恥を忍んで戻って参りました、皆様お久し振りです。
久し振りに書いたので拙い文章になってしまっているかもしれませんが楽しんで貰えれば幸いです。
それでは始まります♪
魔法の森、アリスの家
アリス・マーガトロイド「………」スッ
アリス「……」スッ
アリス「…」スッ
上海人形「シャンハーイ♪」フヨフヨ
蓬莱人形「ホーライ…♪」フヨフヨ
アリス「……」ピタッ
アリス「………はぁ〜…」グッタリ
私、アリス・マーガトロイドは今、呆然としている
呆然……呆然…? いえ、なんか違うわね
面倒、呆れ、疲れというトリプルアタックを受ければ魔法使いと言えど疲労が溜まるのね…自分でも驚くわ、これ幻想郷で私だけなんじゃないの?
………疲労の原因? 原因か…
アリス「……」チラッ
『アリスちゃん! 帰ってきて〜!』
『アリスちゃん超好き!! めっちゃ好き好き!! 早く帰ってきてほしいなぁ〜♡ ←このハート可愛いよね、アリスちゃんの可愛さには負けるけどね!』
『アリス、早く帰ってきなさい! ……うん、お母さんらしくなかったよね、怖い書き方でごめんね、早く帰ってきてね!』
『ア・リ・スちゃ〜ん!!! 帰ってきてほしいな! 私はいつでも待ってるからね! 帰ってきて〜!』
『魔界に帰還せよアリス…魔界に帰還せよアリス…今私はあなたの頭の中に話しかけています……魔界に、帰還せよ…アリス………アリスちゃん帰還してよ〜、お母さん寂しいよ〜!』
『夢子ちゃんが最近ちょっと怖いよ〜!』
『ルイズちゃんも最近帰ってきてないんだよね、お母さん寂しくて創造死しちゃうよ? …でも、悲しくなっちゃうからしないけどね! 魔界ジョークだよ〜(^^)』
『悲しみ〜〜♪ アリスちゃんが帰ってきてくれたら喜び〜〜♪ 嬉しみ〜〜♪ 待ってるんだよ〜♪ イエーイ♪ ゆかりんから歌にしてみたらと言われて書いてみたよ〜♪ 早く帰ってきてね!』
『アリスちゃん! そろそろお母さん泣いちゃうよ!? はい! お母さん泣きます!! ………泣くのを文章にするの難しいんだね! 早く帰ってきてね!』
『この手紙を読んだ者は家に帰らなければならない、帰らなければとっても不幸なことがおきま………ってそんなことお母さんがさせるわけないでしょー! はい、アリスちゃんには不幸は起きません! 早く帰ってきてほしいなぁ〜♪』
アリス(………これよ、見れば分かるでしょ、捌いてるのよ手紙の山を)
母から私への手紙の山、魔界からどうやって幻想郷に送られてるんだとかこんなに書きやがりやがって他にやることないのかとかしつこいだとかもうそんな次元の話は置いておくとして
アリス(………はぁ…)スッ
アリス(帰りたくないわけじゃない、帰る理由がないから帰らないだけ、意味がなければ帰る必要もない)スッ
アリス(……じゃあなんで私は毎回一通一通確認しているんだろう)
アリス(自分が嫌になる、帰る気なんてないくせに)
アリス(自分が嫌になる、手紙の返事なんて書かないくせに)
アリス(手紙が目障りなんて………思ってないくせに)
アリス(だから疲れるんだ、悩まなくてもいいことで悩むから)
アリス(………)スッ
『アリスちゃん帰ってきてよ〜! お母さん悲しすぎて泣いちゃうよ〜!』
アリス(……)スッ
アリス「はぁ…」スッ
アリス(……これで今日は最後、また魔導保管庫行きね)スッ
『アリスへ』
アリス「………えっ!?」
『アリスへ、あなたの顔を見に前に間接的に幻想郷に赴いたけど元気そうで何よりだったわ、あなたが今、幻想郷で何を成しているかを確かめたかったというのもあるの、お世話になっている紫さんの手前、少ししか話すことが出来なかったけどあなたの顔を久し振りに見れて本当に嬉しかった、でも本音を言うともっとあなたと一緒に語らいたかったというのもあるの、ゆっくり腰を据えて、ね? あなたが帰省してくれるとすごく嬉しいと思っている自分がいることに気付いたからこの手紙を書くことにしたの、だから…無理強いはしないから帰ってきてくれないかしら、前に言ったときのように友達と一緒に…ね? みんなも待ってるわよ、アリス あなたの姉、夢子より』
アリス「ゆ…夢子…姉さん…!?」ガタッ
上海人形、蓬莱人形「…?」
アリス(紛れもなく夢子姉さんの字、嘘…夢子姉さんが手紙を書くなんて思いもしなかった)
アリス「……姉さん」
アリス(……他の姉さんたちも待っててくれているのかな)
アリス(……帰る…私が…? 魔界に………)
アリス(………いいえ…帰って………どうす…ん?)
『PS 夢子ちゃんの字を創造して書いてみました♪ アリスちゃん早く帰ってきて〜!』
アリス「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」ブンッ
上海、蓬莱「!?」ビクッ
アリス「自分の能力を有効活用するんじゃないわよぉ!! あと夢子姉さんが書きそうな文体で書くなぁ!!」
アリス「はぁはぁ…! …!」チラッ
アリス「あっ…ご、ごめんなさいね大きな声出して、な、何でもないのよあはは…はは」ニッコリ
上海人形「シャ、シャンハーイ…?」
蓬莱人形「……ホーライ?」
アリス「う、うん大丈夫! 大丈夫だから…ね♪」
アリス「……ふぅ…」スッ
アリス(あんの母親ぁ……! 本当にふざけてくれるわね…! もう絶対に帰ってなんかやらないん)
アリス(……)
アリス「っ…!」
アリス(………)
揺らいだ、揺らいでいる、例え母の悪ふざけの手紙だとしても帰る方向に気持ちが持っていかれた、それは本当、逃れようのない私の気持ち、嘘じゃない
アリス「………」
どうしたいか…なんて、悩む必要が無かった、最初からなかった様な気もするけど
アリス(………)
アリス(もう負けちゃおうかな、流れに)
アリス「……ふぅ〜…しょうがない、か」
アリス「帰ってやるか…魔界にね」
アリス「ふふふっ……♪ あ〜あ、悩まなくてもよくなった、スッキリしたわ♪」
アリス「………」
アリス「……」チラッ
『友達と一緒に』
アリス「………」
アリス「こういう場合ちゃんと連絡しておかないと後でブチブチ言ってきそうね…母と仲が良いのは知ってるし」
アリス「アレって使えるのかしら」チラッ
アリス「……返事が来たら荷造りとかしましょうかね」
所変わって…ここはマヨヒガ
八雲 紫「ずぅぇぇぇええい!!!」ブンッ
八雲 藍「紫様話を聞いてくださいってあっっぶなっ!!?」スッ
ギギギギ…!! ゴォォォン!
藍「はぁぁぁ!? あなたはほんとに何をやってるんですか!? 刀を一振りして衝撃波を私に飛ばして!? 殺す気ですか!?」
紫「あぁ! 死になさい!」
藍「なっ……!?」
藍「あなたは…! あなたは本当に何をやっちゃって言っちゃってくれてんですか!?」
紫「謀反謀反謀反謀反謀反謀反!! 謀反よ謀反!!」
藍「謀反!? また何を訳の分からな」
紫「わからなくないでしょ!? 心当たりがあるはずでしょうがこのコンコン狐のこん畜生がぁ!」
藍「畜生!? そこまで言わなくてもいいじゃないで………」
藍「……もしかして畜生界の事で怒ってます…?」
紫「えぇそうよその通りよぉ!!」
藍「えぇ!?」
紫「前の異変で随分と懐かしい面子と親しく話していたらしいじゃない…ねぇ? らぁん!?」
藍「いや、あれは……懐かしさ半分嫌気が半分といいますか」
紫「いいのよ〜!? 別に〜!? 帰ったって〜!? ゆかりん寂しくないし〜!? 畜生界になんか帰っても寂しくなんかないし〜!?」
藍(うわぁめっちゃ寂しいんだろうなあの人)
藍「……帰る予定なんてありませんよ紫様、私あそこもう嫌いなんですから」
紫「……! ……」ギロッ
藍「…睨んでも私の心は変わりません、ここが私の家なんです、もうあんなところには居たくないんで」
紫「……本当に?」スチャッ
藍「刀構えながら言わないで下さいよ、私を信じてください」
紫「……ふぅ〜ん…?」チラッ
藍「……まぁ懐かしさで少し話に花が咲いたのは事実で饕餮とかと話しましたけ」
紫「!!」スチャッ
藍「話は最後まで聞きなさい!!」
紫「はい」スッ
藍「はぁ…いいですか? 本当にそれだけなんですよ、昔話をしただけです」
紫「…私の知らないこと以外は?」
藍「喋ってないです、というか紫様ご存知でしょう? 私が畜生界に住んでいたことがあったって話は」
紫「それは知ってるけどさぁ…」
藍(…もう拗ねかな、これは)
藍「全部話しましたでしょう? だから謀反なんてするわけがないんです」
紫「……」ムスッ
紫「…まぁ…ちょっと八つ当たりしただけよ」
藍「えぇ…八つ当たりで斬撃飛ばしますか普通」
紫「今どき斬撃飛ばさない剣士がどこにいんのよ」
藍「論点そこじゃないでしょう!? あなたと言う人は本当に…!」
紫「ふーんだ…」プンスカ
紫「……」スタスタ
藍「……」スタスタ
紫「…」スッ
藍「…」スッ
紫「…」
藍「…」
紫「……ごめんね、藍」
藍「えっ…」
藍(紫様珍しく早く素直に謝まったなぁ)
紫「まぁ…なんか……難しいわよね、故郷の事は」
藍「故郷だとも思ってないですよ、あんなとこ」
紫「そこまで言うの?」
藍「そこまで言ってもいいはずです」
紫「嫌われたもんねぇ、動物園の園長さんたち」
藍「組長…ですよ、別に嫌いって訳でもないですけど」
紫「好きでもないと」
藍「どっちつかずですいませんね」
紫「良いんじゃない? そんなもの人それぞれなんだし」
藍「まぁ…そうですね」
紫「…」
藍「…」
藍(私はここが良いんだ…あんなところよりここにいることが一番幸せなんだって実感しているのだから)
藍(紫様や橙、そして幻想郷の人々と一緒にいることがどれだけ私にとって大切か…なんて)
紫「……」
藍(……こ、これは恥ずかしくて言えない…かな///)カァッ
紫「…? 何を顔を赤くしているの?」
藍「! い、いえ…別に」
紫「赤い狐じゃない、うどん食べたくなってくるわね」
藍「は、はい?」
紫「まぁそんなことはどうでもいいのよ」
藍「はい」
紫「…」
藍「…」
紫「許してくれる?」
藍「許すも何も、怒ってませんし」
紫「そ…」
藍「はい」
紫、藍「……」
藍「あ、でも斬撃は今後飛ばさないで下さいよ?」
紫「え〜…せっかく覚えたのに」
藍「どこで覚えるんですかあんな技を」
紫「最近コンガラとばったり会ってね、一緒にいた剣士からちょっと…」
藍「コンガラ…? あぁサリエル殿のお知り合いの」
藍「というか一緒にいた剣士? いったい誰なんですか?」
ギュオン…!
紫「あぁそれは…ってん?」パサッ
藍「えっ? あ」
紫「変なところで紙が降ってきたわ」
藍「……? あ、あぁスキマボックスからですかね、珍しい」
紫「……!」ジロッ
藍「うっ…!」
藍(あ、危ない危ない…久し振り過ぎて存在を忘れかけていたなんて言えない……)
紫「まぁでも珍しい…か、最近悩みなんて書く人あんまりいなかったように思えるし」
藍「そ、そうでしょう? 悩みがないことは良いことですし」
紫「それはそれでゆかりん寂しいから困りものなのにね、じゃあはい藍、お便りを読みなっさい」スッ
藍「はい、え〜…こちらP.N、『七色の人形使い』さんからいただきました〜って」
紫、藍「ええっ!?」スッ
紫「あ、アリスぅ…!? 何で!?」
藍「いや何でって…本当に何故だ!? あのアリスがお悩み相談を!?」
紫「へぇ〜悩みを抱えるんだ、悩みなんて自己解決して他人に迷惑かけないようにする様な性格のあの子がねぇ…ってか悩みがあること自体覚られない感じで生きてそうなのにね」
藍「我々に打ち明けて解決してほしい悩みが出来たってことなんですかね、アリスも大変なんですねぇ」
紫「内容は?」
藍「あぁはい…え〜と」
『とにかく私の家に来てほしい、詳細はそこで話すわ』
ギュオン…!
藍「来てほしい? それだけか、いったいなんなんでしょうか」
紫「ら〜ん! 早く行くわよ〜!」
藍「えっ…ってもうですか!?」
紫「お悩みはスピード解決が命よ♪ 新鮮なうちにやらないとね♪」スッ
藍「そんな魚みたいな…あっ! 待ってくださいよ!」スッ
魔法の森 アリスの家
アリス「……まぁそんな簡単に来るわけないか」
アリス「アレでも幻想郷の賢者な訳だし、一日は覚悟で待った方が良いわね」スッ
ギュオン……!
アリス「さて、一応荷造りの準備でもしま」
藍「いい加減園長呼ばわりするの辞めたら如何です? 地獄の組長三人組のこと」
紫「組長呼ばわりしたらなんか負けた気がするのよ」
藍「何にですか」
紫「なんかこう…賢者のプライド的な意味で」
藍「えぇ…」
アリス「ふふっ♪ あなただって狐と猫を従えてるじゃないって違うっ!!」ブンッ
紫、藍「え?」
アリス「早いっ! 早すぎない!? まだ手紙を出して十分も経ってないわよ!?」
紫「何よアリス、悩みは早く解決した方が良いじゃない♪」
アリス「暇なの!? ねぇ暇なの!? ねぇ!?」
藍「まぁそうだな、私に刃を振りかざしてくるぐらい今日は暇を持て余していたよ」
紫「らぁん…! 謝ったでしょうが!」
藍「ふふっ♪ お返しです♪」
アリス「……」
紫「それよりアリス? あなた私達に相談があるのよね?」
アリス「! え、えぇまぁ…」
藍「アリスが相談なんて珍しいな、と二人して思ったものだよ」
アリス「……あなた達に関係のある話だからね、特に紫には」
紫、藍「?」
アリス(早すぎて面食らっちゃったけど…まぁ早い方が良いわね、早すぎるけど)
アリス「さぁ椅子に座って? 少し話をさせてちょうだい」
アリス「上海、蓬莱、紅茶を頼めるかしら」
上海「シャンハーイ♪」
蓬莱「ホーライ♪」
魔法使い、説明中…
紫、藍「魔界に帰りたい?」
アリス「えぇそうなのよ、里帰りしようと思って」
紫、藍「………?」キョトン
アリス「……? な、何?」
藍「えっ、帰ればいいじゃないか」
紫「あらあらあらあら♪ 遂に里帰りする気になったのね、神ちゃん喜ぶわよ〜♪」
アリス「いやその…えっ!? そんな簡単に帰って良いの?」
紫「えっ? えぇ帰りなさいよ、何を悩む必要があるの?」
藍「…? あぁ魔界の門のことか? なら心配いらないぞ、アリスが自発的に門を開くのと幻想郷にこじ開けられる形で門を開くのとはわけが違うからな」
紫「招待するために門を開くのもね♪ 神ちゃんたちがこっちに来たのも懐かしく感じるわね」
アリス「あっ…そう…そうなんだ、意外と簡単に開いていいのね、異界への門って」
藍「侵略者…なんてうちにはあんまり来ませんもんね」
紫「異界からの来訪者なら面白いのにね♪ 幻想郷総出で出迎えて差し上げますわ♪」
藍「みんなで出迎えですか、心が折れるでしょうねぇ」
紫「色んな意味で、ね♪」
アリス「……」
アリス(そこはあんまり杞憂していなかったけど一応は確認をね、後は…)
アリス「そう…そうね、魔界に簡単に帰れるのは理解したわ、それでそれとは別に確認をしておこうかなって思ってることが会ってね」
藍「まだ確認したいことが?」
アリス「えぇ、その…これが一番重要なことだと思ったからあなた達を呼んだんだけど」スッ
紫、藍「?」
アリス「実は…その…」
アリス「と……友達を…連れて帰りたいのよ…折角だから…私の実家である魔界に///」カァッ
紫、藍「……友達」
アリス「そ、そう…! 友達…!」
藍「…」
紫「…」
アリス「……」
紫、藍「………ふっ…!」プッ
アリス「……!? な、なんで笑うのよ!?」
藍「はははっ…! いやすまない、アリスが恥ずかしがりながら言うものだからついな」
紫「神ちゃん本当に喜ぶでしょうね〜♪ 最愛の娘が友達連れてるんるん気分で帰ってきたらね〜♪」
アリス「べ、別にるんるん気分とかじゃ…/// ふ、不本意よ! 友達連れて帰って来ても良いって言って来てるから!」カァッ
紫「ふふっ♪ う~んでもそうねぇ、友達…か」
紫「……う~んと」
紫「アリス、あなたの連れていきたいと考えている友達と私の考えている友達って多分一緒よね?」
アリス「…! そうね、私の交友関係からあなたなら察しが付くでしょうけど」
紫「期間は?」
アリス「! 明後日から帰ろうかなって思ってる、一泊二日で考えてるわ」
紫「そうなると小旅行みたいな感じか………ねぇアリス」
紫「あなたが私達に相談してくれているのにナンだけど、あなたには『三つ』条件を出させてもらうわ」
アリス「! やっぱりね、そう来ると思ったわ」
藍「予想していたのか」
アリス「だから呼んだのよ、勝手に魔界に連れて行くなんてしたらまず紫が黙ってないと思って」
藍「そうだな、まず小言の横槍が入るだろうな、『私も連れてけー!』とか」
紫「こらぁ! 言い方ってもんがあるでしょうが!」
藍「事実じゃあないですか!」
紫「うるっさい! う"う"ん…! さて、一つ目の条件だけど」
紫『私を連れて行くこと』
藍「ほらぁ!」
紫「お黙りぃ!」
アリス(あ、やっぱりね)
藍「……仕事ほっぽり出してプチ旅行したいから」
紫「違うわよ! 話は最後まで聞きなさい! 二つ目の条件にも関わって来るんだからね!」
アリス「それは大丈夫よ、そう来ると思ってたし」
紫「! よし、それじゃあ二つ目ね」
紫『連れていく幻想郷の住人は最大で十人までにすること』
アリス「! …十人ね」
紫「魔界への影響とか幻想郷の結界の安定とかその他諸々を考慮しての十人よ♪ 私とアリスは決まってるから残りは八人までに留めてね」
藍「……! そうか」
藍(恐らく霊夢も連れて行く筈…博麗神社のことも考えてのことか)
アリス「……えぇ、分かったわ」
アリス(ここまでは読めてる…三つめって…?)
紫「よ〜し♪ それじゃあ最後ね」
アリス「……?」
紫「あなたいい加減に神ちゃんに手紙の返事を書きなさい、帰るって内容でいいから、私が渡してきてあげるわ」
アリス「!」
藍「手紙、か」
アリス「あなた…母からの手紙のこと知ってたのね」
紫「そりゃあね、魔界から直接幻想郷にあるあなたの家に自分の能力で送って来てたから…何通も何通もね」
アリス「……」
藍「アリスのことを思って、ですよね」
紫「愛がなければ書けないわよ、あんな量の手紙はね♪」
アリス「……分かった…書くわ」
アリス(返事なんて……書いたことなかったな)
アリス(………)
しばらく後……
紫「返事は書けたのね?」
アリス「えぇ、はいこれ」スッ
紫「確かに受け取りました…神ちゃんには必ず届けるからね」
紫「さて? じゃあ行きましょうか?」
アリス「えぇ」
藍「誘いのあいさつ回りですよね?」
紫「そ、私とアリスで魔界への切符を届けて来るわ…藍、あなたはマヨヒガに帰って結界安定の為に必要な準備をなさい」
藍「はい、分かりました」
紫「アリス、連れて行くメンバーの目星は付けているのよね?」
アリス「勿論よ、後八人って所は要相談だけど」
紫「ふふっ♪ それじゃあ」
紫「行きましょうか♪」
太陽の畑 幽香の家
風見 幽香「えぇいいわよ」
アリス「えっ…!?」
幽香「…何よその顔は」
アリス「断られると思ってたのよ」
幽香「断らないわよ、むしろ逆」
アリス「逆?」
幽香「興味あるのよ、魔界の神♪」ニッコリ
アリス「……幽香、戦いに行くわけじゃないんだからね」
幽香「分かってるわよ、魔界の空気に興味あるのは本当だけど」
アリス(これ私の母に会ったら面食らうんじゃ…)
メディスン・メランコリー「ねぇババア、何の話?」
紫「ババアって言わない! …里帰りの話よ、アリスは魔界に帰るの」
メディ「えっ!? アリスどっか言っちゃうの!?」
アリス「二日間よ? また直ぐに帰ってくるわよ」
メディ「ほっ…良かった〜」
幽香「それで私達を誘いに来たと言う訳よ、メディも一緒に行くわよね?」
メディ「勿論よ♪ 幽香が行くなら私もい……」
紫、アリス「…?」
メディ「……」
幽香「…? メディ?」
メディ「……ううん、わたしお留守番してるわ! 幽香一人で行って来て!」
幽香「! ……何故?」
メディ「前に私があのババアハウスに行った時に幽香がお留守番してたでしょ? 今度は私がお留守番するわ!」
メディ「幽香、行って来て! 幽香は三日だったけど私は二日だったら楽勝よ! 帰ってきたらお土産話を聞かせてね!」
幽香「……メディ」
紫(ふふっ♪ 意思は固そうね♪)
アリス(バ、ババアハウスって一体…)
幽香「………分かった、分かったわよメディ」
メディ「!」
幽香「留守番…頼めるかしら」
メディ「もっちろんよ! 任せて、幽香!」
幽香「ふっ…♪ じゃあ任せるわね」
幽香「…というわけだからアリス」
アリス「えぇ、分かったわ♪」
紫「集合場所は明後日の朝、博麗神社に集合よ♪」
幽香「博麗神社ね、分かっ」
幽香「……」ジトッ
紫「な、何よその目は」
幽香「アリス、コイツも行くの?」
アリス「え、えぇ」
幽香「………」ジトッ
紫「露骨に嫌そうな顔するんじゃないわよぉ!」
メディ「あっははは♪」
紅魔館 大図書館
レミリア・スカーレット「行くわ!! 絶っっっったいに行くわよ!!」
アリス「そ、そう…! よ、喜んでもらえて良かったわ」
紫「力強いわねぇ」
レミリア「あったり前じゃない! 一泊二日の旅行なんて絶対に楽しいに決まってるわ! 誘ってくれてありがとねアリス!」
アリス「こちらこそ来てくれてありがとう」
紫「ま、断る理由もないもんねぇ」
フランドール・スカーレット「旅行!! フランも着いていっていいの!?」
アリス「勿論よ♪」
フラン「!! わーい♪ やったやったやった〜♪」パァァァ
レミリア「フラン、遠足に行くんじゃないのよ?」
フラン「そんなのわかってるよ〜♪ ていうかお姉様が一番嬉しそうじゃない?」
レミリア「当たり前じゃない、一番嬉しいわよ! 心の底からウキウキで心臓がやばいわよ!」
フラン「キュッとしてドカーンしても死なない癖に〜♪」
レミリア「それがこの私♪」
レミリア、フラン「イエ~イ♪」ハイタッチ
パチュリー・ノーレッジ「ウキウキ、ねぇ?」
十六夜咲夜「ふふふっ♪ お嬢様たちが楽しそうで何よりですわ♪」
パチェ「……レミィ、さっき聞いたから分かってると思うけどアリスの母親は魔界の神なのよ? 友人の母親に会いに行くとしてももっと紅魔館の主としての振る舞いを」
レミリア、フラン「りょっこ〜う♪ りょっこ〜う♪」ズンズン
パチェ「っ…! ……はぁ〜…」
紫「ふふっ♪ 本人は気にしてないみたいね♪」
パチェ「もうちょっとこう、子供っぽさを抜けばレミィが追い求める訳のわからない明後日の方向のカリスマも少しは上がるんじゃないのか…と思ったのに」
紅 美鈴「あははは…でもその方がお嬢様らしくていいじゃないですか」
紫「あなたって本当に親友思いねぇ…♪」
パチェ「! べ、別に…///」カァッ
咲夜「……ふふっ♪」
小悪魔→こあ「………」ニッコリ
こあ(えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?)
こあ(あ、アリスさんの母親があの魔界の神!? 神綺さんって…私達がちょっかいかけようとした人では!?)
こあ(ま、マズイ…! 神綺さんがどんな人か知らないけど帰ったら処される……!! こ、ここは…!)
アリス「あなたたちも来てくれるわよね?」
咲夜「お嬢様が向かう先が例え火の中水の中…お供させていただきますわ♪」
パチェ「…私は魔界に興味があるから、付き合わせていただくわ」
アリス「出不精のあなたがね、断られるかと思ってた」
パチェ「見なさいアレを…! 保護者は絶対に必要になるでしょ」
レミリア、フラン「りょっこ〜う♪ りょっこ〜う〜♪」
アリス「…ふふっ♪ 確かに、ね」
美鈴「あっ、なら私も」
こあ「私はパ、パスしますぅ!!」
レミリア、フラン、咲夜、美鈴、アリス、紫、「えっ?」
パチェ「…? こあ? どうしたの大声を出して」
こあ「えぇっと…い、いやぁ…その…あ、あはは…!」
こあ「ほ、ほら…! 紅魔館に誰もおらず開けっ放しってわけにもいかないじゃないですか! 私ここに残りますよ!」
フラン「えーっ!? こあ一緒に行かないの!?」
こあ「は、はい…! 残念ですけどわ、私は今回はパスしておこうかな、と」
レミリア「それは私としても留守番してくれるのは嬉しいけど、こあ、私達に遠慮しなくても良いのよ?」
咲夜「確かにゴブリンや妖精達だけじゃ不安材料になり得るけど…本当にいいの? こあ」
こあ「はい! どうぞどうぞ…! 私のことなんて気にせずに行って来て下さい!」
パチェ「……」
美鈴「………では、私も残りますかね♪」
フラン「えーっ!?」
こあ「め、美鈴さん?」
レミリア「美鈴、あなたまで…」
美鈴「こあさんだけじゃ何かと不便でしょうし、それに館の門を守るのは私の役目ですからね♪」
咲夜「…美鈴」
美鈴「それに…私だけゆかりんハウスで三泊してきた身ですから♪ 今度はお嬢様たちの番ですよ、楽しんできて下さいね♪」
フラン「美鈴…う〜……」
レミリア「……家族全員で旅行に行けないなんて本音を言うと嫌だわ、でも」
レミリア「わが家を守るって言ってくれて、そして残ってくれて、館の主として誇らしいとも思うわ…寂しいし、口に出したくないけど……」
レミリア「ありがとう、美鈴、こあ」
美鈴「! はい!」ニコッ
こあ「! は、はいぃ!」
紫「……わぁ凄い、レミリアのカリスマが上がった♪」
レミリア「えっ!? ど、何処でよ!?」
紫(わからないから少ししか上がらないのかしらね)
フラン「……美鈴」
美鈴「はい?」
フラン「フラン、美鈴の分も楽しんでくるから…帰ったら魔界での話し全部聞いてもらうからね」
美鈴「…! はい、是非♪ 約束です♪」
フラン「うん♪ 約束だよ♪」
咲夜「…誰もいないからって居眠り」
美鈴「だ、大丈夫ですよ咲夜さぁん!」
パチェ「……こあ」ヒソヒソ
こあ「…! は、はい!?」
パチェ「いいの? あなたにとっても里帰りだったはずよ」
パチェ「魔界は無数に存在している、聖白蓮が囚われていた魔界とアリスが住んでいた魔界は別物…そしてあなたの故郷はアリスと同じ魔界よね、さっきアリスから魔界の座標を聞いて驚いたわ」
パチェ「何か行けない理由、行きたくない理由があるのね?」
こあ「……あはは、パチュリー様には敵いませんねぇ」
パチェ「……そ、まぁレミィには黙っておいてあげるわ、留守番、頼んだわよ」
こあ「…! はい、お任せ下さい♪」
パチェ「…ふっ…♪」
こあ「……」
こあ(……エリスと魔天使…元気かなぁ…)
博麗神社
霧雨 魔理沙「そりゃお前…なぁ?」
博麗 霊夢「ねぇ…」
アリス「ど、どう…?」
霊夢「どうって…」
魔理沙「…あぁ」
霊夢「行くわよ」
魔理沙「行くぜ」
アリス「…! ほっ…♪ 良かった」
霊夢「あんたがいるってだけで断る理由が作れるわけないし」
紫「断る理由を作る必要もないものね♪」
霊夢「大体あんたの顔が断るなって私に言ってんのよ」
紫「だって〜♪ 私が行くなら霊夢も行くの! これは決定事項なの! ゆかりんは霊夢と一緒に旅行に行くの!」プンプン
霊夢「分かったからそのプンスカすんの辞めなさい、見苦しい」
紫「!? ゆかりん悲しいわ! 悲しい!」
霊夢「悲しいんかい」
霊夢(神社のことも諸々なにかしてくれてそうね、藍でも寄越すとかしてくれそうだし)
霊夢(……暇つぶしにはなりそうね♪)
魔理沙「私は当然行くぜ! 魔界への旅なんてワクワクするからな♪」
アリス「!! ま、魔理沙! 勘違いしないでほしいんだけど」
魔理沙「あー? 何をだ?」
アリス「新婚旅行で親とかに挨拶しにいくわけじゃないからね!!」
魔理沙「………あぁ!?」
霊夢、紫「……ぷふふっ…!」プルプル
アリス「ほら! 里帰りってことは私の親や姉がいるわけで…! あなた達の事を家族に紹介することになるわけだけど私と特別な関係であるあなたのことはもっとこう…なんだろう…まだ早いと思うのよ! 私はもっと大切な時にあなたを夫として紹介したいの、隠して紹介するのはあなたも心苦しいと思うけど今回は友達として着いてきてほしいの!」
アリス「つ……妻として!! ね!?」
魔理沙「……………特大の勘違いをしているのはお前なんだよなぁ…」
霊夢「ここまで極まってくるといよいよね…あんたも年貢の納め時なんじゃないの?」
魔理沙「納めねぇよ! 私は抗い続けるぜ!」
アリス「因みに倦怠期だとかって言うのも黙っておいてね!?」
魔理沙「今黙るのはお前の方なんだよなぁ…」
霊夢「親の前でもこんな調子なの? アリス」
紫(創造神の娘が…創造結婚…? なんてね♪)
紫「…さてアリス、これで全員よね?」
アリス「! えぇ、これで全員よ」
紫「私達全員入れて…八人ね♪ 丁度いいって感じ♪」
紫「アリス、これで依頼の半分は完了ね♪ 後は明後日の日に魔界に帰るだけ♪」
ギュオン…!
紫「じゃあ私は色々とやることがあるから…♪ 明後日の朝にまた会いましょう? じゃあね〜♪」スッ
ギュオン…!
魔理沙「…ババアの奴なんかヤケに嬉しそうだったな」
霊夢「………そう?」
魔理沙「あ? お前が一番感づいてそうだが?」ニヤニヤ
霊夢「ふん……まぁ内心小旅行に喜々としてるんじゃないの?」
魔理沙「お前がいるからかもな〜♪」
霊夢「うっさいわね…」
アリス(……母に手紙でも渡しに行ってくれたのかしらね)
魔界 パンデモニウム城
神綺「キャーーーーーーーーーーー♪♪♪」
夢子「……」
神綺「本当!? 本当なんだよねゆかりん! アリスちゃんが帰ってくるんだよね!?」
紫「えぇ♪ はいこれ、アリスから神ちゃんへの手紙」スッ
神綺「キャーーーーーーー♪」
魅魔「うるせぇなお前!」
神綺「だってだってだって〜! アリスちゃんが帰ってくるんだよ〜!? しかも手紙もなんて…! 私ほんっとうに嬉しくて泣きそうだよ〜!!」
魅魔「泣くな泣くな、収拾がつかなくなるから」
夢子「……手紙にはなんと?」
神綺「はっ!? そうだアリスちゃんからの手紙!」スッ
神綺「うっ…み、みんなで一緒に見ようよ〜」
魅魔「見ていいのかよ」
神綺「だってアリスちゃんからのお手紙なんて初めてで…私嬉しすぎてもう泣いちゃ」
魅魔「分かった分かった! 見てやるから」スッ
紫「ふふっ♪ 愛娘からの手紙だものねぇ」スッ
夢子「……」スッ
神綺「うっ……み、見るよぉ?」スッ
夢子「早く開いて下さい、ネジリ切りますよ?」
神綺「は、はぁい」スッ
魅魔(相変わらず物騒だな夢子は)
『明後日の朝に魔界に友達を連れて帰るから姉さんたちにもよろしく伝えておいて アリス・マーガトロイド』
神綺「キャーーーーーーーーーーイヤーーーーーーーーーー♪♪♪♪♪」
魅魔「またうるせぇなお前ぇ!」
神綺「だっでぇ…! 魅魔ぢゃん…! アリスぢゃんが…! ともだ…友達を……! うぇぇぇぇ!!」
魅魔「嬉しいのはわかるがボロ泣きするなアホ!」
夢子「……友達」
夢子「紫殿、アリスはお友達を何人こちらへ連れてくる予定ですか?」
紫「私とアリスを入れて…八人ね♪」
夢子「………なるほど分かりました…神綺様…?」
神綺「は、はい…!? グスッ…!」
夢子「こちらと幻想郷の流れている時間は同じなので持て成しの準備時間も充分にあります、迎え入れるための準備もしておきます」
夢子「外の世界を放浪中のルイズに連絡をとって帰ってくるように言っておきます、それからサラ、マイ、ユキの三人にも事情を説明しておきます、帰ってくるのは明後日なのであなたも覚悟の準備をしておいて下さい」
夢子「わかりましたか?」
神綺「う、うん! わかったよ〜…!」
紫(手際がいいわね〜♪)
魅魔「しっかし母親への手紙なのに随分と素っ気無い手紙だなぁおい」
紫「そう? 母への手紙ってこんなもんじゃない?」
魅魔「……! はは〜ん…なるほどね、照れ隠しか♪」
紫「そういうことでしょうね〜♪」
魅魔「…なぁ、魔理沙も一緒だよな?」
紫「えぇ、だから一応あなたをここに呼んだのよ」
魅魔「……なぁ神綺、分かってると思うが…私の事は言うなよ? 魔理沙の前でもだ」
神綺「? そんなのわかってるよぉ」
魅魔「わかってなさそうだから言ったんだよ」
神綺「わ、わかってるよぉ! 魅魔ちゃんの事喋ったりしないよぉ!」
夢子「大丈夫ですよ魅魔殿、こんなのでも口は固い方なので」
神綺「はわっ!? ゆ、夢子ちゃんお母さんにこんなのって」
夢子「キャーだのわーだの喚く魔界神にはこんなので十分です」
神綺「はうっ…!? お、お母さん悲しいよぉ…!」
魅魔「無慈悲な…」
紫「ふふっ♪」
魅魔「……」
魅魔(紫のやつも律儀だな、私まで呼びつけて神綺に報告とは…まぁ博麗神社の事もあるからだろうが……それは藍坊と私と麟でなんとかなるしな)
魅魔(……ふっ♪ これも経験だな、楽しんで来いよ魔理沙、魔界の住人は面白い奴ばかりだぜ♪)
夢子「……アリス…」
夢子「……ふっ…♪」ニコッ
そして……… 二日後、魔界への里帰り当日
朝 博麗神社 縁側
咲夜「じゃあ昨日から博麗神社に泊まり込みを?」
魔理沙「おう♪ この私が朝起きれる訳ないからな♪ だから前のり的な意味での泊まり込みだ」
霊夢「あんた朝御飯の寸前まで起きなかったじゃない」
魔理沙「魔理沙さんは寝付きが良いんだ、そう簡単には起きないぜ♪」
パチェ「起こしてもらっておいてよく言うわね…」
魔理沙「しっかし美鈴と小悪魔は来ないのにお前が来るとはな、パチュリー」
パチェ「あの二人はのっぴきならない事情があるだけ…私は魔界への興味よ」
魔理沙「おぉ、それは私も同じだな♪ 魔界への冒険なんてワクワクするもんな♪」
レミリア「右に同じよ♪」
フラン「! じゃあフランも同じ!」
レミリア「霊夢も来ると思ってたから私楽しみにしてたのよ♪」
霊夢「あんたどこ行っても楽しそうにしてない?」
レミリア「霊夢がいるから三倍増しで楽しいのよ♪」
霊夢「……はぁ…私は博麗の巫女私は博麗の巫女……」ブツブツ
魔理沙「お前らは…まぁでもフランが楽しそうで何よりだぜ♪ それにお前と旅行ってのなんかこう…言い表せないんだが嬉しいぜ♪」
フラン「えへへっ♪ 魔理沙も来るって思ってたから私も嬉しい! 一緒に楽しもうね♪」
魔理沙「! へへっ♪ おう♪」
咲夜、パチェ「……ふふっ♪」ニコッ
霊夢「私としてはあんたがいるのがなんか新鮮だわ」
幽香「そう?」
魔理沙「アリスと仲が良いのは知ってたが、まさか魔界への旅行に付いてくるとはな」
幽香「私も魔界に興味あるのよ、楽しそうだとか嬉しいとか…そんな感情ではないわね」
魔理沙「…戦いに行くんじゃねぇんだぞ?」
幽香「それ言われたの二回目ね……えぇ、分かってるわよ」
フラン「ねぇ幽香、魔界に花ってあるかな?」
幽香「! そうね、あると良いわね」
幽香(……花…ねぇ…育てている奴がいるのかしら、そもそも魔界に花が咲く?)
アリス「そう……この術式よ」
紫「うわぁ結構複雑にしてるのねあなた」
アリス「念の為…悪意のあるものにバレて使われたら嫌でしょう?」
藍(流石アリスだな…用心深い)
紫「……さて? みなさ~ん! 集合して下さ〜い!」
魔理沙「おっ、引率のババア先生が呼んでるぞ」
霊夢、咲夜、レミリア「ぷふふっ……!」
パチェ「朝から元気ね…」
紫「え〜…ではこれより、魔界へ向かう為の門を開きます!」
魔理沙、フラン、レミリア「はーい♪」
紫「と、その前に……アリス、何か話しておくことがあるんじゃなくって?」
アリス「…! ……あぁ、ええっと…」
アリス「その……みんな、ありがとう…! 私の急な我儘に付き合ってくれて」
アリス「魔界に帰りたいって勝手に思って…友達を連れて帰りたいなって思って…何人かには断られると思ってたけどみんな二つ返事で行きたいって言ってくれて…嬉しかった」
アリス「私の母とか姉とか一癖も二癖もある人達だから大変かもしれないけど……この小旅行、楽しんでもらえると嬉しいな」
アリス「だからその…改めて、本当にありがとう、みんな」
全員「……ふっ…♪」
アリス「…!! な、何…!?」
魔理沙「なんかお前今日エラい素直だな♪ 面白いぜ♪」
アリス「お、面白がるところじゃないでしょ、もう…///」カァッ
幽香「お礼を言う必要もないんじゃない? 私は自分の意思でここにいるしあなたに付き合ってあげるって決めたんだから」
パチェ「それに関しては同意するわね、魔界への興味と羽を伸ばす為の小旅行、どっちも満喫させていただくわ」
アリス「! ふふっ♪ ありがと」
レミリア「こんな楽しいに決まってるイベントこのレミリア・スカーレットが見逃すわけないじゃない♪ 存分に楽しませてもらうわ♪」
フラン「お姉様程じゃないけどフランも楽しみ! アリスのお家楽しみだなぁ♪」ワクワク
アリス「ふふっ♪ 気に入ってもらえると嬉しいわ」
紫(フランドールも嬉しそう…♪ 興味ならレミリア以上かもしれないわね)
霊夢「…ま、なるようになれだわ…♪」
咲夜「それにしては楽しそうに見えるけど?」
霊夢「……ふっ…♪ どうだかね、てかあんたに言われたくない」
咲夜「お嬢様が喜んでいるなら私が喜ばないわけにはいかないでしょう? 当たり前のことよ」
アリス「二人も…ありがとう」
紫「ふふっ…♪ じゃあ……行きましょうか?」
紫「藍、留守は頼んだわ」
藍「はい、お任せ下さい!」
霊夢「……一応聞くけど藍だけよね?」
紫「そうね〜♪ そうかもね〜♪」
霊夢「……あー?」
幽香「それで魔界への門を?」
アリス「そう、本の中に魔界へのゲートを閉じ込めてあるの、さっきはその鍵を外していたのよ」
アリス「後は……呪文を言うだけ、ちょっと下がってて」スッ
アリス「………」
アリス「……」
アリス「…」
アリス「ま〜り〜さ〜……!!」
魔理沙「……あぁ?」
アリス「大好きぃ!!!」スッ
グォォォォン……!
アリス「……ふぅ♪ よし、開いたわ」
魔理沙「おぉぉい!!」
霊夢、咲夜、レミリア、紫「ふふふふふっ…!」
アリス「な、なに魔理沙」
魔理沙「何だそのお前の頭の中から捻り出されたような素敵呪文は!? 変更しろよ! 命名権を私に寄越せぇ!」
アリス「さ、させないわ! これは私の愛の呪文なのよ!」
魔理沙「なんでそこだけ頑固なんだよ! さっき素直って言ったの訂正するわちくしょうめ!」
咲夜「…もしかして家族の前でも暴走する気?」
霊夢「それ気になってたんだけど…まさかねぇ……」
霊夢、咲夜「ふ、負担が……」
幽香「これが魔界へのゲートね」
パチェ「紫色の渦、か…この中に飛び込めばいいのかしら」
紫「……」ススッ
紫「やっほーう♪ ゆかりん一番乗りぃ♪」スッ
フォン……!
レミリア「あっ!? ズルいわよ紫ぃ!」スッ
フォン…!
フラン「あっ! フランも行くー!」スッ
フォン…!
パチェ「……順番なんてどうでもいいでしょまったくもう…」スッ
幽香「ガキね、レミリアとフラン以外」スッ
魔理沙「それババアにピンポイントだなおい」スッ
霊夢「うっ…ゲートを通る感覚って意外と気持ち悪いのよね」スッ
咲夜(異界わたりって…私は二度目になるのかしらね、ふふっ♪)スッ
アリス「……ふふっ♪」
アリス「…今、帰るからね」スッ
フォフォフォォォン……!!
藍「………」
シーーン……
藍「ううん…行ってしまわれたか」
藍(依頼という建前はあったが、アリスの帰りたいという気持ちは本物だ、余程のことが無い限り故郷に帰りたくないなんて思わないからな、嫌な思い出なんてなさそうだったし)
藍「……少し、アリスが羨ましいよ」
藍「……ふふっ♪」
藍「行ってらっしゃいませ、紫様♪」
続く!!!
魔界に里帰りしたい、たったそれだけのことが少し大事になっている気もしますがアリスの気持ちはこれが最大なのでしょう、神綺に対してだけは素直になれてません。なるかどうかは……まだわかりませんね
今後の投稿頻度になりますが、昔のようにとはいかなくなりました、それは申し訳ないです。
月一で投稿出来ればいいなと気楽に考えることでモチベーションを保とうとするのが精一杯なのでそれを糧に前向きに書き、投稿していきたいと思います。 もしかしたらもっと早いかもしれませんが…気長にお待ちいただければと思います。
それではここまで読んでいただいてありがとうございました、お疲れさまでした♪