「てめぇ、鈴とセシリアに何しやがる!」
怒りのあまり、ラウラに激しい怒りをぶつける一夏
「ちょうどいい、貴様を潰せるチャンスを得たとしようか!」
白式の零落白夜がアリーナのバリアを破壊し、一夏がラウラのシュヴァルツェア・レーゲンに向かって行く
「その手を離しやがれぇ!!」
「ふん、感情的で直線的、絵に描いたような愚図だな」
シュヴァルツェア・レーゲンのバリアか何かに押さえられたかのように、白式が止まる
「なんだ?!くそ、動けねぇ・・!」
「やはり敵ではないな、私とシュヴァルツェア・レーゲンの前ではな!」
肩のレールガンから高出力の砲弾が放たれる
「一夏避けて!!」
シャルルは叫ぶ
だが、その砲弾は届くことはなかった
なぜなら
「遅いね、元エクステンデッドの僕には掠りもしないよ」
ガイアを展開したいつきが、立ち塞がっていた
「シャルル・デュノア!君の援護がなかったら危なかったよ!」
「役に立ってよかった・・・・」
「ちっ、雑魚が!!」
ラウラは腹立たしくなったのか、加速して襲いかかる
「やるしかないね」
いつきはガイアをモビルアーマー形態にさせる
「ほう、変形するか!!」
「甘く見ないことだね、ガイアは変形しただけじゃないんだよ!!」
ビームサーベルとビームブレイドを展開して出力
ブースターを吹かしてシュヴァルツェア・レーゲンに迫る
ガイアのビームブレイドは、シュヴァルツェア・レーゲンの装甲の一部をもぎ取った
更にもう一押しようとしたとき
「やれやれ、これだからガキの相手は疲れる」
「千冬姉!?」
たかがスーツ姿なのにIS専用ブレードを投げつける人は一人しかいない
ましてやそれが横やりなのだから、つくづく常人離れしている
「模擬戦ををやるのは構わん。ーだが、アリーナのバリアーまで破壊する事態になられては教師として黙認しかねる。
この戦いの決着は学年別トーナメントでつけてもらおうか」
「教官がそう言うなら」
「織斑、デュノア、ルーシェ、お前達もいいな?」
「わかりました」
「了解です」
「あ、ああ」
「教師には『はい』と答えろ。馬鹿者」
「は、はい!」
「では、学年別トーナメントまでの私闘の一切を禁止する。解散!」
「箒、僕とペアを組んでくれないかな?」
「私とか?」
「さっきも見てくれたように、僕のガイアは変形する
そのときに隙が生まれやすいんだ」
「わかった、勝てるようにトレーニングしようか」
「あんなことしなくてもよかったのに」
「私たちでも勝てましたわ」
保健室に運び込まれたセシリアと鈴は愚痴る
「強がっててもダメだ!」
一夏の言うとおり、甲龍とブルーティアーズは大破
修理にかなりの時間がかかるため、学年別トーナメント戦に出場することは困難となっていた
「俺がお前達の為に戦う!」
「一夏...」
「一夏さん....」
「城崎絵美」
「貴方は」
ラウラに話しかけられた絵美は、応答する
「単刀直入に言わせてもらう。
学年別トーナメント戦で私とペアになれ」
「わかったわ」
「ずいぶん早い話だな」
「私もちょうどペアを探していたところなのよ」
「成る程、では契約成立だな」
そしてトーナメント戦当日
「僕達の対戦は、第二試合だね」
「一夏とシャルルの対戦相手は、いきなりラウラ・城崎絵美のパートナーか」
「心配ないよ、ふたりならやっていけるよ」
第一試合
「さあ、いこうか!」
「今は勝つことを考えるんだ!」
勢いよく発進したガイアと打鉄をラファール、打鉄のペアが待ち構える
「手加減はしないよ!」
ビームライフルを牽制の為に撃ち、打鉄のロングブレードが襲いかかる
「伊達に剣道をやって来たわけではない!」
「当たれ!」
サナリィから届けられた追加パーツ・装備を装備したガイアは、シールドに追加された対装甲散弾砲
とミサイルランチャー、フォースユニットに換装させた
対装甲流弾砲を放つ
ー試合前
「コレがサナリィから届いた追加装備か?」
「うん、ついさっきインストールが終わったんだ」
「何が追加された?」
「シールドに装備する、マシンキャノン・対装甲散弾砲・対装甲流弾砲・追加のアンカーランチャー・ランサダート、フォースユニットに換装するミサイルランチャー、追加装甲、モビルアーマー形態で頭部に当たる部分に取り付けるツインアイとモノアイ、ビームサーベルアンカー、ビームシールドだね
これでビームサーベルは20本になったよ」
「ビームサーベルの数が多すぎないか?」
「ほとんどが固定式だよ」
「まぁ、いいが」
「取り外しが可能な奴は打鉄でもつかえるよ」
「おお、それがいい」
ー視点を戻す
「とどめ!」
ビームサーベルを引き抜いたガイアが、相手ISとのすれ違い様にISの装甲を切り刻んだ
「うおォォォ!」
ビームサーベルを受け取った打鉄が、ラファールを撃墜した
《第一試合終了!勝者ステラ・ルーシェ、篠ノ之箒ペア!!》
「見てたぜ、二人とも!」
「ありがとう、次は二人の番だよ」
「よし、行ってくるぜ!」
「頑張ってくるよ!」
「さっきのビームサーベル、かなりの威力と能力だ。
出力が高くて、シールドエネルギーがかなり消費していたよ」
「そう?僕としてはあんなものだと思うけど」
「つまり打鉄では足りないってことか」
「早く博士に専用機の完成を言っておくよ」
「頼む、早く持たないと私が一夏達に追い付けなくなる!」
「僕もサナリィに更なる改良型を要請するよ」
そう言いながら機体を調整していた二人だったが
「かなり盛り上がっているようだね」
「ああ、激戦らしいな」
「今度こそ貴様を倒す時が来た!
教官の汚名を晴らすためにも貴様を叩き潰す!」
「どんな理由があっても、俺は負けるわけには行かない!」
シュヴァルツェア・レーゲンのワイヤーブレードが有線式ガンバレルのように白式とラファール・リヴァイブカスタムⅡに襲いかかる
それを避けて、雪片弐型をシュヴァルツェア・レーゲンの装甲に叩きつける
「ちぃ!」
第三世代装備である停止結界"AIC"を発動し、完全に白式の動きを止めた
ラウラの後ろから絵美が打鉄のエネルギーブレードを引き抜いてラファールリヴァイブカスタムⅡに襲いかかる
「遅いね、的になってるよ!」
大量の実弾火力装備が火を吹き、打鉄を撃墜した
「そしてこれが僕の切り札!!」
69口径パイルバンカー通称"盾殺し"を放って停止結界を打ち破り、AIC発生機を破壊
雪片弐型を構える白式がイグニッション・ブーストを発動して、シュヴァルツェア・レーゲンを半壊にまで追い込む
(このままでは負けてしまう!
私は負けられない!負けるわけにはいかない・・・・・・・!!)
(敗北させると決めたのだ。あれを、あの男を、私の手で、完膚なきまでに叩き潰すと!)
(力がほしい!!)
『ー願うか・・・・・?汝、自らの変革を望むか?より強い力を欲するか・・・・』
(願うまでもない、渡せ!その力を!奴を完膚なきまで倒す力を! )
「なっ、なんだ?!」
シュヴァルツェア・レーゲンが突然現れた光に包まれたのだ
そしてその光が消えたかと思い、目線を戻す
そこにいたには、全身を厚い装甲に包まれ、黒きバックパックを換装し、四本のブレードアンテナをもつツインアイの姿に変質したシュヴァルツェア・レーゲンだった
「な、なんなんだあれは!」
「あれはアストレイノワールD?!」
いつきは突然変異したシュヴァルツェア・レーゲンの姿に驚愕する
「知ってるのか?」
「サナリィがプロトアストレイを研究して作り上げた改造プランの1つだったんだよ」
「ここに来る1ヶ月前に、データベースがハッキングされたと言っていたけど、まさかドイツに奪われていたとは!」
「まずい、一夏が!」
「僕がいく!」
「いつき!」
「箒はここにいて!」
『トーナメントは中止だ!避難を急げ!!』
教員が生徒達に避難命令を下す
「許さねぇ、許さねぇ!!」
激しい怒りを爆発させる一夏
彼は、アストレイノワールDがもつ刀を見て激しく怒った
何故なら、それは千冬の使っていた雪片だったのだから
「一夏!僕のシールドエネルギーを!!」
「ああ、助かる!」
雪片弐型をアストレイノワールDに叩きつけ、零落白夜を発動させるためにラファールリヴァイブカスタムⅡのエネルギーを受けとる
だが、それをアストレイノワールDは許すはずがなく、
阻止するために雪片とソードライフルで攻撃を仕掛ける
突然ランサダートが射出され、アストレイノワールに当たる
ミラージュコロイドを展開していたガイアが現れる
「ここは僕が引き受ける!早くエネルギーの充電を!」
「助かる!」
加減なしに全射撃装備をフルバーストで放つ
もろに直撃は避けたアストレイノワールが、ガイアに向かって襲いかかる
ビームサーベルアンカー、及び一部を除いたビームサーベルを全て出力させる雪片とビームサーベルが切り結ぶ
「これでエネルギーは充電完了だよ!」
ラファールリヴァイブカスタムⅡからエネルギーを受け取った白式は、加速して戦線復帰を果たす
「うォォォォォォォォ!!」
イグニッション・ブーストを発動して更に加速
「今だ!」
イーグル形態に変型したガイアが一度離脱し、グリフォン2ビームブレイドを展開して再降下する
アストレイノワールDのバックパックを破壊して再び離脱
それと入れ替わるように零落白夜を発動した白式が、アストレイノワールの厚い装甲にわずかにずらして突き刺し、ラウラを救出
そのまま貫通させて、雪片弐型を引き抜いて離脱
その瞬間、アストレイノワールは爆散した
「助かったぜ、ステラ!!」
「よかった、早く救護所に運んで!」
『待って、何かが近づいている!』
「何だって?!」
バリィィィィィィィィィィィ!!
突然アリーナの天井とバリアが破られて巨大ロボットが現れる
『よぉし、最初の作戦は成功だなユリアンヌ』
『ええ、見せてやりましょうか、絶望というものを』
『そぉだな、平和ボケしているやつらに想像してもらおうか、死というものをな!!』
巨大ロボットはアサルトライフルをギャラリーに向かって放つ
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
生徒の悲鳴がアリーナに響く
「モビルスーツへの展開を行う!!」
躊躇なくいつきはガイアをモビルスーツの姿へと戻す
ようやく本来の姿へと戻ったガイア
「いちゅき~」
「ポプリ!!」
「全部もってきたでしゅ~」
「ありがとう!」
ガイアのビームライフルをアルマに向け、通信を開く
『何者だ、お前達は!!』
『自己紹介がまだだったな!
俺達は加藤機関、世界を征服するものだ!!』