ヘブンズベースでの戦闘はまさに激戦であった…。
軍の精鋭と呼ばれる中でも、8492航空大隊を始めとする軍産複合体に味方する部隊がいたことなどがその要因である。
彼ら8492航空大隊は猛々しく戦った。
ユーラシア連邦や日本、更に第三洋上艦隊に所属する名だたるエース部隊と
ただ、相手が悪かった。
ジブリールがあらゆる手段で傭兵をかき集めて揃えていた戦闘機の大群や、軍産複合体やブルーコスモスに狂信的な一部の空軍部隊や予備役のパイロットたちからなる航空部隊が、数倍の数で挑んでいながら、彼らエース部隊らと接触した先から部隊ごと
ヘブンズベースの航空戦力の消滅と前後して、ユーラシア連邦海軍のシンファクシ級潜水艦がヘブンズベースの近傍に浮上していた。
その甲板に一機のMSが姿を表す。
姿はだいぶ変わっているが、その機体の顔や、各所の面影からこの機体がユーラシア連邦がアフリカで回収したMS…つまり大西洋連邦が開発したGAT-X103 バスターガンダム であった。
そのコクピットの中で、パイロットであるディアッカは、ここ暫くの地獄の士官教育と、別の意味で辛かったエーデルハルト中将による、中将の娘ミラのことに対する尋問?ミラをどう思っているのかとか、出会いはどうだったとか、士官教育の授業の後に待ち受ける中将による格闘戦指導という名のしごき…コーディネーターであるディアッカが、昔の怪我の後遺症があり、障害が残っている筈の中将にいとも簡単に5回以上床に叩きつけられ、3回以上気絶させられる。
そんな数週間に及ぶ過酷な日々、そして最後に、そんな状況を見て切れたミラによる中将への金的…
その時のミラの笑顔は……ダメだ思い出すのをディアッカの脳が拒否している。
そして、出撃数日前に前にエーデルハルト中将が、お前にならミラを任せられると。
そう言って、ミラとの結婚を許してくれた事、その翌日には即結婚式だった事…この時はさすがにディアッカもミラも思った。
どういうことなの?…と
まあ、そんな濃すぎる日々を思い出し、つい口元が引きつり、乾いた笑いをこぼし、気を取り直しついに自分の出番が来たか、とディアッカは気合いをいれなおす。
バスターに装備された新型の長距離狙撃用ビームライフルのスコープ越しに、照準を合わせる。
見れば、ヘブンズベースの側にあった山が割れて中から巨大な構造物が姿を表していた。
これの破壊が彼の任務である。
元々素質があった彼は、エーデルハルトの教育(拷問?)により狙撃の才能が開花し、狙撃の王様と自負するに至る。(どこかの世界のソゲキングからの文句は受け付けない)
フェイズシフトで守られているそれを破壊できるのは、ディアッカだけでった。
巨大な構造物からナニカが撃たれる前に、ディアッカは引き金を引いた。
ビームに射抜かれた構造物は大爆発を起こし、その役割を果たすことなく崩壊するのだった…。
更に、空戦が終わり、ディアッカの狙撃で巨大構造物が崩壊した頃、ヘブンズベースのもう一つの切り札、巨大MSが三機程現れていたが、ユーラシアのMS部隊と日本の第5121独立MS部隊により、それら全てがうつ伏せで倒れ、行動不能にされていた。
その他のヘブンズベースのMSはそれにより戦意喪失し投降。ヘブンズベースは陥落し、大統領は奪還され、作戦は成功した。
巨大MSがどう倒されたのか?
まず第5121独立MS部隊が巨大MSの注意を引き、更には、ヘブンズベースのMSを間引きながらもおちょくる様に挑発しつつ、その巨大MSの攻撃で地面に大規模な窪みが出来る様に誘導。その間に余波で更にヘブンズベースの敵MS部隊が巻き添えで幾らか消滅。そして出来上がった窪みに巨大MSを巧みに誘導し、ユーラシアのMS部隊により背後から一斉に攻撃を加え、更に窪みにもある程度攻撃を加えて更に深くし、それを利用し巨大MSを転ばせ、スラスター部などにビームサーベル(ビームナイフ?)などで攻撃して破壊し動けなくした…という感じで三機を同時に行動不能にしていたのである。
簡単に説明したが、かなり…かなり難易度が高い事をやってのけた彼らだが、一部、その巨大MSに接触回線で『ねえ、どんな気持ち?今どんな気持ち?ブフ!転んでやんの』と乗っているパイロットに更に精神攻撃を加えるものもいたそうで、乗っていた女性パイロットを泣かせた最低野郎がいたそうである。
かくして、地上での戦いは、ブルーコスモス、軍産複合体らの敗北で決着をみるのであった。
続編開始までの繋ぎとして短編ssを考案中、どれ読みたいですか?
-
BLEACHオリ主
-
学園黙示録オリ主
-
青つなぎの伝説のホモが色んな原作を破壊