東京動乱、そして東アジア共和国のリクセント公国大規模侵攻、大西洋連邦で発生した大規模な内乱、これらの事態を受け、東京動乱から約10日後の5月24日、日本は重大な決断を世界へ向けて発信した。
この頃は、
未だに現実を見ない野党が猛反発するなか、それを強引に押し切る形ではあったが、本田内閣は決断した。
この日、陸自一個連隊と警視庁第一機動隊、更に警視庁SAT、陸自の特殊作戦群までもが警備、又は不測の事態に対する即応態勢を取るなか、防衛省にて、内閣総理大臣本田 元一がある重大発表のため会見を開いていた。
「皆さん、私は日本国と言う国を背負う内閣総理大臣として、そして一人の日本人として、昨日の閣議を経て、重大な決断を行った事を、この場にて国民の皆さんにお伝えしたい次第です」
会見に集まった記者団から多数の騒めきとフラッシュがたかれ、本田総理は一瞬眩しさに顔をしかめる。フラッシュが止むと言葉を続けた。
「先の東京で多数の死傷者を出した大規模な動乱、そして、我が国へ対する不当な侵攻、度重なる恫喝、更に、これは一部野党、ある大手新聞社や日本医師連盟も関係することですが、動乱時に行方不明になった2名の民間人……この所在に関することになりますが、これらの事柄を鑑み、日本国民に被害が出ている事態が政府として断じて容認出来ないラインを明確に超えたと判断し、政府は決断しました」
ここで本田総理は一旦間を置と、一息息を吸う。その間に記者団からはフラッシュが一斉に焚かれる。
「…国民の皆さん、政府は…地球軍に…とりわけ東アジア共和国に対しての宣戦布告、並びに陸海空宇による全面攻勢を行う事を決定いたしました」
ここで記者団からフラッシュの嵐と一際大きな騒めきがおきる。
総理は言葉を続けた。
「また、東京動乱時に行方不明になった2名の民間人についてですが、政府が掴んだ情報により、一人はある特殊な兵器を使う事のできる特殊な適正をもつ体質の人物であり、もう一人は、その人物と一緒にいた高齢男性である事が分かりました。そして、その二人は、日朝新聞社と深い関係のある、医療法人、私立日本友愛総合病院へ受診していた事、また、その事実を日本医師連盟が政府から隠蔽するよう工作行為をしていた事実が判明しております」
ここで、記者団の一人から声が上がる。
「それは政府による捏造ではないと言う確証はあるのか!?根拠を示せ!!!」
日朝新聞社の記者証をつけた人物であった。
「質問は後にしていただきたい。それと、捏造はあなた方日朝の専売特許ではないでしょうかね…話を続けます。政府は、全ての物証、及び、関係者からの証言を既に入手に成功しており、既に行動に入っております。日本医師連盟副会長で、日本友愛総合病院理事長の
この時点でとある掲示板や動画サイトのサーバーが飛んだ。
「重ねて伝えます。日本国は日本国民の被害が許容できない事から、地球軍に対し、全面攻勢に出る事を伝えます。つまり……第三次大戦…いわゆる再構築戦争から約70年、我が国はそれ以来となる全面戦争に突入する事となりました。よって、これまでの防衛出動による戦時態勢の
この日、日本は…世界へ向けて、既に目覚めていると思っていた獅子が実はまだ寝ぼけ眼で、それが真に覚醒したと言う事実を突きつけられたのである。
ここで、ネットの反応で最も多かった言葉を紹介しよう。
悲報【地球軍オワタ】