東方紫藍談  ~紫と藍の幻想談~   作:カテサミン

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 こちらは【中編】になります、先に【前編】をお読みいただければと思います。

 女子力については私の独断と偏見があります…人によって答えが分かれる物ではあるので難しい所です。



 それでは始まります♪




御依頼その壱 【女子力を身に着けろ!】中編

 

 

 

 【マヨヒガ 朝 七時二十五分】

 

 

 

 

 女子力を身に着けたいと願う霊夢と魔理沙、そんな彼女達を助けるのは八雲のゆかりんとその上お供の狐さん♪

 

 

 

 

八雲紫「なのである♪」

 

 

八雲藍「何で自分で言うんですか…」

 

 

紫「一度言ってみたかったの!」

 

 

藍「それに助けるのは私達でなくこの二人では」

 

 

紫「それはそうなんだけどねぇ…学べる環境の準備はしたわ、後は任せるわね♪」

 

 

???「えぇ腕がなるわ♪ 私の魔理沙に女子力だなんて…ふふっ♪」

 

 

??(安易に引き受けちゃったけど、本当に大丈夫かしら…)

 

 

???「そういえばあなた達は学ばなくて良いの?」

 

 

紫「う~ん、それも考えたんだけど今回は見守る事にしたわ、二人の邪魔はしたくないもの」

 

 

藍「紫様がそんなこと言うのは珍しいですね」

 

 

紫「ゆかりんは空気を読める女よ、それに女子力はもう身に付けているようなもんだしね♪」

 

 

???、??、藍(……)

 

 

紫「おっと、そろそろ時間ね…♪」スッ

 

 

 

 

 ギュオン ギュオン

 

 

 

 

 紫はスキマを開き、霊夢と魔理沙の居場所に境界を結んだ

 

 

 

 

 スタスタ スタスタ

 

 

博麗霊夢「おはよ、待たせたかしら?」

 

 

紫「大丈夫よ時間内だから」

 

 

霧雨魔理沙「おっす、今日はとことんやるぜ」

 

 

霊夢「あら早起きね、珍しい」

 

 

魔理沙「結構楽しみでもあったからな、魔法の研究で夜更かししなかったんだ♪」

 

 

霊夢(私も…いや絶対口に出すもんか)

 

 

紫「はい、二人ともおはよう」

 

 

霊夢、魔理沙「おはよう」

 

 

紫「え~っと…? 昨日も言った通り、今日は一日を使ってあなた達には女子力のなん足るかを学んでもらいます、準備は万全だからそこは気にしないで良いわ」

 

 

紫「私と藍は手出ししないから見届け人となってしまうけどそこは私の可愛さに免じて許してね♪」

 

 

魔理沙(朝でも平常運転かよ)

 

 

霊夢(ツッコミは女子力関係ないわよね、ならしない)

 

 

紫「さて早速始めますか、先ずは先生の紹介をするわ、この二人よ♪」

 

 

 

 

 ザッ ザッ

 

 

 

霊夢、魔理沙「!」

 

 

 

アリス・マーガトロイド「二人とも、今日はよろしくね♪」

 

 

十六夜咲夜「引き受けたからにはお役目は果たす、頑張りましょう」

 

 

霊夢「なんか納得の人選だわ、それに安心出来るし…二人ともよろしくね」

 

 

咲夜「えぇ、こちらこそよろし」

 

 

魔理沙「うげっ…!」

 

 

霊夢、咲夜、紫、藍「…ぷふっ!」プルプル

 

 

アリス「ふふっ♪ おはよう魔・理・沙♪」ズイッ

 

 

魔理沙「お、おう…アリス」アセアセ

 

 

アリス「今日は一日付きっ切りであなたのこと見ていてげるからね♪」

 

 

魔理沙「あ、あぁ…お、お手柔らかに頼むぜアリス…顔が近いから離れてくれ」

 

 

アリス「そう言ってもらえるとこっちも張り合いがあるわ!」

 

 

魔理沙「はははそうだな、アリス、顔が近いぜ」

 

 

アリス「一緒に頑張りましょうね! 魔理沙!」ズイッ

 

 

魔理沙「だから顔が近いってんだよぉ!」

 

 

霊夢「女子力を教えてくれる前に暴走を阻止しなきゃいけない感じ?」

 

 

咲夜「そこは…まぁ大丈夫だと思うけど」

 

 

霊夢「てか私もいるんだけど」

 

 

咲夜「一対一でも良いんじゃない?」

 

 

霊夢「そうかもね」

 

 

咲夜「しかし…魔理沙はともかくあなたが女子力ねぇ、ふふっ…♪」

 

 

霊夢「…! な、何よ、悪い!?」

 

 

咲夜「悪いなんて思ってないわよ、ただ意外だなとは思ったけど」

 

 

霊夢「…別に」

 

 

咲夜「ふふっ♪」

 

 

霊夢「人選は納得したけどあんたいいの? 館を開けててさ、レミリアが何か言ってんじゃないの?」

 

 

咲夜「そこは紫が何とかしてるらしいわ、何とかが分からないから気になってはいるんだけど」

 

 

霊夢「…ふーん」チラッ

 

 

紫「…! きゃっ♪ 霊夢、そんなに見つめちゃイヤ♪」

 

 

霊夢、咲夜「…」

 

 

霊夢「まぁ大丈夫なんじゃない、変なことはしてなさそうだし」

 

 

咲夜「あなたの勘が発動してるなら何よりだわ」

 

 

藍(境界を弄ってレミリアに咲夜の幻覚見せているとは言えんな)

 

 

紫「さぁ始めましょう! 素敵な女子力講座のスタートよ!」

 

 

アリス「お~!」スッ

 

 

魔理沙「お、おー…ってこら! どこ触ってんだ!」

 

 

霊夢「教わる度にお触りが発生するの?」

 

 

アリス「! その手があったわね…♪」

 

 

魔理沙「おいお前何を余計なことを言っちゃってくれちゃってんだ!」

 

 

霊夢「あ、ごめん」

 

 

咲夜「ふふっ…♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 《女子力とは…?》

 

 

 

アリス「先ず聞くわ、二人は女子力って何だと思う?」

 

 

霊夢「……難しい質問ね」

 

 

魔理沙「そんなもんお前、女の子パワーだろ? 分かるよ」

 

 

咲夜「それは本気で言ってる?」

 

 

魔理沙「割りとマジだぜ」

 

 

咲夜「嘘でしょ…」

 

 

魔理沙「え? 違うのか?」

 

 

アリス「う~ん、魔理沙の場合パワーの考え方の方向がずれてるんじゃないかしら」

 

 

咲夜「霊夢は?」

 

 

霊夢「そのまんまだけど女の子らしい力とか?」

 

 

アリス「魔理沙のも正解にしたいけど概ねそのとおりよ!」

 

 

霊夢(判定が甘い…けど私も似たような解答よね)

 

 

咲夜「色々な考え方があるわ『人を惹き付ける力がある』とか『女子らしい振る舞い、または女子にしか出来ない向上心を持っている』とか『色気、品格、性格、家事能力』とかね、他にもあると思う」

 

 

アリス「総評としては『人間的に魅力的である上に女性らしさがある』かしらね」

 

 

霊夢、魔理沙「へぇ~…」

 

 

咲夜「悪魔でも私達の考えよ、自分の考えと同一化して自分らしさと自分が持っていて落ち着く女子力を見失ってはダメよ?」

 

 

霊夢「あ、今の咲夜の言い方グッと来たわ」

 

 

魔理沙「あぁ、流石悪魔に仕えてるメイドは格が違うぜ」

 

 

咲夜「それは最高の褒め言葉ね♪」

 

 

アリス「え、わ、私のは…?」

 

 

魔理沙「いや、アリスのも勉強になってるぞ?」

 

 

霊夢「えぇ、会話拾い忘れてるけど参考になってるわ」

 

 

アリス「ほっ…」

 

 

咲夜「ふふっ、それじゃあここまで聞いたあなた達に聞くわ」

 

 

 

 

 

咲夜「幻想郷で女子力が有りそうな人って思い浮かぶ?」

 

 

 

 

霊夢、魔理沙「…! う~ん…」

 

 

魔理沙「まぁさっきの話を聞いてて『私は女子力持ってるぞ!』って言ってる奴は無しだな」

 

 

霊夢「そんな奴いないんじゃない?」

 

 

魔理沙「…あ、これ早苗だわ」

 

 

霊夢「あ~…」

 

 

咲夜、アリス「ふっ…!」プルプル

 

 

咲夜「納得しちゃうのね」

 

 

霊夢「やってるやってないって考えじゃなくてさ、ふふっ…なんかやってそうってイメージがあるのよね」

 

 

アリス「そ、それは流石に無いんじゃない?」

 

 

霊夢「ふふっ、ちょっと言い過ぎたかしら」

 

 

魔理沙「あはは、後で心の中で謝っておくぜ♪ …しかし女子力ねぇ」

 

 

霊夢「咲夜とアリスには女子力があるって私達は思ってるから似たような奴?」

 

 

魔理沙「妖夢か?」

 

 

アリス「…もしかして美味しいご飯を作れる人が女子力を持ってるだとか思ってる?」

 

 

咲夜(アリスの妖夢のイメージもそんな感じなの…?)

 

 

霊夢「でも一応それも女子力でしょ?」

 

 

咲夜「間違ってはいないのかしら…」

 

 

魔理沙「それだとミスティアとか早苗、妹紅や藍も含まれるよな?」

 

 

藍(私か…)

 

 

霊夢「なんか違うわね…なんか足りないって言うか」

 

 

藍(あれ、なんか心がズキッとした)

 

 

魔理沙「品格はどうだ? 輝夜とかありそうじゃん」

 

 

霊夢「お洒落ではあるけど輝夜もなんか…妹紅と喧嘩してるし淑やかなイメージはあるけどあいつ結構行動的なのよね」

 

 

魔理沙「あぁ、そういやぁそうだな」

 

 

霊夢「性格、色気…? 優しくて気配り上手?」

 

 

アリス「良いと思うわ」

 

 

魔理沙「妖夢がまた来たぜ、次いで鈴仙か?」

 

 

霊夢「小鈴ちゃんも入る様な…一応針妙丸も」

 

 

魔理沙「針妙丸はどうなんだ?」

 

 

霊夢「あいつ優しいわよ、気配りも出来るし、たまに物騒な事言うけど」

 

 

咲夜、アリス「へぇ…」

 

 

アリス「あ…ねぇ、一人推薦してもいい?」

 

 

霊夢「誰?」

 

 

アリス「永江衣玖」

 

 

霊夢、魔理沙、咲夜「あ~…」

 

 

霊夢「納得するわね」

 

 

魔理沙「なんかすげぇ納得するな」

 

 

咲夜「何故かしら…? 不思議ね」

 

 

アリス「不思議な魅力も女子力の一つなのかもしれないわね」

 

 

霊夢「こう考えると難しいわね…女子力って」

 

 

咲夜「でも答えは出てきてるわよ」

 

 

霊夢、魔理沙「…?」

 

 

 

 

 

 

咲夜「じゃあ次ね、幻想郷で女子力が無さそうな人は?」

 

 

霊夢、魔理沙「レミリア」

 

 

咲夜「は!?」

 

 

アリス、紫、藍「ふふふっ…!」

 

 

魔理沙「あっははは! お、おい霊夢…! ふはは!」ゲラゲラ

 

 

霊夢「あふふふっ…! ま、魔理沙…! あんただって言ったじゃない…! あははははっ!」ゲラゲラ

 

 

咲夜「ちょっ…! ちょっと待ちなさい! 誰がお嬢様を侮辱しろと言ったのよ!?」

 

 

アリス「声揃えなくても…ふふふふふ…!」

 

 

藍「さ、流石だな、息がぴったりだったぞ…! ふふふっ!」

 

 

紫「ふふふっ! ふ、二人にとも不意打ちが過ぎるわ…♪」

 

 

咲夜「あなた達も笑いすぎよ!!」

 

 

霊夢「だっ…だって質問されたからこっちは素直に答えただけなのに」ブルブル

 

 

魔理沙「わ、悪い悪い、女子力じゃなかったな♪ 無いのはカリスマだもんな♪」

 

 

咲夜「喧嘩売ってんの魔理沙ぁ!」

 

 

魔理沙「あっはははっ…!」

 

 

咲夜「お嬢様には女子力なんて不要なのよ、それにカリス…! わ、私にはカリスマは分からないけどもお嬢様には充分あるわ、それに女子力は私が補っているの!」

 

 

魔理沙「本気で言ってんのか?」

 

 

咲夜「真面目に言ってんのよ!」

 

 

霊夢「あはははっ…」フルフル

 

 

紫「咲夜はレミリアの事になると女子力が下がるのかしらねぇ…♪」

 

 

藍「彼女らしい欠点なのかもですねぇ」

 

 

 

 

 

 

 

咲夜「と、取り乱したわ…」

 

 

魔理沙「いつもの事じゃねぇか」

 

 

咲夜「…」キッ

 

 

魔理沙「に、睨むなよ」

 

 

霊夢「それでさ、何で女子力がある奴とない奴聞いたの?」

 

 

アリス「あれはあなた達の理想を知るためよ」

 

 

霊夢、魔理沙「理想?」

 

 

咲夜「ん``ん``っ…つまり二人の理想の女子力、あなた達は似たタイプの女子力を欲していると分かったわ」

 

 

アリス「妖夢や私達の様に料理が出来、輝夜みたいな品格、お洒落な気品を持ち、本居小鈴等の様に優しくて気配り上手な女の子があなた達の女子力の終着点よ」

 

 

霊夢、魔理沙「お~…」

 

 

アリス「咲夜には悪いけど、女子力の理想から外れているのは子供っぽい女の子ってところかしら」

 

 

咲夜「お嬢様の子供っぽいところも魅力の一つよ!」

 

 

アリス「私悪いけどって言ったわよね!?」

 

 

霊夢、魔理沙(子供っぽいのは否定しないのか)

 

 

霊夢「それが私達の理想の女子力なのね、お手本にすればいいのか」

 

 

魔理沙「実感が湧かないがそれを求めてんのかもな」

 

 

アリス「それを踏まえた上で学んでいきましょ、方向性は決まったものね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 《自分を見つめ直そう!》

 

 

 

 

咲夜「次は簡単な質問に『はい』か『いいえ』で答えてもらうわ」

 

 

アリス「自分の生活を見つめ直すいい機会にもなるから嘘は駄目よ?」

 

 

霊夢、魔理沙「うん」

 

 

アリス「結婚生活には嘘もあった方がメリハリがあって私は良いと思うけどね、そう思わない魔理沙ぁ♪」

 

 

魔理沙「知らないです」

 

 

霊夢、咲夜「ふふふっ…」

 

 

アリス「は、はいかいいえで答えなきゃ駄目なのよ魔理沙ぁ!」

 

 

咲夜「お黙り」

 

 

霊夢「簡単な質問でも無いわよね、それ」

 

 

 

 

 

 

咲夜「『お風呂をサボる』」

 

 

 

霊夢「いいえ」

 

 

アリス「速答ね」

 

 

霊夢「流石に毎日入るわよ」

 

 

魔理沙「…」

 

 

咲夜「……魔理沙?」

 

 

魔理沙「い、いいえだぜ!」

 

 

咲夜「嘘は駄目って今言ったわよね!」

 

 

魔理沙「う、嘘じゃないのぜ! たまに…そうたまに魔法の研究とかしっぱなしで眠くなってそのまま寝る事はあるのぜ! でも明日の朝は必ず入るのぜ!」

 

 

霊夢「あんた訛ってるわよ?」

 

 

咲夜「意地を張らない! 朝に入っても駄目よ、一日の疲れを落とさないでそのまま眠るのは品があるとは言えないでしょ?」

 

 

魔理沙「こ、これが魔理沙さんの日常なのぜ!」

 

 

咲夜「じゃあ今度から直しなさい、女子力アップの為にもね」

 

 

霊夢「夜入って朝入るのが普通なんじゃないの?」

 

 

アリス「それが普通ね♪」

 

 

魔理沙「うぐ…」

 

 

アリス「あ♪ 魔理沙、もしもお風呂入るのがめんどくさいのなら私があなたの体を上から下まで洗い尽くしてあげるけど?」

 

 

魔理沙「……」

 

 

アリス「あぁん♪ 無視しないでよ魔理沙ぁ♪」

 

 

霊夢「洗いたいのか触りたいのか」

 

 

咲夜「ぶれないわね、アリス」

 

 

アリス「ふふっ♪」

 

 

魔理沙「ふふっじゃねぇよ」

 

 

 

 

 

咲夜「次行くわよ?『靴が汚い』」

 

 

霊夢、魔理沙「いいえ」

 

 

紫(毎日飛び回ってるから…愚問よね)

 

 

 

 

 

咲夜「次『部屋が汚い、モノが溢れかえっている』」

 

 

霊夢「ふっ…いいえ」

 

 

魔理沙「ちょっ…ちょっと待ってくれ! さっきから質問が私を狙ってないか!? てか今お前私見て笑ったろ霊夢!」

 

 

霊夢「わ、笑ってないわよ! 自覚があるなら直しなさい」

 

 

魔理沙「これは仕方ないじゃないか! 魔法使いの家ってのは物が溢れて散らかってるもんなんだ!」

 

 

霊夢「アリスの家とか紅魔館の図書館とかはどうなのよ」

 

 

魔理沙「それは…ひ、一人暮らしだからだぜ!」

 

 

霊夢「私とアリスも一人暮らしじゃない!」

 

 

咲夜「……良かったら今度あなたの家掃除しに行きましょうか?」

 

 

アリス「!?」

 

 

魔理沙「騙されんぞ!? どさくさにパチュリーの本を取り返す気だろう!」

 

 

咲夜「別にそんなつも…いえ、駄賃代わりとして」

 

 

魔理沙「ほらみろ! 死ぬまで借りてんだ、まだ返さないぞ!」

 

 

アリス「魔理沙、だったら私があなたの事まで」

 

 

魔理沙「お前は少し黙れよぉ!」

 

 

霊夢「咲夜、話が脱線してる」

 

 

咲夜「そうね…話を戻すわよ?」

 

 

魔理沙「なんか居た堪れないぜ」

 

 

 

 

咲夜「次『あらゆることに恥じらいがない』」

 

 

霊夢、魔理沙「いいえ」

 

 

魔理沙「ん?」

 

 

霊夢「何よ?」

 

 

魔理沙「おい霊夢、嘘はいかんぜ」ニヤニヤ

 

 

霊夢「は? 変な言いがかりは」

 

 

魔理沙「腋」

 

 

霊夢「!?」

 

 

魔理沙「知ってるか? 普通の巫女装束は腋なんて出してないらしいぞ? それなのにお前ときたら」

 

 

霊夢「こ、これは…動きやすいからよ! それにこの装束は博麗の巫女伝統の」

 

 

魔理沙「香霖に仕立ててもらってるのは私が一番良く知ってるがデザイン諸々はお前が考えてんだろ? 嘘はいかんぜ」

 

 

霊夢「うぐぐ…」

 

 

アリス「ねぇ、博麗の巫女の装束って決まってないの?」

 

 

紫「決まってないわよ? ただ巫女だと一目で分かるような物を着てほしいわね、後赤と白は確定よ♪」

 

 

アリス「へぇ~…」

 

 

咲夜「でも霊夢のそれは仕事着でもあるのよね」

 

 

霊夢「ほ、ほら! 恥じらいも何も」

 

 

魔理沙「毎日腋見せだぞ? 腋見せ屋にでもなるのか?」

 

 

霊夢「あんたねぇ!」

 

 

魔理沙「うはは♪」

 

 

咲夜「こら、喧嘩しないの」

 

 

魔理沙「おう咲夜、次行こうぜ」

 

 

霊夢「くっ…」

 

 

 

 

咲夜「次で最後ね、『言葉遣いが乱暴』」

 

 

霊夢、魔理沙「いいえ」

 

 

咲夜「…」

 

 

霊夢「…」

 

 

魔理沙「…」

 

 

紫、藍、アリス「…」

 

 

咲夜「この前紫が霊夢の湯飲みを故意に割ってるのを見たわ」

 

 

霊夢「あぁん!?」クワッ

 

 

紫「ひぃ!」ビクッ

 

 

咲夜「嘘よ」

 

 

アリス「アウト」

 

 

霊夢「はっ!?」

 

 

紫「私がやるわけないでしょ…」

 

 

咲夜「それとこの前アリスが魔理沙の私物を盗んでいるのを見たわ」

 

 

魔理沙「いや、無いなそれは」

 

 

咲夜「あら、ふふっ♪ もちろん嘘よ」

 

 

アリス「…」

 

 

魔理沙「当然だな」

 

 

咲夜「やるじゃない魔理……ん?」

 

 

アリス「……」ニコッ

 

 

咲夜(えっ…)

 

 

アリス「咲夜」ボソッ

 

 

咲夜「…!」

 

 

アリス「うふふっ♪」ニンマリ

 

 

咲夜「!?」ゾクッ

 

 

咲夜(ま、まさかそこまで…!? い、いやいつもの冗談よね、そうに決ま)

 

 

霊夢「咲夜ぁ! 今のは卑怯よ!」

 

 

咲夜「! れ、冷静になれば見抜けたでしょ、割られたり盗られてないのは良く考えれば分かった筈よ」

 

 

霊夢「む…」

 

 

魔理沙「確かに霊夢は冷静さが足りんなぁ」

 

 

アリス「ふふっ♪」

 

 

咲夜(何処までが本気なのよ、アリス…)

 

 

 

 

 

 

 

 

アリス「どう? 自分の何処を治せば良いかわかった?」

 

 

霊夢「私は恥じらいが無い…? のかしら…それに怒りっぽいのかも」

 

 

魔理沙「私は色々ズボラなのかもな…」

 

 

アリス「女子力が有りそうな人と比べてみて? その人達はそれをやる?」

 

 

咲夜「さっきも言ったけど比べて『自分はこうじゃないから』とか落ち込むのは駄目よ、自分らしさを見つけるの」

 

 

霊夢「…ねぇ二人とも、酒癖が悪いのは?」

 

 

アリス「それも…まぁ駄目かもね、早苗が良く言うじゃないアルハラ? だったかしら」

 

 

魔理沙「酒は幻想郷のたしなみだぜ…」

 

 

霊夢「前の宴会であんたが家の神社で披露した口からマスタースパークもたしなみ?」

 

 

魔理沙「正直あれはすまないと思ってる…飲み過ぎたな」

 

 

霊夢「なんかちょっとずつ改善していかなきゃいけないとこが分かってきたわ」

 

 

魔理沙「あぁ、凄いな二人とも」

 

 

咲夜「自分じゃ気付かないところもあるものよ? それとあなた達みたいにずっと一緒だとお互いに気付けない物もあると思うし」

 

 

アリス「欠点を直せば自ずと向こうから女子力はやってくると考えたわけなの、急に女子力云々の話をしたらあなた達が混乱するし、あなた達二人の急激な変化に周りの皆が着いてこれないもの、口調を直すとかしたら尚更ね」

 

 

魔理沙「なんか本当すげぇな…」

 

 

霊夢「頭が上がらないわ…こりゃ」

 

 

 

 

藍「紫様、今のアリスの素晴らしい言葉聞いてましたか?」

 

 

紫「耳無しゆかりん♪」

 

 

藍「急に変な事ばかりやらないでくださいね!」

 

 

紫「聞こえないわぁ♪」

 

 

 

 

霊夢「ありがとう咲夜、アリス…私なりに頑張ってみるわ」

 

 

魔理沙「女子力ってもんが分かった気がするぜ、ありがとうなアリス、咲夜」

 

 

アリス「そう? なら良かったわ、頑張ってね♪」

 

 

咲夜「役に立てたのなら何より…」

 

 

魔理沙「おう! 頑張るぜ!」

 

 

霊夢「ふふっ、ズルいわね瀟洒なメイドは」

 

 

紫「どう霊夢、魔理沙、女子力のほどは」

 

 

魔理沙「勉強になったぜ、これからは少しずつ代わっていこうと思うぜ! 私らしく頑張るぜ! 本は返さないけど」

 

 

紫「一言余計ね、ふふっ♪」

 

 

霊夢「私もよ、最初はその、乗り気じゃ無かったけど為になったわ…」

 

 

紫「本当に乗り気じゃ無かったの?」

 

 

霊夢「! ふ、ふん…!」

 

 

紫「ふふっ♪」

 

 

咲夜「任務完了かしら」

 

 

アリス「ふぅ…その様ね♪」

 

 

紫「えっ?」

 

 

霊夢、魔理沙、咲夜、アリス「え?」

 

 

紫「な~に言ってんの? まだ学んで無いじゃないの」

 

 

紫「お料理も女子のたしなみよ! さぁレッツ、クッキング!!」スッ

 

 

 ギュオン

 

 ドッゴォォン!!

 

 

霊夢、魔理、咲夜、アリス「!?」

 

 

 紫はマヨヒガの庭の頭上に巨大なスキマを開け広げ、中から水道、コンロ等々、諸々完備された巨大なキッチンテーブルを呼び出した!

 

 

紫「さぁ女子力アップの為にも! 次はお料理対決よ!」

 

 

 

 続く!

 

 






 アリスは私物を盗んだり…はたぶんしないと思います。



 ここまで読んでいただいてありがとうございました!
お疲れ様でした♪


 次回、料理対決!

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