流星が流れる頃にー翔び立つ戦士達ー   作:イグナイテッド

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今回は二回に分けます。


入隊試験 前編

カタパルトから離れたF92とF94は、模擬戦予定空域に入った。

「ここが演習空域だよね?」

「ああ、ここに描いてる限りはな。」

と、レーダーに映る反応があった。

「識別反応、ガンダムアストレイブルーフレームDⅡと、ガンダムアストレイレッドドラゴン改!!」

現れたのは、タクティカルアームズⅡLを装備したレッドドラゴンと、ドラグーンユニットを更に強化したブルーフレームDだった。

「そいつは俺がいじり倒すはずだったんだぜ!仕方なく今回は退いたが、諦めてねぇ!この戦いに勝利したら改造させていただくぜ!」

「ブルーフレームの力を甘く見るな。怪我するぞ!」

 

「なんという迫力・・・」

「でも、負けて入られねぇ!俺たちは何としてもここの仲間に加わってやる!」

4機は散開し、戦闘を開始した。

 

「当たれ!」

ショットランサーに内蔵されたビームライフルを放ちながら、ブルーフレームに接近するカノン。

「甘い!」

エールストライカーにタクティカルアームズⅡとサードの一部装備、そしてローエングリンランチャーを装備したブルーフレームは、その重厚さを感じさせない動きで完全に避けきった。

「やるな、これではどうだ!」

カノンは機体を一度反転させ、その瞬間に足の裏からおびただしい数のミサイルと爆薬内蔵投擲ナイフを放つ。

ブルーフレームはそれを避けきれないと思われ、直撃させる。

「どうだ!」

この瞬間、カノンは勝負あったと思ってた。

だが、次の瞬間それは驚愕に陥れた。

なぜなら、大量のミサイルを浴びたはずのブルーフレームが何事もなかったかのようにそこにいたのだから。

さすがに無傷とはいかなかったようで、機体の至る所に焼けた跡や破損箇所が確認されたが、それでもほとんど問題がなかった

「お前の攻撃、なかなかやるな。だが、まだまだ甘いぞ!」

「どうしてそんなに無事でいられる!!」

「VTPS装甲と特殊装甲を何枚も重ねてるからだ!」

「くっ!」

「次はこちらの番だ!」

ブルーフレームから多数のドラグーンが放たれ、F94に襲いかかる。

「させるかよ!アルテミスの傘!」

F94の背中から4本の大型ビームシールド発生器が展開され、半径6メートルの円型のシールドが展開され、

ゲシュマイディッヒパンツァーがシールド内部と外部に展開された。

そしてドラグーンから放たれたビームを跳ね返し、ソードドラグーンの攻撃をも無効化する。

 

「なかなかやる、では我々の切り札を見てもらおうか!」

背中のストライカーパックをパージして変形させる。

そして、モジュール77からミーティアが射出されブルーフレームとドッキングし、ストライカーパックもその上部に連結される。

「でけぇなおい!」

「驚くのはまだ早い!」

ミーティアからビームソードを出力し、F94に斬りかかった。

「くっ!」

アルテミスの傘を破壊されては困るカノンは、全てのシールドの展開を解除して回避に努める。

 

「どうすれば!」

『そういうと思って、フォーミュラー計画のための追加ユニットを作っておいたよ!』

ビルが突然通信で伝える。

「追加ユニット?!」

『今、熱源反応がそこのアイコンに示されてるはずだ。それが今射出した、追加ユニット"ワイバーンキャリバー"だよ!』

「助かる!すまねぇな!」

『僕たちは君たちパイロットを助ける立場だからね。今コードを送っておいたから、ドッキングを始めて!』

 

「あれが、レッドフレーム?」

「君、そいつについて教えてくれないか?本当なら俺がいじり倒すはずだったんだかな。

そうだ、この勝負に俺が勝ったらそいつの改造をしてもいいか?」

「あくまでもあなたが僕に勝利した時です。」

「よし、交渉成立だ。早速お手並み拝見と行きますか! 」

カレドヴルッフを2本手に持ったレッドフレームがスピードを上げながら、F92に迫った。

それに対し、ビームロングソードを引き抜いたF94もスピードを加速して追い付き、レッドフレームと切り結んだ。

 

「すげぇな、ますます気に入ったぜ!」

「どう言っても渡しませんよ。」

「厳しいねぇ、そう堅苦しくするなよ!」

「この子は私にとって大切な、大切な仲間なんです。」

「仲間ね、ますます気に入ったぜ!」

タクティカルアームズⅡLをアローモードにして攻撃する。

「くっ!」

機体を旋回させて回避させる。

以前とは違い、フォールシルエットストライカーを装備してるため、格段に機動力が増していた。

同時に、シルエットストライカーに連結されていた大型のクロー型装備"マガノイクタチ"を展開させ、レッドフレームに襲いかかる。

(よし!これで動力からダウンさせられる!)

「甘いぜ!」

アローモードからタクティカルアームズⅡLを背中に移し、マガノイクタチモードにして逆にF92に襲いかかる。

「どうしてダウンしないの?!」

「こっちにはな、核・GNドライヴΩ・バッテリー・ハイパーデュートリオンを組み合わせたマルチエンジン"ユニバースドライヴ"を組み込んでるのさ。」

 

(さすが、ジャンク屋!!でも、そこに隙がある!)

ヴェスバーの照準を合わせながら隙をうかがう。

「そこだぁ!」

瞬間的にヴェスバーを展開させ、それもまた瞬間的に放ってカレドヴルッフを破壊した。

「なっ?!カレドヴルッフを破壊した?!」

「あなたには隙が多いです。この僕が言うんですから間違いありません。」

「流石だな、俺の考えよりも上の方を行きやがるぜ!

8!例のユニットを呼んでくれ。」

《既にこちらに来てるぞ、ロウ。》

「流石だぜ!」

 

「なんなのあれは!!大きすぎる・・・・」

突如レッドフレームの背後に現れた巨大ユニットに驚くナミネ。

現れたのは、レッドフレームをはるかに上回る大きさの追加装甲だった。

「驚いたかい?こいつがレッドフレームの切り札だ!」

そこにレッドフレームがすっぽりと入り、動き出した。

「あんな巨体なのに俊敏な動きをとれるなんて!」

『大丈夫!こちらにも切り札はある!』

「ビル?!切り札ってなに?」

『あちらに対抗できる追加ユニットがこちらにもあるってことだよ!』

「あんな巨体のユニットがこちらにもあるの?」

『うん、実はフォーミュラー計画の中にそのような計画があったらしいんだ。それを見つけて僕たちが組み立てたって訳。』

「どうすればいいの?」

『今コードを送っておいたから、ドッキング準備をお願い!!』

 

F92とF94、2機のガンダムが新たなる力を手に入れようとしていた。




次回は新しい力を得て、戦います。
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