機動戦士ガンダムSEED〜日本国自衛隊〜   作:名無之助

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第四十六話・突撃してしまうとある記者

 会見翌日、防衛省の会議室にて、内閣情報調査局の担当官がプロジェクターを操作しながら、説明を行なっている。

 

 「総理、拉致されたと思われる2名の詳細についてですが、高齢の男性について新情報が入りましたので、報告します」

 

 

「まず、拉致された2人について、再度情報を整理します。まず名前に関してですが、若い方が西沢 響(にしざわ ひびき)さん15歳女性 高齢男性の方が、西沢 亮一(にしざわ りょういち)さん年齢98歳、西沢響さんの父方の曽祖父に当たる人物で、西沢響さんの情報については会見前に判明していましたが、こちらの西沢 亮一さんについては一部しか情報がありませんでした」

 

 

そこで、会議に参加していた総理を含む一部の参加者は疑問に思う、なぜ一部しか分からなかったのか。

 

 説明していた担当官もそれを察して、言葉を続けた。

 

 「実は、調査の結果ですが…約70年前の自衛隊の名簿に同姓同名の方で、生年月日も一致する人物が確認できました」

 

 それを聞いていた参加者の1人が質問する。

 

「つまり、その人物が拉致された西沢亮一さんと同一人物であると?」

 

担当官は「はい」とそれに頷き、説明を続けた。

 

 「この人物についてですが、記録では、防大卒業と任官後に数年経たずに幹部レンジャー、冬季戦技教育課程を修了、更に25歳で空挺レンジャー教育と潜水士の課程を修めでます。そして、27歳で沖縄県与那国島に新設された与那国特別警備隊に配置され、東アジア共和国の侵攻時に所属部隊が壊滅した後も生き残りを率いて自衛隊の奪還作戦が開始され味方と合流するまでの半年間ゲリラ戦を展開していた人物です」

 

それを聞いた参加者たちの表情は…皆呆気に取られていた。

 

 「普通にそんな偶然と言うか、一周まわって奇跡的な確率で連中はその人物を拉致した…と?」

 

担当官は無表情に答える

 

 「そうなりますね……そして更に続きますが、最終的に彼を含め4名が味方と合流するわけですが……その間、敵の隙を突いて情報を味方に流し続けたということや、負傷した部下を背負って敵の包囲を抜け出したなんてこともあったようです。そしてですが、彼の最終階級は一等陸佐で第一空挺旅団長を最後に退役していると言うことまで、確認できました…ただ、一部…空白期間があり、その間の所在は不明ですが…」

 

会議室は困惑した雰囲気に包まれた。

 

 拉致されたのが一般人だと思ったら片方は一般人は一般人でも逸般人だったのだから…。

 

 そして更に困惑することになる。

 

 防衛省の職員が慌てて会議室に駆け込んできたと思ったら、ある動画サイトを早く確認してとまくしたてたのだ。

 

 

 そして、PCが用意され、動画サイトに接続し映されたのは……

 

 

 『どもー!皆さんこんばんは!美人記者の青葉でーす!今、私が居るのはなんと、大型漁船の中みたいでっす!!!青葉、見ちゃったんですよ!大阪の友達の家に行ってて、そして、港の近く歩いてたら怪しい男達がモゾモゾ動くでかい袋を抱えてこの漁船に入ったの!これはスクープ!て……そして……突入したわいいけど…えーと、銃持ったひと一杯で、隠れたわいいけど動けなくなっちゃって……これ、ケータイで中継してるから……えーと……えーと……だれかたしゅけてぇーーアオバまだじにだくないぃーー!!』

 

 

小声で話していた青葉は最後には泣き出したが、まあ、それを見ていた会議室の面々はなんとも言えない雰囲気に包まれた。

 

 

 『…今もうすぐ出港するみたい!!!なんか向こうで男の人の叫ぶ声とか色々聞こえて……え?』

 

映像の後ろから聞こえていた音声は、このおいぼれがあ!!!とか、化物があ!!!とか、お前なんか怖くねぇ!とかそんな声であったが、突然何か扉を開けるような音と、男の声で”あ“と言う声が聞こえて、青葉が真っ青な顔色で振り返って”え?“と声を出した直後に映像は途切れた。

 

 

 映像が途切れた直後に総理は大阪の各港に海保や警察や海自などを総動員して急いで捜索隊を緊急派遣する事を指示するのだった。




 青葉の活躍と泣くところを描きたかった。

 反省はしている、後悔はしていない。

 青葉のパンツは湿っていた
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