今回も、のんびりしていってね!
「どうだ?異変の方は?」
夕食を食べていると、琥珀さんがお茶を啜って聞いてきた。
「主犯は判ったんですけど、まだ退治は出来てません」
「何なら俺も手伝うぞ?」
「いえ、ここは私に任せて下さい!」
「そうか、まあ頑張れ」
「はい!」
私は大きく返事をして、食器を片付ける。
そして皿を洗いながら、異変解決への気持ちを強める。
「もうこれ以上、被害は出させない」
私はそっと呟いた。
*****************
―翌朝―
私は今日も里周辺を調査していた。
と言っても、おそらく主犯は夜行性だから見つかる可能性は低い。
だから私は、罠を仕掛けながら調査を進めていた。
罠と言うのは、対象が私が仕掛けた結界に踏み込んだ瞬間、対象の動きを一時的に封じ込めると言うものだ。
まあ分かり易く言うと、某ハンターゲームのシビレ罠のようなものだ。
え?どうして私がモン〇ン知っているかって?
細けぇ事ぁ良いんですよ!
私が離れていても、結界が発動したかは何時でも判るので、対象が結界に掛かったらすぐに向かう事が出来る。
名付けて、例の金髪の主犯を一狩りしようぜ!大作戦です!
私は罠をいくつか仕掛けた後、一旦里に向かう事にした。
慧音さんの家に行くと、慧音さん達から役割分担をしようと告げられた。
「して、私は一体どんな役割ですか?」
私が聞くと、慧音さんが内容の説明を始める。
「何、簡単な事だ。まず私は里を、次に霊陽は里周辺の森を、そして妹紅は妖怪の山や迷いの竹林周辺をそれぞれ守る。目的は変わらず、主犯の退治と被害防止だ」
「成る程、分かりました」
「少しでも異常があればすぐに伝える事」
「分かりました。確かにあの妖怪と
「ああ、あいつの妖力……ありゃそこらの大妖怪よりもよっぽど強力だな」
妹紅さんが苦い顔で言う。
「それじゃ皆、また後で」
「はい」「ああ」
私が慧音さん家を後にした時は、既に空は夕焼けになっていた。
私は里を出て、再び調査を始める。
それにしても、この異変のせいで最近は神社に帰れない事が多い。
大体いつも丑三つ時で、たまに朝帰りの日もある。
そのお蔭で、私は全然休め無いし、琥珀さんと話す機会も少なくなってしまった。
「はぁぁ」
自然と溜め息が溢れる。
いけない、いけない。
私はこの異変を一刻も早く解決しなければならないのだ。
「メンタルリセット!」
私は自分の頬を両手で叩く。
乾いた破裂音がして、頬がじんじんと熱を帯びる。
「よし!」
私が気合いを入れ直した瞬間、結界が発動した。
「――!掛かった!」
私は空を飛んで、結界の元に急いだ。
空を飛んでいると、暗闇の中、青白い光を放つ所を発見する。
私の仕掛けた結界だ。
結界のすぐ近くに着地して、結界に囚われて苛立った様子の彼女を見つけた。
そしてすぐ近くには、気絶している男性の姿。
私は空に向かって霊力で作った弾を撃つ。
これで、慧音さんか妹紅さんが来てくれる筈だ。
「この邪魔くさい結界を張ったのはアンタね?」
金髪の少女が怒りに満ちた声で言う。
「はい、そうですよ。まんまと引っ掛かってくれましたね」
「言ったわよね?次邪魔したら消すって」
「ええ、言いましたね。それが何か?」
「……消される覚悟は出来たかしら?」
「安心してください。私、消されるつもり何て有りませんから」
「安心して頂戴。絶対に消してあげるから」
彼女がそう言うと、結界の効力がきれて、辺りは暗闇に包まれた。
「冥土の土産に教えてあげるわ。私は宵闇の大妖怪、ルーミアよ」
「退治のついでに言っときます。私は博麗の巫女、博麗霊陽です」
するとルーミアの手には、何時の間にか漆黒の大剣が握られていた。
私は左手にお札を、右手にお祓い棒を構える。
「フフ、闇の中で私に勝てるとでも?」
直後、私の視界は黒に満たされた。
はい、どうもお疲れ様でした!
アドバイス等有りましたら気軽にお願いします!
次回も、のんびりしていってね!