今回はガンダムパイロット達との対面、そしてキラ・ヤマトとの対面です。
竜馬達との交流を深めたいつき達は、共に機体を整備するために格納庫に入っていった。
「ここが格納庫か。」
「かなり大きいね。」
「俺達に割り振られてるメンテナンスエリアは?」
「少し歩くが、広く取られてる。」
周りを見回しながら歩く。
「すっけぇ、モビルスーツがたくさんあるぜ!」
「でも、同じような顔の機体が多いね。」
「こいつはガンダムって言うんだぜ?」
声が聞こえた方に全員が体を向ける。
そこには、一眼レフカメラを持つ男とその仲間達であろう男たちがいた。
「失礼ですが、お名前を教えてくれないですか?」
「名乗ってなかったな、俺の名前はジェス。フリージャーナリストさ。こいつは俺の護衛で腐れ縁のカイトだ。」
「誰が腐れ縁だ。カイト・マディガンだ、よろしく。」
「で、彼らは俺達の仲間さ。」
「ふん、誤解するな。あくまでもしばらく力を貸してやるだけだ。」
「イグニス、ロンド・ギナ・サハク、イルド・ジョラール、フィーニス・ソキウスだ。」
「ふん!勝手に言っていろ。」
(ツンデレなのかな、この人たち。)
いつき達はそう考えてた。
「よう、ジェス。」
「竜馬何しに来たんだ?」
「俺達も機体の整備に来たのさ。」
「皆さん、知り合いでしたの?」
「数日前に話したのさ。」
「ああ、取材のためなら色々と繋がっておかなきゃな!」
「で、あのガンダムのパイロットは誰?」
鈴が指を指したのは、ガンダムサンドロック改とガンダムデスサイズヘル、ガンダムヘビーアームズ改、ウイングガンダムゼロ、トールギスⅡの調整を行うヒイロ達だった。
「あ、えーっと彼らもガンダムのパイロットなんだよ。」
「初めましてだな。俺の名はデュオ・マックスウェル、ガンダムデスサイズヘルのパイロットだ。よろしく。」
「ヒイロ・ユイだ。」
「トロワ・バードン。」
「僕はカトル・ラバーバ・ウィナー。よろしく。」
「私の名は、トレーズ・クシュリナーダ。よろしく。」
「名乗ってなかったですね。僕の名前は明堂院いつき。
またの名を、ステラ・ルーシェといいます。」
「俺の名前は織斑一夏。」
「凰鈴音よ。」
「ラウラ・ボーデヴイッヒだ。」
「セシリア・オルコットですわ。」
「シャルロット・デュノアだよ。」
「篠ノ之箒だ。」
「おいまて。ステラ・ルーシェってザフトのセカンドシリーズを奪った、連合の特殊部隊"ファントムペイン"の一人じゃなかったか?!確かガイアを奪った・・・・」
「そう。かつて僕はファントムペインの強化人間として利用され、プラントと連合の戦争のきっかけを作った。その事は否定しないし、素直に認めるよ。
たくさんのザフト兵やベルリンの人達を虐殺したことも事実だよ。
だけども、僕はそれを乗り越える。
例え何があろうとも、僕が殺してしまった人達のためにも必ず全てを終わらせる。」
「その言葉、これからの行動で確かめさせてもらうぜ!」
「皆さん、何話してるんです?」
遅れてきたような声が突然聞こえた。
「キラ・ヤマト・・・・」
「キラ・ヤマトだって?!」
一番反応したのは、やはりいつきだった。
「お前、何やってたんだ?」
「何って、フリーダムの調整をしていたんですよ。」
「フリーダム?!」
そう言いながらいつきは、キラに突然拳銃を向ける。
「なっ!どうして僕に銃を向けてるんだ?!」
「キラ・ヤマト、お前だけは許すことができない!」
「君は、君はいったい?!」
「ベルリンでお前に倒されたものだ!
お前があの時私を倒さなければ、シンはあんなことにならなかったんだ!」
「何を言ってるんだ?!」
「あの時、シンは私を助けようとした!そこで私は全ての呪縛から解き放たれるはずだったんだ!
なのに、お前は周りに流されるままにデストロイを破壊した!」
「君はあの時の!!」
「私は死んだ後に全てを見ていた!戦いの度にシンの心がどんどん壊れていくところを!特にお前達との戦闘を重ねるごとに心の崩壊は加速していったんだ!」
「ふざけるな!あの時倒してなかったら無実な人達がたくさん死んでいったんだぞ!!
そしたら誰がその償いをするのかわかってるのか?!」
「だとしても、お前がやって来た事は全て間違っている!
不殺を心がけていたなら、破壊したモビルスーツのパイロットをその宙域から離していたはずだ。
なのにお前はそれをしなかった。
だからお前は全ての行動が欺瞞だと言われることに気づかないんだ!」
「でも僕は!」
「やめとけよ、キラ。
悪いな、この話に関してはステラ・ルーシェの話が正しい。数々のお前の戦闘を見てきてはいたが、明らかに不殺をしているふりにしか見えなかったな。
不殺を心掛けていたなら、敵のモビルスーツパイロットを助け出してたはずだしな。
どんなにお前の言ってることが正しくても、行動で実践することができなくては意味がない。」
「ですが、僕は・・・・」
「まもなくJUDAに到着です。」
「そうか、この話は一旦終わりだ。」
ここで一旦一区切り。
次回からは再びシン達の目線で話を進めます。