あれ、僕はどうして?ここは?
「目が覚めたわね」
「僕は……そうだ!父が生きているんですよね!?」
「その話を聞いて倒れたのよ」
「よかった」
「よほど嬉しかったのね。だから」
「!」
僕はリーシャさんに抱き締められていた。嬉しさよりも恥ずかしさが上を行っていた。
「泣いていいわよ。ここには私しかいないわ」
「け、けど」
「寂しかったでしょう。嬉しかったでしょう。だから泣いてもいいのよ。泣けなかった分、泣いていいわよ」
「う、うわあああああああん!ひっく、ひっく、よ゛がっ゛だ、あああああああ!」
泣いた。一度も泣かなかったのに泣いてしまった。
「頑張った、頑張ったね」
リーシャさんに抱き締められていた時、思ったことは父とは違う暖かい温もりだった。
「すいません。服を汚してしまって」
「いいわよ。それよりまだ泣く?」
「い、いえ//////」
「続き話してもいいかしら?」
「はい」
「一夏と最高責任者以外知らない内容だから言わないでね。
一夏は密猟を行っている組織へ行ったの。その組織はリオレウスを始め、ブラキディオスやラギアクルスなどの竜種を捕まえていたわ。
本当は組織を崩壊し、終わったわ。ギルドに戻った時、彼はまた出ていった。その時、置いていった資料には『イコール・ドラゴン・ウェポン』と書かれていた。その行き先も。後は、あなたが知っている通りよ」
「イコール・ドラゴン・ウェポンってなんですか?」
「古代文明の負の遺産。竜と同等の力いや、それ以上を持った機械の竜よ。結局、古龍には勝てなかったけど」
「その爆発に巻き込まれてどこかへ行ったと」
「そうゆうことになるわ」
「教えてもらい、ありがとうございます」
「いいのよ。それよりご飯にしましょう」
「はい」
夜のロックラックを散歩していた。頭の整理がまだついていない。生きていることを知ったから後は帰ればいいと思っている。しかし、ただただ戻ってもダメな気がする。
なら何か学んでから帰ろう。ロックラックの装飾技術を学んだらいいかな?
それかハンターになるのもいいかな?だとしたら、古龍観測所の役員になりたい。王立書士隊にも興味あるし、モガ村以外の村や町にも住んでみたいな。
ダメだ、また頭が混乱してきた。
考えているうち大通りまで来ていた。見上げてみると二つの柱の間から出ている月が綺麗だ。星もモガ村と同じくらい綺麗。
戻るとしたとき、視線を感じた。人間ではないモンスターの、竜種の視線を。
僕は視線の方向を見た。しかし、何もいなかった。視線は感じないが、一応用心することにした。