が司令部の方へ視線を向ける。
彼らが見たものは、彼らが守っていた第15軍団の司令部が炎に包まれ、壊滅した姿であった…。
そして、彼ら自身にも危機が迫る。
「隊長!敵MSが此方へ来ます!!!」
「対MS誘導弾は!!?」
「弾薬欠乏!!!撃てません!!!隊長ぉ!」
「クソォ!!!退避!!!」
直後、彼らのいた場所は、高出力ビームにより抉られ、彼らはその痕跡すら残さず消滅した。
戦闘開始後 午後3時28分 戦闘開始から5時間余りで第15軍団司令部が消滅した。
同時刻、第15軍団司令 ビル・フレイシス大将戦死
アークエンジェルが到着したのは、正にその戦場で、尚且つ第15軍団司令部の消滅した15分後であった……。
アフリカ編終わりませんでした。
塹壕陣地の歩兵にとって、バクゥとかザウートとか、撃破不能の状態になったら恐怖しかないですよね。
次こそは……アフリカ編終わらせたい。
感想、お待ちしております。
完結も見えてきたので、今後についてアンケートを実施します。
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destinyルートへ行く
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宇宙戦艦ルートへ行く
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連載停止中のほかの作品を続き書けや
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新連載しつつゆっくり続きでOK
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徳田くんのR18