東方紫藍談  ~紫と藍の幻想談~   作:カテサミン

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 ゆかりんハウスシリーズ、始まります!


 出演する六人はこれからどう『ゆかりんハウス』で過ごして行くのか!? こちらのシリーズも是非お楽しみいただければと思います! またゆかりんハウス一回につき、四話構成にすることになりました



 ゆかりんハウスの説明については前のお話『ゆかりんハウス建設!』を読んでいただければと思います


 選ばれた六人ですが最初は名前を伏せておきます、それを見ている紫と藍の反応もお楽しみ下さい


 それでは始まります♪




ーー 選ばれし六人 ーー PART1

 

 

 

 【マヨヒガ、茶の間 午後…21:30】

 

 

 

八雲藍「…」

 

 

 皆さん今晩は、私は幻想郷の管理人である八雲紫様が式、八雲藍でございます。

 

 今は夏、ギラギラと照りつける太陽の日差しが我々の体力を奪っていく季節がまたやって来てしまいました。

 

 

 一家に一台氷の妖精…この言葉が幻想郷で流行り出しますね。

 

 太陽の畑ではたくさんの向日葵が咲き誇り、そして夜になればプリズムリバー三姉妹や付喪神たちの演奏会が開かれます、夏の到来を感じさせてくれますね。

 

 

 夏…やはり一番大切なのは心身ともに健康に保つ事なのではないでしょうか、妖怪と言えども夏の日差しには勝てません。

 

 ジワジワと削られていく体力…消耗を少しでも押さえるために夏への対策は怠ってはなりません、打ち水を行ったり、部屋の風通しをよくしたりするなどをすれば、河童達が作りだしたエアコンや扇風機に頼らずとも、この夏を乗り切る事が出来るでしょう。

 

 

 

 そう、夏への対策はいくらでも思考することが出来るんですよ、でも…

 

 

 誰か…誰か知っているのなら教えてほしいのですが

 

 

 

 

八雲紫「んふふっ~♪ 幻想郷のみんな~♪ ゆっかりんだよぉ~♪ 元気にしてたかなぁ~?」

 

 

紫「ゆかりんハウスがついに解禁! 無理矢理連れて来ちゃうけどごめんなさいね! でも怒っちゃダメよ?」

 

 

紫「夏の思い出を皆と一緒に作りましょ♪ ゆかりんハウスの管理人さんのこの私が頑張っちゃうぞ♪ てへっ♪ てか頑張って作ったから文句言うんじゃないぞっ♪ このバカちんがぁ♪」

 

 

藍「…」

 

 

 

 夏の暑さが原因か、はたまた新しい娯楽が始まるから有頂天になってしまっているのか。

 

 テンションが振り切れて色々とヤバイ状態になっている主への対策を教えて下さい…! 切実に!!

 

 

 

藍(ふふっ♪ 21:00に夕飯を食べ終わってからずっとこの調子なんですよ? ヤバイでしょう? この人)

 

 

藍(私もね、このテンションに飲まれまいと抵抗しているんですよ? 何も喋らずただじっと自分の主の奇行を見守ってあげてるんです…私、頑張ってます)

 

 

藍(ゆかりんハウスを建てた張本人である紫様が嬉しいのは分かるんですよ? 建てた苦労話を聞いて私も『あぁ、紫様頑張ったんだなぁ』と思いましたからね、だから分かりはするんですけどここまで奇行に走らなくても良いと思いませんか?)

 

 

紫「スキマの隙間からこんにちはー♪ 八雲のゆかりんだよぉ♪ うへへっ♪」キャピキャピ

 

 

藍(もう永遠亭連れて行こうかな)

 

 

紫「うふふっ、ちょっとらぁん♪ 何さっきから黙ってるのよ、ゆかりんハウスよゆかりんハウスゥ~!」

 

 

藍「……はい」

 

 

紫「あなたテンション低いわよ~? ほらぁ~! もっとテンション上げて行きましょうよ♪」

 

 

藍「…はい」

 

 

紫「んもう! 何でそんなにテンション低いのよ! もっとテンションアゲアゲで」

 

 

藍「私までそっちに逝ってしまったら収拾つかないじゃないですか」

 

 

紫「…! ……」

 

 

藍「…」

 

 

紫「……」スッ

 

 

藍「…?」

 

 

紫「藍のバ~カ…」ムスッ

 

 

藍「はぁ!? と、というかそこで拗ねるんですか!?」

 

 

紫「私は空気が読める女よ、藍」

 

 

藍「だったら最初から奇行に走らないで下さいよ!」

 

 

紫「ふんっ! あなたって狐は本当に…! ゆかりんハウスが始まるこの喜びを分かち合えないバカちんに育てた覚えは無いんですけどねぇ! 藍なだけに狂喜乱舞して盛り上が」

 

 

藍「そんな風に育てられた覚えはないわぁ!! このバカちんがぁ!」

 

 

紫「!?」ビクッ

 

 

 

 

 

 

 

 【回そう! ゆかりんスロット!】

 

 

 

紫「…」ムッスー

 

 

藍「す、拗ねないでくださいよ…謝りますから」

 

 

紫「藍に『バカちんがぁ』って言われたわ、初めて」

 

 

藍「う…す、すいませんでした」

 

 

紫「なんっ…なんだろう…なんかさ…」

 

 

藍「…」

 

 

紫「ふっ…そのうち橙にも言いそうね、そしたら八雲家は代替わり? そしたらゆかりんはいらないからそこら辺にポイ?」

 

 

紫「はっ…これが外の世界にある社会の荒波に飲まれ続けてしまった人が体験するリストラの気持ちかしらね」

 

 

紫「つれぇわ…」

 

 

藍(うっ…! く、空気が重い…! なんとかしなければ…!)

 

 

藍「ゆ、紫様」

 

 

紫「…何よ」

 

 

藍「ゆ、ゆかりんハウス…始まりますね!」

 

 

紫「…」ムスッ

 

 

藍「ほ、ほら! 早くゆかりんスロット回してルームシェアする人選を決めましょうよ! ね?」

 

 

紫「! あら♪ ゆかりんスロットの事覚えててくれたのね♪」

 

 

藍(あ、機嫌直った)

 

 

紫「んふふっ♪ なぁんだ~、藍も意外と楽しみにしてたのね、ふふふのふ♪」

 

 

藍「ま、まあ…」

 

 

藍(それは嘘じゃ無いんです…住人を無理矢理連れて来ることを除けばですけど)

 

 

紫「それじゃあ、スキマオープンよ!」スッ

 

 

 

 紫は空間にスキマを二つ空中に展開する

 

 一つは小さなスキマで、スロットを回すレバーが上向きに飛び出ている

 

 もう一つは大きく、四角いスキマで六つの線が引かれており、それぞれ間隔が空いているスキマ、ここに住人の名前が書かれているスロットが回る

 

 

 

紫「あのお披露目の時は確率弄ったから望んだ住人の名前が出たけど、今回の結果は本当にランダムよ♪」

 

 

藍「そこなんですよ、問題なのは」

 

 

紫「問題じゃなくてそこが楽しむ所でしょ?」

 

 

藍「…」

 

 

紫「タヌキ?」

 

 

藍「……はい」

 

 

紫「その事は前も言ったでしょ、私なんか自分でやっておいてアレだけど月の連中と一緒に住むことになった結果が出たのよ!?」

 

 

藍「…まぁ確率は低いですからね」

 

 

紫「でも0では無いのよね…」

 

 

藍、紫「……」

 

 

藍「は、早く回しましょう?」

 

 

紫「そ、そうね!」スッ

 

 

 

紫「それでは一発目! この私がレバーを引かせてもらうわ♪」スッ

 

 

藍「よ、よろしくお願いします!」

 

 

紫「それでは~……! ゆかりんスロット! 回りやがれぃ♪」ガッ

 

 

 

 ガチャッ! ピロピロピロピロ♪

 

 

 

紫「さて♪ 本当に誰が来るかしら♪」

 

 

藍「来るなよ~…! 私になったとしても狸とだけは…!」ブツブツ

 

 

紫「祈ってると逆に来るかも♪」

 

 

藍「そういうことを言わないでくださいよ!」

 

 

 

 ピロピロ…

 

 

紫「! 止まるわよ! 藍!」

 

 

藍「!」

 

 

 

 

 ガチャン!

 

 

 

 

紫、藍「……」

 

 

紫、藍「…お?」

 

 

紫、藍「お~…」

 

 

紫「ふっ…何処の家族かしら…♪」

 

 

藍「おぉ…! いや、中々良いんじゃないですか? なんかバランスが取れてますね」

 

 

紫「子どもが二人、いや三人かしら? そして保護者が二人にまとめ役一人?」

 

 

藍「いやぁ、どうなるかと思いましたが中々良い結果でホッとしましたよ、監視…いやいや、見守る私たちも安心して見てられそうですね」

 

 

紫「むぅ~…なんか終始ほのぼので終わっちゃいそうよね」

 

 

藍「それが良いんじゃないですか、のんびりしましょうよ」

 

 

紫「カオス成分が足りねぇ…」

 

 

藍「そんな成分いらないでしょう!?」

 

 

紫「…カオスが」

 

 

藍「いりませんっ!」

 

 

 

 

 

 

 【ゆかりんハウスにご招待】

 

 

 

藍「そういえばどうやってゆかりんハウスに無理矢理…いえ、運ぶんですか?」

 

 

紫「住人が寝たであろう深夜にこっそりと『時限式小型転送スキマ』を体にセットしてあげるのよ♪」

 

 

紫「それなら気付かれず、違和感無く運べるわ、スキマに落っことしている訳じゃなくて転送しているんだからね、朝に目が覚めたらゆかりんハウスの自室の天井を拝む事になるわ♪」

 

 

紫「自分の家のお布団からゆかりんハウスのお布団へ…あなたの快適な眠りを妨げずに転送できますわ♪」

 

 

藍(なんか運送屋さん…いや転送屋さんかな)

 

 

藍「本当にスキマって便利ですよね…」

 

 

紫「だから今更でしょ? ゆかりんに不可能は無いわぁ♪」スッ

 

 

 

 ギュオンという音を立てて、大小様々なスキマが紫の手によって数多く展開される

 

 

紫「藍、皆が寝るまでまだ時間があるわ、その間にお仕事よ」

 

 

紫「このスキマからこっちのスキマ達に物を移動させてちょうだいな」

 

 

藍「? これは?」

 

 

紫「食べ物とかその他諸々よ、それから服も…同じ物を何着か用意しとけば文句無いでしょ?」

 

 

藍「…! …紫様」

 

 

紫「?」

 

 

藍「本当にルームシェアさせるの楽しんでますね」

 

 

紫「だって~♪ ゆかりんハウスの空間とその他諸々全部作ったの私だし~♪」

 

 

藍(空間作りも設備の設置も食料管理までも完璧)

 

 

藍(選ばれた六人には純粋にゆかりんハウスで楽しんでほしいのかな)

 

 

紫「んふふっ♪ これはこっち、これは冷蔵庫に繋がってるからこっちね♪」

 

 

藍「…」

 

 

藍(ふふっ、なら私も楽しませていただきますよ紫様)

 

 

藍(それにこの六人なら問題ないでしょう、本当に安心して見てられそうだ)

 

 

藍(ただ季節的な意味で一人だけ狙ったとしか思えない子がいるが、運というものも侮れないな)

 

 

紫「あ、そうだ…一応家族の人にも説明しておいた方が良いわよねぇ」

 

 

藍「そうですね、三日間失踪してたじゃアレですし」

 

 

紫「あんまり食い付いてこない奴に説明しとこ、特にこの妖怪さんの家は食い付きが半端ないからね」

 

 

藍「館の主が黙ってないでしょうね…」

 

 

 

 

 

 

 

 【そして翌日 午前7:00】

 

 

藍「うおっ…!? お、おはようございます、紫様」

 

 

紫「おはよう藍、ん? あなた何でそんなに目を丸くしているのかしら?」

 

 

藍「い、いえ…だって紫様が早起き」

 

 

紫「…」ジトッ

 

 

藍「そ、そんな目で見ないでくださいよ」

 

 

紫「…」

 

 

藍「た、楽しみだったんですよね!? だから早起きをなされたんですよね!?」

 

 

紫「そうよ…悪い!?」

 

 

藍(最近よく拗ねるなぁ…)

 

 

藍「悪いなんて言ってないじゃないですか…あ、それよりどうだったんですか? 時限式のスキマのセットは」

 

 

紫「六人全員成功したわ、中々スリルがあって楽しかったわよ? 今はゆかりんハウスのお布団でお休み中なんじゃない?」スッ

 

 

 紫は一つの大型のスキマを展開させる

 

 

藍「? あぁ、スキマモニターですね」

 

 

紫「これで皆を監視出来るわ、一気に六人を別々に見ることも可能よ? さぁ藍♪ いよいよ始まるわよ…!」

 

 

藍「はい…!」

 

 

紫「ゆかりんハウス…♪ ゆっくり三日間を過ごすと良いわ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「あ、因みに私達はマヨヒガで六人をずっと見てて、たまに副音声で実況するわ♪」

 

 

藍「誰に向かって喋ってるんですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【ゆかりんハウス、寝室その1 午前7:10】

 

 

 

 チュンチュン チュンチュン

 

 

 小鳥のさえずりが聞こえる…あぁ、もう朝なのですね

 

 

 

 

 

???「んっ…んぅ~…」モゾモゾ

 

 

???「あ~…布団がフカフカで心地良いです……もう一眠り…」

 

 

???「……スースー…」zzz

 

 

???「…はっ!? い、いけないいけない…!」スッ

 

 

 

 

???→茨木華扇「危なかったですね、霊夢ですら二度寝をしないと言うのに、はぁ…私もまだまだ修行が足りませんね」

 

 

 

 

 

紫『私の霊夢だって二度寝ぐらいするわぁ』

 

 

藍『彼女、頭のシニョン着けたまま寝るんですね』

 

 

紫『そりゃあ……まぁ色々あるからね、この子は』

 

 

藍『…?』

 

 

 

 

 

 

 

 

華扇「しかし、ふふっ…♪ この布団の寝心地が良すぎるのが…うん?」

 

 

華扇「……?」

 

 

華扇「……」キョロキョロ

 

 

 

 

 

 

 

 

華扇「えっ? これ布団じゃなくてベッド…?」

 

 

華扇「へっ!? あれっ!? こ、ここは…?」

 

 

華扇「う、うん…?」

 

 

華扇「私の屋敷…? ではない…!? ここは一体…!」

 

 

華扇「! 窓…!」スッ

 

 

 

 華扇は掛け布団を払いのけ、謎の部屋に付いているガラス窓を覗き込む

 

 

 

華扇「…! なっ!?」

 

 

華扇「け、景色が…! 一面大草原とは面妖な…!」

 

 

華扇(やはりここは私の屋敷ではない! そして妖怪の山でもない! 一体どういう…!)

 

 

華扇「……!」

 

 

華扇(ま、まさか知らぬ間に誰かに連れて来られた……!? そんなバカな!? この私に気付かれずに…)

 

 

華扇「誰の仕業だ…?」

 

 

華扇「……手足を拘束されてはいない」

 

 

華扇「取りあえずこの部屋から出てみましょう」

 

 

華扇(何が出るか分からない…用心しておきましょう)スッ

 

 

 

 【二階、寝室扉前】

 

 

 

華扇「……」ソーッ

 

 

華扇「…? 扉が五つ…? それに下へ通じる階段」

 

 

華扇(ここは二階? それともまだ下に続く階段が? 扉の先は私と同じ部屋?)

 

 

華扇(謎が多すぎる…)

 

 

華扇(扉の先に何者かが待ち構えていたら事ね…)

 

 

華扇(ここは階段を降りてみましょう…)スッ

 

 

 

 

 

 

紫『えぇ…警戒しすぎじゃないかしら』

 

 

藍『いやぁ、大人の常識人ならば当然の反応です』

 

 

 

 

 

 

 

 【一階リビング】

 

 

 

華扇「!? な、なんとまぁ…」

 

 

華扇「随分と…! か、快適なお部屋ですね…!? これは河童達が作った冷蔵庫なる物に似てますね、これで美味しい食べ物が入っていたとしたらとても嬉しいですね♪ ふふっ、ここで暮らすのも悪く…はっ!?」

 

 

華扇(い、いけないいけない…! これは恐らくこう思わせる為の敵の罠っ!! 気を抜いてはなりませんよ、華扇!)

 

 

華扇「……」

 

 

華扇(よく見ればこれは床暖房、そしてエアコン完備…それにあの冷蔵庫には食べ物が入っているのでしょうか)

 

 

華扇(ゆ、誘惑が…!)ゴクリ

 

 

華扇「……!」ハッ!

 

 

華扇「き、気をしっかり持ちなさい華扇! これは敵の罠です!」

 

 

華扇「……しかしこの開放的な窓…人を閉じ込めておくには…これではまるで外に出てくださいと言ってるようなもの」スッ

 

 

 華扇は外に出て辺りを見回してみる、家とは正反対の方に顔を向ける

 

 

華扇「! 見渡す限りの大草原…おや…? あれは川が流れているのでしょうか」

 

 

 ジリジリと夏の日差しが照りつけているが、時折吹いてくるそよ風が心地よい

 

 

華扇「すぅ~…! はぁ~…! 空気が美味しい…」

 

 

華扇「ふぅ♪ ……」

 

 

華扇「はっ!? ま、また寛いでしまった…!」

 

 

華扇「くっ…! 敵の狙いは一体…!? 隠れてないで出て来なさい! 勝手に人をこんな快適な…!? い、いやいや! こんな場所に連れて来てあなたは何者で何が目的なのです!?」

 

 

 シーン…

 

 

華扇「……」

 

 

華扇「…! 出てこないつもりですか!?」

 

 

華扇(……! もしや何かの異変!? こうなったら家の中を隅々まで調べ尽くして)

 

 

???「ねぇねぇ、あんたさっきから何一人で叫んでるの?」

 

 

華扇「っ!?」クルッ

 

 

 華扇は声のする方、家の方に振り向いた

 

 

???「変なのー♪ あははは♪」

 

 

華扇「!? あ、あなたは…」

 

 

華扇(この子は確か…太陽の畑でよく見かける付喪神、だったかしら)

 

 

華扇(……! この子何処から? もしかしてこの子もここに?)

 

 

???「ん~? 今度は難しい顔すんの? 面白いねあんた♪ ねぇスーさんもそう思う?」

 

 

華扇「スーさん?」

 

 

???「ほら♪ この私の横に飛んでいる妖精さんだよ、鈴蘭の妖精なんだって幽香が言ってたよ」

 

 

スーさん「~♪」キャッキャッ

 

 

華扇「ほぉ、鈴蘭の妖精」

 

 

華扇(手のひらサイズでとても小さく可愛いらしい妖精ですね、喋れないのでしょうか)

 

 

華扇(…今はその事に気を向けている場合ではありませんね、情報を集めなければ)

 

 

華扇「初めましてになりますね、私は茨華扇と申します、あなたは?」

 

 

???→メディスン・メランコリー「私? 私はメディスン! メディスン・メランコリーって言うの♪ よろしくね♪」

 

 

華扇「ふふっ、元気が良いですね♪ メディスン・メランコリー」

 

 

メディ「あはは♪ メディで良いよ! 幽香もメディって呼んでくれるしね」

 

 

華扇「では…よろしくお願いしますね、メディ」

 

 

メディ「うん、よろしくね華扇♪」

 

 

 

 

 

 

紫『この子も私の事をババア呼ばわりするんだけど何故なのかしら、魔理沙とは知り合いみたいだけど影響を受けたわけじゃないのにね』

 

 

藍『私からは何とも言えないです…』

 

 

 

 

 

 

華扇(幽香…大妖怪の風見幽香ですね、魔理沙から聞いています、この子があの『幽香の傍らにいる無邪気な一輪の花』ですか、魔理沙にしては的を得た表現ですね)

 

 

メディ「あ、ねぇねぇ華扇、私教えてほしいことがあるんだけどさ」

 

 

華扇「はい、なんでしょう」

 

 

メディ「ここ何処? 私さ、幽香の家で寝てた筈なのにこの家の中で目が覚めたのは何でかな? 華扇は知ってる?」

 

 

華扇「! いえ、私も知りません、というより私もあなたと同じで目が覚めたらこの家の中だったんです…まだ何が何だか分からない状態です」

 

 

メディ「ふーん…お! おぉー! すっごいなぁ♪」

 

 

メディ「あはははっ♪ すごーい! スーさん大草原だよー♪」ゴロゴロ

 

 

スーさん「~♪」キャッキャッ

 

 

華扇「ふふっ、無邪気ですね♪ 微笑ましいです」

 

 

華扇(この子もこの家の中で目が覚めた…? となると)

 

 

華扇(この家の二階…?)

 

 

華扇「…メディ、あなたはこの家の二階で目が覚めたのですか?」

 

 

メディ「うん♪ そうだよ♪」

 

 

華扇(部屋は私の寝かされていた他に五つあった、そしてこの子も二階で……もしかしたら)

 

 

華扇「メディ、家の庭…いえ、大草原で転げて遊んでいるところ悪いのですが私と共に来てもらえませんか?」

 

 

メディ「どこ行くの?」

 

 

華扇「この家の秘密を暴きたいのです、手を貸していただけませんか?」

 

 

メディ「うん、良いよ!」

 

 

華扇「そ、即答ですか?」

 

 

メディ「うん、だって私もこの家の事知りたいもん♪」

 

 

華扇「ありがとう、それでは参りましょう」

 

 

メディ「おー♪」

 

 

華扇(素直な子…とても接しやすいです♪ この子の素直さを霊夢にも見習わせたいものですね)

 

 

 

 華扇とメディは再びリビングへ

 

 

 

華扇「一階は後回しに、まずは二階から見て回りましょう」

 

 

メディ「はーい♪」

 

 

華扇(私の予想が正しければ私たちの他にもこうやって連れて来られた者が居る筈…もしかしたらその中に犯人がいるやもしれません)

 

 

 ギシッ…!

 

 

華扇「!」

 

 

メディ「ん? 何の音?」

 

 

華扇「シッ…! どうやら誰か降りてくる様です…!」ヒソヒソ

 

 

メディ「!」

 

 

 

???「ここはどこなんだい? あぁ、私には眩しい景色だねぇ」

 

 

 

華扇、メディ「…!」

 

 

???「というか暑いよ…ここは地上なのかねぇ…ん? おっ!」

 

 

メディ「ん? あんた誰?」

 

 

華扇「……」

 

 

???「それはこっちのセリフだよ、ってか人が居たねぇ♪」

 

 

メディ「む! こらっ! 私は人間じゃないぞ! 付喪神のメディスン・メランコリーよ!」

 

 

???「そうなのかい? それは悪かったねぇ♪ ごめんごめん♪」

 

 

メディ「ふふん! 分かれば良いのよ♪」

 

 

???「あはは、面白い子だねぇ♪ それとあんたは…」

 

 

華扇「…」

 

 

???「えっ? 何でそんなに怖い顔してるんだい?」

 

 

華扇「! 別に、怖い顔など…」

 

 

メディ「華扇、知り合い?」

 

 

華扇「いえ…」

 

 

???「華扇…? あれ、なんかどっかで聞いたことあるね」

 

 

???「ん~…? あ、あぁあぁ思い出したよ、確か勇儀が話してたよ、あんたの事」

 

 

華扇「……そうですか」

 

 

???「あれ? 興味ない?」

 

 

華扇「はい、全く興味ないです」

 

 

???「ありゃりゃ…? おかしいね…」

 

 

メディ「ねぇねぇ、あんた名前は?」

 

 

???「ん? 名前を聞くときはまず……いや、あんたは名乗ってたね、私は…」

 

 

???→黒谷ヤマメ「黒谷ヤマメだよ、地底の土蜘蛛妖怪さ♪ よろしくね」

 

 

 

 

 

 

 

 

藍『地底からヤマメが選ばれましたね』

 

 

紫『ね、地底のアイドルさんは面倒見が良いのよねぇ♪』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メディ「うん、よろしく! ヤマメ♪」

 

 

ヤマメ「あっははは、元気の良い子だね、あんたなら地底でも楽しくやっていけると思うよ」

 

 

メディ「地底? 私は地底やだなぁ」

 

 

ヤマメ「どうしてだい?」

 

 

メディ「だって太陽無いんでしょ? お花も無さそうだしさ」

 

 

ヤマメ「う~ん、太陽ならある…というか居るというか…あぁ、地底にも花は咲くよ? 地霊殿にはたくさんの薔薇が咲いてるしねぇ」

 

 

メディ「えっ? 本当!?」

 

 

ヤマメ「本当さ、今度遊びに来なよ、歓迎するからさ♪」

 

 

メディ「うん! 幽香に相談してみよっと♪」

 

 

ヤマメ「幽香? あの大妖怪の?」

 

 

華扇「そうみたいですよ」

 

 

ヤマメ「ありゃりゃ…勇儀が喧嘩吹っ掛けなきゃ良いけどねぇ」

 

 

ヤマメ「えっと、あんたは確か茨木華扇だっけ?」

 

 

華扇「『茨』華扇です」

 

 

ヤマメ「…? あぁ、そうだったそうだった、勇儀が言ってたね♪」

 

 

華扇「…」ギロッ

 

 

ヤマメ「そう怖い顔しなさんなって、私はそういうのは聞かないし言わない主義だからさ♪ よろしくね、華扇♪」

 

 

華扇(地底の住人はこれだから…まぁでもこの土蜘蛛は地底の妖怪の中でも話が分かるタイプの様ですね)

 

 

華扇(鬼と違ってわざとらしく絡んでは来ない、それだけでもどんなに私が…)

 

 

ヤマメ「そういやさ、ここは何処なんだい? 地底じゃないことは分かるんだけど地上なのかい? 目が覚めたらここに居てさ、こんなところ初めて見るよ」

 

 

メディ「ねぇ華扇、ヤマメも同じだね」

 

 

ヤマメ「同じ?」

 

 

華扇「はい、私たちもあなたと同じ状況にいるということです」

 

 

ヤマメ「…? つまり分からないし、目が覚めたら?」

 

 

華扇「この家の二階の部屋にいた」

 

 

ヤマメ「なんだいそりゃ、もしかして異変ってやつ?」

 

 

華扇「その可能性はあります、なのでまずは…」

 

 

ヤマメ「?」

 

 

 

 

 【二階、寝室扉前】

 

 

ヤマメ「なるほど、確認か」

 

 

華扇「私たち三人と同じ様に他の三人…恐らく三人ですが、同様にこの家に連れて来られたのだと思います、現に後、三部屋あるのがその証拠」

 

 

メディ「でもその中に犯人が居るかもしれないんでしょ?」

 

 

華扇「可能性はあります」

 

 

ヤマメ「で、どうする? 扉が開くまで待つかい?」

 

 

華扇「いえ、ここは確かめてみましょう、開いてない部屋を一つずつ調べます」

 

 

ヤマメ「勇敢だねぇ、さっすが勇儀と」

 

 

華扇「…!」ギロッ

 

 

ヤマメ「わ、悪かったよ、そう怖い顔しないでおくれよ」

 

 

メディ「?」

 

 

 

 ガチャッ!

 

 

 

華、ヤ、メ「!」

 

 

???「ふぁ~眠い…全く、何なんですかあのフカフカのベッドは…あんなのに寝てたらもうなんか身も心もダメになりそう…ってえっ?」

 

 

メディ「あっ、あんた幽香のところに来たことあるよね、誰だっけ?」

 

 

ヤマメ「おや、あんた地底に来たことあるよねぇ」

 

 

メディ、ヤマメ「えっと名前は確か…」

 

 

???「えっ? ええっ!?」

 

 

華扇「ひ…! 稗田阿求!?」

 

 

メディ、ヤマメ「あっ! それだ!」

 

 

???→稗田阿求「華扇さん? それに…」

 

 

阿求「地底の土蜘蛛に太陽の畑の妖怪人形? どういう組み合わせですか…? というか私の屋敷に何の用です?」

 

 

メディ「こらっ! 私は付喪神だぞ!」

 

 

ヤマメ「? 私の屋敷? ってことは…」

 

 

メディ「おっ♪ 犯人発見だ!」

 

 

華扇「いえ、待ってください…阿求、あなた寝ぼけているのではないですか?」

 

 

阿求「はい?」

 

 

華扇「ここは稗田の屋敷ではありませんよ?」

 

 

阿求「…?」

 

 

阿求「……」

 

 

華、ヤ、メ「…」

 

 

 

 

 

 

阿求「えっ」

 

 

華、ヤ、メ「えっ?」

 

 

 

 

 

 

阿求「な、なんですって!?」

 

 

華扇「あなた今フカフカのベッドがどうこう言ってたじゃないですか、あなたの屋敷にベッドはありませんよね?」

 

 

阿求「た、確かに…! でも夢にまで見たフカフカのベッドでグッスリ寝られて安眠♪ って違う違う! 由緒正しい稗田一族がベッドでグッスリなんて…そんなことやってはいけないのよ! あははは♪」

 

 

 

 

 

 

紫『阿求は口には出さないけど心の中ではめっちゃ仕事サボりたいらしいのよね』

 

 

藍『彼女の仕事は大変ですからね、癒しが欲しいんでしょう』

 

 

 

 

 

 

 

 

華扇「はぁ…」

 

 

ヤマメ「こんなに騒がしい人間だったかねぇ」

 

 

メディ「私知らなーい♪ でも面白いね♪」

 

 

華扇「阿求、そこの階段降りて外の景色を見て来なさい、ここが稗田の屋敷ではないということが分かります」

 

 

阿求「か、階段? ここは何処なんですか?」

 

 

華扇「それは私たちが調べます、あなたはまずここが普通の場所では無いことを知るべきです」

 

 

阿求「は、はぁ…分かりましたよ」スッ

 

 

華扇(私もフカフカのベッド…いえ、やめておきましょう)

 

 

メディ「あの人間にはインタビュー? だっけ? なんか本に書くから色々と聞かせてほしいって言われたから喋ったよ」

 

 

ヤマメ「私もさ、まぁそれがあの人間のお仕事なんだろうね」

 

 

華扇「幻想郷縁起…稗田家が代々書き連ねている書物です、妖怪の事や幻想郷の情勢を掲載しています、幻想郷の大事典と言った方が分かりやすいですかね」

 

 

メディ「へー、そーなんだー♪」

 

 

ヤマメ「自分から書いてくれってアピールした妖怪も居るって聞いたことあるねぇ」

 

 

華扇(阿求が憶測や推測で執筆している部分もあるようですが、それはそれで良いのでしょうか?)

 

 

ヤマメ「さて…これで二部屋になったね」

 

 

華扇「そうですね」

 

 

メディ「犯人いるかな?」

 

 

華扇「居てくれたら直ぐに異変かいけ」

 

 

 

 わあぁ!? な、何なんですかここはぁー!?

 

 

 

メディ「わぁ! ビックリした~…さっきの人間の声だね」

 

 

華扇「阿求…! はぁ…」

 

 

ヤマメ「あっはははっ! 緊張感がほぐれるねぇ♪」

 

 

華扇「台無しです!」

 

 

 

 

 【気を取り直して】

 

 

 

華扇「では、開けますよ」

 

 

ヤマメ、メディ「うん」

 

 

華扇「三、二、一……はっ!」スッ

 

 

 

 バァァン!

 

 

 

華扇「異変の首謀者よ! 神妙にしなさ…ん?」

 

 

メディ「お? なんかこの部屋涼しいね」

 

 

ヤマメ「あぁ~…! 快適だねぇ♪ ひんやりしてて気持ちが良いねぇ♪」

 

 

華扇「これは冷気…? おや」

 

 

 

???「くぉ~…くかぁ~…」zzZ

 

 

 

華、メ、ヤ「……」

 

 

メディ「こいつが異変の犯人?」

 

 

ヤマメ「そいつは厳しいんじゃないかねぇ…布団はだけて寝ちゃってるし」

 

 

華扇「阿求も、そしてこの子も…」

 

 

華扇「氷の妖精、チルノも誰かに連れて来られた様です」

 

 

???→チルノ「むにゃむにゃ…」zzZ

 

 

華扇「…メディ、この子を起こしてあげてくれませんか?」

 

 

メディ「うん、良いよ」

 

 

華扇「私たちは最後の部屋の確認に行きましょう」

 

 

ヤマメ「えぇ~…ここ涼しくて快適だから動きたくないなぁ」

 

 

華扇「…」ギロッ 

 

 

ヤマメ「む、無言で睨むのはやめておくれよ…分かった、行くよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫『誤解されたくないから言っておくけど、ゆかりんスロットの確率は弄ってないからね! 完全に運よ! 運!』

 

 

藍『夏と言えばチルノみたいなところありますからね…選ばれたのはチルノにも運があるということか、選ばれた他の住人に運が向いたのか』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 【そして最後の部屋へ…】

 

 

 

 

 

 

華扇、ヤマメ「…」

 

 

???「くぉ~…く~…」zzZ

 

 

???「んふふふ……ここは誰も通さないぞぉ……」

 

 

???「……くぉ~…」zzZ

 

 

華扇「取り合えず二階には犯人はいない、という事が分かっただけでも収穫です」

 

 

ヤマメ「この妖怪はいつも寝てる印象あるねぇ、仕事中も寝ているみたいだし」

 

 

華扇「な、なんと…!? 門番が仕事中に寝ている…!? 与えられた仕事を全うせず、サボり呆けて眠るとは言語道断です! 起きなさい紅美鈴!」スッ

 

 

???→紅美鈴「んっ…」ユサユサ

 

 

華扇「起きなさい! 私が仕事のなんたるかを説いて差し上げます!」

 

 

ヤマメ「朝っぱらからお説教かい? というか異変の調査は?」

 

 

華扇「自分の主に申し訳ないと思わないのですか!? 起きなさい紅美鈴!」

 

 

ヤマメ「聞いちゃいないねこりゃ…」

 

 

美鈴「んんっ…さ、咲夜さ~ん……」

 

 

華扇「…! 起きましたか? さぁ、私の話を」

 

 

美鈴「今日のお昼はサンドウィッチでお願いします……んふふふふ…」

 

 

美鈴「……かぁ~…」zzZ

 

 

華扇「…!?」

 

 

ヤマメ「あっはははは♪」

 

 

華扇「笑い事ではありません! 起きなさい紅美鈴! 起きろぉ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫『紅魔館の門番さんが登場ね♪』

 

 

藍『彼女がここに居るってだけで安心するんですけどこれって私だけですかね?』

 

 

紫『さてと…これで全員出揃ったわね、ゆかりんスロットも中々の結果を出してくれたんじゃない? …カオスが足りないけど』

 

 

藍『だからカオスはいらないですって』

 

 

 

【茨木 華扇】

【メディスン・メランコリー】

【黒谷 ヤマメ】

【稗田 阿求】

【チルノ】

【紅 美鈴】

 

 

 

紫『じゃあ藍、私ちょっと行ってくるわ』

 

 

藍『はい、って何処に行くんですか?』

 

 

紫『あの子たちに説明よ、手紙でも良かったんだけど華扇が不信感持っちゃってて楽しく過ごさなそうだからね、私から説明してあげるの』

 

 

藍『は、はい、分かりました』

 

 

藍(紫様本当に頑張るなぁ)

 

 

 

 

 

 

 

 【ゆかりんハウス リビング 午前8:00】

 

 

 

 華扇たちは美鈴とチルノを叩き起こし、リビングに移動していた。

 

 異変? の調査は後回しにすることにしたのだ 

 

 

 華扇達はリビングにある背の高いローテーブルの前に置かれている六個の椅子にそれぞれ腰掛けている、華扇の前に美鈴、阿求の前にチルノ、チルノの前にヤマメが向かい合う形となっている

 

 

 

 

美鈴「あははは…なんかすいませんね、起こしてもらっちゃって」

 

 

華扇「あなたは寝付きが物凄く良いみたいですね、それは長所でもあり短所でもあります、気を付けないといけませんよ」

 

 

美鈴「す、すいません…」

 

 

阿求「はぁ…ここでもお説教するんですか?」

 

 

華扇「お説教ではありません、これは注意です」

 

 

阿求「お説教する人って皆そう言うんですよね」

 

 

華扇「なんですって!?」

 

 

阿求「今の言葉は霊夢さんの受け売りです」

 

 

華扇「なっ!? れ、霊夢…! 私の注意はちゃんと聞くべきとあれほど…!」

 

 

阿求「あぁ、因みにあなたのありがたいお説教とやらですが、人里ではあまり評判はよろしくないみたいですよ♪」ニコッ

 

 

華扇「!?」

 

 

阿求「お説教も度が過ぎれば迷惑なんじゃないですかね♪」ニッコリ

 

 

華扇「うっ…!? そ、そんな…」

 

 

美鈴「あ、あはは……」

 

 

ヤマメ「あんた意外と毒舌だねぇ」

 

 

阿求「ふふっ♪ そうですか?」ニッコリ

 

 

ヤマメ「笑顔が怖いよ?」

 

 

華扇「幻想郷では強い者は大抵、笑顔である…あなたが説いた説でしたね、真似事のつもりですか?」

 

 

阿求「私はそんなことはしてませんよ? ただ…」

 

 

阿求「稗田家の当主たるもの、妖怪等になめられては幻想郷縁起の執筆は出来ない…そういう家訓みたいな物があるんです」

 

 

美鈴「阿求さんは仕事熱心なんですねぇ…私も見習いたいなぁ」

 

 

ヤマメ「見習うって言ってもあんた突っ立ってるだけじゃないかい?」

 

 

美鈴「その突っ立ってるだけって言うのが…その…」

 

 

ヤマメ「あぁなんか分かるよ、ただただ突っ立ってるだけってのも苦だよね、あんたが眠くなるってのも分かるねぇ」

 

 

美鈴「はい…」

 

 

華扇「精進が足らないからです! それと自分を慕ってくれる主がいるのですから忠誠心という物をですね…!」

 

 

阿求「まーたお説教ですか?」

 

 

華扇「だからこれは注意です!」

 

 

美鈴(か、華扇さんってちょっと口うるさい時の咲夜さんに似てるなぁ)

 

 

メディ「笑顔の人が強い? そういえば幽香はニコニコしてることの方が多いなぁ、だから強いのかな?」

 

 

華扇「風見幽香は笑顔じゃないときでも強そうに見えるのですが」

 

 

ヤマメ「あんたが強いって言うんじゃ相当強いんだろうねぇ♪」

 

 

美鈴「幽香さん、花を見ているときは凄く笑顔ですもんね♪」

 

 

阿求(風見幽香はその筆頭ですからね、笑顔と強さは比例するなんて訳の分からないことを紫さんが言ってましたね)

 

 

チルノ「すげぇ…!!」キラキラ

 

 

チルノ「おぉー…!!」ソワソワ

 

 

メディ「? あんたさっきから何ソワソワしてんの?」

 

 

チルノ「だっ…!! だってほら! 外見てみなよ! すっげぇ大草原じゃん!! すっげぇ…!」キラキラ 

 

 

チルノ「大ちゃんが喜びそうだなぁ♪ 鬼ごっこもかけっこも仕放題じゃん♪ みすちーのライブもここでやったらすっげぇだろうなぁ♪」

 

 

チルノ「それになんかお宝とかありそうじゃない!? 冒険の匂いがプンプンしてるよ! あたいには分かるっ!」

 

 

メディ「あんたにだけ分かっても意味ないじゃない」

 

 

チルノ「じゃあ今から一緒に行こう! お宝探し!」

 

 

メディ「…! 中々面白そうね♪ 付き合うわ!」

 

 

チルノ「おう! じゃあ今」

 

 

華扇「待ちなさい」

 

 

チルノ「な、なんだよぉ、良いとこだったのに~…」

 

 

メディ「華扇、どうしたの?」

 

 

華扇「どうしたもこうしたもありませんよ、まだまだ敵の出方が分かって無い以上、無暗に動くのは危険です」

 

 

美鈴「敵? ですか?」

 

 

華扇「はい…皆さんも承知の通り昨日の夜、自分の家で床に就いた筈なのに何故かこの得体の知れない家の中で目が覚めた」

 

 

華扇「恐らく昨日の深夜、私たちが寝ていた隙を狙いこの家に連れて来たのでしょう、連れて来た理由は不明…だからこそ無暗に動いてはならないのです」

 

 

美鈴(確かにそうだ…でも悪意ある気は感じないけど)

 

 

ヤマメ「これ夢だったりしないかい?」

 

 

阿求「統一性が無く、接点のあまり無い私たちが全く同じ夢を見ますか? 人間、付喪神、妖精、地底の妖怪、紅魔館の門番妖怪、仙人ですよ?」

 

 

ヤマメ「だよねぇ…」

 

 

チルノ「ん? めーりんとあたいは友達だぞ?」

 

 

美鈴「ありがとうございますチルノさん、でも今の話の流れだと私たちだけ接点がある、それなら私達二人だけがここに居る事になります」

 

 

チルノ「?? ??? そうなの?」

 

 

メディ「そうなんじゃないの?」

 

 

華扇「とにかく何者かに連れて来られた事は事実であり、異変の可能性も捨てきれません」

 

 

チルノ「! 異変…! よーしっ! あたいがこの異変解決してやる!」

 

 

華扇「意気込みは結構ですが、まずは敵の出方を伺い、一気に畳み掛けるのが得策だと思いま」

 

 

 ギュオン!

 

 

紫「あなたちょっと警戒しすぎよ、少しは肩の力を抜きなさいな♪」

 

 

華扇、ヤマメ、美鈴、阿求「…!?」

 

 

メディ、チルノ「ああーっ!!」

 

 

 

 紫は華扇達よりも高い位置にスキマを広げ、そこからソッと覗くようにしてひょこっと顔を出している

 

 

 

紫「ハロー♪ 幸運ある選ばれし六人の幻想郷住人さん♪」

 

 

華扇「八雲紫…!?」

 

 

美鈴、阿求「紫さん!?」

 

 

ヤマメ「おや、紫じゃないかい♪」

 

 

メディ、チルノ「ババア!!」

 

 

紫「誰がババアだクルァ! 声を合わせてババア呼びは二倍増しで傷つくからやめなさい!」

 

 

チルノ「ここで会ったが百万円! 覚悟しろババア!」

 

 

ヤマメ「ん? 百万円?」

 

 

紫「百年目でしょうが! 後ババアはやめなさいよクルァ! あなたは魔理沙の影響をモロに受けすぎよ!」

 

 

チルノ「…あり? 百年目…?」

 

 

メディ「あんたってバカなの?」

 

 

チルノ「なんだとぉ! そんなわけ無いじゃないか! あたいは最強なんだぞ!」

 

 

メディ「最強? あんた幽香に勝てんの?」

 

 

チルノ「当たり前だろ! けちょんけちょんにしてやるさ!」

 

 

メディ「ふーん…あんた強そうには見えないけどね」

 

 

チルノ「見た目よりも中身が大事なんだ! 慧音先生が言ってたぞ!」

 

 

ヤマメ「こらこら、言い争いは後にしな」

 

 

チルノ、メディ「むっ…」

 

 

美鈴「そうですね、二人とも落ち着いてください」

 

 

チルノ、メディ「む~…」

 

 

阿求「…さて、紫さん」

 

 

紫「なんすか?」

 

 

阿求「ぷっ…! くくっ…! な、なんすか? じゃありませんよ! ちゃんと説明してください!」

 

 

紫「説明ねぇ…♪ ふふふのふ♪ なんでも答えてあげましょう?」

 

 

華扇「全て答えていただきますよ? ここに連れてきた理由、そして目的を」

 

 

チルノ「? なんでババアがここにあたいたちを連れてきたってわかんの?」

 

 

阿求「現れたタイミング、そしてこの幻想郷とも違う世界、というか空間に私達が居る理由…新たな幻想郷住人の仕業、すなわち異変ではないのなら紫さんしか犯人はいません」

 

 

チルノ「な、なるほど…」

 

 

メディ「あんた分かって無いでしょ」

 

 

チルノ「わ、分かってるよ!」

 

 

紫「犯人呼ばわりはやめてほしいわねぇ…阿求? あなたたぶん私に後でお礼言うことになるわよ?」

 

 

阿求「…?」

 

 

華扇「とにかく全て話すのです! 八雲紫!」

 

 

紫「はいはい、今話しますよ」

 

 

華扇「はいは一回です!!」

 

 

紫「は、はーい…!」

 

 

紫(あ、相変わらず絡みづらいわねぇ…)

 

 

 

 

 

 

 【ゆかりん説明中】

 

 

華扇、阿求、ヤマメ、美鈴、「る…ルームシェア!?」

 

 

紫「そうよぉ♪ ゆかりんハウスで三日間のんびりしていってね♪」

 

 

紫「ここには生活に必要な物は全て揃ってる、美味しい食べ物も、着替えも、冷蔵庫から洗濯機、温泉付きのお風呂、フカフカのお布団とベッド、豊かな自然、何不自由なく生活できますわ♪」

 

 

華扇(お、美味しい食べ物…!?)ピクッ

 

 

阿求(お、温泉付きのお風呂…!?)ピクッ

 

 

阿求(夢にまで見た地底の温泉旅行…! …じゃないけどこ、これは…!)

 

 

阿求(仕事を気にせず堂々とのんびり出来るチャンス!!)

 

 

チルノ「なぁめーりん、ルームシェアってなんだ?」

 

 

美鈴「うーんそうですね…簡単に言うと『皆で楽しくこの家で三日間過ごそう!』って事ですね」

 

 

チルノ「おー! そーなのかー!」

 

 

美鈴「そーなのだー!」

 

 

チルノ、美鈴「わはー♪」

 

 

チルノ「おー! じゃああたいたちは家族になるってことか! みんな、よろしくな!!」

 

 

美鈴「よろしく…と言いたいところなんですけど」

 

 

チルノ「うん?」

 

 

メディ「……」

 

 

紫「ババア呼びがなければ本当に素直な子なのにねぇ、ホント残念…残念だわぁ♪」

 

 

ヤマメ「紫」

 

 

紫「うん? どうしたのヤマメ」

 

 

ヤマメ「あたしゃルームシェアには文句無いよ? なんか面白そうだしねぇ♪」

 

 

紫「流石ヤマメね、話が分かるわ」

 

 

ヤマメ「あんたも無いんだろう?」

 

 

チルノ「おう! もちろんさ!」

 

 

ヤマメ「じゃあ…はい、何か言いたそうな方々」スッ

 

 

メディ、美鈴、華扇、阿求「……」

 

 

紫「あらあら♪ 嬉しすぎて声も出せないの?」

 

 

美鈴「いえ…聞いても良いですか?」

 

 

紫「はいどうぞ?」

 

 

美鈴「私達をルームシェアさせる目的とかあるんですか?」

 

 

紫「いいえ? 特に無いわ」

 

 

美鈴「無いんですか!?」

 

 

紫「ただ私がこのゆかりんハウス、そしてこの空間を作ったから誰かここで遊んでほしいなぁって思ったからあなたたちを連れてきたのよ、無理矢理連れてきちゃってごめんなさいね」

 

 

紫「あなたたちが選ばれた理由とかは完全に運よ、ランダムに選ばれた六人、接点が有ろうと無かろうとそんなのは関係ない、仲良く楽しく過ごしてね♪」

 

 

ヤマメ「また紫が突発的に思いついた娯楽か何かなんだろう?」

 

 

紫「その通りよ♪」

 

 

美鈴「そうですか…なら…その、私は反対しないです、普段会わない方々と交流を深めるのは良い事だと思いますし」

 

 

紫「応用力と適応力があるわねぇ♪」

 

 

美鈴「でも、その…私には門番の仕事が」

 

 

紫「パチュリーにはあなたの事話したわよ♪ 」

 

 

美鈴「えっ!?」

 

 

紫「『たまには門以外のところでも羽を伸ばして来たら? 咲夜には言っておくし、レミィには私が上手く言っておいてあげるから』だそうよ?」

 

 

美鈴「パチュリー様…」

 

 

阿求(門以外のところでも? 門でも羽を伸ばしているように聞こえるわね)

 

 

紫「ヤマメ、あなたにはパルスィに…チルノ、あなたには大妖精に言っておいたわ」

 

 

ヤマメ「ははっ♪ パルパル何て言ってた?」

 

 

紫「『私にわざわざ言いに来ることじゃないわよね! ヤマメが何処でどうしてようと私には関係ないわよ妬ましいわね!』だって♪」

 

 

ヤマメ「あっはははは! パルパルらしいねぇ♪」

 

 

チルノ「大ちゃんは?」

 

 

紫「『帰ってきたら三日間のお話を聞かせてね♪』だそうよ♪」

 

 

チルノ「! うん、分かったよ大ちゃん! 大ちゃんに三日間のお話をお見舞いしてやるさ! あはははは!」

 

 

紫「お見舞いしてどうするのよ♪ ふふっ♪」

 

 

華扇「…」

 

 

紫「あなたのことは東風谷早苗に伝えてあるわ、知り合いなんでしょう? あなたが飼っている珍しい動物たちも守矢神社に居るわよ?」

 

 

華扇「!」

 

 

紫「『楽しんで来てくださいね! あっ! お土産あったら持って帰って来てくれても良いんですよ!』ですって」

 

 

華扇「! …ふふっ、お土産目当てですか」ニコッ

 

 

紫「楽しんで来てって言ってるのよ、それにあなたにも理解者…友達ぐらいいるでしょう? 霊夢や魔理沙、マミゾウや菫子は置いといて他にも沢山、ね♪」

 

 

華扇「…! ふっ…」ニコッ

 

 

華扇「何も心配無いなら良いでしょう、ルームシェアします、良い刺激になりそうですからね」

 

 

美鈴「私もです、パチュリー様からお許しも出てますしから大丈夫ですね」

 

 

チルノ「あたいも!」

 

 

ヤマメ「私は最初から反対してないよ♪」

 

 

紫「ふふっ… ! あら? あらあら阿求?」

 

 

阿求「!」

 

 

紫「あなた今…仕事なんか忘れて堂々とのんびり出来る! とか思ってるでしょ?」ヒソヒソ

 

 

阿求「!? そ、そそそ、そん…! そんなこと思ってるわけ…」

 

 

紫「あらぁ♪ ないのぉ?」ニヤニヤ

 

 

阿求「ぐっ…!」

 

 

華扇、ヤマメ、美鈴「?」

 

 

阿求「し、仕方ないからやりますよ! やってやりますよルームシェア!」

 

 

紫「仕方無くぅ~?」

 

 

阿求「紫さんしつこいですよ!」

 

 

紫「ふふふっ…♪ あぁ、あなたの事は稗田邸の使用人たちに言っておいたわ、本居小鈴にもね」

 

 

阿求「小鈴なんて言ってました?」

 

 

紫「『良いなぁ~♪ 口うるさくしないか心配だけど、帰ってきたら話聞かせてね、阿求』だって」

 

 

阿求「口うるさくは余計よ小鈴…」

 

 

メディ「…」

 

 

チルノ「お? どうしたんだよ? さっきから黙ってるけどさ」

 

 

メディ「幽香が…居ないから嫌だなって…」

 

 

華扇、ヤマメ、美鈴「……」

 

 

チルノ「え? あたいたちが居るじゃん」

 

 

メディ「…」

 

 

チルノ「? なんでそんな顔するのさ」

 

 

美鈴「チルノさん…」

 

 

チルノ「めーりん、めーりんからも何か言ってやってよ」

 

 

メディ「…」

 

 

紫「メディスン」

 

 

メディ「…!」

 

 

紫「あなたの事も話したわよ、幽香にちゃんと、ね」

 

 

メディ「! 何て言ってたの!?」

 

 

紫「耳貸しなさい」スッ

 

 

メディ「! …」スッ

 

 

紫「『メディ、あなたは世の中を知るべき、私のところから離れてみるのも良いと思うの、私が居ないと不安な事だらけで楽しい事も楽しめないかもしれない、けど私としてはあなたが私の居ないところでも綺麗に咲き誇っていけるという姿を証明出来るはずよ、そしたら他の奴らに見せ付けてやりなさい、そして新たな蕾を付けて開花させるのよ…開花したその花、帰ってきたら私に見せてね、メディ』」ヒソヒソ

 

 

メディ「!! 本当!? 幽香が本当にそう言ったの!?」

 

 

紫「言ったわよ? 信じられないなら三日後に帰ったら聞いてみなさいな、それとも今から聞きに行く?」

 

 

メディ「…いえ、信じるわ! 分かった! 分かったわ、幽香!」

 

 

メディ「私もみんなとルームシェアするわ♪ よろしくね!」

 

 

華扇、ヤマメ、美鈴、阿求「!」

 

 

チルノ「ん? 幽香なんて言ってたんだ?」

 

 

紫「秘密よ♪」

 

 

チルノ「なんだよぉ! ババア、教えろよ~!」

 

 

紫「嫌よ、私ゆうかりんに八つ裂きにされたくないもん♪ 後ババアって言うなっ!」

 

 

紫(…幽香からお許しもらえるとは思ってなかったんだけどまさかのまさかよね)

 

 

紫(まったく遠回しな言い方よねぇ♪ 『せっかくだから楽しんで来なさい、そして無事に帰ってきてルームシェアの時の楽しかった思い出を聞かせてね』ってハッキリ言えば良いのにねぇ♪)

 

 

紫(まぁ花に例えるのは幽香らしい…かな♪)

 

 

 

紫「それでは皆さんルームシェア決定ということで、文句はないわね?」

 

 

全員「!」コクコク

 

 

紫「よろしい♪ あぁ、冷蔵庫とかは説明書置いてあるから見てね、それと着替えはあなたたちが寝ていた部屋に置いてあります、それと…あ、欲しいものがあったら言ってね♪ んじゃ、私帰る」

 

 

チルノ「うん、じゃあな!」

 

 

メディ「バイバイ♪」

 

 

紫「……あのさぁ、軽くない? もうちょっとゆかりんと一緒に居たいから帰らないで~とか」

 

 

華扇「早く立ち去りなさい、ここは今私達六人の家なのでしょう?」

 

 

阿求「しつこい人は嫌われますよ?」

 

 

メディ「『消えろスキマ野郎!』えへへっ、幽香に似てた?」

 

 

紫「なあっ!?」

 

 

ヤマメ、チルノ「あっはははは!」

 

 

美鈴「あはは…」

 

 

紫「くっ…!! うっさいこのバカちん共!! 後でゆかりんハウス最高だったとか言わせてやるからね!」

 

 

阿求「分かりましたから早く帰って下さい」

 

 

紫「このっ…! 毒舌阿求!」スッ

 

 

 ギュオン! 

 

 

阿求「なんですって!?」

 

 

華扇「落ち着きなさい、もういませんよ」

 

 

阿求「はぁ…黙って立ち去らないから格好つかないんですよ、それが分からない人じゃない筈なのに」

 

 

ヤマメ「分かっててやってるんじゃないのかい?」

 

 

華扇「真意が掴みづらいですね…相変わらず」

 

 

阿求「掴みづらいじゃなくて掴めないが正解ですよ、まったく…」

 

 

チルノ「なぁなぁ! もうババアのことはどうでも良いじゃん、こーゆーのって自己紹介? からするんだろ?」

 

 

メディ「そんなもんなの?」

 

 

美鈴「そうですね、各々見知った方もいるようですが自己紹介はした方が良いと思います、これから三日間同じ屋根の下で生活しますからね」

 

 

ヤマメ「お、いいねぇ♪ じゃあそれぞれ軽く名前と能力と趣味を言っていこうじゃないか」

 

 

メディ、チルノ「おー♪」

 

 

阿求「元気が良いですね、こんなに暑いのに」

 

 

華扇「暑さなんて気にしないたくましさは子供にしかない魅力ですね」

 

 

 

 

 

 

 【自己紹介しよう!】

 

 

華扇「仙人の茨華扇と申します、能力は…まぁ仙人なので色々出来ます、趣味は修行、散歩、飼っている動物達と遊ぶこと、ですね」

 

 

ヤマメ(仙人…か、秘密は誰にでもあるもんだし気にすることじゃあないね)

 

 

阿求(茨木とは名乗らないんですね、やっぱり)

 

 

美鈴(仙人? いや、確かに仙人特有の気は感じるけどなんか…なんだろう…)

 

 

美鈴(少しだけドロッとした闇を感じる…)

 

 

メディ「へー、華扇って仙人だったんだ」

 

 

華扇「はい」

 

 

チルノ「仙人ってなんだ?」

 

 

華扇「修行を積み、超人的な力を得た人間の事です」

 

 

チルノ「ほぉ~、うん? じゃあ華扇は人間だったのか?」

 

 

華扇「! …いえ、そうではありません」

 

 

チルノ「えっ? 人間が仙人になるんだろ?」

 

 

阿求「一概にそうとは言い切れませんよ? 天狗が仙人になったケースも存在していますから」

 

 

メディ「へぇ、人間じゃ無いなら華扇は妖怪から仙人になったの?」

 

 

華扇「まぁ…そうですね」

 

 

チルノ「へぇー、妖怪から仙人になったんなら超強いじゃん!」

 

 

華扇「そ、その理屈は分かりませんが…そこら辺の妖怪よりは強いと自負はしてますけどね」

 

 

美鈴「…仙人かぁ、憧れますね」

 

 

華扇「ふふっ、あなたは仙人の素質がありそうですね、どうです? 仙人目指して私と修行してみませんか?」ニッコリ

 

 

美鈴「現役の仙人様から誘っていただけるのは嬉しいんですけど、断らせていただきます、私は憧れのままでいたいと思ってます、私はこれからも紅魔館の門番、そして妖怪としてお嬢様に支えていきたいので」

 

 

華扇「そうですか…残念ですがその志は立派だと思います、是非貫いてくださいね」

 

 

美鈴「! はい! ありがとうございます!」

 

 

阿求「私は華扇さんのところで修行したいなんて思わないですけどね」

 

 

華扇「? 何故です?」

 

 

阿求「霊夢さんから聞いてますよ? あなたの修行はコース分けがしてあって『爬虫類コース』だの『哺乳類コース』だの『ルナティック華扇ちゃんコース』だの訳の分からないコースが目白押しでしかもその殆どがしんどい、疲れる物ばかりだとか」

 

 

華扇「むっ! しんどい? 疲れる? そんなものは当たり前です! 疲れない修行など」

 

 

ヤマメ「ぶふっ!? あっはははは!」ゲラゲラ

 

 

美鈴「ぷっ…! ふふっ…」プルプル

 

 

華扇「なっ!? 何が可笑しいのです!?」

 

 

ヤマメ「だ、だって…! くくっ…! る…ルナティック華扇ちゃん……! ふはははっ!」ゲラゲラ

 

 

美鈴「ふくくくっ…!」プルプル 

 

 

阿求「私は笑い慣れたのでもう乾いた笑いしか出ないですけど最初耳を疑いましたよ? 自分の名前にちゃん付けして修行コースの名前に取り入れるなんて…もうね? 馬鹿なんじゃないのかと」ニッコリ

 

 

美鈴、ヤマメ「あははははっ!!」ゲラゲラ

 

 

華扇「わ、笑わないで下さい! それと阿求!! 少し言い方が辛辣過ぎます! あなたはルナティック華扇ちゃんコースの良さが分からないから」

 

 

阿求「そのコース試したことある人いるんですか?」ニッコリ

 

 

華扇「!! い…いない…ですけど…!」プルプル

 

 

チルノ「なぁなぁ華扇! カエルコースは無いのか!? あたいカエル凍らせるのは得意だぞ」

 

 

メディ「お花畑コースは? スーさんコースは無いの? ないなら作ってよ~♪」

 

 

阿求「あぁ、子供達から慈悲ある提案が…♪」クスクス

 

 

華扇「あなたは無慈悲ですね稗田阿求…!」

 

 

阿求「なんのことやら、ふふっ…♪」ニッコリ

 

 

 

 

 

 

メディ「私は付喪神のメディスン・メランコリー! メディって呼んでね♪ 趣味はスーさんと幽香と遊ぶこと、後は花を育てること、能力は『毒を操る程度の能力』だよ♪ よろしくね♪ あ、こっちはスーさん、鈴蘭の妖精だよ♪」

 

 

スーさん「~♪」

 

 

美鈴「よろしくですメディさん♪ えっと…スーさん?」

 

 

メディ「さん付け? まぁ良いけどね♪」

 

 

スーさん「~♪」フリフリ

 

 

ヤマメ「! へぇ…♪ 毒かぁ♪」

 

 

チルノ「いつも太陽の畑に居るよな、あたい達が畑に遊びに行くと幽香と一緒に居るの見かけるぞ」

 

 

メディ「うん、私幽香の家に住んでるからね」

 

 

華扇「あなたと風見幽香の関係は…家族?」

 

 

メディ「! えへへ…/// そうだったら良いなぁ、幽香はどう思ってるか分からないけどね」

 

 

チルノ「? 一緒に住んでるんだろ? じゃあ家族なんじゃないのか?」

 

 

メディ「…! ふふっ、あんた嬉しいこと言ってくれるね、ありがと♪」

 

 

チルノ「ん? 何でお礼言われたんだ?」

 

 

ヤマメ「そりゃあんたが素直だからさ♪」

 

 

チルノ「??」

 

 

阿求「正直あなたの種族は私の中では曖昧なんですよね、あなたは自分のことを付喪神と言いますが人形から妖怪に転じた…これだけではなんとも」

 

 

メディ「だから私は付喪神だって言ってんじゃん」

 

 

阿求「……」

 

 

美鈴「別に良いんじゃないですか? メディさんが付喪神だと言うのなら、付喪神なのですよ」

 

 

阿求「…そうですね」

 

 

阿求(付喪神ならば何かしら自分の元となった物を持っているはず…多々良小傘なら傘を、九十九姉妹なら琵琶と琴を、でもこの妖怪は)

 

 

阿求(人形だったから自分が元? それともあのスーさんとかいう妖精が何かしらの秘密を…)

 

 

美鈴「小さくて可愛いですね♪ 喋れない様ですが…何故でしょう」

 

 

チルノ「ちんくちくりんだなぁ、お前強いの?」

 

 

スーさん「~♪」

 

 

ヤマメ「やっぱあんた地底気に入ると思うよ?」

 

 

メディ「そう?」

 

 

華扇「地底に勧誘はいただけない行為ですね」

 

 

ヤマメ「お堅いねぇ、地底が嫌いなのかい?」

 

 

華扇「嫌い…というわけではないですが」

 

 

メディ「私は花が咲いてるところなら何処でも好きだよ♪」

 

 

 

 

 

 

ヤマメ「あたしゃ黒谷ヤマメだよ♪ 地底の土蜘蛛妖怪さ、趣味は建築かな、色々な物作ったりするのが好きでね、能力は『病気を操る程度の能力』だよ、よろしく~♪」

 

 

阿求「ヤマメさんは地底のアイドルなんて言われてますよね、地底では人気者だとか」

 

 

ヤマメ「言われてるだけだよ~、まぁ私はさとりと勇儀の次に顔が広いからね♪」

 

 

華扇「あなたの趣味が建築とは…あぁ土蜘蛛は建築が得意なんですよね」

 

 

美鈴「紅魔館が崩壊した節は本当にお世話になりました、一日という速さで建て直せたのはヤマメさん達の協力あってこそでしたからね」

 

 

ヤマメ「あっはっはっは! 良いんだよ~♪ 建て直すのは楽しいし、レミリアお嬢にも会えたし、美味しいサンデーもご馳走になったしね」

 

 

華扇(さ、サンデー…!? 私が最近気になっているデザート…)

 

 

阿求「紅魔館が崩壊って…何があったんですか?」

 

 

美鈴「少し前になりますが、館でたくさんの方々を招いてパーティーを開いたんです、そのパーティーの最中に酔っ払った紫さんと天子さんが何故か喧嘩しだして、それに悪ノリした魔理沙さんや萃香さんが暴れ出してしまって…」

 

 

阿求「あぁ、なんか想像しやすい」

 

 

華扇「酒に溺れて暴れるなど、大人として恥ずかしく無いのでしょうか」

 

 

メディ「ヤマメって病気を操れるのね、私の毒と似てるかも」

 

 

ヤマメ「私もそう思ってたよ、メディとは能力の相性が良いのかもしれないねぇ♪ 私は毒性のウィルスとかもイケるからね」

 

 

チルノ「ヤマメは蜘蛛なのか、糸って出せるのか?」

 

 

ヤマメ「もちろん出せるよ? ほれ♪」スッ

 

 

 べちゃっ!

 

 

チルノ「うおっ!? 腕にくっついた!」

 

 

ヤマメ「手からなら何処からでも出せるよ、それと頑丈さと粘着力には自信があってね、鬼の勇儀が八割の力を出して漸く引きちぎることが出来る強度を持ってるのさ♪」

 

 

美鈴「鬼の方の八割って凄く無いですか?」

 

 

阿求「常識を越えたパワーであることは確かですね」

 

 

チルノ「うおおぉぉぉ! とーれーなーいー!」ジタバタ

 

 

メディ「何やってんのよ、ほら取ってあげるか…あ、私の手にもくっついた」

 

 

チルノ「と、取ってくれよぉ!」ジタバタ

 

 

メディ「だから今取ろうとしてるでしょ…ってこらっ! 暴れると余計くっつくし、私に触るとまたくっつくでしょ!!」ジタバタ

 

 

ヤマメ「ふっはっはっは♪ お前達をぐるぐる巻きにしてやろうかぁ!」

 

 

チルノ、メディ「ぬぁぁぁ…! お~の~れ~!」ジタバタ

 

 

美鈴「あははは、微笑ましい光景ですね」

 

 

阿求「地底の方のノリは子供達にとっては楽しいと言える物なんでしょうね、ヤマメさんは面倒見が良い方なので子供には好かれやすいのではないでしょうか」

 

 

華扇「…」

 

 

華扇(地底の人気者か、鬼じゃないだけでも気が楽ね、三日間無事に過ごせそうです)

 

 

 

 

 

阿求「稗田家当主兼、幻想郷縁起の執筆者、幻想郷の記録係こと稗田阿求です、仲良くしてくださいね♪ 趣味は読書と執筆、人里の甘味処巡り、能力は『一度見た物を忘れない程度の能力』です、因みにさっき紫さんが言ってましたけど私は自分の事を毒舌家だなんて微塵も思ってませんし、そんな事は一切無いので気にしないでくださいね」

 

 

華扇、ヤマメ「…」ジーッ

 

 

阿求「あら、なんでしょう♪」

 

 

華扇「白々しい…! 辛辣な言葉の数々を浴びせ、妖怪の心を弄ぶのは如何なものかと思いますよ!」

 

 

阿求「私は私の言いたい事を言ってるだけです♪」

 

 

華扇「口は災いの元とも言います! 自分で自分の身を滅ぼす様な事はしないでほしいものですね!」

 

 

阿求「ふふっ、私を心配してくれるのですか? 流石仙人様ですね、ありがとうございます♪」

 

 

華扇「…!? わ、分かればいいんですよ、分かれば…」

 

 

ヤマメ「…あんた口が上手いね、それに色々とたくましいよねぇ」

 

 

阿求「ふふっ♪ 幻想郷の人間はたくましく生きるものですよ」

 

 

美鈴「幻想郷縁起の執筆は大変でしょう、あれだけの量の文を書き、全て覚えているのも凄い事だと思います」

 

 

阿求「そうですね、でも趣味が仕事だと捗りますね、まぁ疲れは溜まりますけど…」

 

 

美鈴(趣味が仕事、か…一度言ってみたい台詞ですね、私はお嬢様たち家族の為に頑張れるんですけど)

 

 

メディ「本かぁ~、花の本とか無いの?」

 

 

阿求「植物図鑑なら小鈴の…私の友達が経営している本屋にあるかもしれませんね、今度一緒に行ってみます?」

 

 

メディ「! うん、行く行く!」

 

 

チルノ「え~っと…あ、こうだっけ…? 慧音先生がいつもお世話になってます!」

 

 

阿求「! ふふっ、ご丁寧にどうも♪ でもそれは私の台詞ですね、慧音さんには書類整理等を手伝ってもらってますからね」

 

 

チルノ「『阿求はたまに口が悪いが頼りになるんだ』って慧音が言ってたぞ、大ちゃんが先生と阿求はお仕事仲間だとも言ってた!」

 

 

阿求「!? く、口が悪い…!?」

 

 

華扇「ふっ…口は災いの元ですよ、阿求?」ニッコリ

 

 

阿求「に…二回も言わないで下さいよ!」

 

 

ヤマメ「あっはっはっは!」

 

 

メディ「そういえば毒舌って? 舌に毒があるの?」

 

 

美鈴「その通り…なんですけど、説明が難しいですね」

 

 

チルノ「? ベロに毒があるのによく平気だな」

 

 

美鈴「自分の体に毒があるカエルもいるじゃないですか、あれと同じ様な感じですよ」

 

 

チルノ「あっ、そっか! …阿求ってカエルと一緒なのか?」

 

 

阿求「なんっ…!? カエル如きと一緒にしないで下さい!」

 

 

ヤマメ「如きって…」

 

 

華扇「口悪いじゃないですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

美鈴「紅美鈴です、紅魔館の門番をしてます」

 

 

阿求、ヤマメ、チルノ、メディ「知ってる」

 

 

美鈴「うっ…! よ、妖怪です!」

 

 

阿求、ヤマメ、チルノ、メディ「知ってる」

 

 

美鈴「しゅ…! 趣味は…! 趣味は寝ることと料理をすること! 能力は『気を使う程度の能力』です!」

 

 

阿求、ヤマメ、チルノ、メディ「知ってる」

 

 

美鈴「!?」ガーン

 

 

ヤマメ「あんたって分かりやすいよねぇ♪ それなりに有名人なんだろ? 色んな意味でさ」

 

 

チルノ「めーりんの料理は咲夜には負けるけど美味しいよな! あたい好きだぞ! …辛いもの意外だけど」

 

 

メディ「美鈴は花を大切にしてくれるから好きだよ♪」

 

 

阿求「美鈴さんって親しみやすくて人柄も良いから私も好きです」

 

 

美鈴「な、なんか…ありがとうございます…」

 

 

華扇「人柄や性格が好いのは結構ですが、仕事をサボって寝るのはいけませんよ」

 

 

美鈴「わ、分かってはいるんですけど…」

 

 

阿求「あ、そうだ…幻想郷縁起に『特技、立ち寝』と書いても良いですか?」

 

 

美鈴「そ、それだけはやめて下さい! 咲夜さんにも『それが特技なの?』とか言われて何も言い返せなかったんですから!」

 

 

華扇「言い返せなかったですって…!? 自分に非があるのにも関わらず言い返そうとするその考えはどうかと思います!」

 

 

美鈴「す、すいません…」

 

 

阿求、ヤマメ(またお説教してる…)

 

 

メディ「ねぇ美鈴、お花に水あげてる?」

 

 

美鈴「はいもちろんです、幽香さんからいただいた大事な花ですからね」

 

 

メディ「! そっか♪ 幽香の育てた花なんだからね、大事にしてよ?」

 

 

美鈴「もちろんですとも」

 

 

華扇「花?」

 

 

美鈴「紅魔館の庭の花は幽香さんからいただいた花を植えて育てているんです、花を育てるのは私の仕事でもあります、館に彩りを添えるのも大事なことですからね、妹様も手伝ってくれるんですよ♪ あ、妹様というのはお嬢様の妹であるフラン様の事です」

 

 

華扇「…」

 

 

チルノ「めーりんは良いヤツなんだよね♪ あたいたちとも遊んでくれるからさ、寝てても起きて遊んでくれるんだ♪」

 

 

美鈴「そ、それは…」チラッ

 

 

華扇「…」

 

 

美鈴「うっ…」

 

 

ヤマメ、阿求(またお説教かな…?)

 

 

華扇「…あなたは優しい心の持ち主なのですね、博麗神社の宴会で何度か顔は見ましたが、こうして面と向かって話すのは初めてになりますね」

 

 

美鈴「!」

 

 

華扇「ふふっ♪ これから三日間よろしくお願いしますね」

 

 

美鈴「は、はい! こちらこそよろしくお願いします!」

 

 

ヤマメ「…なんかさ、あの二人似てないかい?」ヒソヒソ

 

 

阿求「服装がですか?」ヒソヒソ

 

 

ヤマメ「う~ん…それもあるけど、纏ってる雰囲気というか」ヒソヒソ

 

 

阿求「まぁ二人共優しいというのは共通してますけどね」ヒソヒソ

 

 

華扇「そ、その…あなたは料理を嗜んでいるんですよね? どのような料理を作るのです? 甘い物は作れますか?」

 

 

美鈴「中華料理が得意ですね、スイーツは…咲夜さんには負けますが、杏仁豆腐とか作れます」

 

 

華扇「あ、杏仁豆腐…! 是非食べてみたいものですね」

 

 

美鈴「ふふっ、良いですよ♪ 作りま…ここに材料あるんですかね?」

 

 

チルノ「咲夜の作るお菓子は最強なんだよね~♪」

 

 

メディ「? あんた自分が最強なんじゃないの?」

 

 

チルノ「あたいにも勝てない物があるんだよ…」

 

 

メディ「?」

 

 

 

 

 

 

チルノ「あたいはチルノ! 最強の妖精だ! 趣味はカエルを凍らせることと弾幕ごっこと寺子屋の友達みんなと遊ぶこと! 弾幕ごっこのライバルは魔理沙とクラウンピースと霊夢だな! 能力は『冷気を操る程度の能力』だ! よろしくな!」

 

 

ヤマメ「あははっ! 元気が良いねぇ♪」

 

 

美鈴「チルノさんがいると回りが元気になりますよね♪」

 

 

チルノ「あったり前だろぉ♪ あたいは最強だからな」

 

 

メディ「それ関係あんの?」

 

 

チルノ「もちろんさ!」

 

 

華扇「ふふっ♪ あなたも裏表が無くとても接しやすいです、よろしくお願いしますね、チルノ」

 

 

チルノ「おう! 華扇もよろしくな!」

 

 

阿求「あなたは氷の妖精なのに中身はとても熱い性格をしている、そして強さも妖精以上の力を持っている…たまに本当に妖精なのかと疑うときがあります」

 

 

チルノ「ん? あたいはいつでも妖精だぞ?」

 

 

阿求「妖精離れしているという事ですよ、私、褒めてます」

 

 

チルノ「お! なんか分からないけど褒められたぞ」

 

 

美鈴「あ…そういえば日焼け治ったんですね」

 

 

チルノ「うん、なんか分かんないけどいつの間にか治ってた」

 

 

華扇、ヤマメ、阿求「えっ…!?」

 

 

チルノ「うん? な、なんだ?」

 

 

メディ「へぇ、あんたって日焼けするのね」

 

 

チルノ「う~ん、するっていうかしたっていうか…あたいにも良く分かんないんだよね、本当に真っ黒になっちゃってさ、黒焦げになったんだ」

 

 

メディ「あんたが焦げるの? 変なの…」

 

 

ヤマメ「お、驚いたねぇ! 氷の妖精が日焼けするんだね」

 

 

華扇「夏は苦手なイメージがあったのですが、それにしても日焼けですか…夏を満喫しているということなのでしょうか」

 

 

華扇(力の暴走…? あり得なくはない、か)

 

 

阿求「日焼け…!? え、縁起に加筆しておかなければなりませんね」

 

 

美鈴「チルノさんが日焼けするという事実は衝撃なんですかね」

 

 

チルノ「魔理沙には大笑いされたけどね『チョコレートぶっかけられたみたいだな』ってさ」

 

 

ヤマメ「話変わるけどさ、かき氷にチョコレートかけると美味しいよね♪」

 

 

チルノ、メディ「分かる分かる♪」

 

 

阿求「私はそこに練乳をトッピングしますね」

 

 

チルノ、メディ「チョー分かる♪」

 

 

華扇(! うっ…お、美味しそう…♪)ジュルリ

 

 

 

 

 

ヤマメ「なんか私たち色々とバランス取れてないかい? 楽しく三日間やっていけそうだねぇ♪」

 

 

華扇「そうですね、ふざけて暴走するようなタイプの方は居ないですから気が楽です、この三日間を大切に過ごしましょう」

 

 

美鈴「はい♪ 皆さん、三日間よろしくお願いします♪」

 

 

阿求「はい♪ 紫さんの思い付きに巻き込まれたのはアレですけど…休暇だと思って楽しむことにします♪」

 

 

チルノ「おう! さぁ遊ぶぞ~♪ ババアが作ったって言ってたこの未知の世界で冒険だ!」

 

 

メディ「うん! ここにはどんな花が咲いてるかなぁ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 かくして、最初のゆかりんハウスの住人はこの六人となった、彼女達がどんな生活を送っていくのかそれは

 

 

 

 

紫『次回に続く!』

 

 

藍『だから誰に向かって喋ってるんですか』

 

 

 

 

 

 

 

 続く!

 

 

 






 ここまで読んでいただいてありがとうございました!お疲れ様でした♪


 最初のゆかりんハウス住人はこの六人になりました

【茨木 華扇】
【メディスン・メランコリー】
【黒谷 ヤマメ】
【稗田 阿求】
【チルノ】
【紅 美鈴】



 以下に明かされていない設定を少しだけ載せます


 メディスン・メランコリー

『彼女は東方紫藍談では秦こころや堀川雷鼓と同じ、付喪神の設定』原作でも妖怪のままなのか付喪神なのか明言されてない筈なので(たぶん純粋な妖怪かもです)

 いつもメディスンの側にいる小さな少女、スーさんは鈴蘭の妖精さんということにしてます



 華扇

 原作では本名『茨木華扇』そして『仙人として名乗るときは、茨 華仙』を使用してますが

 【東方紫藍談では、ややこしい、こんがらがってしまうので漢字を統一してます、仙人として名乗るときは『茨 華扇』そして『本名は茨木 華扇』としています】

 また彼女の腕や頭の事に付いては独自の二次設定を追加しております。


 それでは、次回は一日目をお送りします!

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