稲妻、7年の月日
ユクモ狩猟大戦から七年。
古竜、新種のジンオウガの出現の異例の事態となったが、無事討伐できた。
それぞれの道に進み、七年の歳月が過ぎた。
そして、ここモガ村には一人の少年がいた。
白い髪と蒼のメッシュが特徴。
「イナズマ!」
「どうしたのおっちゃん?」
彼の名前は稲妻。一夏の息子である。
稲妻を呼んだのは、セガレと呼ばれている村長の息子だ。
「とってきてもらいたいものがあるから一緒に来てくれないか?」
「わかった!」
稲妻は村での役割は採取。モガの森にある骨や木の実、モンスターの素材などを取りに行くのが仕事だ。
「今回は?」
「今回は竜の巣から竜骨【小】や竜骨【中】などを取りに行く」
「そっか、全員巣立ちしたんだ」
「ああ。あまりにも危険だから、その期間は森に入るのを禁止した」
「けど、ギルドは討伐命令出した」
「だが、それを阻止したのはラギアクルス亜種っと噂されているけど」
「僕じゃないですよ!?」
「わかっている」
リオレウス、リオレイアの繁殖期に入ると巣がある村全体に緊張が走る。繁殖期のモンスターは気性が悪い。一歩そのテリトリーに入ると、無害だろうが襲ってくる。
例え天敵でさえ。
そのためギルドではその時期、その環境を考えてクエストを出している。
補食対象のモンスターが少なければ、雨季が長引いていたら、他のモンスターが入れればなどで出す。
「一夏は大丈夫なのか?」
「今回の仕事は難しいと聞きました」
「そうか」
「はい」
一夏の話題をしゃべっていくうちに竜の巣についた。
「よし。さっさと回収するぞ」
竜骨【小】やなぞの骨を持てるだけ使うだけ持って、竜骨【中】集めた。
中には上位の鳥竜種から取れる上質な鳥竜骨が数本取れた。
「よし、これぐらいでいいだろう。いくぞ」
モガ村へ帰った。
道中もこれといった変化はなく落ち着いていた。
「ただいま」
「あ!お帰り二人とも。どうだった?」
アイシャが帰って来た二人に聞いた。
「今日は収穫だな」
「はい」
答えていると後ろから誰かに抱きしめられた。
「っわぁ!?」
「……おかえり稲妻」
「いきなり抱かないでくださいユウさん!」
本来いるはずがないユウがいた。
「今日もいませんよ」
「……そう」
残念そうな顔をしながらも抱き着いていた。
「電撃ぶち込みますよ?」
「……それはごめん」
「なら、離れてください」
「……わかった」
しぶしぶ離れた。
それをみはらかったようにアイシャが口を出した。その顔は悲しそう。
「稲妻くん、君の家に言ってもいいかな?」
「はい?いいですが」
「どうしたアイシャ?お前彼氏がいないからって稲妻を襲うのか?」
「襲いません!」
「……大胆」
「何考えているんですか!」
「アイシャお姉さん?」
「そんな怖がる目で私を見ないで!」
一呼吸入れて。
「セガレさんもユウさんも来てください。大事な話ですから」
「わかった」
「……(コクン)」