「織斑先生」
「理事長、どうなさったのです?」
「先ほどの戦闘で我々に協力していただいた人達をこちらにお呼びしてください」
「代表候補生の生徒達はどうします?」
「彼らもこちらへお連れしてきてください」
「ふぅ、やっと敵が撤退してくれたぜ」
デュオは、デスサイズヘルのコックピットから出て大きく深呼吸していた
「お前らはどうだい、トロワ、カトル」
「問題ない」
「僕も問題ないよ」
カトル、トロワも異常がないと伝える
「ん?、この反応は」
デュオは、デスサイズヘルのレーダーを見る
と、そこに高速で着陸する2体のモビルスーツが現れた
「デュオ」
「ヒイロ、無事だったのか」
「ああ、何とか無事に任務は遂行した」
「なぁ、あれってトールギスⅡじゃないのか?」
「そうだ」
「ったく、パイロットは予想つくがな」
「私が生きてて不満かね、少年」
コックピットから、トレーズ・クシュリナーダが降り立つ
「まさかあんたが生きてるとはな」
「あのガンダムのパイロットに負けてから、死んだ感覚が無くてね、気づいたらここに私はいた」
「さて、五飛はこの世界にいるのか?」
「多分いるよ、僕達がここにいるということは」
「俺達はこれからどうする」
「ここの組織に依頼するしかないな」
「ちょっといいか?」
と、そこに白のスーツを着た男が現れた
その後ろには、五人の男がいた
「お前達は何者だ?」
デュオが、つっこむように聞く
「俺の名は、カイト・マディガン。
この、テスタメントのパイロットをやってる者だ」
「テスタメント?ああ、あそこにあるガンダムか」
「そうだ、お前達のガンダムも良いじゃねぇか、俺のコレクションに加えたい気分だ」
「断るね、こいつは俺達の相棒だ!」
「あきらめないさ、交渉は続けさせてもらおう」
『貴様ら、こっちの誘導に従え!』
「どぉやら、向こうからも話があるようだな」
「行ってやるのも悪くはないな..っておい!なんで俺たちのガンダムの写真を取ってる?!」
「悪いな、取材するためさ。俺の名前は、ジェス。
フリージャーナリストだ。」
「先程は、私達の救援に来ていただき感謝してます。
リチャード少佐。」
「いえいえ、依頼があって受けたまでですよ学園長。」
「少佐。」
「わかってる。学園長、先程の戦闘に参加した者達及び、代表候補生を集めてください。」
「もちろんですとも。織斑先生、生徒達に大講堂への集合を呼び掛けてください。」
「みんな、大丈夫だった?」
いつきは、格納庫付近で一夏たちと合流した。
「ああ、ステラこそ大丈夫だったか?」
「問題無しだよ。」
「良かった、なんかすごい戦いだったね。」
「ああ、だけども皆無事に戻ってきたわけだ。」
「なぁ、さっき千冬先生からの連絡で、各国の代表候補生及び俺達は至急大講堂への集合を言われたんだけど。」
「急ごう!」
一方、ヒイロ達は一足早く大講堂に入っていた。
「ここがIS学園の講堂内か?」
「ああ、ゼロを用いて調べた結果ここにたどり着いた。」
「しかし、見たところ女だけじゃないか。」
「元々ISは女たちしか使えなかったらしい。だから圧倒的に女子の比率が高い。」
「まて、圧倒的というニュアンスは。」
「そうだ、最近一人の男が使えることが判明し、かなり騒然としてたらしい。」
「その男の名前は?」
「織斑一夏だ。」
いつき達が大講堂の中に入ったときには、既に全ての代表候補生が集まっており、騒然としていた。
「どうやら、かなり状況が緊迫してるようだね。」
「あ、なんかよく分からない人達もいるけど。」
「なんですのあれは?軍の関係者でしょうか?」
「わからない、なぜタンクトップや中国服を着てるんだ?」
「しー、学園長が話すみたいだよ。」
「代表候補生のみなさん、先程の戦闘での戦いお疲れさまでした。ご存知の通り、数ヶ月前に開戦したこの世界大戦、既に宇宙と地上を戦場とさせ様々な勢力が入り乱れてぐちゃぐちゃになっています。我々も先程襲撃を受け、死傷者は出なかったものの学園運営をとても行えるような状況になくなっています。
そのため政府と協議を行った結果、IS学園設置法の特殊条項を発動、無期限休学として臨戦体制に入ることとなりました。」
「臨戦体制に入っただと?!」
「戦時体制に組み込まれたって、この学園は確か特殊的に独立した存在じゃなかった?」
疑問に思っていた一同のなかで、いつきは話す。
「IS学園法。全30条項で構成されるこの法律の中には、学園と日本共和国連邦の関係に関することや設置条件などを定め、創設時にアラスカ条約と同時の効力を持つなどのことが書いてあるの。
そしてそこにある条項外の特殊条項、それは世界情勢の急変による国家存続の危機が陥った場合の協議会設置と学園の政府傘下への決定権の政府への委譲、
そして戦局悪化の際の無期限休学の決定及び承認など、特別有事に関する事なの。」
「なるほど。」
「ただし、生徒会執行部、整備科生徒、代表候補生及び織斑一夏、篠ノ之箒、ステラ・ルーシェは教師団と共に、政府公認独立遊撃部隊"アルティメット・クロス"に参加することとなりました。」
「なっ!?」
「我々も戦争に参加するというのか?!」
「既に政府との協議で決定したことです。」
「だからって!」
「今は駄目だ!後で...」
「では、アルティメット・クロスの戦術指揮官
リチャード・クルーガー少佐から話をしていただきます。」
学園長の案内のもと現れたのは、白髪が出始めていた長髪の男とその娘だと思われる女だった。
「先程、学園長から紹介があったアルティメット・クロスの戦術指揮官を務める、リチャードクルーガーだ。
そしてこちらは娘のサヤ。」
無言で頭を下げるサヤ。
「あのよぉ、せめて挨拶したらどうだ?
これから世話になるひとたちなんだからさ。」
「恐縮ですが、ここは仕事場。プライベート及びなれない場所なのですることはできません。」
「はいはい、頭の固いことで。
話はずれてしまったが、俺達は政府公認の部隊だ。
まぁ、かっこよく名乗ってはいるが現状は金をもらって依頼を受ける傭兵、つまりろくでなしだよ。」
「ろくでなし?」
「だがな、やる時はやるって気持ちがなければ簡単に命は落としてしまう。
戦場とはそういう恐ろしい場所だ。
この話は既に協議の後に政府から正式に依頼されたのさ。
降りたかったら早くここから去ればいい。だがな、皆命を賭けて戦ってることを心に刻んでおけ。以上だ。」
「命を賭けて戦ってるか....」
「こうなってしまったなら、覚悟を決めるか。」
「ですが、私達の家族は...」
「ああ、言い忘れてた。諸君らの家族は既に軍の特殊部隊によって救出されて保護されているから安心しておけ。」
「なら、安心できる。」
「問題ないな、ならいける。」
と、織斑千冬がリチャード達の後に登壇する。
「私からは、学園長が話されなかった事とこれからの事を話しておく。
まず、単位及び卒業進級認定についてだが、おそらくそれは困難になるかと思われる。そのため、特殊状況ということを考慮し、救済処置として全学年に特別単位を与えて三年は卒業認定して卒業扱いとし、一、二年も単位を与えて、進級を認定した。
次に連絡事項だが、学園施設は3日後にすべて閉鎖することになっている。
今日から荷物の整頓を行い、アルティメット・クロスに合流しておけ。
また、急いで備品を購入したい者は後で届け出て行くように。以上だ。」
説明が終わり、代表候補生達は講堂を出る。
「さぁ、準備を開始するか。」
「急ごう!」
6人は、他の代表候補生達と共に準備をするために講堂を出た。
この作品、じつはスーパーロボット大戦UXのもうひとつの可能性、つまり様々なあり得るシナリオのひとつという設定です。
あと、インフイニット・ストラトスは本来のストーリーから外れ、再現はしつつもオリジナル展開になる予定です。